CE Lab:Research:ポケットポストペット

ポケットポストペットで Windows CE

掲載 2001年3月5日/最終更新 2003年4月12日


はじめに

 ポストペット専用マシンである NTT DoCoMo の ポケットポストペットですが、 最近かなり価格が下がってきております。 先日(2000年12月頃) 1 万円をとうとう割り込みましたので、 つい 1 台購入してしまいました。

  ポケットポストペットが実はWindows CE をベースに作られていることは良く知られていることですが、 ではポケットポストペットを Windows CE マシンとして利用することができるのでしょうか? もしできるとしたら、カラーでキーボードつきの超軽量 Windows CE マシンが 1 万円前後で入手できることになります。

  また、これまでポケットポストペットをポストペット目的で利用している場合も、もし一般の Windows CE ソフトが利用できるのであればポケットポストペット の活用の幅が広がることになります。

  このページでは、ポケットポストペットの Windows CE マシンとしての活用方法、 および Windows CE マシンとしての注意事項などについてまとめておきたいと思います。

  なお、ポケットポストペットの詳細なスペックについては ここ をご参照ください。RAM が 8MB というのが最近の CE マシンとしてはちょっと気になりますが、 同じ RAM 8MB のカシオペア A-51up がメインマシン (ポケットポストペット購入当時)の私としてはそれほどネックではありませんでした。 それよりも外部メモリカードがコンパクトフラッシュではなく マルチメディアカードである方がちょっと気になりました。

Windows CE マシン化手順

ポケットポストペット上で Tillano
Explorer が動作
ポケットポストペット上で CE ソフトが動作

  結論から言うと、ポケットポストペット上で一般の Windows CE ソフトを動かすのはそれほど難しいことではありません。 ただし、最初の CE ソフトを動作させるためにマルチメディアカードが必要となります。 一度 CE ソフトを動かす環境ができてさえしまえば、 マルチメディアカードはなくてもファイルのやり取り等も行えるので、 マルチメディアカードを持っている人が近くにいれば、ちょっと借りて CE 化してしまうこともできます。 とは言え、たくさんのプログラムを利用する場合や RAM エリアのバックアップのためにはマルチメディアカードがあったほうが良いので、 16MB 程度のものを購入しておいても良いでしょう。

  なお、CE ソフトを動かしても、 ポストペットが使えなくなったりはしませんので、ご安心ください。

  以下に CE ソフトを動作させる手順を示します。

  1. 自動実行プログラムの準備

     まずは、ブートストラップです。すなわち、 最初の CE プログラムを起動させなければなりません。

      幸いにして、ポケットポストペットは、マルチメディアカード挿入時に、 「\CE\R4100\AutoRun.exe」が存在すればそれを起動しようとします。 この性質を利用して最初の CE プログラムを立ち上げます。

      実は、後にも述べますが、Windows CE のソフトの中でも種々の理由によりポケットポストペットでは動作しないソフトも あります。例えば、 Tillanosoft の Tillano Explorer (一般向け版)がその例です。 それは、Tillano Explorer が CESHELL.DLL というダイナミックリンクライブラリを 利用しているにもかかわらず、ポケットポストペットには、CESHELL.DLL が実装されていないためです。

      実は、Tillano Explorer については、ポケットポストペット版が提供されていますので、 最初に起動するプログラムとして、Tillano Explorer を利用してみましょう。 Tillano Explorer のポケットポストペット版は、 ここからダウンロードします。

      また、起動した後の設定のために、Tillanosoft の SmallMenu および SmallTweak(ポケットポストペット版)もダウンロードしておきましょう。両方とも、 ここ からダウンロードします。

    Tillano Explorer for PocketPostPet
    Tillano Explorer

      3 つのファイルをダウンロードし、解凍することにより、texplore.exe, smenu.exe, stweak.exe の 3 つの exe ファイルが拾って来れたと思います。 これら 3 つの exe ファイルをマルチメディアカードにコピーします。さらに、 texplore.exe については、マルチメディアカード上に「\CE\R4100」 という名前のフォルダを作成し、そこに AutoRun.exe という名前でコピーします。 この際、大文字小文字は問いません。

      さて、上記のように準備したマルチメディアカードをポケットポストに挿入し、 電源を入れると、しばし砂時計が出た後、左図のような Tillano Explorer が起動するはずです。

