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TD4製作日記

●プロローグ〜「CPUの創りかた」との出会い
2003年秋,「もえたん*1」はいつになったら手に入るのだろうと,世の受験生(ε*2)が思っていたころ,とある本が出版された.毎日コミュニケーションズ(MYCOM)萌え本シリーズ(?)が一冊,「CPUの創りかた」がそれである.MYCOMの萌えコンピュータ本と言えば,恥ずかしいカバー,意味の無い挿絵*3.最近の受験参考書の軽さを憂いている私にはとても耐えられない代物である*4.だから友人からこの本を紹介されても買う気は無かった(高いし).とは言っても,内容には注目した.実際にCPUを創るのは良いことだと思ったし,単純に凄いとも思った.しかし,FPGAが雑誌の付録として手に入る時代*5に,IC10個で4ビットCPUを作るのはどうかしら?無料で使えるAlteraやXilinのEDA(Electronic Design Automation)ツールを使えば,実際のCPUは作れないかもしれないが,パソコン上でシミューレションできる論理的なCPUを作れるじゃないか(32ビットのシングルサイクルRISCプロセッサならそれほど難しくない).CPUの論理を学ぶなら,そのほうが絶対に効率が良い.とまあ,実際に何かやったわけではないのに,やたらと批評するのは,ちょこっと勉強した大学生の悪いところだ.で,その悪い大学生である私は,こんなわけもあって,読む必要がないと考えたわけだったが,たまたま東京に行く用があって,池袋のとある書店で「CPUの創りかた」が平積みされているのが目に入った.「立ち読みするには恥ずかしいカバーだ!」と思ったが,立ち読みできないほど私はナイーブでないし,あれくらいの本を平然と手にとれるくらいの経験もあった.ただ,無かったのはお金であった.実際に読んでみると,かなり面白かったのだ.どうやらこれはCPU本と言うよりも,ディジタル回路本,電子工作本であると,私には感ぜられた.半田ごての使い方や回路図の読み方について詳しく書いてあるわけじゃないが,私はそう思ったのだ.理論より実践.この本はまさにそれだ.そして,それは私が目指しているものでもあった.しかし,やはり財布の中には2000円しかなかった.しょうがないので私は,買い忘れていた埴谷雄高「死霊U*6」(講談社文芸文庫)を買い,家に帰った.もちろん,第一刷をである.「CPUの創りかた」を買うことを心に決めて,帰りの電車では,吉川英治の三国志を読んでいた.

*1 萌える英単語.たぶん旺文社の「ターゲット1900」より売れる.http://www.moetan.jp/を参照.
*2 イプシロン.数学では非常に小さい数を表す.
*3 例えば,こんな本.http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-0955-5/4-8399-0955-5.shtml
*4 本屋でちょこっと見ただけだが……
*5 CQ出版のDesign Waveは要チェック
*6 すんごい難しい(らしい).いつか読む本がなくなった時のために買っといた.出版不況の昨今,本は買えるうちに買っとくべし.ちなみに読み方はシリョウではなくシレイ.
●2003年10月中旬 「CPUの創りかた」を読む
運悪く持ち合せがなかったため,「CPUの創りかた」をゲットできなかったが,通学で都内を通る友人に買ってきてもらえることになった*1.で,1,2週間後,本が手に入った.本を読み始める.相性診断は,最初の質問で終る.外見同様,中身の絵も萌えている.文章も意味無いことが結構多い.でも,こういう文体は嫌いじゃない.というか,本が読みやすくなるので良い.日本の専門書は硬いので読むのはあまり好きじゃない.中身はどうか?Ch.2のLEDなんかは興味深く読んだ.4ビットの簡単なCPUのため,CPUの論理のところはスイスイ項が進む.ICの説明,パスコンなどは初耳なのでじっくり読む.規則正しい生活を心がけている私は,徹夜してまで本を読むことはない.途中でも区切りの良いところで止めて,続きは次の日だ.グーグー.ああ,良く寝た.続きを読むぞ.パラパラ.ああ,疲れた.むう,2,800円の本が2日で読み終わってしまった.ちょっと淋しい.しかし,ただ読んだだけで本当にこの本を理解したことになるのだろうか?こんなことを考えた私は,この後とんでもない行動に出ることになる.

