ランサ、ランサット、ドゥク
(センダン科)Lansium domesticum Jacq.
 
 ランサはマレー半島原産の小高木である。
 ランサの果実は小型のスーパーボール程度(直径4冂度)の大きさで、花序にブドウの房状に着果する。この花序は幹や太い枝から直接生えると云う。
 果皮は薄いが強靱である。しかし果皮の一部に刃物で切れ目を入れると、後は爪で剥くことができ、果肉との離れがよく美しく剥くことができる。
 ランサの果実で食用になる部分は仮種皮と呼ばれる部分で、果実1つ当たりにミカンの房の様に5つの仮種皮があり、そのうち1〜2個の仮種皮に緑色の種子が含まれている。仮種皮の味は、甘みのあるハッサクの様で適度な糖酸味と苦みがある。ただし種子を誤って咬むと、非常に苦い。

 ランサの仲間には、生食用に品種改良されたドゥク(Dookoo)と呼ばれる、果実が大きく、仮種皮部が厚く、種子が小さく、食味が優れたものがある。またドゥクは、総花柄、がく片、若枝及び小葉の下面に薄く細毛を敷くか又は無毛に近いと云う(ランサは、これらの部分に密に毛があるらしい)。イロンオリーブはインドやマレー半島を原産とし、フィリピンや台湾などでも見られる。台湾ではオリーブの代用品として栽培を奨励したこともある様だが、果肉に乏しく、種子が大きく、肉質も低いなどの理由で経済栽培は定着しなかった様だ。
ランサの果実


 ※当ページに掲載しているランサの写真は、管理人がタイで撮影したものである。

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