CE Lab:Research:PocketGear 活用研究

PocketGear 活用研究

掲載 2003年4月17日/最終更新 2003年7月1日


はじめに

 iPAQ の後継マシンとして PocketGear を(いまさら)購入したわけなのですが、 結構いいです。最新マシンと比較すると、CPU が XScale ではなくて StrongARM だったり、 RAM が 64MB ではなくて、32MB だったりしますが、 自分的には特にそれほど不便は感じないでおります。 それよりも、安く購入できたのがよかった。

 ということで、メインマシンとして活用していくにあったってのノウハウを研究したいと思います。 ほとんど雑記という気もしますけどね。

ACアダプタはやっぱり買い増すのですよ

 私のところでメインとなる CE デバイスの宿命のひとつが、AC アダプタを 買い増されてしまうということです。 要はオフィスでは一日中クレードルにさして PC と継続的にシンクロするようにしているので、 自宅用とオフィス用の 2 つの AC アダプタが必要なわけです。

 というわけで、早速ではありますが、AC ケーブルとクレードルを買い増しました。 今までのキーボードレスメイン機の CASSIOPEIA E-55、iPAQ H3630 もそのよ うな目にあっております。キーボード機の CASSIOPEIA A-51、jornada 720 も同様です。

 と、まずは「研究するまでもない活用」ではじまりはじまり。

非純正ACアダプタって?

 というわけで、純正アダプタおよび純正クレードルの買い増しをしたのですが、 google で PocketGear の USB インタフェースのことを検索した際に、 たまたま AC アダプタに関する話題 が引っかかってきました。

 PocketGear の AC アダプタは 5V 2A のタイプのものなのですが、 一部の USB ハブの AC アダプタはちょうど同じ規格となっているというのです。 そのときは「ふ〜ん」と思いながら本来の話題の方で検索を継続していたのですが、 何気なく自宅で使っている USB ハブ(ハブだけ使われていて AC アダプタは使 われていなかった)の元箱を見てみたら、なんとビンゴ!じゃないですか。

図1 非純正アダプタ
奥が純正アダプタ(5V 2.0A)。手前がUSBハブのアダプタ(5V 2.6A)。 USBハブのアダプタは実際には使うのをやめてしまいました。

 というわけで、元箱に使われずにしまってあった AC アダプタを枕元での充電用に使ってみました。

 なお、この AC アダプタですが、トランスを用いた大きめのタイプです。 一方純正の AC アダプタはスイッチング式の小型タイプです(だから高いのですね)。 なお、USB ハブ付属の AC アダプタでの充電は自己責任ということになりますのでご注意ください。 (ポケギの説明書にも「純正以外は使わないでね」と書いてありますしね)。

 で、結果ですが、正直言って「う〜ん」って感じですね〜。 朝起きて見ると緑色LEDが点灯していて充電が終わっているように見えるのですが、 いざ使ってみるとすぐに残量警告が出たりします。 やっぱり純正を使った方が良いということでしょうか。

お定まり設定

 メインマシンの乗り換えをするたびに思うのは 「自分はこのマシンで何がやりたいんだっけっかな?」ってことだったりします。 で、それにしたがってやりたい順番から環境を整えていくわけです。

 で、かならず必要なのはマイクロソフトが提供してくれている PIM 環境であったりしまして、 スケジュール帳とかアドレス帳とかタスクリストとかは無条件に PC から同期されてしまうわけです。

 次に、Tillanosoft でソフトを出している責任上、Tillanosoft のソフトで Pocket PC に対応しているソフトはインストールしていくわけです。 中でも SmallMenuPlusTillanoExplorerポケットメモ帳 は毎日必ず使うソフトだったりもするので即入れてしまいます。 (おっと、TillanoExplorer の Pocket PC StrongARM 版って一般公開していませんでしたね。 自分が使っているのを ここ に置いておきますね)。 そうそう、txt 拡張子にポケットメモ帳を割り当てなければならない等の理由で、 PocketTweak も即入れなのでした。