*1 友人はアマゾンで買ったらしいが……
●2003年11月初旬 秋葉原に行く
秋葉原.一部の人間の聖地である.私は約3ヶ月ぶりに巡礼に来た*1.しかし,今回はいつもと違う.そう,スケさんカクさんと一緒なのだ.スケさんとカクさんはもちろん本名じゃない.って言うか,あだ名でもない.今,俺が勝手につけた.3人パーティーの定番と言えばドラクエ2か水戸黄門だが,残念ながら友人はふたりとも男だ.ってことで黄門さまで決まりだ.3人のなかで一番気品あふれるのは北朝鮮の選挙並みに俺なので,俺が水戸公だ.それに2人ともスケさんカクさんに名前が似てるのだ.話がそれた.いつもと違うのは勇者様御一行だからじゃなくて,買うものがいつもと違うからなのだ.今まではハードディスクを買う,CD-Rドライブを買うとかパソコン関係でアキバに来てたのだ.今回はICやコンデンサなどのパーツを買いに来たのだ.私は「CPUの創りかた」を読んで実際にCPUを作ることにしたのだ.半田ごて…使い方良く覚えてない.回路図…読めません.テスタ…使ったことない.うーむ,こんなのが作っていいのだろうかと,かなり思いつつ,秋月,千石といったところを覗く.ラジオ会館はよくわからないし,怖いのでパスしたのだ.大抵のものは千石でそろった.ダイオードアレイもゲットできた.秋月では電源を買ったぐらい.ザ・コンの横の若松でICソケットを買った.ってかなり簡単に書いているが時間は相当にかかった.カクさんスケさんは途中で飽きてアソビットシティ*2に行ってしまったくらいだ.とまあ,買い物は終った.買い忘れがなければ良いがと思いつつ,確認はかなり適当.そんなに近くもないし,大学の帰りでは寄るというには遠すぎるが,行こうと思えばいつでも行ける,そんな感じだからしょうがないと言えば,しょうがないのだ.ちなみに昼飯はカレーの東洋*3

*1 自分では信者じゃないつもり
*2 閉店するところ
*3 閉店したところ.アキバに来た時は結構行ってたので,ちょっと寂しい.
●2003年11月中旬 JAVA
あってほしくないことは,得てして起こるものだ.なんたらの法則じゃないが,世の中そんなものだ.リード線が細すぎたのも言わば必然だ.まあ,買い物の最後にちゃんと確認しなかったからなあ.しかし,リード線を買うときはかなり確認したのだ.恥ずかしながら確認のため本も見たのだ.カバーはずしてたけど.それで間違えたのだ.ちょっと自分に呆れた.しかし,リード線がなければなにもできやしない.ってなわけで,JAVAをやる.JAVAヴァーチャルマシーンについてのお勉強だ.逆アセンブラをJAVAで書いたり,クラスファイルを解析したりする.そんなこんなで,CPUを作るのは冬休みということになってしまった.俺の頭のなかで.
●2003年12月初旬 再び秋葉原
秋葉原による機会があった.リード線を買う.ついでに秋月でキットを買う.キットで半田ごてに慣れようと思ったのだ.どんなキットにするか悩んだが,ACアダプタがオマケについてるやつにした.電源はよくわからんので.ここ一ヶ月ハードに関しての成長は無い.
●年末年始 キットを作る
率直に言って,冬休みはキットを作って終った.CPUを作るのは後期の授業が終ってからと俺の頭の中で大政翼賛会ばりに決まる.性格には除算器について勉強して,設計してたら,冬休みが終ってしまったのだ.授業開始日間違えて人より多く休んだが,CPUを作る余裕がなかったのだ.本5冊くらい読んだが,CPUは作れなかった.一生CPUを作らないで終るんじゃないかと,ちょっと思い始める.
●2004年2月 巨星動く
2月11日までは趣味のプログラミングで費やす.純粋に趣味でやってるわけじゃないのでかなり苦痛もあった.たぶん,初のWindowsプログラム.2月12日は友人たちと戦国無双*1.2月20日ごろ,相変わらず戦国無双だが,私も本気でCPUを作る気になり始める.そんで,「CPUの創りかた」を復習のため再び読み始める.そこでショックなことに気付く.田丸マンガならば「SHOCKだ!!」となっていたことだろう.トグルスイッチを買い忘れていたのだ.…CPU制作は3月4日*2以降に決まった.全員起立だった.

