サモ・ハン・キンポー(洪金寶)



珍しいよなサモハン、ノラ・ミャオ2ショット

脚本無しの映画作りをずっと捨てない永遠のデブゴン
世界中のデブに夢を与えた。
(制作年度がバラバラになっているところもあります。)



臭頭小子
Emperor of Filthy Guy
デブゴンの太閤記
燃えよデブゴン!出世拳

監督 金翁(カム・ヨン)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
黄家達(カーター・ウォン)
石天(ディーン・セキ)
岳華
欧陽玲瓏
黄玲
蔡頭
魏平澳
葛小寶
劉文斌
薛徳山
翁小虎
許天徳
李雲保
張憲全
武術指導 陳信一
徐天榮
脚本 林煌坤
制作年度 1978

■サモハン主演作品の中でも極めてマイナーな作品。
取り沙汰される事は少ない。
だが、日本でも以前はビデオ化、TV放映はやっている。

かなり悪どい方法でのし上がった皇太子(黄家達)が、
占い師の石天さん
「あなた様じゃなくて下手人のデブゴンが皇帝になると出ております、ひぃ〜。」
と言われたため、デブゴンをボコボコに。
逃げ出したデブゴン。
少林寺?に駆け込んで、クンフーの修行をし、
やがては反王朝グループと手を組んで遂には皇太子を打ち倒し、
皇帝になるのであった・・・・終劇

な、なんかお話を要約すると面白そうな気配がしないでもないが、
豊臣秀吉太閤ほどの話の面白さは当然無く、
当時の時代背景・政治色が色濃く反映されてるわけでもないのが残念。
どっちか。
アクションか物語のどっちかがしっかり描かれていれば悪くなかったと思うのだが。



黄飛鴻少林拳
The Skyhawk Ying Chu
スカイホーク・鷹拳

監督 鄭昌和
出演 關徳興(クワン・ダッ・ヒン)
苗可秀(ノラ・ミャオ)
黄家達(カーター・ウォン)
洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
黄仁植(ウォン・イン・シク)
李昆(リー・クン)
唐偉成
林正英(ラム・チェンイン)
趙雄
司馬華龍
張弘
金h珠
洪性中
游龍
張景坡
陳菁
武術指導 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
音楽 願嘉輝(ジョセフ・クオ)
脚本 易方
制作年度 1973

◆1974年制作の元祖・黄飛鴻映画。
いやあ、期待は無かったけど出演人が豪華ということと、元祖・黄飛鴻映画を観てみたかったので購入。
感想といえば、一際
苗可秀のチャーミングさと、サモハンの可愛さが目立った作品でした。

やはりタイトルから、あのお馴染みのテーマ曲が。
しかし「音楽 願嘉輝」となっていたけど、それは編曲なんだろうなぁ?
まさかこの黄飛鴻のテーマまで彼が作ったということは・・・??
←元祖・黄飛鴻様。実際、気功術にも長けていました。
冒頭は、黄飛鴻とお付きのサモハン(
林世榮役になるのかしら?フェイフェイと呼ばれていたけど・・・?)で
何やら
水戸黄門とうっかり八兵衛のような旅を続けています。
←少年顔から青年顔への微妙な時期で、なんだかサモハンの可愛いこと。
そこに、
←俺にとっては永遠の銀魔王
黄家達
銀魔王が現れ、二人とも一網打尽にしてしまい・・・・ません(そりゃそうや)。
この黄家達青年が、理由はわからんが
←あの
強がりジャッキーが唯一認めた、マジツヨのテコンドファイター
黄仁植が現れ、三人とも一網・・・・
いやいや黄家達だけボコボコにされていたので、黄飛鴻様が助けることに。
老け役だが、やっぱ黄仁植先生も若いこと。
ここで披露するアクションで、いきなり他の奴らと一線を画しているのがわかります。特に足!
←「ヤング・マスター・師弟出馬」を彷彿とさせます。

