Old Garden Roses

紀元前からあるばらもあります。
ARSの定義に従ってLa Franceを区切りとし、
1867年以前からあったばらの系統を原種と区別し、
Old RoseあるいはOld Garden Roseと呼びます。
David AustinのERやMeillandの
Romanticaを含むold-fashioned rosesいわゆる
antique rosesは、モダンシュラブやHTに分類される
ことが多いようです。
色や花の形に個性的なばらが多いと思います。
四季咲きの品種もあります。
香りの強い品種が多いです。
自然交配種をどう位置付けるかとか、ポリアンサや
ハイブリッドムスクはモダンローズだとか
いやはや、アルバとガリカとダマスクとケンティフォリア
の4系統までがオールドローズだとか、種々の
説があり、定義が難しいと思います。
ここでは余り厳密に分類していません。
*作出が1867以降でもブルボン、ガリカに分類されるなら
定義上オールドローズです。


Cardinal de Richelieu
Gallica
Parentage unknown
M. Laffay <1847 (France)

Hybrid Gallicaという分類になっている場合もあります。
さほど大きくならないようです。
青ばらのルーツをたどるとここに
行き着いてしまいます。
ウイリアムロブもそうですが、
開花すぐは赤みが強いですが、時間と共に
赤みが抜けていく感じです。
どちらも良い色です。

2002年5月 鉢植え大苗

William Lobb
Moss
Parentage unknown
Jean Laffay 1855 (France)

強く良い香りがするらしいです。
大きくなるようで半つる性らしいです。
いただいた挿し穂を3本にして挿したのですが
挿し木成功率は100%でした。
昨年は大きく育てるだけで終わったので、
今春始めて花が咲きました。
モスの特徴が良く分かるつぼみはこちらです。
別名は、Duchesse d'IstrieとOld Velvet Moss
というのがあります。

2001年3月 挿し木苗

Souvenir du Docteur Jamain
Hybrid Perpetual


紫色の花の色はオールドローズ特有の色です。
Cardinal de Richelieuの方が色的には良いのですが、
少なくとも返り咲き、できれば四季咲きの性質を
求めてコレになりました。でも返り咲きません。
強い陽射しに弱いらしいので、ウチでは東向きの壁の
前で、午後は日が当たらない場所にあります。
Gloire de Dijonと一緒に咲いている様子はこちら
で見れます。強くよい香りがします。
咲き進むと色がどんどん濃くなって赤みが抜けていく
感じで、バックのレンガと良く調和します。
2001年春の花はこちらです。

2000年5月 新苗

Francis Dubreuil
Tea
Parentage unknown
Francis Dubreuil 1894 (France)

オールドローズでは珍しい黒ばらです。
Teaなのにモダンダマスクの香りがします。
ERの中では見られない色だと思います。
新苗だったのですが、気がついたら花が咲いていました。
カップ咲きの黒ばら+香りも良いということで
すぐに飛びついた品種です。

2002年6月 新苗

Louis XIV
China

Guillot 1859 (France)

チャイナには珍しく?香りが良い品種で、しかも
黒ばらです。
14をフランス語でQuatorzeというので、
ルイ・カトルズと表記される場合もあります。
ルイ14世というのが日本では一般的でしょうか。
親がHPなのにその実生がChというのが???です。

2003年1月 切り接ぎ

Madame Isaac Pereire
Bourbon
Parantage unknown


オールドローズの割には大き目の花が咲きます。
ラズベリーの香りと言われています。
作出年から言うとモダンローズですが、系統が
ブルボンなのでオールドローズということになります。
まる1年は咲きませんでした。2001年の春はいっぱい
咲きました。返り咲きはしなかったようです。
まだ株が若いせいかも知れませんので引き続き
チェックしてみた結果、2002年の6月中旬から2番花
が咲きました。

1999年11月 挿し木苗

Rode de Rescht
Portland (Damask)
parentage unknown
re-introduced 1950 (UK)