*1 スケさんカクさん+α
*2 大学に成績を取りに行く日.アキバまで片道2時間.あまり行きたくはないのだ.
●2004年3月4日 またアキバ
大学に成績取りに行く.学部の図書室で適当に本を借りる.市ヶ谷に行く.市ヶ谷キャンパスの図書館でも本を借りる.歩いて神保町へ.古本屋は明倫館書店を覗くだけにする.書泉グランデで雑誌と本を買う.アキバまで歩く.鈴商でトグルスイッチ,千石でホットボンドを買う.木曜なので秋月は休み.9時に帰宅.
●2004年3月9日 巨星落つ
3回に及ぶアキバでの買い物.完璧なはずだった.しかし,落とし穴はあった.TD4を作るうえで最初にやるべきことはDCジャック?をユニバーサルボードを取り付けることだと考えた.この辺,自分で考えられるところがゆとり教育の成果だ.さあ,付けるか……どうやって?DCジャックを取り付けるようの穴などユニバーサルボードにはあいてないのだ.困ったぞ.どうしよう.やっぱり詰め込み教育の方が良いのか?文科省は責任とってくれるかしら?とまあ,色々考えた結果,次の考えが浮かんだ.「教育は実験だ!」いや,違う,これじゃない.「ドリルで穴をあける!」しかし,私はドリルなど持ってない.もしかしたら,他にナイスアイディアがあるかと思いウェブで調べる.やっぱりあった*1.ケーブル付きのDCジャック.これがあれば解決だ.しかし,ムリのムリムリだ.だって,僕アキバに行きたくないし.ドリルなら近所のホームセンターで買えるからね.さっそくゴーと思ったら,妹(本物)にチャリを貸してたので,明日行くことにする.

*1 TD4を実際に作った人,作ってる人は結構いるが,DCジャックについて書いてる人はあまりいなかった.普通はこんなところで悩まないのだろう.
●2004年3月13日 制作
昨日,DCジャック用の穴をあけた.今日はリセット・クロック回路だ.ワイヤストリッパが上手く使えない.キットのおかげで半田ごては平気.あっ,配線間違えた.ワイヤストリッパも慣れてきた.うむ,できた.こんな感じだ[写真1].裏側ね.本のと比べるとかなり汚い気もするがOKだ.まあ,そんなのどうでもよい……よくなかった.実は,私,あれほど買い直ししながら,まだ買い忘れがあったのだ.100オームの抵抗なんだが,抵抗は大量に買ったので絶対ある自信があった.しかし,どこを探してもない.買出しのときのメモをみると100オームのは書いてなかった.後悔先に立たず.案ずるより産むが易し,だ.無いものでうじうじするのは,「ホームランバッターがあと一人いれば絶対にペナント取れる」と豪語する中日ファンと同じだ.で,対策を考える.幾つかの案が浮かぶ.
1. 100オームの抵抗を他の基盤からゲット
2. 通販
3. 大学が始まってからアキバに買いに行く
4. 今ある抵抗で100オームの抵抗と同等のことをさせる
1番はダメだった.このあいだ作ったキットには150オームの抵抗があったのだが,キットから取るのは気が引けた.2番もダメ.抵抗のために通販はちょっともったいない.3番はダメのダメダメだ.そんなことやったら,つくらないで終るのは目に見えてる.ってことで4番だ.高校のころの物理の知識を総動員して考える.直列はムリだなあ.並列はどうなるんだっけ?カキカキ.む,むむむ.ダメだ.並列につないだ抵抗器の抵抗値の逆数は,それらの抵抗値の逆数の和と等価なのだ(あってるかな?).もしかしたら,これでいけるのでは?といった感じの回路も考えたが,私は回路図なんて全くわからないので,やらないほうが吉.そもそも,この抵抗って何のためにあるんだ?それが分れば別の解決策があるかもと思い,教科書*1を見る.在りました.107ページに.どうやらこの抵抗はおまじない程度らしい.よほど汚い配線じゃなければ無くても良いと書いてある.マズイかもと思いつつ,100オームの抵抗器無しで配線することに決定した.アメリカ大統領選よりはすんなり決まったと思う.

