あ・そ・ぼ 

常用漢字全??字
・・・詠み込み句会です・・・

季は問いません。いつでも・無しでも。 ご一緒に どうぞ。
(俳句・川柳・つぶやき・・なんでも)

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下にあるのが最初の句です。下からご覧下さい。☆ 


  ・83≪ 安・暗・医 ≫

      夏暗きおもひへ医師の声安らか      百花
      転医先安くて暗し夏蒲団         百花
      医は算術暗黒街に安堵なし        美代子
      西安の暗黒医学青時雨          秀彦
      医者いらず安心立命暗い日も       Aki
      安産や医局春日の暗くとも        百花
      慰安婦の暗闇未だ医に縋る        美代子


  ・82≪ 悪・様・鼻 ≫

      俳諧の鼻祖にも悪句様々ある       美代子
      悪友の鼻よき様やサングラス       百花
      麻疹かも若様悪寒鼻づまり        百花
      悪源太の鼻息が雷落とす様        百花
      悪人ばかりの母様の家系鼻につく     美代子
      悪びれる様子もなくて鼻に薔薇      秀彦
      様子悪く鼻からずれるサングラス     Aki


  ・81≪ 地・旅・薬 ≫

      旅鞄地へ置き薬剤師のラムネ       百花
      旅の地の薬師悔過かな茄子備え      美代子
      薬王や地表の旅の枯野仏         百花
      地獄湯と云ふも薬湯春の旅        美代子
      外地への旅券と薬夏帽子         百花
      薬降る良き旅立ちは地を蹴つて      百花
      旅の地でトマトの色の薬飲む       Aki
      薬莢降る地への旅券や秋思濃し      百花
      旅愁かな麦茶の薬缶地に置かれ      百花
      羇旅の地の大滝薬師如来かな       秀彦
      地の中の旅をするなり十薬は       美代子


  ・80≪ 多・長・読 ≫

      労を多とする読売の長嶋何処?      美代子
      長身の早乙女多勢手順読む        百花
      桜数多長子は読まぬ馬太傳        秀彦
      読経の長き緑雨や多聞天         秀彦
      多分長文読解は落第す          Aki
      遺稿読む長き夜幾多水温む        美代子
      長編小説多読の青春落花生        百花


  ・79≪ 太・通・内 ≫

      太神楽おもて通りのお内儀に       百花
      太一の内へと秋の通りやんせ       百花
      内陣の太虚を通ふ若葉風         美代子
      太棹の内より秋の通ひくる        百花
      桜通底内なる太き幹に          秀彦
      何時よりか太めで通し福は内       百花
      太空に通草がひとつ内視鏡        百花
      太子会や堂の内外通る風         百花
      内科医云うお通じに良い心太       Aki
      太閤通りを内股でくる春の鬱       美代子
      太子堂時空内通する五月         秀彦


  ・78≪ 番・道・声 ≫

      天道虫背番号への声援を         百花
      嬌声混じる道頓堀の春一番        美代子
      番犬や月に産声道路まで         百花
      声に出る合格番号春の道         百花
      簗番の声銹色に説く道理         百花
      道祖神に番傘を差す声かけて       美代子
      声帯を鍛へ夜番の道へ出る        百花
      いにしへの門番の声桜道         秀彦
      番小屋へ美しき声道を問ふ        美代子
      第九番王子街道花の声          秀彦
      道問へば声をひそかに番鴛鴦       百花


  ・76≪ 電・売・前 ≫

      都電来る都踊りの前売り券        百花
      風船売る雷電海岸駅前に         秀彦
      電卓を前の売り買ひ蝶の昼        百花
      電線の店子燕の前奏曲          美代子
      裸電球前後不覚の薬売り         秀彦
      電気屋の売り出しの前花吹雪       美代子
      前生の売文現るる電波の日        百花
      雷電の前世は色を売る女         美代子
      電柱の前で物売る日永かな        秀彦
      生前は淫売でした電車道         秀彦
      前掛けの電話鳴りをり蜆売り       百花
      金魚売り路面電車の前通る        百花
      電池切れ売り場の前で汗をかく      Aki


  ・75≪ 毎・分・店 ≫

      開店休業毎週分かる「あそぼ」の題    百花
      毎々の分別ゴミを店頭に         美代子
      店毎の盆提灯の分かれ道         百花
      店頭へ分け皿毎の慈姑の芽        百花
      三十分毎の花人みやげ店         百花
      毎春に開く店あり分度器買ふ       美代子
      帰省子に分譲地毎のコーヒ店       百花
      春分の菊の花束店毎に          美代子
      宵祭一店毎に子が分かれ         百花
      毎年の春分の日は焼肉店         Aki


