カウンセリング体験談

7月25日(水)よりカウンセリングを受け始めました。
自分自身のの職務に対する切羽詰りを何とかしたいのと、
カウンセリングを受けるというのはどういうことなのか、体験を通して学びたいと思ったのです。
時間に余裕がある今のうちに、私の続けられる範囲で、カウンセリングしていただくことになりました。

1回目 7月25日(水)
予約はしたものの、どことなく落ち着かない。
どんな話をすればいいのだろう?どんな人が相手をしてくれるのだろう?
ぼんやりとした不安を抱えつつ、カウンセリングルームへ予約時刻より15分前に到着。
室内へ入ると、メガネをかけた地味な印象の、20代後半くらいと思われる女性が登場。
ごく普通に挨拶を交わした後、「これに記入してください」とアンケートを渡される。
アンケートの内容は、住所・氏名・電話番号、それから職業・年齢等など…、
そして、「相談したい内容」を記入する欄が広く取られている。
記入していると、「中にお入りください」との声。
いわゆる「カウンセリングルーム」に入室。
うーん。窓があって白い壁で、爽やかな部屋。マニュアル通りである。
カウンセラーの女性と、対面で座る。これはちょっと意外であった。
90度の角度で座るのかと思っていたのだが、全てお決まり通りに進むものでは
ないのねーと、納得した。
カウンセラーは、先ほどお会いした、メガネの女性であった。
はたまた、普通の挨拶を交わし、いよいよ本題。
私の記入をもとに、カウンセラーが質問をしてくる。
私は、答えながら、色々話す。
制限時間は50分。料金は5000円。10分千円だ。無駄にはできん!(笑)
との意気込みが効を奏したか、十分に話したいことを話すことができた。

話してみて。
カウンセラーという人は、とことん私の思考の流れに沿って話を流してくれている
ことを実感した。
一切、反論はせず、そのまま聞いている。
カウンセラーの方から切り出す話は、質問が少々。
しかし私の思考の方向性とズレるような質問であれば、すぐに取り下げて
私の話しやすいように修正を掛けてくださっているようだった。
50分も話せるかなぁ?と不安になる必要など、全く無かったようで、
50分間、思う存分私の愚痴のようなものをとことん聞いてくださった。
途中でカウンセラーの方で勝手な流れを作ったりすることが一切無いため、
私の思い・考えを十分深めることができたような気がする。

今回は、ただただ「こんなにきちんと聞いてもらえるんだ?」ということに感動した。
自分の問題にどう立ち向かうかはこれからの課題だが、
聞いてもらえる気持ちよさは、少しながら理解できた気がする。
そして、今までただ生徒の話をそのまま聞いている自分を、常に「これでいいのかなぁ?」
と不安に感じていた私だが、ただそのまま聞くことが大事なことなんだなぁって、
実感することができた。
次回が楽しみである。



2回目 8月1日(水)

8月1日の出来事を、10月21日に思い出しながら記述するので、記憶が非常に曖昧。
とりあえず、思い出しながら書いていこうと思う。
この日は、2度目ということもあって、非常にリラックスした状態で現場についた。

前回は、ダダダダダダダダーーーーーーーーーーーッと、愚痴をぶちまけた感じであった。
カウンセラーは、私の愚痴を否定することなく、そして、余計な指示をすることもなく、
受け入れてくれた。
私の感じている苦痛・不満は当然のものとして、受け止めてくれた気がする。
そのおかげでか、自分の状況について、私は少し冷静に見られるようになったようだ。
今回は、改善策について、私の方から切り出してみた。
「1週間考えてたんですけど、この件についてはこういう風にやってみようかと思うんですよ。」
・・・こんな感じで。
私の考えた対策のようなものを、カウンセラーは聞いてくれた。
そして、具体的にその方法が実現可能か、そして、その方法で、問題が本当に解決できるのか
丁寧に検討してくれた。
一緒に考えるような形で、話をしてくれた。
カウンセリングって、ただ聞くだけじゃないんだなぁって思った。
そして、カウンセリラーが助言してくださった内容が、非常に的を得ていて、
ナルホドなぁ〜と思うことしばしば。
私の思いついた改善策では、全ては解決しないだろうなぁ、ということもよく見えた。
そして、私だけのために他人(この場合カウンセラー)に、こんなに丁寧に時間を使っていただけて、
カウンセリングとは、なんて贅沢な行為なんだろうと思った。



3回目 8月22日(水)

