IBM ThinkPad 560X (2640−65J)のクロックアップ


 親がノートPCを買い換えたので、今まで使っていた「ThinkPad 560X」を使わせてもらうことになりました。

 これはもともと、メモリが32MBで、HDDが2GBだったものです。しかし、これでは何もできないので、メモリは96MB(最大)に増設、HDDは6.4GBに換装しました。

 うわさによると、増設メモリは128MBが使えて計160MBまで増設が可能なようですが、ビデオメモリの部分をいじるそうですが、OSによって設定しないとだめで、肝心の128MBのメモリ自体、入手が困難なようになってしまったようです。

 HDDは、8.4GBまで認識するそうです。しかし、某ユーティリティーを使用すれば20GB以上まで認識できるそうですが、インストールのときなどのエラーの原因になりやすいそうなので、6.4GBが無難です。設定も面倒そうですし・・・(^^;

 ということで、できる限りの改造はしてしまったので望みなしのノートでしたが、CPUをクロックアップできるそうなので挑戦したいと思います。

 今回は、MMX Pentium 200Mhzを233Mhzにします。33Mhzのクロックアップ、効果があるんでしょうか?リスクが高い割にはリターンが少ないように感じられますが、Pentiumのクロック上昇では大きなリターンが期待できそうです。

 ※改造はくれぐれも自己責任で、行ってください。改造を行うと、メーカーの保証は一切受けられません。また、失敗してもこちらは何のサポートもしません。同じ機種でも改造可能なもの不可能なものがあるかもしれません。改造を行う場合は、このことを踏まえて行ってください。

 今回の改造は、若人さんのHP「-め組-」で紹介されている改造方法を参考にさせていただきました。また、若人さんにいろいろとアドバイスしていただきました。この場を借りて、御礼を申し上げます。

 ThinkPadの分解ですが、バッテリーをはずして底面のネジを10本と、隠しネジ4本をはずします。長さが違うネジがあるので、どこのネジであったか間違えないようにしましょう。

 そうすると、キーボードの周りのカバーが外れます。かなりはずしにくいので、慎重に行わないとカバーの破損につながりますので気をつけましょう。

 そしてキーボードを手前にひっくり返すと、下の図のようにシステムボードがあらわれます。

 システムボード上のチップ抵抗をはずします。下図の丸をしている部分です。(上図の赤丸の拡大が下図)

 以上で、改造は完了です。はずした部品は、きちんと保管しておきましょう。(266Mhz化のときに使用しますよ(笑))

 それで、念のために起動する前にBIOSの設定を初期化しておきましょう。メモリをさすところの黄色いボタン電池っぽいのが充電式のBIOSバックアップ電源です。このコネクタをはずして、しばらくしてから、またつけることで初期設定に戻ります。(下図、参照)

 組み立て後、「Easy Setup」を起動してテストしましょう。問題がなければ、たぶん大丈夫です。「Easy Setup」も起動しなかったら、ヤバイです。

 結果は特に変わりませんが、動画の再生がスムーズになりました。コマ落ちが減りました。まぁまぁの成果ですね。


余談

 改造するときは、液晶画面部分をダンボール紙か何かで覆ってやると、半田ごて接触という悲劇の大惨事は防げることができます。半田ごてのスキルが少ない、または心配な人は改造部分であるチップ抵抗部分以外も全部何かで覆ってやったほうがいいでしょうね。

 起動するときは増設メモリをはずして起動すると、最悪、増設メモリは助かります。(爆)

 あと、HDDをはずしておくとか、もしものときに備えておきましょう。何度もいいますが。改造は自己責任でよろしくお願いします。

 HDDがついてないと、さすがにエラー表示されますが、ビクビクしながら説明書のHDDエラーコードと一致しているか確認しましょう。まぁ、エラーが出るのであれば、きっとクロックアップは成功していると思いますがね。失敗していたら、きっと・・・。(^^;

 あと、BIOSを初期状態にしたので、日付・時間のエラーが表示されますので、このときは安心して設定し直しましょう。


おまけ

 CPUのクロックアップということで、従来より熱が出るのは当たり前。熱対策が万全でないと不安定・故障の原因になります。ということで、熱対策を行っておきましょう。

 ThinkPad 560Xは、233Mhzまで発売されています。なので、233程度であれば特に問題ないのかもしれません。もしかしたら設計も多少変えてあるかもしれないけどね(^^;

 使用していて、やはり少し熱い感じがします。クロップアップ以前もそうでしたが、特に底面がポッカポカです。

 以前、VAIOノート(Sony)の熱対策として、本体の液晶側を高くすることで底面に隙間を作って放熱性を上げている、という記事を見たことがあります(たぶん)。これを真似て見ましょう。

 ゴムのスペーサーを両面テープで取り付けるだけです。ちょうど、デスクトップのキーボードのツメを立てたような状態になります。買ってきたゴムは薄すぎたので、2枚重ねにしています。もう少し高いほうがいいんだけど・・・さらなるなる熱対策にオプションを考えているので、その時にでも。

 結果、以前よりは熱くならないようになりました。結構、効果があるみたいです。無改造で使用してても底面の熱が心配な人は、やってみる価値がありますね。