      上記のようにして、最初の Tillano Explorer が起動したら、 まずはポケットポストペットのフォルダ階層などを Tillano Explorer を使ってながめてみましょう。 かなり普通の CE のフォルダ階層になっているのがわかります。一方、 \Windows の下は、かなりファイル数が少ないのにも気が付くでしょう。

      一通りながめ終ったら、「\Program Files\Tillanosoft」というフォルダを作成し、 マルチメディアカードにコピーしておいた 3 つの exe ファイルを、 後々のためにコピーしておきます。

  2. ハードアイコンの設定

     マルチメディアカード挿入によるソフトの自動起動機能を利用して、 Tillano Explorer を起動しましたが、 毎回マルチメディアカードを入れたり出したりして ソフトを起動するのはおっくうです。また、 Tillano Explorer を起動した時点で気が付かれたかと思いますが、 ポケットポストペットはキーボードが付いていて H/PC っぽいのですが、H/PC に見られるタスクバーもありません。

      そこで、プログラムランチャやタスクスイッチャが必要になってきます。 ポケットポストペットにマッチするソフトを求めて 一通りいろいろな CE 系サイトでサーチしたのですが、 既存のプログラムランチャやタスクスイッチャは いろいろな面でポケットポストペットでは都合が悪いことがわかりました。

      というのは、多くのプログラムランチャやタスクスイッチャは タスクトレイに常駐するものがほとんどなのですが、 ポケットポストペットにはタスクトレイが存在せず、 どうもタスクトレイにアイコンを表示しようとするタイミングで ソフトがシステムエラーで終了してしまうのです。

      これは、困りました。しかしよくよく考えてみると Tillanosoft では ProgramMenu という Pocket PC 向けのソフトを作っており、 このソフトはタスクトレイにアイコンを表示しません。そこで、 ProgramMenu を Windows CE 2.11 用にコンパイルしなおしてこれを動かしてみました。 実は ProgramMenu も ceshell.dll を使っていたのですが、 ceshell.dll 関連の機能は使わないようにすることで動作するようにできました。

    SmallMenu
    SmallMenu

      これでプログラムランチャは準備できたものの、 どうしてもタスクスイッチャを調達することができませんでした。 そこで、ついでなので、 ProgramMenu をベースにタスクスイッチャを作成することにしました。 それが SmallMenu です。

      SmallMenu はタスクスイッチャ兼プログラムランチャで、 最初のメニューはタスクスイッチャ的メニューなのですが、 メニュー項目の 「スタート」アイテムを選択するとそこから先は ProgramMenu になっています。 大抵のプログラムが自力で終了できるので、あんまり必要なかったのですが、 SmallMenu からプログラムを閉じたりすることもできるようになっています。

      この SmallMenu のメニューさえいつでも呼び出せるようになれば、 マルチメディアカードを使った自動起動機能を利用しなくても、 いつでも自由自在に CE ソフトを起動できるようになります。

      さて、その SmallMenu ですが、どうやって呼び出せば良いのでしょうか?

      結局、SmallMenu の呼び出しにはポケットポストペットの画面脇についているハードアイコンを利用することにしました。

    SmallTweak for PocketPostPet
    SmallTweak

      このハードアイコンは、 レジストリを設定することにより割り当てられた機能を変更することができます。 ただ、レジストリエディタで変更するのは面倒でしたので、 SmallTweak にハードアイコンの割り当てを変更する機能を追加し、 それを使って割り当てプログラムを変更するようにしました。

      どのハードアイコンに割り当てるかは悩ましいところなのですが、 自分は位置的な関係から、 「おともだち帳」を押すと SmallMenu が表示されるようにしました。 ただし、「おともだち帳」機能は「インターネット」 アイコンから呼び出せるように変更しています。「インターネット」 機能はまったく呼び出せなくなってしまいましたが、 使わないので問題なしとしています。

     

      「おともだち帳」に SmallMenu を割り当てるには、 左上図のように、「おともだち帳」を選択し、「プログラム:」の部分に 「"\Program Files\Tillanosoft\smenu.exe"」と入力し、OK ボタンを押します。