  ・74≪ 風・直・刀 ≫

      南風吹く日矛の大刀は直系に       百花
      直列の風に抜刀三鬼の忌         秀彦
      大風の直ぐ振る太刀や山桜        百花
      直情の短刀ありて春疾風         秀彦
      太刀魚やきららの風の直角に       百花
      刀匠の直(ひた)打つ槌や花の風     美代子
      真直ぐな風のあしあと秋刀魚焼く     百花
      刀自買ひし風船直ぐに児は仰ぐ      百花
      春風の真っ直ぐに抜け刀鍛冶       Aki


  ・73≪ 来・野・母 ≫

      来世ある母の虚空の若草野        百花
      野を駆けて黒き聖母よ春来る       百花
      野鳥来る母の家かなうららけし      美代子
      野より来て母衣へ木漏れ日敦盛草     百花
      春の野に来たりて母性めく剣       秀彦
      春の選抜野球ファンの母に来       Aki
      来るとなく母のまします野馬の中     百花
      野へ母子の声あふれ来る涅槃西風     百花
      三月や母音の野性しのび来て       百花
      来光や花野の中の鬼子母神        美代子
      来迎図花野より母連れもどす       百花
      春光来迎地母神の野末かな        秀彦
      野に母を連れ来る春のなかばかな     百花
      春来たる母は野の花愛でにけり      Aki
      春の野に母性のバスが来て停まる     美代子


  ・72≪ 数・組・体 ≫

      組みほどく秋草の数神体詩        百花
      三組の算数は体操になる春野       美代子
      体細胞組む数知らず水の秋        百花
      受験子の巨体が数式組んでをる      百花
      虚体なる人体組織数多 春        美代子
      人体に春の組成や数ならず        秀彦
      無量大数の露や人体組みたるは      百花
      数奇屋的体感足袋と組みひもと      百花
      枯れ体も数のうちなり組子なり      美代子
      一組体操二組算数新学期         百花
      数体を組員沈める春の波止        Aki
      数体のマネキン春が組織され       秀彦
      組体操素足の数の揃ひけり        百花
      体裁や花見組み重馳走の数        美代子


  ・71≪ 船・冬・方 ≫

      上方へ千石船や冬日向          百花
      方墳と船形石棺冬隣           百花
      方形の冬を積み込む連絡船        美代子
      貨客船立方体の冬に去り         秀彦
      西方の明るい冬の船だまり        百花
      方位は冬露人船長痛飲す         秀彦
      方寸の模型の船へ冬日かな        百花
      船方さん冬が明けたらご多忙かい     Aki
      散骨や船の彼方の冬の薔薇        百花
      あの船に冬を乗せたのは誰貴方?     美代子
      船消ゆる方を捲れば冬の虹        百花
      船首に冬をひつ掛け東方へ        美代子
      冬去るも我が方怠惰舟浮遊        小鳩
      船べりに冬が来てをる緋の方壺      百花
      冬の朝船長方位気にしてる        Aki
      舟からは全方円冬枯野          小鳩
      船足に冬の追ひつく方便門        百花
      西方へ舟跡追いし冬の鳥         小鳩
      船長に冬田方眼紙のごとし        百花
      冬の漁船方言飛び交う男達        Aki
      冬の日を箱船の浮く方千里        百花
      冬過ぎて船の行方は何処だろう      Aki


  ・70≪ 少・茶・明 ≫

      少年の茶山で過す春の明け        小鳩
      少し目を細め茶を点て雪明り       百花
      明徳の少年茶飲春の球          小鳩
      少々の茶のあれば足る春夜明       秀彦
      茶花へ添へ少し明るき芽立ちかな     百花
      春少閑薄茶一服明鏡心          美代子
      囀りの明るさお茶目な少年期       百花
      茶を少し飲み少年の春明けし       小鳩
      放哉忌少々の茶と明太子         百花
      少年の茶飲み話は明易し         小鳩
      明眸てふ棗へ新茶少女風         百花
      山茶花の少年を看る明るい芽       小鳩
      少年の大志の明ける茶摘かな       小鳩
      茶の花の明かるさ少女熟れ始む      美代子
      茶葉少しつまんで噛みぬ明けの春     百花
      少年よすでに茶を呑み月明かり      小鳩
      老人と少年茶飲む明け易き        小鳩
      明茶碗の剥落少し竜の玉         百花
      少年が茶山を登る朝の明け        小鳩
      茶の花の明るさ少女期のでこぼこ     美代子