 PocketGear が欲しかったのは(iPAQ には付いていなかった) CF スロットとか SD スロットが付いている Pocket PC が欲しかったからで、CF スロット/SD スロット付き Pocket PC が欲しかった理由は、 休日とかに持ち歩いてメールを見たりその他 (PocketGear 購入を機に CF カードから乗り換えた) SD カードに入れてあるデータを参照したいという理由だったりしてます。 そういうわけで、カード上のメールデータを見るためのソフト (つまり、 QMAIL2 ですね) もどうしても必要になります。


図2 毎日見ているニュース 図3 毎日見ている天気予報
ニュースも天気も自動的に PocketGear に格納されちゃうので便利。 電車の中でもどこでもすぐ見られる。 ニュースは実際にはメモリ節約のため画像は同期しないようにし 1 階層下まで同期。 天気は画像ありで 1 階層下まで同期。

 さて、 ソフトをインストールするとともに他にもいくつかの設定が必要だったりします。 まずは「モバイルのお気に入り」です。 ひとに「Pocket PC って便利なの?」 って言われたりすると私は「天気予報やニュースが見られて便利だよ〜」 と答えたりするのですが、実際本当に便利だと思います。

 とりあえず、毎日見ている ニュース天気予報 天気予報へのリンクを張っておきます。 これらのサイトをデスクトップ PC にて「モバイルのお気に入り」に入れておき、 「オフラインで参照する」に設定し、 適当なタイミングでインターネットと同期するようにしておくと、 ActiveSync で Pocket PC と同期する際に、 それなりに最新の情報が Pocket PC に送りこまれて来ます。

 私の場合は、Pocket PC はオフィスにいる間中 PC と同期関係にありますので、 デスクトップ PC の IE がインターネットと同期するたびに ニュースや天気予報が次々と Pocket PC に送りこまれるわけで、 送りこまれたニュースや天気予報を帰りの電車の中などで参照したりするわけです。

 これ、なかなか便利ですよ。 雑誌とかであまり活用法として紹介されていないのですが、 実際活用されている方ってどの位いるんでしょうかね?

 Pocket PC に送りこまれたニュースを Pocket PC (当時は iPAQ)で見ながら、 一緒にいた友人に 「お〜、○○が、△△したんだってよ」とか話していたら、 横にいた見知らぬ方に「あの〜、大変つかぬことをおうかがいしますが、 それって iPAQ ですよね〜。ジャケットとかないですけど、 今インターネットにつながっているってことでしょうか?」 のように話しかけられたこともあります。 そのように聞いてしまうほど 知られていない使い方なのではないかと思ったできごとでした。

 その他、必ずやる設定としては、ファイルの同期の設定があるのですが、 だんだん PocketGear 限定の話じゃなくなってきたので、 別の機会ということにします。


図4 コントロールパネルに置かれた PG 設定
なんで NEC 自身がこうしておいてくれなかったのか不思議。

PocketGear 的追加設定

 PocketGear を最初にさわって「あれれ?」と思ったのが、 輝度の設定ができなそうなところです。PocketGear のライトの照度はデフォルトではかなり暗めなのですが、 コントロールパネルを開いても輝度の設定ができそうなアプレットが存在しないのです。

 「へ〜、できないんだ〜」と思いながら、 何気なくマニュアルを読んでいたら見つけました。「プログラム」に存在する 「PG 設定」で輝度も調整できるんですね。

 これ、ネーミングからしてコントロールパネルに置かれるべきですね。 さっそく TillanoExplorer を立ち上げて、「\Windows\スタート メニュー\プログラム」に置いてあった「PG 設定.lnk」を「\Windows\スタート メニュー\設定」にコピーしました。 (さらにソフトリセットもしたかもしれません)。 これでめでたくコントロールパネルにも「PG 設定」が表示されるようになり ました。

 しかし、「PG 設定」のアイコン、マイクロソフトの旗を使っていますが、 このソフトは NEC 製なんですよね?

