やっぱり電話帳を開いて、リビングに横になりゴロゴロとしていた。

誰か歩いてきてわたしの家のポストに何か入れていった。
「なんだろう?」
すぐに起きて見に行った。

取り出したのは
『エホバの証人が教えない事』というチラシだった。


「エホバの証人が教えない事ぉ???」

チラシを入れて行った人の後姿がまだ、あった。
追いかけようかな?とも思った。
でも、この間みたいなヘンな教会の人かどうかもわからないし・・・。
とにかく、あとで電話しようと思えばできる連絡先が書いてあるし
そのデッカイ男の人の後ろ姿を見送った。
エホバの証人がすぐに教えない事。

*誕生日を祝わない事
*格闘技を拒否する事
*祝日を祝わない事
*母の日をしない事
*子供をムチで叩く事
*輸血拒否をする事

なんか7つくらい書いてあったと思うけど、誕生日をしないなんて
ホントに初耳だったから、本当に驚いた。
子供をムチで叩く、ゴムホースで叩く?SMか?!信じられなかった。
まるで創価学会が「日蓮法主は芸者をはべらせている!」と言って
バカな合成写真を雑誌に載せているようにしか見えなかった。


数日後、拓也くんに
「ねぇ、エホバの証人って誕生日しないの?」と聞いた。拓也くんは、
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。誰から聞いたの?」と逆に聞いてきた。
「なんか、そんな事聞いたから。」と答えると
「僕はしらないから、聞くんだったらお母さんに聞いたら?」と言われた。
「(小さい時から集会に行ってよく勉強してたのよ、ってお義母さんが
 言ってたのに、知らないはずないじゃん。違うなら違うっていうだろうし、
 そうならそうだって言えばいいのに。)」やっぱり何か隠されてるなって
不安になって、ますますエホバの証人の事がわからなくなった。


数日後、お義母さんに同じ事を聞いたら「拓也には聞かなかったの?」と
聞かれた後、
「『死んだ日は生まれた日に勝る』って聖書に書いてあるから、
 エホバの証人はソレを守って誕生日を祝わないの。」と答えてもらった。

「死んだ日が生まれた日に勝るわけないじゃん。だいいち、死んだ日が
 生まれた日に勝るからって『だから生まれた日を祝ってはいけません』
 って書いてるわけじゃないじゃん。」と思っていた。
更に半年後くらいに、拓也くんに↑(これと同じこと)言うと、
「ノリみたいに考えてる人はエホバの証人にはなれないよ。」と言われた。
「じゃぁ、アンタはどうなのよ?!」とムキになっていると
「すぐにそうやって言うから、飽き飽きなんだよ。」とそっぽ向いて黙られた。


わたしの家の家庭崩壊はすでにはじまっていた。







            牧師、伝道に来る

























































































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