     OK ボタンを押した時点で、「おともだち帳」は SmallMenu 起動のアイコンへと 変身します(もちろん見た目は変わりませんよ)。

  3. SmallMenu の設定

      次は、SmallMenu のスタートメニューの設定を行いましょう。少なくとも Tillano Explorer などのファイルエクスプローラは呼び出せるようにしておきましょう。 というのは、ファイルエクスプローラさえ立ちあがれば、他の設定は後からでも可能だからです。

      SmallMenu のスタートメニューは、 「\Windows\プログラム」の下のショートカットがそのままメニューの項目に 現れるようになっていますので、「\Windows\プログラム」の下にショートカットを 作成することでメニューの項目が作成されることになります。まずは、 Tillano Explorer のショートカットを「\Windows\プログラム」に置きましょう。 あとは、適宜好みのソフトのショートカットを作成していけば OK です。

      ここまで環境を整えてしまえば、あとはリセットボタンを押したとしても、 先に SmallMenu を割り当てたハードアイコンをタップすることで、自由に Windows CE ソフトを呼び出すことができます。

  4. ファイルの転送

      最も手軽に PC や他の Windows CE マシンとファイルをやりとりするには、 マルチメディアカードを利用するのが一番です。カシオペア E-700 であればマルチメディアカードを介して簡単にファイルのやりとりができます。 PC カードスロットが備わった PC や H/PC であれば、マルチメディアカード用の PC カードアダプタを利用して PC や H/PC からマルチメディアカードの読み書きができます。

    IrCopy
    IrCopy

      でもこれでは、マルチメディアカードは手放せません。 実はマルチメディアカードを介さないでファイルをやりとりすることもできます。 さて、クイズです。どうすればいいでしょう?

      答は赤外線ポートを介してのやりとりです。伊藤栄一朗さんが公開している フリーソフト IrCopy を利用します。このソフトを導入することにより、 他の Windows CE マシンとファイルをやりとりすることができます。 IrCopy はここ から入手できます。左記のページがもし無くなっている場合は、 トップページから たどってみてください。

      Windows 95 版の IrCopy というのもあるようですが、 残念ながら私は探し出せませんでした。

Windows CE マシンとしてみたポケットポストペット

  以上のようにポケットポストペットを Windows CE マシンよろしく CE ソフト を動作させるマシンに仕立てあげることができたわけですが、冷静に Windows CE マシンとしてポケットポストペットをとらえるとどうなるでしょうか?

  以下、今日まで使ってきた感覚で気ままにリストアップしていくと、以下のよ うな感触です。これらは言わば、ポケットポストペットを Windows CE マシンとして見た時の注意点とも言えます。

  1. CPU は MIPS 系 CPU であり、ソフトをインストールするときは MIPS 系 のものを入れれば OK です。
  2. Windows CE のバージョンは H/PC pro よりも新しい 2.12 ですが、表面 上のインタフェースは H/PC でも H/PC pro でも Palm-size PC でもありませ ん。もちろん Pocket PC でもありません。
  3. キーボードつき CE マシンとしてはダントツに軽量です。jornada 720 の 510g は比べるまでもなく、初代カシオペア A-51 の 370g をも大きく下回り、 315g しかありません。
  4. 「機能」キーが CE の Alt キーにあたります。
  5. ActiveSync が使えません。
  6. リモートネットワークの呼び出しの道具が準備されていません。 実際には携帯インタフェースでインターネットにつなげられるわけなので、 プログラムを作れば対応できるのではないかと思います。
  7. コントロールキーがありません。ただし、エディットコントロールでは 機能+X、機能+C、機能+V でカット&ペーストが行えます。
  8. H/PC や PsPC でタスクバーなどを表示しているシェルが存在していませ ん。その代わり、カシオ製のシェルがプログラムの切り替えなどを制御してい ます。
  9. タスクバーなどシェルが提供していたと思われる部分にアクセスすると、 プログラムが終了したり、何も出てこなかったりします。タスクトレイへのア イコンの表示(プログラムが終了してしまう)、ファイルオープンコモンダイアログ(なに も行われない)などが、これにあたります。
  10. もともと動いているプログラムはすべてカシオ製のシェルの管理下にあり ます。ハードアイコンもカシオ製シェルが管理しています。ハードアイコンで 画面を切り替えると適宜前に動いていたプログラムが終了したりします。
  11. Ng for Win32
    入力中の文字が見えない (Ng for Win32)
  12. SmallMenu から起動する一般のプログラムはカシオ製シェルの知らない ところで動いているというあつかいになると思います。
  13. DLL が結構足りないです(表1)。通常 ROM で提供される DLL が足りなく、 別途ファイルの形で入手するのは困難だと思います。ROM の DLL は通常コ ンパクトフラッシュなどにコピーできないようになっているので、ほかの CE マシンから拾ってくることもできません。表 1 の DLL を使っているプログラ ムは残念ながら動きません。
  14. いわゆる *.cpl 形式のコントロールパネルが使えません。コントロール パネルを起動する cplpnl.exe もありません。ポケットポストペットの設定画 面は、コントロールパネルそっくりで、もっとも CE らしさを感じさせる部分 なのですが、実は各アプレットは exe ファイルであり、カシオ製シェルが制 御しています。
  15. 日本語を入力するのに、その場変換で入力するソフトでは問題ありませ んが、変換ウィンドウを別途出して入力するソフトでは変換ウィンドウが表示 されず、入力途中の文字が表示されません。
表1 ポケットポストペットに搭載されていない DLL
DLL名役割
addrstor.dll 連絡先データベースアクセス
aygshell.dllPsPC のシェル関連処理
ceshell.dllシェル関連処理
commdlg.dll色および印刷に関するコモンダイアログ
htmlview.dllHTMLコントロール
inkx.dllインクコントロール
mlang.dllインタネット多言語処理
msgstore.dll メールメッセージストアへのアクセス
note_prj.dllPsPC のストレージアクセス関連処理
oleaut32.dll OLE オートメーション関連処理 搭載してました(2001.5.18記)
richink.dllリッチインクコントロール
tnefutil.dllメールのTransport-Neutral形式関連処理
voicectl.dllボイスレコーダコントロール