  ・69≪ 図・里・南 ≫

      図書館の南門探し里の春         小鳩
      南下るてふ案内図雛の里         百花
      すさまじや南北千里人間図        小鳩
      海市へは南へ五里と略図あり       百花
      わが愚図は斗南に一人春里程       秀彦
      南千里会場図端とんぼかな        小鳩
      南門をいでて図の里冴え返る       小鳩
      南門を里親と出て地獄絵図        小鳩
      南門を出て千里飛ぶ鳥瞰図        小鳩
      南国の春に図を引く千里眼        美代子
      里人に南山の地図梅の花         百花
      絵図千里流れて南下紙ひいな       美代子
      南北に梅の里あり界の絵図        秀彦
      図の如く南の里はまだ余寒        小鳩
      里山の夏絵図南十字星          百花
      古里や系図砧へ南京錠          百花
      里の図に梅描き入れて南面す       秀彦
      春来たる南総里美絵図のごと       小鳩
      涅槃図や南千里に星上げて        百花
      絵図にある一里が遠き春指南       秀彦
      引く鳥へ南十里の海図かな        美代子
      南天の花や里子の海図好き        百花
      古里の図書館に吹く南風         Aki


  ・68≪ 週・鳥・妹 ≫

      鳥喙の吾妹の影や週る月         百花
      週番の妹を待ち夕千鳥          百花
      花の週末小鳥屋の十姉妹         百花
      妹の鳥週末出世春の鳥          小鳩
      春うれし鳥居を週る妹の恋        美代子
      鳥葬は次週の予定妹の春         秀彦
      妹が鳥であつた日春週る         百花
      妹迷ふ週小鳥来ず春の雪         小鳩
      週末の吾妹の旨寝春の鳥         百花
      週末を鳴く春鳥の姉妹かな        美代子
      冴返る叶姉妹毎週焼き鳥か        Aki
      妹来る週刊誌来る小鳥来る        小鳩
      鳥おどし週の予定は妹の山        小鳩
      週末のこま鳥姉妹リサイタル       Aki
      小鳥くる週刊「姉妹」発売日       百花
      週はじめ朝小鳥来る妹元気        小鳩
      妹の週刊誌読み鳥帰る          Aki
      愛鳥週間甘味処へと姉妹         百花
      週日は姉妹で暮らす鳥の家        美代子
      週末に千鳥横切るあに妹         小鳩
      週末の妹クルスに千鳥来る        小鳩
      週末や焼鳥喰う姉妹かな         小鳩


  ・67≪ 首・走・東 ≫

      首位打者の走者交代ひばり東風      百花
      東勇姿首直きけり小春走         小鳩
      東西の首相滑走春遠し          百花
      手首切る東夷の春や走り火や       秀彦
      首筋を東風走りたる日の懺悔       美代子
      首の差の東風吹くかたへ走り込む     百花
      東とは何処の首ぞ冬走る         小鳩
      東走の旅立つ地球冬の首         小鳩
      東から陽走り冬の首すわる        小鳩
      小春日にのどけし首や東走す       小鳩
      首傾げ東迷走の蜥蜴かな         小鳩
      東奔西走首魁の嘘と花衣         秀彦
      完走の北首や東に春の月         百花
      走りつつ首の東に朧月          Aki
      東へと暴走族の首春かな         百花
      梅東風に走者の長き首揺れて       秀彦
      首を賭け東シナ海冬走る         小鳩
      東京で首になりけり走り込む       Aki
      首飾走って東武に買いに行く       Aki
      東洋の夏に首里来て渚走         小鳩
      東洋の春雷走る首都の上         小鳩
      東洋の香り走るや首の端         小鳩
      東へと首めぐらし春走る         小鳩
      凍て走る東関道を首据えて        小鳩
      猪首や東大生を走らせる         小鳩
      東雲やはや首すぢを走る蟻        百花
      春の首突如走るや東猫          小鳩
      雷雨来て首走り行く東大寺        小鳩
      首切られ東奔西走冬木立         小鳩
      首都高速東へ走る寒満月         美代子
      東宮の首へと走る日雷          百花
      首座の問う東へ走る冬木立        小鳩
      強東風や走狗の首の並べられ       秀彦
      東奔西走夏草に首のこし         百花
      首うかうかとそのまんま東走る      美代子
      東風走る首位はどなたか梅の花      小鳩
      首都東風や冬去りいくや走馬灯      小鳩


