一句鑑賞

一句鑑賞


 在りし日は愛と思はぬ晩稲かな・・敬親
  向日葵や淋しきものに茎の丈・・たかを
  飛ぶときの魔女には箒時計草・・麻紀
  初富士を見て来て下駄を揃へけり・・寒子
  病名を知らぬ子の飼ふ甲虫・・碧空
  春愁や舌で選り出す魚の骨・・登
  秋風や模様の違ふ皿二つ・・石鼎
  はたはたと象の耳鳴る大暑かな・・久江
  若葉光開きて小さき柩窓・・麻紀

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