音楽再生と PC カードジャケット

 ここ数年、外ではあんまり音楽を聞いていなかったのですが、2GB の PC カード型 HDD ドライブの購入を機会に、WMA ファイルを持ち歩くようになりました。 PC を Celeron 2GHz にした せいか、CD-ROM ドライブが 48 倍速なせいか、はたまた HDD の性能があがったのか、 開発マシンの Windows Media Player で CD をリッピングすると、 アルバム 1 枚あたり 5 分足らずで終わってしまいます。こりゃ〜たまりませんね〜。 ということで、家にあった CD(200 枚ぐらいはあるでしょうか)のうち半分ぐらいは あっという間に WMA フォーマットになってしまいました。 ちなみにビットレートは 64Kbps です。


図5 HDD Music マシンとしての CE マシン
PC カード HDD を使おうと思うとどうしても大きくなってしまう。 結局 HDD を使うのをあきらめ、 PC カードジャケットは無用の長物になってしまいました。

 さて、この WMA に落ちたファイルの 2/3 ぐらいは 2GB HDD に入れ、 jornada 720 で聞いたりしていたのですが、 さすがに音楽プレーヤとしてはデカいです → jornada 720。 ということで、PocketGear 購入を機会に PC カードジャケットも買ってみました。 で、ここ にも書いた通り HDD 音楽プレーヤとして使おうと思ったのですよ。

 でも、この試みは残念ながら失敗だったといえましょう。 理由は以下のようになります。

  1. 電池が持たない。これが一番大きな理由です。 PocketGear を使いながら PC カード HDD で音楽を鳴らすと 40 分ぐらいでバッテリがなくなり、PocketGear の電源が落ちてしまいます。
  2. デカい。jornada 720 よりはましなのですけどね。 買う前に考えていたよりもずいぶん大きかったです。→ PC カードジャケット
  3. 持ち歩くのが面倒になってきた。 PC カードジャケットも持ち歩くってことが面倒になって来ました。 実は私、面倒くさがりなのです。

 かの有名な HDD 付き MP3 プレーヤの iPod だと、 曲を再生するに当たって、が〜っと HDD からメモリにデータを読み取ってしまって、あとは HDD を止めておくことによって長時間再生を実現しているとかの 話を聞いたことがあります。 WMP は残念ながらそのようなサービスはしてくれないようです。 それどころか、ちょっと振動を与えたりしただけで、HDD の読み取りに失敗するらしく音楽が途切れちゃったりもします。

 ということで、最近 1 万円を割り込んだ 256MB SD カードを音楽専用に購入し、 アルバム 8〜10 枚分のデータを入れて持ち歩くようになりました。 「2GB HDD に主な CD をすべて入れておいて、 いつでも思い立ったときにそこから選択して聞ける自由がある」 ってのもかなりナイスだったんですけどね〜。

PC カードのバッテリの減り方

 上記に書いたように、PC カードジャケットに HDD カードをさして聞いてい ると 40 分ぐらいでバッテリ切れが起こるのですが、たしか PC カードジャケットにもバッテリが入っているはずで変ですね〜。

 実はバッテリが枯渇しちゃうのは PC カードジャケット側のバッテリだけなのです。 上記のようにバッテリが切れた後、PC カードジャケットを取り外して PocketGear の電源を入れ、バッテリ残量を調べると、残量が 100% になっているのです。 つまり、PC カードジャケットを取りつけたときは、もっぱら PC カードジャケット側のバッテリが消費されるということのようです。

 う〜ん、なんか不自然ですね〜。しかも、PC カードジャケットのバッテリの残量は調べようがなかったりするんですよ。 なんか製品仕様の練り方が不充分ですよね〜。 PC カードの挿しこむ向きを工夫したのは立派ですが、 増設バッテリに関してはお粗末な感じです。

 ひょっとしたら自分が買った PC カードジャケットだけの問題かもしれませんので 121ware.com に電話してみました。 結果は、 「PC カードジャケット側のバッテリから消費されるのは確かにその通りです。 バッテリがなくなったときに電源が落ちてリセットがかかるのはおかしいです。」 そうなんです。実は単に電源が落ちるだけじゃなくてリセットまでかかるんで す。しかも何の警告も無しにですよ。ま〜、 ソフト的に PC カードジャケット側のバッテリ残量を検出できないんですからしかたがない気がしますが...

