短歌

とはのよに
おんてひろげて
ははそはの
ははのますとふ
そのとはのよを


絶望といふ名の星がこの空にあるならしばし輝いてみよ


ほうたるのわが身へ水の薄墨のいよいよあはく消ぬべきものを


あぢさゐのあすはなにいろにじなればきえてなくなるすべもあるもの


天才の真理得してふ身ぬちより吹き上ぐるもの見たし聞きたし


瞑目の極みの君が知性もてなほ得ざるもの我や与へむ


冬に生れ冬を愛する人の手の冷たきにこそ触れめとぞ思ふ