Windows CE ソフト動作状況

  ポケットポストペットで Windows CE ソフトを動作させる環境が整ったところで、 次はどういったソフトを導入したものか、見ていきましょう。

  1. PIM 系ソフト

      まずは PDA の定番である PIM ソフトですが、自分は次のように感じました。

      「とりあえず、自分はほかにも CE マシンを持っているし、ActiveSync でオフィ スの環境と同期させているので、わざわざ PIM をポケットポストペットで利 用する理由はないだろうな。でも、それほど変化がないアドレス帳については、 もしほかの CE マシンのデータが簡単に移せるのであれば載せておいてもよい かもしれない。」

      しかしこの考えはあえなく玉砕してしまいました。PIM データが管理するデー タベースは 伊藤栄一郎さんの DBAPP を利用することで、簡単にポケットポス トペットに移せました。しかし、アドレス帳データベースの中身を表示する PIM ツールが全滅でした。アドレス 帳に関しては各ツールとも addrstor.dll という DLL を介してアクセスして いるのですが、ポケットポストペットでは addrstor.dll が存在しないことが 原因です。

      ということで、結局のところ、アドレス帳については PIM データを独自に保存するソフトを試しに利用してみることにしました。 そして行きついたのが @風手帳 です。

      なお、ROSE については、CE のデータベースにあるスケジュールをアク セスすることができますが、変化の激しいスケジュールをわざわざコピーした りするのが大きな手間と感じました。

      さて、さらにさささっとメモをとるソフトなども欲しいなと考えたのですが、 テキストのメモであれば KNote、手書きメモであれば Memoraなどがポケットポストペットで動作し ます。KNote は IME を使っての入力時に入力文字列が見えませんが、 編集については ポケットメモ帳 など、ほかのエディタと連携することで、不便なく使えます。

  2. CE Octopus
    CE Octopus
    Warehouse Guy
    Warehouse Guy
  3. ゲームソフト

      ポケットポストペットのかわいい筐体にはゲームソフトが似合うのではないか と思います。

      Jimmy Software が以前配布していた CEOctopus などはポケットポストペットの画面にベストマッチです。(版権の 関係でしょうか?最近は配布していませんね)。

      また、Palm-size PC 向けとしてリリースされている Warehouse Guy(倉庫番)も Palm-size PC の縦長の画面より、ポケットポストペットの横長の画面の方が しっくりくるように感じます。 しかしこのソフト、もともとが UNIX 上で動作する X ウィンドウ向けのソフトとして作られているものであることもあり、 画面サイズの追従は完璧ですね。