 ということで、一応突っ込んでみました。 「ということは私の PC カードジャケットが故障しているということでしょうか?」 NEC「まずは、カード側のメーカに確認してください。そのカードは PocketGear で使えることをカード側のメーカは確認しているんですよね。」 残念ながら、 2GB HDD カードは PocketGear どころか、CE 機で使えるとは言っていません。 「いや、確か PocketGear で使えるとは言っていなかったと思いますが、 PocketGear では ATA のストレージカードは使えるんですよね。 NEC 側で動作確認機器には入れていないんでしたっけ?」 NEC「NEC 側ではメーカから申告があったものを紹介するのみなのですよ。」

 ってことで、電源が落ちたときにリセットする問題は、 気にしないことにしました。 PC カードジャケットに関しては「不要だったな」 と思ってきました。

 ところで、121ware.com は電話がちゃんとつながって立派ですね。NEC の製品はほとんど持っていなかったのですが、 電話がちゃんとつながったのには感心しました。

いろんなメディアから再生するためのプレイリストの作り方

表1 asx ファイルの中身
<ASX version = "3.0">
<PARAM NAME = "Custom Playlist Version" VALUE = "V1.0 WMP8 for CE" />
  <ENTRY>
   <ref href = "\メモリ カード2\My Music\Discovery\1 Hello Tomorrow.wma" />
  </ENTRY>
  <ENTRY>
   <ref href = "\メモリ カード2\My Music\Discovery\2 Those Eyes.wma" />
  </ENTRY>
  <ENTRY>
   <ref href = "\メモリ カード2\My Music\Discovery\3 Knock on Wood.wma" />
  </ENTRY>
</ASX>

 ということで、PC カードから SD カードへの移行となったのですが、 PocketGear では PC カードが「メモリ カード2」、CF カードが「メモリ カード」、SD カードが「SD メモリ カード」で固定的な名前を持っています。 で、どうなるかというといままで少しずつ PC カード上で作ってきていたプレイリストが使えなくなっちゃうのです。

 自分の場合、Windows Media Player が CD を HDD にコピーする際に作成するフォルダ構造をベースに、 アルバムのフォルダ毎にメモリカードにコピーして音楽を持ち歩いています。 で、このフォルダ毎、すなわちアルバム毎にプレイリストを作成して、 プレイリストを選択して音楽を再生するという手順を踏みます。 そうするとアルバムに収録されている順番に音楽が再生されるというわけです。


表2 相対パスにしてみたが...
<ASX version = "3.0">
<PARAM NAME = "Custom Playlist Version" VALUE = "V1.0 WMP8 for CE" />
  <ENTRY>
   <ref href = "My Music\Discovery\1 Hello Tomorrow.wma" />
  </ENTRY>
  <ENTRY>
   <ref href = "My Music\Discovery\2 Those Eyes.wma" />
  </ENTRY>
  <ENTRY>
   <ref href = "My Music\Discovery\3 Knock on Wood.wma" />
  </ENTRY>
</ASX>

 このプレイリストなのですが、 恐る恐る asx ファイルをテキストエディタで開いてみたところ、 asx ファイルってのは XML ドキュメントであることがわかりました。 Pocket Gear の Windows Media Player で作成した asx ファイルの例を表 1 に示します。

 どうです?なんか、何を意味しているかわかるような内容だと思いませんか?

 PC カード上で作成したプレイリストを CF や SD に持っていってもうまくいかない理由が見えてきましたね。 各 wma ファイルがフルパスで記述されていたわけです。そこで、 この asx ファイルの「\メモリ カード2\」という部分を削除してみました。 これで、他のスロットに入れて再生できるかもしれません...