黄飛鴻一行様が向かった先の娘に、
←つい最近、来日されたそうで。近影をこわごわと見てみたいところ。
サユリスト(吉永小百合)がいるならば、
ミャオリストも絶対いるはず!
香港映画永遠のアイドル、苗可秀。
特に
本作のウリは個人的に彼女!アクションより彼女の可愛さの方が際だっています。
鄭佩佩(「グリーン・デスティニー」で大胆な復活)みたいな復活をしてくれたらなぁ・・・

申し訳ないが、本当にドラマ部分はどうでもよく割愛気分で、
←右の画像は気分良く唄ってるところ。
黄飛鴻様の後について、ひょこひょこ歩く姿や、黄家達さんやら苗可秀さんとかに
優しく接するサモハンのチャーミングな魅力が一杯です。
もちろん、

アクションの見せ場もしっかりあります。そりゃそうだ武術指導本人だもん。
ただ難を言うけど、本作の殺陣はまだまだ洗練されていなく、

どう考えたって、黄仁植が黄飛鴻じいさんに負けるはずない
事も影響してか、
アクション的に盛り上がるシーンは、ちょっとどうかな、あったかなと・・・
この後のサモハン殺陣の素晴らしさの原点さえも見えてこなかったのは残念です。
ほんでもって、一つ疑問が出たのですが(本人に聞くしかないような疑問ですが)、

ここではしっかりと(武術指導 洪金寶)とクレジットされているのに、
何で4年後に作られる「四大門派」では(武術指導 朱元龍)と
戯劇院時代の名前でクレジットされているのでしょうね?
いや逆だったらわかりますけどね。
ま、ともかく
←本作の個人的に
ベストショット
こんな微笑みされたら誰だってクラッと来るでしょう。くらくらっ
でね、彼女観てて凄いな〜って思うことが一つ、
←これは別人、もう一人のヒロインの目。
すんごいアイシャドー、目張り、眉毛書き、厚化粧なんですよ。
時代がそういう感じだったから、それはそうなんすけど、それに比べて
←どうらんぐらいしか付けてない。
全編に渡って、苗可秀さんは
ほとんどスッピンなんですね。これは凄い。
TOPの画像で確認してみて下さい。
どうみても整形顔じゃないし。天然美女じゃんじゃん、これは。
また他女優さん達がみんあ化粧濃いので、余計際だって目立ってます。

改めてサモハン、苗可秀さんの魅力を気づかさせてくれる一本でした。
あれ・・・・なんか変なまとめかた・・・黄飛鴻はどこいった?



贊先生與找錢華
Warriors Two
燃えよデブゴン/友情拳

監督・武術指導 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
〔上下〕薩伐(カサノバ・ウォン)
石天(ディーン・セキ)
馮安克(フォン・ハックオン)
劉家榮(リュー・チャーヨン)
李海生(リー・ハイサン)
梁家仁(リャン・カーリャン)
楊威(ヤン・ウェイ)
銭月笙(チェン・ユーサン)
太保(タイ・ポー)
陳龍
林正英(ラム・チェンイン)
鍾發(チュン・ファット)
楊成五
孟海(マン・ホイ)
陳會毅(チェン・フォンイー)
元武
曾志偉(エリック・ツァン)
火星(マース)
元彪(ユン・ピョウ)
脚本 司徒安
音楽 陳勳奇(フランキー・チェン)
製作 鄒文懷(レイモンド・チョウ)
制作年度 1978


恐らくサモハン監督初期の作品だと思う。
元々の照明か、TV版が悪いのか画面が暗くてめちゃくちゃ観にくい。
話自体は単なる復讐劇の陰惨なものだが、この映画のテーマは「詠春拳」であり、
それを会得していくプロセスがなかなか面白かった。手技ばっかのやつね。

石天さん(
ディーン・セキ)も出ているが、あまり持ち味が活かされて無くて残念なところ。
ユン・ピョウとか林正英とかがやられ役で出ている。サモハン・チームだからね。
主役は〔上下〕薩伐大先生なのだが、彼は足技の達人なので、正直ミスキャストでは?
後輩思いなのかなぁ。ほとんどの新人さんは売れなかったが、ユン・ピョウだけ売れた。