*1 渡波郁『CPUの創りかた』(毎日コミュニケーションズ,2003年)
●2004年3月14日 チェック
昨日完成したリセット回路とクロック回路のチェックをする.まずは電源をチェック.本によると抵抗値が1kΩならいいらしい.あれ,ずいぶん大きいぞ.なんでだ?高校物理の知識を総動員して考える.コンデンサは電気が溜まるにつれ抵抗が大きくなるんじゃなかったかな?ってことは放電されてないのか.ここまでの回路を見る限りそれでいいみたいだが…….む,コンデンサの一つに電気が溜まってないぞ.配線し忘れてるじゃないか!うむ,これでOKだ.次に配線を一本一本チェック.回路図を良く見る.
「あれれー.このオジサンちょっと変だよ.ボクだったらここに抵抗入れるのに.」
「そう言われると確かに変だ.ここに抵抗が無ければコンデンサは放電されない.」
なるほど,この抵抗を付け忘れてたのか.ありがとう,乱太郎に面堂終太郎.もしかしたら,キキとケンシロウかもしれない.声だけじゃ分らんなあ.抵抗を付けて電源の抵抗値を測ってみると,見事に1kΩ.このミスには,ちょっとヘコんだ.
一応リセットとクロックはできたので,次に進む.まずはレジスタ周りからやるか.この辺からは配線が複雑なので回路図を良く見る.結構スムースに進む.LEDはちょっと慎重になる.レジスタまでで今日の作業は終わり.特に大変なことはなかったが,どんどん配線が汚くなってきた.
●2004年3月16日 マルチプレクサとか
マルチプレクサ,74HC153の配線.もはやワイヤストリッパに戸惑うことはない.配線は面倒くさいが,一本一本回路図を見ながらやれば良いだけなので,思ったよりは簡単だ.あとHC74の配線もやる.配線間違いがあったが,なんとか終る.ボードの裏側から秩序が消えた.
●2004年3月17日 ALU
ALUとは言っても加算器だけだけだ.まあ,加算ができれば加減乗除できるからOKだ.現にSHには除算命令(整数)ないし*1.HC283,HC10,HC32の配線をやる.回路図を見ながら一本一本だ.たまに間違えるが,結構気付くものだ.リード線がどんどんなくなる.リード線は,7色のあまり長くないリード線が入っているやつを一袋と赤いリード線のみのを一袋買ったのだ.7色のはリセット・クロック,データパス,ROMで使い分けようと思ったわけだ.しかし,その作戦は見事に失敗した.リセット・クロック部分は青で統一できたが,データパスでは黄色,紫,白,緑が混在だ.昔のマウンテンバイクみたいな敗色になってしまったのだ.そんなこともあり,裏側は,世紀末救世主伝説物語並に治安が悪化.モヒカンがいないのが唯一の救いだ.

*1 除算を1ステップずつする命令はある.
●2004年3月19日 ROM
昨日,三国無双3エンパイアーズが発売された.昼間はエンパイアーズで中国統一を目指し,夜は半田ごて片手にCPU制作.この生活はしばらく続くと思われる.さて,今日からROMだ.ウェブでTD4作った人の日記等を読むと,ROMは相当に面倒くさいらしい.本にもそう書いてあったし.それで私は少しでもそれを軽減するためにラジオを聴きながらやることにした.普段ラジオなど聴かない人間であるので,適当に聴く.TBSラジオで道路情報も聴く.文春問題の討論も聴く.ラジオ聴きながらは結構面白い.ROMも思ったほど大変じゃないし.これからは楽しくできそうだと思った.しかし,私はあまかった.ROMの本当の恐ろしさが,私にはまだ分らなかったのだ.ちょうどこれは,胃の中の蛙,大海を知らずに水の王者を気取り,玄人が見ているものは素人には見えていない,といったところ.さてこのあとはいかがあいなりますか.次回をどうぞお楽しみに.