イランのRaschtからLindsayを経てイギリスにもたらされたのが
1940年とする説もありますが、ここではARSのModern Roses XIの
記載に従います。
本によってはポートランドローズだったりダマスクローズ
だったりと分類が分かれるところです。
夏までは返り咲きます。

2004年1月 大苗

Chapeau de Napoleon
Centifolia
Sport of Common Centifolia
unknown <1700 (unknown)

ナポレオンの帽子のような蕾の形から
名前があり、とても人気が高いです。
分類としてはモスに入れる場合もあるようです。
別名Crested Mossとも呼ばれるようです。
花よりも蕾の独自性が気に入っています。
この花の写真は2001春に神代植物公園で撮ったものです。
5枚葉(7枚葉)の先の1枚の付け根に蝶ネクタイのような
小さな2枚の葉が出ることがあります。

2001年5月 新苗

Lovely Fairy
Polyantha
Sport of The Fairy
Vurens-Spek 1990 (The Netherlands)

The Fairyよりも濃いピンクで、香りも少し
あるようです。紅葉がきれいです。
これをオールドローズに入れるのはかなり
抵抗があるのですが、シュラブにいれるのも
合わないし、仕方がないのでここに入れました。
京成バラ園芸の分類だとグランドカバーになっています。

2000年12月 鉢植え

Louise Odier
Bourbon

Jacques-Julien Margottin 1851 (France)

色が良いです。甘い強い香りがします。
多少の日陰に耐えるらしいです。
昨年は結構早く咲きました。
返り咲きは初年度はしませんでした。
2002年6月返り咲き少しですが発見しました。2番花。
一緒に誘引してあるGolden Showersとの
競演はこちら、祭りが加わるとこちら
です。

1999年11月 挿し木苗

La Reine Victoria
Bourbon
Parantage unknown
Joseph Schwartz 1872 (France)

別名Reine VictoriaとかThe Shell Roseとも呼ばれます。
強い良い香りがします。カップ咲きがかわいいです。
Queen Victoriaにちなんで名づけられました。
1年目から繰り返し良く咲きました。夏以降は成長の方に
専念しているようです。窒素過多かもしれません。
これも作出年から言うとモダン...ですね。
1昨年の夏、黒点病にひどくやられました。
随分伸びたので、薬液が届かなかったのかも。
去年からはトレリスに誘引してあります。

2000年5月 新苗

Fantin-Latour
Centifolia
Parentage unknown
unknown 1900 (unknown)

ばらなどの画家に因んで命名されています。
でも、交配などなぞの多いばら、とされています。
銘品種なのに、安売りでウドン粉まみれになっている
ところを私に発見され、救出されました。
長いシュートが育った次の年から咲いてくれています。
甘い香りも良いばらです。

2001年5月 新苗

Jacques Cartier
Portland
Parantage unknown
Desprez 1842 (France)

強く良い香りがします。
花つきがよく、1昨年は5月からくり返し花を咲かせて
いましたが、真夏は成長に専念しています。
花が咲かなくなった途端に黒点病が大繁殖しました。
黒点病のために咲かないのかも知れません。
随分伸びました。
昨年はLa Reine Victoriaと一緒に
トレリスに誘引しました。
La Reine Victoriaより一足遅れて咲き始めました。

1999年11月 挿し木苗

Rosa damascena
Damask
Parentage unknown

強く良い香りが売りです。オールドダマスク香です。
植え付けてから少しうどん粉病になりましたが、
黒点は発生が見られていません。
やはり春花は1年目には咲かないのかなあ、
と思っていたら、9月になってから咲き出しました。
2年目の春に爆発的に咲きました。
返り咲きはしないはずですが、今年もチェックして
みます。少し遠景の様子はこちらです。

2000年6月 新苗

Celsiana
Damask
unknown
unknown <1750 (France)

香りのばらでお勧めのものです。
別名Rosier de Celsとも言います。
ルドューテの本にはRosa damascena/Rosier de Celsで出て
います。
これも安売りウドン粉まみれだったのを救出してきました。
2年目で咲きました。結構次から次へと咲いて花期が長く
楽しめました。こちらでは飾りガクが美しいつぼみをどうぞ。

