アルゴビルダー

QV画像の一括読み込み


 カシオのデジカメQVシリーズ。これを持っててカシオペアにした人もかなりいると思います。そのためのソフトの一つ、アルゴビルダーで一括読み込みができる予定だったのにうまく行かないのは困り者ですね。


そもそもの原因

 なぜ一括読み込みするとハングアップして、おまけにメモリまで破壊してくれるのでしょうか。これね、たぶん、デジカメのデータ転送速度とカシオペアの処理、そしてCFカードへの転送速度の三要素それぞれのタイミングや速い遅いがそろわないのが原因だと思うんですよ。「実際の転送速度」の項でも触れたように、COMポートからのメインRAM内へのデータ転送のほうがCFカードよりも速いんです。で、みなさんはアルゴビルダーは十中八九CFカードに入れてますよね。そこへ処理の遅いカシオペアです。遅いCFカードと遅いカシオペア、一人だけデジカメが速い…。これが原因だと思います。


傾向と対策(傾向)

 では、どうすればいいんでしょ。QV−LINKと違って通信速度は変更できません。カシオペアの速度も変えられません。そこで残るものはCFカードです。ようするにデータを読み込む場所を本体RAMにすればいいわけです。

 でも、保存先を本体RAMにしただけではやはりだめです。アルゴビルダーはアルゴビルダーがインストールされたフォルダにTemporaryというフォルダを生成して、一時的に保存、読み込みが成功した時点で改めて指定された保存先に保存し直します。ですから、読み込み中に転送される場所が本体RAMになければいけないわけで、結果、アルゴビルダーも必然的に本体RAMにインストールされていなければいけないわけです。

 しかし困りましたね。カシオさんが本体RAM内に一時保存をするようにアルゴビルダーを書き換えてくれればいいのですが、今のところその様子はありません。アルゴビルダーを本体RAMにインストールするしかないようです。でも、このソフトも軽いソフトではありませんから、できればCFカードに入れたいところです。


傾向と対策(対策)

 そこでですね、みなさんにひとつ聞きたいことがあります。

 「アルゴビルダーでよく使う機能はどれですか?」

 大抵の人はデジカメの読み込みだけだというでしょう。ですから、今回はアルゴビルダーの一括読み込み機能部分のQVアルバムだけを残して他を削除し、軽くなったところで本体RAMに入れましょうという事なんです。


実際の作業

 では実際にやってみましょう。

  1. まずはCFカードにインストールしたアルゴビルダーをアンインストールします。
  2. 今度は本体RAM内にアルゴビルダーをインストールします。
  3. アルゴビルダーをインストールすると、アルゴビルダーのフォルダーに「Template」というフォルダが作成されています。この中のファイルを表1に示したファイルだけを残して全て削除します。

 これで、総容量約173.2kbになりました。試しにアルゴビルダーを立ち上げると、QVアルバムのアイコンしか無いのがわかると思います。


表1 Templateフォルダに残すもの
QValbum16.2bp
QValbum32.2bp
QValbum32m.2bp
QVLayout1.2bp
QVLayout2.2bp
QVLayout3.2bp
QVLayout4.2bp
QValbum.tpl


立ち上げるとQVアルバムだけに…


 「またインストールし直すのは面倒だよぉ〜」という人は、次の手順でも結構です。

  1. CFカード内のアルゴビルダーのフォルダーを本体RAM内に移します。
  2. アルゴビルダーのフォルダーに「Template」というフォルダがありますので、この中のファイルを表1に示したファイルだけを残して全て削除します。
  3. RegEditで
    LocalMachine\Software\Apps\Argo-Builder\InstlDir
    の値を移動先のパスにしてあげます。


でもジャマだという人は

 これで軽くなったとはいえ、100kb超のファイルはジャマだ、今まで苦労してCFカードにいろいろと移したのが水の泡になるという人もいるでしょう。そのような方にはさらにオプションがあります。

  1. 上記の手順で本体RAMにインストールし直す。
  2. インストールし直したアルゴビルダーのフォルダーをCFカードにまるごとコピーします。
  3. 本体RAM内のアルゴビルダーのフォルダーを削除します。

 「はぁ?」と思うでしょう。まぁ、聞いてくださいな。

 この設定ですと、レジストリに書かれた情報は本体RAM内にインストールされた時のままです。これですと、CFカードからの起動はもちろんできません。そもそもこれでは元の木阿弥です。えっとね、ようするにアルゴビルダーを使いたい時にだけフォルダーを本体RAMにコピーしてQV画像の一括読み込みをし、終了したら本体RAM内のフォルダーを削除するというわけです。移動じゃありません、コピーですよ。これならエクスプローラでの手間もそんなにかかりません。

 このオプションはあくまでも普段はアルゴビルダーを使わないが、QV画像の都合で一応押さえてありますという人向けです。もしくはカシオさんがCFカード完全対応版を出すまでの暫定処置とみてもかまいません。


 これでなんとか使えるようになります。テンポラリフォルダのパスを本体RAM内に設定するだけだから、すぐにカシオさんが対応してくれると思うんですけどね。今のカシオさんならやってくれます。きっと、たぶん、おそらく、そのうちに、もしかすると…。


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