●2004年3月20日 やっぱROM
昼間は無双です.もちろん劉備軍*1.関羽*2,張飛*3は強いから楽だ.最初はシステムがよくわからなかったので,ちょっと手こずった.夜は昨日の続き.退屈なのでラジオ聞きながら.予想通り文化放送.文化放送なんて中学生の時に椎名へきると富永みーなの聞いてたが,それ以来だろう.パーソナリティーは知らん人ばかりだが,それなりに楽しい.そして,たまにつっこむ.俺も歳をとった.作業ペースは,聞きながらでも,特に悪くなっていないようだ.しかし,単調な作業のため,士気が下がる.士気が低いと,呂布*4だって陸遜*5にやられる.無双のやりすぎか.そういや,目が覚めて,最初に頭に浮かんだのが夏候惇*6のモーションだったけ.そんな感じで作業を続ける.あっ,74HC154とダイオードアレイの配線が一つずれてるじゃないか.ラジオを聴きながらはやっぱり集中力が落ちるのかなあ?ラジオを消すことにする.しばらくして,馬超*7研究してる自分に気付く.どうやらラジオの問題じゃないので,ラジオを聴くことにする.それにしてもROMは多いなあ.ダイオードアレイがなかったらと思うと,ゾッとする.結局,2時間くらいやって終わりにした.昨日はもっと簡単にROMができると思っていたが,全然簡単じゃなかった.同じようなことの繰り返しで精神的につらい.逆アセンブラ書いた時と同じ感じだ.「張文遠*8 におまかせあれ!」って誰か俺に代わりにやってくれないかしら?

*1 三国志演技の主役みたいな人.無双3だとちょっと地味.能力も普通.対武将はチャージラッシュ.大量の一般兵はチャージ6で蹴散らす.真空書をつければ,かなり使いやすくなる.
*2 劉備の義弟.美髯公.義を重んじる人.基本的に技の出が遅い.チャージラッシュで攻めるのが基本.一般兵が大量にいるときはチャージ4,チャージ6,通常攻撃6が良い.敵で出るとかなり強い(とくに猛将伝).
*3 劉備と関羽の義弟.虎髯の人.攻めはチャージラッシュのみ.チャージ4は防御無視.通常攻撃1のリーチとダッシュ攻撃に不満はあるが,使えるキャラ.
*4 三国志最強の武将.無双3でも最強.あまりの強さのため,自分では使いたくない.基本はチャージラッシュ.飽きたらチャージ6.面倒くさければ通常攻撃(□ボタン連打).無双乱舞はあまり強くない.
*5 呉の名将.孫策の娘婿.無双をしてる気がしないキャラ.チャージ5の出が速く,それで攻めるのが良いと思う.陸遜ファンの人はこいつを使って呉伝をクリアするのだろうか.もしそうなら凄い.
*6 魏王曹操の従兄弟.後に魏の大将軍.通称「惇兄(とんにい)」.無双3で最も渋い.チャージラッシュが優秀.チャージ4も使い勝手が良い.初心者にも使いやすく,達人でも通用するキャラ.真空書で完璧.
*7 馬騰の息子.一族のほとんどを曹操に殺された.無双3ではやたらに正義を振りかざす.馬乗攻撃が強力無比.絶影鐙で最強のキャラに.馬から下りた状態では,集団戦にはチャージ6,一対一ならチャージラッシュが強力.足も速く,攻撃力も高い.わたくし一番のお気に入りキャラ.
*8 張遼.魏の五将軍筆頭.見た目は地味だが,熱い漢.チャージラッシュで一般兵は一掃でき,武将も討ち取れる.通常攻撃,チャージ4,チャージ6も優秀.エンパイアーズでは能力が低く,ちょっと不満.
●2004年3月21日 やはりROM
昨日と同じ生活.堀江由衣のは良かった.ROMは相変わらず.やることが同じなので,どんどんだれる.最初に比べて配線も雑だ.今日中には終りそうもないな.
●2004年3月22日 さらにROM
今日はラジオも聴かずに黙々と作業.かなり飽きてきたが,今日で終りそうなので,それほどダルくは無い.もくもく.もくもく.あっ,配線し忘れてる.もくもく.もくもく.よっしゃあー!!YAT終った.ここまで長かった.本を読んでから約半年.まさか自分でCPUを作ってしまうとは.ちょっと感動.後はチェックすれば完成だ.
●2004年3月27日 チェック
配線が終ってからしばらくたった.なんか友達と遊んだり,無双したりしてたら今日になってしまった.ラジオを聴きながらするのは良くないかなと思ったが,寂しいのでラジオを聴く.リセット,クロック回路は前にやったので軽くやるだけ.まずは+5VとGNDのチェック.問題なし.次に配線を一本一本チェック.配線ミス発見.「見つかってラッキー」と本の教えをしっかり守るわたくし.もちろん声だしチェック.ラジオ聴きながらだと少し恥ずかしい(なんとなくね).しかし,配線の量が多い.結局,このチェックには二時間以上かかったのではないかな?ってな訳で今日はおしまい.