2001年5月 新苗


China
Seedling of Mme. Laurette Messimy
Pierre Guillot 1896 (France)

ほのかな良い香りがします
ダコニールが嫌いで、薬害を起こしやすいようです。
さすがチャイナローズ。繰り返し繰り返し咲いています。
作出年から言えばモダンローズ?。でもチャイナの系統
なのでオールドローズです。季節によって花色が大きく変化します。
1年目は元気なシュートも3本出てきてよく育ちました。
2001年春の花の様子はこちらです。
房咲きの写真はこちらです。

2000年5月 新苗

Souvenir de la Maimaison
Bourbon
Mme. Desprez×Tea


良い香りがします。
いつも、花あるいはつぼみが付いています。
ブルボンの中で四季咲き性は文句無しナンバーワン
です。少しウドン粉病にかかりやすいです。
明治時代の和名に世界図(せかいず:の が入る)
というのがあったそうです。
雨が降ると、薄い花びらがダメになってしまいます。
風も嫌いで、花びらの外側が傷だらけで、枯れたような
茶色くなって汚い感じになってしまいます。
2000年秋のピンクが強く出た花はこちらで見れます。
うなだれて咲く様子(2001年秋)はこちらです。

2000年5月 新苗

(Seedling of) Cornelia
Hybrid Musk
Parantage unknown
Rev. Joseph Pemberton 1925 (England)

ムスク香があるようです。
まだ、実生苗が小さくて、しかもウドン粉にやられて
主幹?がブラインドみたいになって伸びが止まっていました。
一番初めは真っ白の花、次からはピンクの花が咲いています。
昨年1年育ててみて、伸びが悪かったら、
ノイバラに接いでみようかとも思いましたが、
ミニバラとして育てるのも良いかなと考えています。
今年はどこまで大きくなるか、そのままか?
2001年秋に咲いた花はカップ咲きで、別種か?
と思うほど違った花が咲きました。

2001年3月 実生

(Seedling of) Paul's Himalayan Musk
Hybrid Musk
Rosa brunonii×Moschata
W. Paul 1916 (UK)

大きくなることで有名です。
厳密には、本物のPaul's Himalayan Muskではなくて
その実生を育てています。
枝はぐんぐん伸びて1mを越えましたが、花は
2002年春に3つほど咲きました。色は本物よりも濃い
ので、別種として期待していますが
株元は相変わらず細いままです。

2001年3月 実生

Boule de Neige
Bourbon
Blanche Lafitte × Sappho


香りが良いらしいです。
雪の玉という意味の通り、丸っこい花が咲きます。
届いた時に咲いていた花は写真を撮ってから
カットしました。その後4つ房咲きになりました。
夏以降は咲きませんでした。

2001年5月 新苗

Blanc Double de Coubert
Hybrid Rugosa
R. rugosa ×Sombreil
Cochet-Cochet 1892 (France)

早咲きらしいです。
オランダ直輸入という超深切りされた
苗を買いました。他の株と比べても明らかに
芽の動きが遅いようですが、ここはルゴサの
旺盛な成長力を見せて欲しいところだと思って
いたら、新芽が15cm位伸びたところで花を付けました。
弱い香りがあります。
つぼみはこちらです。

2001年3月 大苗

Yvonne Rabier
Polyantha
R. wichuraiana ×Seedling


弱いですが香りがあります。
これぞ、房咲きです。
年末でもつぼみがあって咲きそうでした。
春の咲き始めはやや遅目でした。
深く剪定せずにつるばらとして使える程に
伸びるかどうか試しています。

2000年12月 大苗鉢植え

Sombreuil
Climbing Tea
Seedling of Gigantesque
M. Robert 1850 (France)

このばらのティーの香りが忘れられず、
買うことに決めました。Gloire de Dijon
を買うときに比較して、色が白という点で
選ばなかったのですが、結局買ってしまいました。
初めて咲いた花はこちら
初年度はうわさ通り余り伸びませんでした、
と言っても2m位のシュートになりました。
本領発揮すると、どの程度長いのが出るのか
期待と不安(場所があ...)で見守ります。

