CE Lab:Research:トリコメール

CE化トリコメールでの文字入力

掲載 2004年4月12日/最終更新 2004年4月12日


はじめに

 かなり今更なのですが、 海外方面からトリコメール関連の問い合わせがあったのを機に、 以前から気になっていたトリコメールを購入しました。 と言っても、もう普通には手に入りませんのでオークションで手に入れました。 振りこみ手数料や送料込みで 4,000 円弱でした。

  トリコメールはポケットポストペットと同じカシオ製であり、 ハードの構成も、MMC スロットがあることなど、結構似通っています。 ということで、 ポケットポストペットと同様の手順 で、CE 化が可能と思っていましたし、 色々な方からのメールから CE 化されている方がいらっしゃることもわかっていました。

  ただし、キーボードが付いてないということで、 使い勝手は違うということもそこここで目にしておりました。

  ということで、先人たちの CE 化を参考にさせていただこうとサーチさせていただいた結果、 以下のページにたどりつきました。

CE化トリコメール
CE 化されたトリコメール
トリコメールでSmallMenu
トリコメールでSmallMenuが動いている様子

 さて、それではこれらのサイトを参考に CE 化に取りかかろう... と思ったのですが、 面倒くさがりでかつせっかちな私は結局自分が一番慣れている手順である ポケットポストペットと同様の手順 で CE 化してしまいました。つまり、Tillano Explorer、 SmallMenu、SmallTweak の 3 点セットを利用したというわけです。 ネットでは「Tillano Explorer を autorun.exe に するとリスタートする」などの記述も見かけましたが、 運が良いためかそういう現象には遭遇しないで済みました。

すると入力ができないではないですか!

 というわけで、すぐに CE ソフトを動かす環境はできたのですが、 いざ設定を変えようとすると入力ができないという問題にぶちあたりました。 たとえば、SmallTweak で拡張子への割り当てを変えようとしても、 ファイルタイプ名を入力できないのです。

 どれどれ、他の人はどうしているのかな? と先に挙げたサイトを参照してみると PQBox というソフトを利用しているらしいことがわかりました。

 「なるほどなるほど、PQBox ってのは POBox の改造版か」。 英語版の CE マシンに POBox を入れた経験もありますので、 馴染みがないわけではありません。しかし、 動かすまでに色々設定が面倒だったようなうっすらとした記憶が残ってます。 「あ〜、それはちょっと面倒だな〜」と思いつつ、 また、尻ごみする自分の気持ちを少しずつ高めつつ、 CE 化したトリコメールをいろいろといじくっていました。

それって SIP なの?

 で、トリコメールのレジストリを色々見ていたときに、 あるものを発見しました。それは、見なれた SIP(Software Input Panel) のレジストリエントリです。

 PocketTweak にて SIP の設定をいじれるようにしており、 そのための修正の対象となっているのが、その SIP 関連のレジストリエントリなのです。 で、同様のレジストリエントリがトリコメールにもあるではないですか。 ってことは、トリコメールって、CE のお約束にしたがってインプリしてある SIP を備えているってこと?

ポケットメモ帳で入力パネル
ポケットメモ帳で手書き入力
ポケットメモ帳で入力パネル
手書きを含めて、 入力パネルが何の問題もなく動作しました。 ポケットメモ帳は入力パネルのオンオフに合わせて画面のサイズを変えますので、 入力パネルにより入力された文字が隠されるということもありません。 でも、そのおかげで入力パネルの下から、 ウラにまわっている画面が見えてしまっています。

 たしかに、 トリコメールでメールを書くときは入力パネルが画面に出てきます。 でも、その入力画面ってどこか CE っぽくないんです。なんか、 いかにも CE のお約束にはしたがっていませんよって感じのパネルです。 パネルの下の方に変なアイコンが表示されますしね。 「これが実は CE のお約束にしたがった入力パネルなら、 このパネルでどのソフトでも入力できるはず」 と、そのとき思いました。「それなら作ってみようか」と。

 SIP のオンオフ制御はすでに十分調査済みでライブラリ化もしてましたので、 そのアイデアをベースにプログラムを作るのは PQBox の readme を読むよりも楽かも、と思えました(※注: これは単に私がズボラで面倒くさがりということを意味しており、 PQBox の readme が難しいと言っているわけではありません)。

 ということで、簡単なソフトを作りました (ここ をクリックしてダウンロード。フリーソフトです)。 結果はバッチリです。一風変わった入力パネルでしたが、 きっちり CE のお約束にしたがっていてくれたんですね。 さすがカシオさんです。

 作ったプログラムの名前を考えるのが面倒だったので、 SipToggle ってことにでもしましょう。 「メール受信」 ハードアイコンに SipToggle を割り当ててつついてやると、 実に気分良く入力パネルが出たりひっこんだりします。 PQBox では入力不可とされている SpreadCE にも入力できました (注: SpreadCE への入力はセル上じゃなくて、 上の方のエディットボックスで行うのがコツです。 普段利用されている方はご存知と思いますが念のため)。

 プログラムは簡単にできたのですが、 アイコンを作るのが面倒なのでアイコンは付けていません。 多分作るとなるとプログラム作りの 10 倍ぐらいの時間が必要になりますし、 ハードアイコンに割り当てて利用する分にはアイコンは見えないので 無くても良いんじゃないかと思います。




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