表3 スラッシュ(/)にしてみたところ...
<ASX version = "3.0">
<PARAM NAME = "Custom Playlist Version" VALUE = "V1.0 WMP8 for CE" />
  <ENTRY>
   <ref href = "My Music/Discovery/1 Hello Tomorrow.wma" />
  </ENTRY>
  <ENTRY>
   <ref href = "My Music/Discovery/2 Those Eyes.wma" />
  </ENTRY>
  <ENTRY>
   <ref href = "My Music/Discovery/3 Knock on Wood.wma" />
  </ENTRY>
</ASX>

 でも、残念ながらダメでした。

 で、何気なくバックスラッシュ(\)を URI で用いる区切り記号であるスラッシュ(/)に変更してみました(表3)。 すると、どうでしょう。おぉ!うまくいくではないですか!

 ということで、相対パスで記述するための書式はわかりました。 が、手で直すのも面倒になってきました。 ということで、自分専用に簡単なプログラムを作ってみました。 仕様はどんな感じかというと、 要するにアルバム毎にプレイリストになって欲しいわけですので、 が〜っとメモリカードをスキャンして、wma ファイルが入っているフォルダを見つけ出して、 そこに含まれる wma ファイルからなるプレイリストを、 それらのファイルを含むフォルダの「フォルダ名.asx」 というファイルに書き出すといったものです。

Windows Media Play List Creator
図6 Windows Media Play List Creator
一気にメモリカード上のすべてのアルバムのプレイリストが作れてしまう。

 ついでなので、メモリカードの特定の部分だけを検索できるようにして、 asx ファイルに含まれる wma ファイルのパスは、 指定されたフォルダからの相対パスにし、 作成した asx ファイルは、最初に「ここから下を探せ」 と指示されたフォルダに置くようにしました。 この「ここから下を探せ」の部分には「\メモリ カード」を指定しても良いし、 「\メモリ カード\My Music」みたいに特定のフォルダのみを指定しても良いわけです。

 名前は「Windows Media Play List Creator」 としておきました。略して wmplc です。

 で、作ってみたところ... う〜ん、これは結構便利かも。しかし、 見た目が悪い。でも便利。 でもパッと見、使い方がわからない。でも自分で作ったんだからわかる。 しかし、久しぶりに使うと[Create]じゃなくてOKを押してしまい、 オーマイガーって気持ちになる。 でもやっぱり使わざるを得なくなる...

 デスクトップ PC 上で作成した wma ファイルを、 アルバム単位で適当に SD カードに移し、Pocket PC 上で wmplc を実行し、 SD カードの最上位パスを指定すると、あら不思議。 アルバム名のプレイリストファイルがずらりと SD カードの最上位パスに並んじゃうんですね。

 当初は「SD スロットでも CF スロットでも使えるプレイリストファイルを作る」 ことを目的に wmplc を作っていたのですが、 いつでもプレイリストが簡単に作りなおせるようになり、 プレイリストは使い捨て感覚で利用するようになってしまいました。

 う〜ん、こんな結論で良いんだろうか? ちなみに、Pocket Gear 用(というか ARM CPU 向け)の wmplc は こちら を押してダウンロードできるようにしておきます。 tGetFile.dll のフォルダダイアログを利用しておりますので、tGetFile.dll も忘れずにインストールしてください。

 アイコンが SoftwareActionControl の流用だったり、見た目が悪かったり、UI が悪いのはご容赦願います。

(2003.4.27 着工、2003.6.19 竣工)

音楽再生中に一時停止しちゃうのをなんとかするには?

 で、PocketGear での音楽再生なのですが、 再生中に画面を消してポケットに入れておくと時々ストップしてしまうじゃありませんか。 「なんでだろう?」としばらく悩んでいたのですが、 どうも画面にタップすると一時停止するようです。

 Windows Media Player 自身、本来画像が表示される部分がタップされると 一時停止/再生を切りかえるような仕様なんですね。 で、画面をオフにしてもタップされると、 やはり一時停止してしまっていたというわけです。

 この「画面がオフのときもタップを受けつけてしまう」ってのは、実は PocketGear 特有の現象のようです。 iPAQ だと画面が消えていると画面のタップが受けつけられません。 考ええみると当たり前なのですが、 PocketGear では技術者がその仕様を見落としたかなにかしていたのでしょう。

 考慮が足りませんね〜。PocketGear の技術者が足りなかった話はいまさら嘆いてもしようが無いとして、 このままでは困るわけです。 なんとかしなければなりません。 なんとかしなければ! どうしたらよいでしょう?