2001年7月 大苗鉢植え

Gloire de Dijon
Climbing Tea, Noisette

Jacotot 1853 (France)

こちらの写真は蕾、開きかけ、開花という3段階
が1枚に写っています。
強く良い香りがします。
1年目は、春にはぱらぱら咲いていたのですが
その後つぼみが出てきませんでした。
成長モードに入りシュートが勢い良く伸びました。
完全につるばらの勢いです。
別名(和名)に千里香というのがあります。
明治時代の呼び名のようです。
昨年は、返り咲き性が少し出てきました。
あとは、なんとか新しいシュートを促したい
と思っています。
2000年春の花はこちらです。

2000年3月 大苗


Tea
seedling of Mme. Charles
Guillot 1881 (France)

ティーの黄色と言えば
コレは「まず最初に浮かぶ品種」のひとつでしょう。
もちろんティーの香りも素晴らしいです。

2003年1月 切り接ぎ

Alister Stella Gray
Noisette
parentage unknown
Alexander Hill Gray 1894 (England)

開きかけの薄オレンジ色が薄黄色になり
真っ白まで色が変化します。
トゲも少なく枝も細いので誘引が楽にできます。

2003年5月 切接ぎ新苗

Lady Hillingdon
Tea
Papa Gontier×Mme. Hoste
Lowe & Shawyer 1910 (England)

強く良い香りがします。
これぞ、ティーの香りです。
秋には花を見ていません。
まだ株が若すぎるのに咲かせて、しかもシュートが
出なかったので心配していました。
去年の春、一応シュートも出たのでピンチしたの
ですが、そのシュートその後動きがありませんでした。
その前の年の枝に花は咲いたのですが...
日当たりの悪い所に置いてたせいかも知れず、
今年は少し良い場所に移しました。
そのせいか、春には花もいっぱい咲き、ベイサル
シュートも2本出てきました。
1999年11月 挿し木苗

Mutabilis
China
Parentage unknown
Unknown before 1894

Butterfly Roseとか、Rosa chinensis mutabilis
とか、別名があります。
薄黄色からピンク、そして濃いピンクへと色変わりします。
分類上Hybrid Chinaとする場合もあるようですが、交配が
不明なので、コレ以上の深入りは意味ないと思います。
余り大きくならないようにハンギングポットに植えました。

2001年5月 新苗

Rosa gallica versicolor
Gallica
Sport of Apothecary's Rose
Unknown before 1581

良い香りがするらしいですが、
今年の花の香りは感じられませんでした。
Rosa Mundiの名前でも知られます。
赤と白の斑が何と言っても最大の売りです。
Apothecary's RoseはR. gallica officinalis
のことです。
去年は6月になってようやく花が咲きました。

2000年6月 新苗

Variegata di Bologna
Bourbon
Unknown
Bonfiglioli 1909 (Italy)

良い香りがします。
Rosa Mundiよりも花持ちが良く
カップ咲きで、クリーム白に赤の絞り
というのが何と言っても最大の魅力です。
返り咲きも少しは期待できるという話もあります。
大苗だったので期待したのですが、シュートが
成長ONLYのモードに入っていて、結局1年目は
咲きませんでした。
3年目の今年は、出たシュートをつるばら的に誘引したら
いっぱいつぼみを付けました。開花してみると、
斑の無い紫色の花が並んで咲きました。
枝変わりのようなので、Mauve di Bolognaと呼んで
なんとか繁殖させようと試みています。
腑抜けの所には斑抜けの花が咲くと言うことらしいです。

2001年2月 大苗

Rosa chinensis viridiflora
China
Sport of Old Blush
Bambridge & Harrison before 1845 (不明)

花が咲いているのかどうか注意して見ないと
分かりません。Green Roseの名前でも知られます。
花持ちは著しく良いです。
散るより咲いてくる方が早いので、
どんどん花数が増えます。
2000年夏の写真はこちらです。
2001年の春の花は少しカップがかっています。
2002年の春の開花第1号に輝きました!

2000年7月 挿し木苗

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