茶筅について 実験くん!

・・・・(下記のつづき)
「えぇい!自分自信でその差を比較してしまえぃ」と我が家にある二種類の薄茶用茶筅を比較してみました。

数穂 百本立
穂先が72本ある(らしい) 穂先が100本ある(らしい)
茶道具屋で薦められ購入 お茶屋さんで薦められ購入
どちらも2000円〜3000円位だったような・・・自信は無い
数穂 百本立
横から見ると・・・
数穂 百本立
上から見ると・・・
数穂で点てたお茶 百本立で点てたお茶
同じお茶碗、お茶で点ててみました。
わかりにくいと思いますが右の「百本立」のほうが
ちょっとだけ泡が細かい・・・かな?

お抹茶を点てたいと思うと、何が何でも茶筅は必須アイテム。

スーパー、お茶やさん、通販、どこででも買えるけど、どれを買えばいいのかわからなかった。
値段もさまざまだし、そんなに安いものでもないし。

お茶屋さんで「どれがいいんですか?」とたずねたら、「お薄なら穂先の多いほうがいいです」と言われ

茶道具屋では「数穂です」と言われて購入。
いろいろ出してくださって、使いやすいのを自分で選ぶように言われました。
茶筅購入初心者には難しい選択でした。(何かポイントでもあるのでしょうか?)

せっかく二種類あるので
「えぇい!自分自信でその差を比較してしまえぃ」と
我が家にある二種類の薄茶用茶筅を比較してみました。



茶筅や竹の茶道具を作っていらっしゃる、通りすがりさんに教えていただきました。

軸の太さは数穂、八十本立、百本立と穂の数によって太さに違いがあります。
基準は八十本立で八分の太さです。

お稽古用の茶筅(家庭用)よそいき(茶会用等)の区別はありません。
価格も同じです。現在は輸入(中国製)がありますから、中国製は安いですけど。


購入のポイントは、輸入製品には作者の名前は入っていません。
たとえ、道具屋さんの名前が入っていても、作の名前が入ってないのは輸入とお考えになった方がいいです。
他には、穂の硬さを(下が硬く、穂先が柔らかめとか、全体に硬めとか)注文をつければ、それで製造してます。
(道具屋さんや、御茶屋さんに注文しても無理ですが)
道具屋さんで購入されて自分に合わない場合は、他の道具屋さんに変更するとかですね。(作者を変える)
基本的に作者で基本的な硬さに違いがありますので、作者を変えない限り同じ茶筅になってしまいます。
別注で糸の色や硬さの変更があっても、価格は同じですよ。(私の場合)
作者によっては割高にしてる場合があります。

他に、柄杓の場合は安物は所詮安物です。(製造段階で手抜きしてます)並、中、上とありますが、
中で十分でしょう。

花生けや他の道具(残るもの)は作者で価格、物に大きな違いがありますので、
これは、沢山の作品(色々な作者の作品)を見て勉強していただかないと、なんとも言えません。



詳しくありがとうございました。
竹製品ご購入の参考になさってください。



表千家は煤竹すすだけ=赤茶色
裏千家は白竹(青竹が色あせたクリーム色)
武者小路千家は黒竹(正式には紫竹)
で作った茶筅を通常使います。

煤竹
ススダケ
長い間いろりやかまどの煙にくすべられて煤色になったもので稀少な竹。
なので、茶道具になっても結構なお値段がするそうです。
裏千家でも「貴人点」というお点前で、
家来にあげるお茶を点てる時だけに煤竹の茶筅を使用します。
白竹 竹を火であぶり、にじみ出た油を乾いた布でぬぐいとり、
太陽のもとに約10日間置きます。
黒竹(正式には紫竹) 竹を火であぶり、にじみ出た油を乾いた布でぬぐいとり、
太陽のもとに約10日間置きます。
現在はお湯で油ヌキをします。干すのも約30日〜40日間干します。

結局、茶筅比較の結論はというと
キメ細かい泡が好きな私としては
百本立の勝ち!
でも、大差はありませ〜ん。

数穂って、濃茶用だと思い込んでいたけど、
実は薄茶用だったんだと、とても勉強になりました。

百二十本立もあるそうです。




茶筅は使い込めば込むほど、どんどん傷んできます。
消耗品だと思って、穂先が欠け出したら新しいものに買い換えましょう!
そのほうがお茶がおいしくいただけるよ。

ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
実験くんより!


古い茶筅の活用法!

宗恒先生より

ホットココアを作るとき、少量のお湯にココアを溶かす時茶筅を使ってみました。
とても上手くいき 茶色のお濃茶風になり、そこにミルクを加えて温めましたら、
なめらかでとてもおいしいココアができました。
思いがけず、古い茶筅をRe Useすることが出来ました。

お濃茶を練る練習にココアを使うと安上がりでよいと
私の師は教えてくださいました。
ココアは体に良いけれど、飲みすぎはふとっちょになるからね〜。



sunnyさんより

古くなって先がボロボロになってきたら、切りそろえて、
ザルだの、すり鉢だのの細かい目を洗うのに、結構いけます。
(傷が付きやすい物は駄目ですよ。)
お茶筅供養どころか、使い切っています。

すご〜い!細かい目の間も綺麗になりそう!
そこまで使ってもらえれば、茶筅も喜びますね。


私はと言うと…

カプチーノ用にホットミルクをあわ立てる時の必須アイテムです。
お裏で鍛えていただいているせいか、
スターバックス並のクリーミーなカプチーノが出来ますよ。
その茶筅でお抹茶もたてますけど、へへへ。

茶筅供養


京都、紫野大徳寺の塔頭、総見院(常時拝観はできない)では
利休忌にいっぱい使った茶筅の供養が行われるそうです。
その日はお茶会が同時に行われ、一般人でも参加できるみたいです。
詳しいことは直接お問い合わせください

↓の写真は、供養の日ではありません。

本堂の前にある。本物のお墓みたいですね。
供養塔というのでしょうか?
正式名称がわからないのですが
花入れ(両脇に立っている)は茶筅の形、
水入れ(中央)は抹茶茶碗の形なんですって。
赤い砂の上で茶筅を燃やし、供養をするのだそうです。

私の使った茶筅ちゃんたちも成仏してね〜。
(心の中で供養してきました)
供養とは関係ないですが


大徳寺の山門「金毛閣-きんもうかく-」。
一層(一階)は一休宗純が作ったと言われ、
千利休が二層(二階)を建て増した。
ある時2階に千利休の労をねぎらい
立ち姿の木造が安置された。

大徳寺参禅のために門をくぐる太閤秀吉は、
「利休の股の下をくぐらせるとはいかなることや!」
と立腹し、切腹を命じたといういわれがある。

(理由はそれだけではないらしいです)

茶筅は消耗品。あんなに芸術的で必要不可欠な道具なのに、他のもののようにずーと残ることはないのです。
だからこそ茶筅供養があるのですね。茶筅ちゃん、いつもありがとう!

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