フトモモ、フートー
(フトモモ科) Syzygium jambos (L.) Alston.
 
 フトモモは熱帯アジア原産の小高木である。
 フトモモの和名は、沖縄方言のフートーに由来するもので、フートーは中国名の蒲桃(プータオ)から転じたものと云われている。
 沖縄では古い時代に導入された様だが、今では栽培されているものは少なく、ほとんどが野生化したものが残るのみである。フトモモは湿り気がある土地を好むようで、山中の谷間や川沿いで見つけることが多い。
 沖縄では6〜7月に結実する。

フトモモの果実

 果実はそのままかぶりついて生食するが、味は淡泊で、果汁は少なく、果肉が粗いと難は多いがバラに似た香りがある。この香りにより、英名のローズアップル、中国名の香果などが付けられたことからも、フトモモを特徴づけるのは香りであると云っても過言ではない。果実は、そのままでは生食に適しているとは言い難いが(管理人は学生時代に山中で見つけたときは、よく食べていたが)、ゼリーの香り付けや、果実の内部が空洞になっているので、そこにアイスクリームを詰めるなど工夫をすれば用途は広がるものと思われる。
 果実は内部に若干の空洞をもち、1〜2個の種子が含まれている。

フトモモの果実断面

  フトモモの花は沖縄では3〜4月に開花する。

フトモモの花


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