 うんうんうなってあ〜でもないこ〜でもないと思いをめぐらした末、 いきついた結論は結構単純で、 Windows Media Player の画面を何かで覆ってしまえば良いのではないかと考えました。

 えっ、何ですか?「だから、ポケギにはカバーがついているでしょ」ですって?

 そうなんですね。カバーをしておけば問題ないんです。 でも、自分としては全体の体積/質量はできるだけ増やしたくないんです。 そういうわけでカバーを付けるのは好まないのです。 で、物理的なカバーじゃなけりゃソフト的なカバーってことになるわけです。

 一番簡単なのが、他のプログラムのウィンドウで覆ってしまうということです。 画面が消えている状態で簡単に他のプログラムを起動するには ハードウェアボタンを押して割り当てられているプログラムを起動するのが便利です。 しばらくは「予定」や「タスク」などで覆うようにしていたのですが、 実践を通して、 これらの画面を表に出しておくのは割と危険だということがわかりました。 というのは、 ポケットの壁面でドラッグ&ドロップされて予定の時刻が変わったりするのです。

 ちょっと話は脱線しますが、Windows Media Player のボタン割り当てを 「バックグラウンド再生中は割り当て解除」にしてあると、 Windows Media Player で画面を消した状態でハードウェアボタンを押して他のプログラムを起動してしまうと、 電源をオンオフしない限り画面をオンにできなくなってしまいます。いや、 できるのかもしれませんが、私にはわかりません。

 実は、画面を消して音楽再生中に「予定」 のアラームが出たりした場合も同じ問題に遭遇します。

 これについては、Pocket PC 2002 の「設定」の「ボタン」で Windows Media Player にハードウェアボタンを割り当てるとなんとか救えます。 ついでに Windows Media Player で「画面表示オン/オフ」 を同じボタンに割り当てるとちょっと便利です。

 私の場合、「ボタン1」すなわち、一番左のボタンに Windows Media Player が割り当てられており、 「画面表示オン/オフ」機能も同じボタンに割り当てられています。 こうしておくと不思議なことに、 画面を消して他の画面を上に重ねているときに、 ボタン1を押すと画面がオンになる上に Windows Media Player が表に出てくるのです。

 話を元に戻しましょう。 「予定」や「タスク」「連絡先」などを表に出しておくのは危険だったので、 次に自作のテキストビューア(未公開品)を 一番右のハードウェアボタンに割り当ててみました。 う〜ん、これは良いかも。

 ただし、この方法だと「バックグラウンド再生中は割り当て解除」にしてあると、 画面を消している状態では音量調整などができない点がちょっと残念です。 音量調整等をするには Windows Media Player を割り当てたハードウェアボタンを押してからおもむろに音量を調整するなどし、 再度画面をオフにし、他のプログラムを起動するハードウェアボタンを押すなどします。

 なお、最近は NextTrain が一番右のボタンに割り当たっていますが、 これもカバーとしての性能は良好です。

 今この記事を書いてて思いついたのですが、Windows Media Plyer 自身にもカバーがあるではないですか。 それはメニューバーの「ツール」の「バージョン情報」です。 おぉ!これは素晴らしい! Windows Media Player で割り当てたボタンも解除されないので、 画面が消えている状態で Windows Media Player のボタンマッピングが解除されずに有効に使えるではないですか! パチパチパチ。

 ということで、しばらくこれで運用したいと思います。

 こういう記事を書くのは、自分の考えが整理できて結局は自分のためになるんだよ、 というお話でした。めでたしめでたし。

(2003.6.10 記、2003.6.11 ちょっと更新)

磁石が入っているのは何とかならないのかしら?