  ・66≪ 自・聞・麦 ≫

      聞望の麦のひと穂や自づから       百花
      麦の春自転車で行く聞きし所(とこ)   小鳩
      麦飯自炊モーツァルトを聞きながら    百花
      「麦と兵隊」平伏して聞く自由刑     美代子
      風に麦自刃せしてふうはさ聞く      百花
      麦の朝聞く自らの調べかな        小鳩
      聞く人と自白する人麦の禾        百花
      麦の芽や自走台車の音聞きて       秀彦
      ほのぼのと麦聞き自戒春立ちぬ      小鳩
      麦藁帽の聞いてはうめる自習帳      百花
      自堕落な独語を聞けり麦の地に      秀彦
      麦青む空より聞こえ自主の鐘       百花
      麦を食む自然に見入る新聞紙       小鳩
      ご自愛を野麦峠の伝聞は         美代子
      自尊心ちろちろ麦の風を聞く       百花
      麦踏て自尊心無く聴聞す         小鳩
      聴聞の自利利他の道麦を踏め       小鳩
      麦踏めば悠々自適や新聞紙        小鳩
      新聞紙世間を自問麦踏む         小鳩
      麦踏めば雀自聞す滝の音         小鳩
      麦の風自然新聞めくりけり        小鳩
      二次会や麦とろまでは聞く自解      百花
      自然から聴聞するや麦の帽        小鳩
      笛吹いて自分に聞かす麦の秋       美代子
      天鼓聞く自縛の翼麦の秋         秀彦
      自転車に麦酒二ダース聞道        百花
      自由とは無所有と聞く麦の秋       小鳩
      自傷とは無法と聞くや麦を踏む      小鳩
      自滅とは道理と聞くや麦の笛       小鳩
      自戒とははげみと聞くや麦畑       小鳩
      自転とは万化と聞くや麦の風       小鳩
      麦こがし自然(じねん)に聞こゆ蝉の声  小鳩
      一粒の麦の自照を聞くばかり       百花
      自聞麦知っているようで春の雪      小鳩
      自効てふ稲科の麦に道を聞く       百花
      聞法値遇麦の褌自ら濃し         美代子
      麦踏や自他不二と聞く足踏し       小鳩
      麦鶉聞き耳頭巾に自助と鳴く       百花
      麦とろの自若の味の法を聞く       小鳩
      麦青く風を自由に聞いてゐる       振り子
      自鳴鐘風聞くごとく麦を蒔き       秀彦
      麦の芽の自得してをり多聞天       秀彦
      麦秋や自照記を閉じ香(こう)を聞く   美代子
      麦秋の自らに聞くおもひかな       小鳩


  ・65≪ 寺・答・北 ≫

      北緯三十二度と答へる春の寺       百花
      寺に来て北風直に答けり         小鳩
      北寺に五蘊と小春答けり         小鳩
      北風にご恩と答ふ古寺かな        小鳩
      寒北斗社寺答問録が眠る         秀彦
      東西南北答案用紙の古寺おぼろ      百花
      北風に口答して寺笑ふ          小鳩
      北風に GO ON と答ふ古寺の鐘      痾窮
      潮風へ廃寺の答ふ北寄貝         百花
      禅寺の問答無門北吹く日         秀彦
      答礼す北の寺門の冬日影         美代子
      荒北風へ短き答寺請状          百花
      木枯と北風寺で問答す          小鳩
      答賽や寺寺は北開くころ         百花
      北越の寺凍ててなほ応答す        振り子
      北風に大師答へる東寺かな        百花
      敗北に答へて雪の寺領かな       振り子
      北寺に解答在りと蟻集う         小鳩
      北風の寺だんまりの返答す        振り子
      下北の解答用紙寺山忌          秀彦
      冬の町北風寺に答けり          小鳩
      北海の答混沌寺社消へる         小鳩
      北寺に紅梅芽吹く答在り         小鳩
      春愁ふ北里や尼寺や自問自答       百花
      北斎の寺塔絵問答無用の美        美代子
      寺裏へ魚の答礼北辰祭          百花
      口答して冬北寺に屈みをり        小鳩
      北寺に解答ありと冬虚ろ         小鳩
      北寺で答無き世の初遊び         小鳩
      北鮮の娘よ答へよと冬の寺社       百花
      冬の空自問自答や寺の北         小鳩
      冬の寺北遷化止め解答す         小鳩
      解答す春を待つ日々北の寺        小鳩
      北へと答へて寺を出る花ふぶき      美代子
      問答は寺宝へ及び冬北斗         百花
      北邦に問答の雪開拓寺          秀彦