  4. Tillanosoft のソフト

      Tillanosoft のソフトはどちらかというと成績が悪いです。 主に、ポケットポストペットでは実装されていない ceshell.dll を利用していることがネックとなっています。 Tillano Explorerポケットメモ帳SmallTweak に関しては、 ceshell.dll をリンクしないようにしたり、画面サイズを調整したり、 ポケットポストペット向けの機能を追加したりした、 ポケットポストペット版がリリースされています。 また、ポケットポストペット専用ソフトである SmallMenu もリリースされて います。

      SpaceFinder はそのままポケットポストペットでも動作します。


  5. SpreadCE
    SpreadCE
  6. その他ソフト

      大きいのは、表計算ソフトである SpreadCE が動くことですね。1 万円程度でかなり本格的な表計算ソフトが動く マシンが手に入るってのはすごいことだと思います。

      その他、TascalFilerEx、TascalExplorer(Palm-size PC 版)、TascalRegedit などの TascalSoft さん のツールは軒並み動きます。 スクリーンショットを撮るには Cafe Cappuccino さんの NfShotを利用すると良いでしょう。

Cab ファイルへの対処法

  Cab をコピーしてダブルクリックすることにより インストールが行なわれるタイプのソフトが結構あるのですが、 実はポケットポストペットでは Cab によるインストールが行なえません。 使いたいソフトが Cab 形式のインストーラを備えていて、 自分が MIPS 系の CE マシンを所有していないときはどうしたら良いでしょう?

  そういう場合には、Windows 98 や Windows 2000 を使って強引に Cab ファイルを展開します。

  ではさっそく SpaceFinder を例に、Cab を強引に展開してみましょう。

  SpaceFinder の zip 圧縮されたアーカイブを展開すると、 いくつかのファイルがでてきますが、その中には H/PC MIPS CPU 向けの インストールファイルである sfinder.mips.cab というファイルが存在します。 このファイルを Windows 2000 なり Windows 98 でダブルクリックすると、 さらに Cab ファイルの展開が行なわれます。

 実際に展開されて出てくるのは、SFINDE~1.000 という 1KB 程度のファイルと、 0sfinder.001 という 60KB 程度のファイルです。 ここで推測するに、 1KB 程度の小さいファイルの方はインストールするための情報が記されているファイルで、 大きい方のファイルが実際の exe ファイルになるものと思います。

  そこで、0sfinder.001 の方を sfinder.exe という名前に変更し、 ポケットポストペットにコピーしてみましょう。 どうですか?うまく動いたことと思います。

  SpaceFinder は非常にシンプルな構成でしたが、 Cab ファイルによっては exe 以外にも dll ファイルがいくつか入っている場合があります。 その場合は結構対応が難しいのですが、 dll のファイル名等に関して readme などを良く読むと記述がある場合があるので、 readme などを調べて対応する dll 名をつきとめて、名前を変更したりすることになります。

ポケットポストペットマシン活用法

  さて、ポケットポストペットで Windows CE ソフトが動いたとしたらどんな活用方法があるのでしょうか?

  ひとつは、そのかわいい匡体を利用しての逆転的活用法です。 羊の皮をかぶった狼的手法とも言えますね。 外から見るとはなやかなかわいいメール端末なのですが、 実体は表計算マシンだったりするわけです。 しかもキーボードがついていますのでかなり使えるマシンだったりします。 SpreadCE では XLS 形式のファイルを直接読み書きできますので、 外出中はポケットポストペットで表を見たり修正したりして、 オフィスに戻ってマルチメディアカードをメインのパソコンに挿して、 おもむろに続きを処理するなどもできるわけです。

  ポケットポストペットはドコモの携帯専用という感じなのですが、 レジストリエディタで色々探検してみると、PHS を使ってダイアルするような 跡が残っています。また、IrDA ポートがついていますので、 なんらかのプログラムを作ることで、 グレ電で通信!なんてこともできるかも知れません。

  な〜んて、そんなに背伸びしなくても楽しい使い方はいっぱいあると思います。 とにかく、液晶はカラーでとても美しいですし、 これで 1 万円前後で手に入るとはウソみたいな話です。

(※追記(2001.5.18) ポケットポストペットで QMAIL2 が動いています。詳しくは こちら )



Windows CE Home Tillanosoft


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