印刷環境を整える
〜 USBパラレルケーブル経由での印刷 〜

 PS2 Linuxでは内蔵DVD-ROMが通常のCD-ROMをマウントできないことから他のマシンとネットワークで接続される環境を推奨しています。ですのでネットワーク経由での印刷というのはそんなに敷居が高くない方法だとは思いますが、本来ネットワークは距離を前提としないものゆえ、ネットワーク上にあるプリンタが同じ部屋にあるとは限らないとも考えられます。それにブロードバンドな環境に直接つないでしまった場合に同じネットワークにプリントサーバがあるというのは考えにくいですし実際にやってしまうと無駄なパケットが全世界にばら撒かれてしまうことになります。

 なんとかローカルにプリンタを接続できる方法はないかな〜と考えてみたところ、USBパラレルケーブルというのがあることに気がつきました。これを使えばネットワークにサーバを用意する必要はありません。


用意したもの

 ALPSMD-5000をネットワークで使っている私ですが、JetDirect EX Plusでのネットワーク印刷が万一できない場合を考えてALPS純正のUSBケーブルを同時に購入しました。

ケーブル

 実際にはネットワーク印刷があっさり成功したのでこれを使うことはありませんでした。ですので今回のレポートが初の使用ということになります(^_^;)。

え?普通にパラレルポートにつなげろって?いや、パラレルポートにはSCSI変換アダプタをつける予定があったので…。
なに?SCSIはボードでつなげろって?もうスロットが埋まってたのよ…。


つないでみよう

 実は「USB CD-ROMを接続する」の時ほど面倒ではありません。確かに通常状態でこのケーブルをUSBコネクタにつないでみると

usb.c: USB new device connect, assigned device number 5
usb.c: USB device 5 (prod/vend 0x5ab/0x2002) is not claimed by any active driver.

などとコンソールに現れますが、単にモジュールがロードされていないだけのことで、

modprobe printer

と入力すれば

usb.c: USB new device connect, assigned device number 5
printer.c: usblp0: USB Bidirectional printer dev 5 if 0 alt 1

などとメッセージが出ると思います。USBパラレルケーブルに関しては標準のコンフィグに存在しますし、PS2 Linuxインストール後ならコンパイルされたものが最初からあります。さすがあらかじめ用意されてあるだけあって、特にソースをいじらなくてもあっさり認識されるようになっていますね。なお、毎度のmodprobeが面倒なら起動時のスクリプトに書いてしまえばいいでしょう(メモリを食うだろうからほどほどに)。
 メッセージにもありますが、これで使用できるようになるデバイスファイルは/dev/usblp0です。


printtoolで設定

 デバイス名がわかればあとは簡単です。まずprinttoolの「追加」で

ローカルプリンタを選択し、「了解」をクリックします。すると、

というようなパネルが現れますが、これから接続するデバイスではないものを検出しようとしているだけなので気にしないでください。OKをクリックすれば

と、あとはネットワーク経由での印刷と同じように設定するだけです。ポイントはプリンタデバイスを/dev/usblp0とすることです。ひととおり設定が終われば初期ウィンドウにプリンタがリストされるようになっているはずです。あとはテストプリントを実行して使えるかどうか確認しておきましょう。

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