  ・64≪ 算・馬・夜 ≫

      孕み馬走る寒夜の算盤音         美代子
      神算の仔馬を孕む夜の梅         百花
      卦算の胡馬のうながみ雪後の夜      秀彦
      馬市を起算日として夜の寒九       秀彦
      寒立馬夜ごとの雪の算段の        百花
      馬史秋夜算盤のおと聞きながら      百花
      白き寒夜海馬歪んで算じけり       秀彦
      馬糞踏みし夜の算段桜鍋         美代子
      馬糞海胆ほろろ勝算ある夜かな      百花
      算術の夜を壊せと吹雪の馬        秀彦
      霧の夜の馬の泪を算定す         美代子
      十指での夏算をやめよ馬の夜       小鳩
      馬耳東風算なしけろと夜のかはづ     百花
      馬車道に算木の散れり夜の吹雪      秀彦
      馬脳(瑪瑙)ひとつひたひに春の夜の成算 百花
      夜の雪は算定風袋馬刺し美味       美代子
      寒立馬自動計算機の夜に         秀彦
      聖算の朧夜に浮く馬脚かな        百花
      三寒の牛飲四温の馬食誤算の夜      痾窮
      星月夜和算で馬を数へけり        百花
      馬喰(ばくらう)の算術寒夜明け切らず  秀彦
      算を乱し白馬走れる夜の枯野       美代子
      秋の夜の馬祖の無算のほとけたち     百花
      雪少し算段はずれ白馬の夜        小鳩
      白馬の夜不安算出冬籠          小鳩
      冬籠夜も人馬も不算入          小鳩
      馬の子の危き算の夜の歩み        小鳩


  ・63≪ 作・食・点 ≫

      画家作家ゐる点描の昼食会        百花
      田作も点心も食ふ小正月         秀彦
      食パンの胡麻点点の作為かな       百花
      子の作り食ふ点心や刻む夏        百花
      籾殻に点火す作戦的食指         美代子
      灯を点し夜食を作る寒の底        美代子
      点々と食べこぼしたる冬菜作       小鳩
      無作為の狐火点火食欲か         小鳩
      のびやかに食指を作(な)して初点前   百花
      閑かさや夜食を作る灯を点す       痾窮
      初点前作法食傷気味菓子美味       美代子
      飽食が作りし街に点灯す         秀彦
      食積や作務衣の点す巻たばこ       百花
      満点の夜食作れり寒厨          秀彦
      手話習い軽食作る猿狐          小鳩
      名作を点検するや鍋を食ふ        小鳩
      寝食を忘れ点印冬句作          小鳩
      元旦や食の作法の及第点         百花
      点滴し人食ふ作家や冬籠         小鳩


  ・62≪ 光・社・切 ≫

      切餅やいのちのことば社てふ光      百花
      春社光雲切れ間なかりけり        小鳩
      冬ざれや切なく光る社の灯        小鳩
      冬社光あるかな切られ子に        小鳩
      社背に切腹寒月光絶美          美代子
      切り口の鋭き社説風光る         痾窮
      切干や社友光るも白髪も         百花
      社務所行く切子燈籠や光影        小鳩
      切干と社会と風と光影          小鳩
      切凧の社会に放つ光影          小鳩
      餅花の途切るる光出社の日        秀彦
      大根切る社中のどれも光の子       百花
      縁切りのお社のうら光苔         痾窮
      切が無く続く社会や冬光         小鳩
      春光の切札無くて社会人         小鳩
      春神社光明求む切も無く         小鳩
      春光や切り火の音が社務所より      百花
      新社会人どこを切つても光るひかる    美代子
      嗚呼切に沈黙光る社会鍋         美代子
      個と社会切目無き世の初光        小鳩
      初光社切字の無きがごと         小鳩
      初光社会の切目無くひとつ        小鳩
      出社前切字切字の光浮く         小鳩
      切目無い細き光や社会鍋         小鳩
      光無く社会切々冬籠           小鳩
      閃光に輪飾切らせ船会社         百花
      切々と神社の亀の風光る         小鳩
      光ある夢や社日の切られ与三       百花
      退社して光陰はたと切炬燵        小鳩
      春光や会社に見切りつけやうか      痾窮
      大社道冬の光に切られをり        秀彦
      月光の社へ抜ける切通          百花
      切に降る雪の光芒社会主義        美代子
      切通社にあつまる光る風         小鳩