●2004年3月28日 続チェック
本に従ってチェックを進める.昨日見逃した配線ミスがあった.ちょっとへこむ.ICをソケットに差し込むのが意外に難しい.ふう,やっと終った.さて,チェックチェック.あれ,PCがいきなり1111になったぞ.む,今度はカウントアップしないで常にゼロだ.と,ここで早速悩む.色々やってみた結果,ICを差し込む時にリード線を動かしたのがいけなかったようだ.気付いたら午前3時.今日はここで終了.やっぱり,ほっちゃんのは良かった.
●2004年3月29日 最終チェック
今日は珍しく昼間からやる.ROMを一つ一つチェックし,命令も一通りチェック.完璧だ.ちょっと自画自賛.よし,試しに本に載ってるLEDチカチカをやってみよう.ドキドキ.クロックを手動から自動に変える瞬間はちょっと緊張.ドキドキ.おお,ちゃんと動いた.俺もやればできるじゃないか.しかし,特に他にやることが無い.でも,まあ,ちゃんとできたのはかなり嬉しい.これも全て「CPUの創りかた」のおかげだね.
●エピローグ〜勝利の後は常に虚しい
今,わたしのCPUはLEDチカチカ改をエンドレスで実行中だ.初めてパソコンを買ったとき,初めてLinuxをインストールしたときも,やることがなくて困ったが,今回はそれ以上だ.前の2つは可能性を秘めていた.ただ,俺にそれを使いこなすための能力,知識,物が無かっただけだ.もちろん,TD4にも色々な可能性があるだろう.しかし,わたしには使えこなせそうに無いのである.ROMを自分でパチパチするのはあまり面白くない.TD4を今後使うことは,あまりなさそうだが,CPUを作ったということは事実なわけで,これでわたしも心置きなくパイプラインについて語ることができる.「Prescottの32段ってどうよ?」語り終了.しかし,巷ではGHzだ,32段パイプラインだ,64ビットだ,と騒いでる時に,自分で1Hzのシングルサイクル4ビットCPUを作るとは思わなかった.しかも,かなりコストパフォーマンスが悪いのを.今後はFPGAをやる予定だ(あくまで予定だ!).もともと今回はFPGAをやるためにやったようなものだ.2003年夏,初めて回路図でCPUを描いた.しかも,3つ.「CPUの創りかた」に書いてある通り,RISC風32ビットなら結構簡単にできるのだ.わたしは調子に乗って5段パイプラインのまで作ってしまった.正直,これを回路図でやるのは大変だった.これらのチェックはパソコン上でのシミュレーションで行った.それほど系統的にやったわけじゃないので,ミスも多々あると思う.実際にハードウェアに載るわけじゃないので,チェックをやる気がしなかった.それに対して,4ビットとはいえ,TD4はちゃんとしたハードウェアだ.それが実際に動いた時は,32ビットCPUがしっかりシミュレートされた時よりも嬉しかった.僕は根が貧乏だから形あるものに心惹かれるのだ.自分で作ったCPUが実際に実行されるのが見たかった.今はFPGAやCPLDがあるので,それも叶う.でもまあ,今は,前に作ったCPUをFPGAに載せる気は無いんだけどね.いつになるかは分らないが,次の目標は,FPGAで遊ぶ,だ.しかし,自分の性格からいって,当分やらないんだろうなあ.

あ,そうだ,これTD4製作日記と名乗っているが,実際は「TD4製作後記」です.日記として書けたのは,最終チェックのみだったりします.やった時と書いた時に結構な差があるので,簡単にCPUができた感じになってしまった(実際より).例えば,アキバでの買い物はもっと大変だった.大変だったという記憶はあるが,なんで大変だったかはよく覚えてない.買い物リストを電車の中で書いたのは覚えているが.実際の製作では,製作前に配線の様子を詳しく描いたり(しかも鉛筆で!),なぜか14ピンのICソケットを一つしか買ってなかったので,16ピンで代用したり,ホットボンドを上手く使えなかったり,ともっと色々あったのだ.今後,実際に作る人がどれくらいいるかわからないし,その人が,これを読んでくれるかは分らないが,助言を一つ.パーツを買いに行く時はしっかり準備すること.電大工学部の学生とか家の近くにパーツ屋がある人には関係ないけど...うーん,別の助言も考えとくか.