図7 こんなところに磁石が
こんなところに磁石があるんです。磁力も結構強かったりします。 で、胸ポケットにクレジットカードと一緒に入れたりすると、 お互いの配置によってはまずいことになります(被害経験あり)。

 ひどい話なんですが、PocketGear って本体に磁石が入っているんです。 どうひどいかと言うと、私は PocketGear を通常上着の内ポケットかシャツの胸ポケットに入れて持ち歩いているんですが、 同じポケットにクレジットカードなどのカードを入れておくと、 磁気情報がお亡くなりになってしまったりするのですよ。

 実際に私は、オフィスのカードキーを PocketGear を入れていた胸ポケットに裸で何気なく入れるというウカツな行為により ダメにしてしまったという実害をこうむっております。 そのとき一緒に入れておいたクレジットカードの磁気情報もお亡くなりになっているかもしれないので、 お店で使ってみるなどしてそのうち確認したいと思います。

 というわけで、早速 121ware.com に電話してみました。 「えっと、PocketGear の本体に入っている磁石ですが、 これの磁力をなくすなどの方法はありませんか?」 NEC「と言いますと?」 「いや、胸ポケットに入れるとクレジットカード類の磁気データが消失してしまうので困っているのですが。」 NEC「残念ながらできませんね〜。」

 残念です。しかし、ここで引き下がらず少しだけねばってみました。 「例えば、 御社に機械をお送りすると磁石を取り外して送り返していただくなどの作業はしていただけませんか?」

 しかし、残念ながら無情にも否定されてしまいました。 ということで、磁石が入っていることはあきらめるしかなさそうです。 とりあえず、胸ポケットに入れるときの向きを工夫して対処しています。 今はカラダ側に画面が向くようにして、 カード類が入ったパスケースは PocketGear の背中の前に入れるようにしています。 心臓の近くに磁石があるわけですね。心臓の血流が良くなるかもしれません。

 しかし、こういう気遣いが必要な PDA って... ってな気もしないでもないです。 えっ?「なんで磁石が入っているか?」ですって? カバーを閉じたときにバタバタしないように入っているんですね。 カバーにはロックするためのツメとかはありませんし。

 で、カバーを使わない私にとってはまったく益の無い磁石なわけです。 せめてカバー側を磁石にして、 本体側の磁石部はただの鉄にしてくれれば良かったのに、 と思いました。

(2003.6.10 記)

リンク集

PocketGear 公式ホームページ

 アップデートモジュールなどがダウンロードできます。

PocketGear 通信

 出荷前の記事が充実しています。 出荷前は力が入っていたんですね〜。 これで予定通り 2001年 11月末に出荷されていれば 大ヒットだったのでしょうが...

月刊アスキー遠藤編集長が聞くPocketGearの戦略。そしてMobile GearはLinuxを搭載!?――NECモバイル関連の責任者、成澤祥治氏インタビュー

 Handheld PC 2002 ってのが構想はあったけど結局ボツになったんですね〜。って、PocketGear の話ではないですね。

 しかし、このインタビューは何だったんだろう?と思います。 東芝、富士通、NEC と、お互い似通った会社が同時期に Pocket PC に参入して、 結局東芝だけしか残らなかったのは、 このインタビューから予見できたような気がしないでもありません。

PocketGearにまつわるおはなし

 「ファイルエクスプローラの友」で有名な中村友次郎さんによる PocketGear にまつわるお話。 ウラのウラまでの情報が入手できるので必読です。 ただ、NEC によるアップデートモジュールは 2002年 8月にリリースされ直したみたいで、 ここに記述されている KBDMOUSE.DLL の不具合は修正されているようです。 ← 本日(2003.7.1)確認したところ、本件アップデートされてました。 しかも、6月末付でずいぶん記述を増やされてました。ますます必読ですね。

 で、私と同じように Windows Media Player で悩んでいたようです。 が、私とは違うアプローチをとられたようです。

 追記されたところを読み進めると...、 相互リンクいただいたようでありがとうございます。

PocketGear購入!

 このページを参考にして開腹手術をすると磁石が取り外せるかもしれません。


Windows CE Home Tillanosoft


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