バンレイシ、シャカトウ、アテス、シュガーアップル
(バンレイシ科)Annona squamosa LINN.

 果実表面の凹凸が仏像の頭髪に似ることから 「釈迦頭(しゃかとう)」とも呼ばれる。また台湾などでは、南蛮国(ここでは南米産の意か?)のレイシ(ライチ)という意味で「バンレイシ」とも呼ばれる。アテスとは、ブラジルにおける本果樹の呼び方 Ate に由来する。
 原産は南米であるが、現在では東南アジアなどでも栽培されている。沖縄でも庭木果樹として導入されている。
 味は糖度20度位で甘いが、種子が多く、種を出すのがやや面倒である。またクリーム状の果肉中に石細胞を多く含むためジャリジャリとした食感がある。そのことから本果樹の英名は、シュガーアップルと云う。
 なおバンレイシには果皮の赤い品種もあり、レッドアテスと呼ばれる。

バンレイシの果実

 バンレイシの花は3枚の萼(がく)を有し、下向きに咲く。
 沖縄では春から夏にかけて開花し、果実収穫時期は夏の終わりから冬にかけてである。


バンレイシの花

 果実の収穫適期は、果実表面の突起が滑らかになり、果皮色が薄くなることからわかる。バンレイシは完熟しても落果しないため、適期に収穫を行わないと樹上で裂果する。
 収穫した果実は室温で保管し、数日後に押さえて柔らかくなったり、果実が裂果したときが食べ頃である。なおバンレイシは冷蔵庫で長期保管すると低温障害のため果皮が黒くなり、果肉の状態も悪くなる。そのため冷やして食べるときも、食べ頃の果実をラップに包み半日程度のみ冷やして食べるようにする。

収穫されたバンレイシの果実と果実断面 


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