前回のカウンセリングから今回のカウンセリングの間に、私はひどく落ち込む体験をした。
出張で、カウンセリング研修会なるものに参加した時のこと。(8月8日)
そこで、10数名の前でロールプレイをやらされることに急遽、なってしまい。
(ロールプレイとは、役を演じることです。
 カウンセリング研修の場で、いろいろな立場の人の心を疑似体験するためや
 ≪たとえばいじめとかいろいろ≫、カウンセリングの技術向上のために、用いられます。
 ≪この場合はカウンセラー役とクライアント役でやる≫)
私は、謹慎中の生徒の家庭訪問をした、担任役。
生徒は、何をしたんだっけ?忘れちまったが、とりあえず無期謹慎でずっと家にいる状態で、
「早く学校に戻りてぇよ。」と思っている設定だった。
・・・まず、「え?謹慎?家庭訪問?そんなのやったことないし。わかんないんだけど!」
という思い。焦り。
それでもロールプレイは始まってしまい。
私の言葉は空しく空回り。生徒(役)はムッツリ黙りこくったまま。
頭の中は、「どうしよう」が100万回ぐらい回っているだけ。
沈黙のなか、演技時間を終え。(っていうか、始終沈黙になっちゃった)
10数名、皆で検討会。
「あの時、こう言えばこうなったんじゃない?」(←観察してた人)
「〜さん(私)にこう言われて、白けちゃったんですよね。」(←生徒役)
せっかく皆さんで色々助言して下さっていたんだが、私は気分が落ち込むばかりで
どうしようもなかった。落ち着いて聞ける状態でなかった。
勤めはじめて*年になるのに、担任が謹慎中の子どもの家を訪問する時の
やり方とか、話すべき内容とか、私は何も把握していないんだ・・・。
日ごろよく知っている養護教諭や教員もいる中、とんでもなくみっともないところを晒してしまった。
私は、自分がいかにダメか、成長していないか、見せ付けられてしまったような気分で、
すっかり落ち込んでしまった。

そしてその後、またカウンセリング関係の研修会で(こういう研修、いっぱい受ける機会がある)
今度は2日間、泊りがけで、構成的エンカウンターグループに参加した。
(構成的エンカウンターグループを説明するのは難しい・・・。
 いくつかのワークを通して、グループが自己開示・自己理解・他者理解を深める過程とでも
 いいますか・・・。心が生き生きします。グループ自体が成長します。)
ここでは、落ち込んだ気持ちを癒される思いがした。
前回の研修で、ダメな自分にばっかり目を向けてしまった私だったが、
こちらで、たくさんの人の目の中で、魅力的な自分・個性的な自分を発見することができ、
自分の目が、自分の全体像を捉える方向に向いた。
そして、「まるで成長していない」と思っていた自分が、
*年間の勤務の中で、ほんの数センチかもしれないけれど、しっかりと成長していることを発見し、
元気を取り戻すことが、できた。

う・・・、ずいぶん長々と研修関係について書いてしまったが。
このあたりのことを、3回目のカウンセリングでは、聞いていただいた。
聞いていだだきながら、この心の動きを冷静に見つめなおすことができた。
そして、私の揺らぎは、働き始めて、やっと後ろを振り返る余裕が生まれてきたからこそ、
だからこそ起こってきたのかもしれないね。と話してくださった。
後ろを振り返って、不安定な自分が見えて、揺らいで落ち込んだりしやすい時期だからこそ、
今、じっくり少しずつ、根本を掘り返し、肥料をやって、今後安定して育って行くための
土作りをするといいのかなぁ。と、抽象的に話してくださった。
そして、なにより、こういう普段あまり表に出さない心を話して、受け止めてもらえる場があるって、
いいなぁ。と、強く感じた。
さらに、聞いてもらえる喜びを実感できたところで、私が日ごろ大切にしている
生徒の話を一生懸命「聞く」という行為に、心から自信が持てるようになった。
聞くってすごいことなんだ。聞いてもらえることって、こんなに幸せなことなんだ。と、
私自身が強く実感できたからこそ、生徒に対する自分の行為を、強く肯定できるようになった。


 
4回目 10月3日(水)

2学期の勤務が始まり、1ヶ月が過ぎた頃、カウンセリングを受けた。
2学期が始まってから、学校の仕事は非常に楽しくなった。
相変わらず忙しいし、ムカつくこともしばしばなのだが、でも楽しいのだ。
1学期のような切羽詰った苦しさが、すっかり取れ、生き生きと生徒を相手にできていた。
そんななかでのカウンセリング。
「うーん、何を話そう・・・」と、ホンキで困ってしまった(笑)
人は(私は?なのかも)苦しい時にはいくらでも話せるけれど、うまく行っているときには、
あまり言葉が流れ出て来ないのだなぁ・・・。なんて、思った。
今までのカウンセリングの経過を振り返って、今回の経験が、
いかに自分にとってプラスになったかを、カウンセラーに話した。
カウンセラーは、照れていて可愛かった(笑)
私だけのために他人(この場合カウンセラー)に、こんなに丁寧に時間を使っていただけて、
カウンセリングとは、なんて贅沢な行為なんだろうと思った。」
という内容を彼女に話してみると、「あー、そういう感じ方もあるのね〜。」
と、カウンセラー自身も、新たな気付きを得られて嬉しい、ということを返してくださった。
とりあえずは元気になり、すごく勉強になったことを伝え、
今回のカウンセリングは、一応終了の形を取った。