肥龍過江
Enter the Fat Dragon
燃えよデブゴン

監督 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
馮峰(フォン・フン)
楊羣(ピーター・K・ヤン)
喬宏(ロイ・チャオ)
馮安克(フォン・ハック・オン)
李海生(リー・ハイ・サン)
梁家仁(リャン・カー・リャン)
林建明(リン・チェン・ミン)
楊威(ヤン・ウェイ)
黄蝦
孟海(マン・ホイ)
林正英(ラム・チェン・イン)
火星(マース)
曾志偉(エリック・ツァン) 
馮敬文
王偉
李海淑
劉香萍
趙志凌
泰山
元彪(ユン・ピョウ)
武術指導 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
黄蝦
馮安克(フォン・ハック・オン)
脚本 倪匡(イ・クオン)
音楽 陳勲奇(フランキー・チェン)
制作年度 1978

◆日本でもなんとちゃんと劇場で公開されたデブゴン第一弾。
とはいっても、シリーズ化なんて最初からしてないわけで、
何かの抱き合わせで入ってきたサモハンの映画を、
日本側で勝手に「デブゴンシリーズ」と称しているだけであるが。
例によってユン・ピョウとか孟海とか端役出演してます。
恐らくサモハンが撮った初めての現代劇で、
ブルース・リードラゴンへの道」と同じく、
田舎から来た若者が、知り合いの叔父さんの店をぶっ潰して帰ります。
非常にベタなギャグが続くコメディなんだけど、そっくりさん
ブルース・リーv:sデブゴンが
お互い偽
ブルース・リーという事で面白かった。
ラスト、3人との戦いのシーンでお分かりかとも思うが、
この映画は
ブルース・リーへの敬愛を込めたオマージュ映画であり、
また3人の最後の1人と戦っているときに見せるクンフー・ファイトが尊重しているように、
クンフー映画の歴史を辿る映画でもある。と思えばなかなか感慨深い。
それに、そこらのそっくりさんより実際サモハンの方がずっと似ている。



戌魚翻生
By Hook or by Crook
燃えよデブゴン2
燃えよデブゴン/正義への招待拳

監督・製作 麥嘉(カール・マック)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
石天(ディーン・セキ)
牛馬(ウー・マ)
曾志偉(エリック・ツァン)
鐘發(チュン・ファット)
游佩玲
劉雅麗
黄冰儀
韓國財(ハン・クォツァイ)
唐菁
泰山
何柏光
曹清
西瓜包
徐新義
黄思
成運安
林正英(ラム・チェン・イン)
麥嘉(カール・マック)
火星(マース)
元彪(ユン・ピョウ)
武術指導 洪家班
策劃・脚本 黄百鳴(レイモンド・ウォン)
音楽 陳勲奇(フランキー・チェン)
制作年度 1978

◆例えば「毒々モンスター」とかああいった映画をB級映画と言うが、
だとすればこの映画は何級なんだろう?と思うぐらい下品で奇天烈な映画。
さすが、監督の麥嘉がハリウッドで勉強してきただけの事はある。
いったい何を勉強して来たんじゃ。
それでいて石天
ディーン・セキ)さんの代表作の一つかもしんない。
遺憾なくそのバカ演技が披露されている。石天(
ディーン・セキ)さんがわからない人は
「カンニング・モンキー・天中拳」でジャッキーにインチキ拳法
教えてた人思い出して下さい。あの人です。
いや、クンフーは一応あるんですよ。
でも、それをメインにせずになんとか映画を作るんだ!
って意気込んで作ったらこんなのができちゃったって感じですな。
だいたい役柄がみんな変で
・今は引退してるけど昔義賊だった怪盗・お花小僧(午馬
・世界追っかけっこ記録を作ったこそ泥・アンポンタン
・何故か町に現れるチビの殺し屋・チビガンマン(曾志偉
・凄い悪者でありなんだかよく分からない・ペンサンピン(鐘發
・お花小僧に憧れるデブなのに乞食・デブゴン
羅列しただけで、気が滅入ったでしょ。こんなのがずっと続くの。
面白い面白くない以前の問題ですな。
麥嘉とサモハンは二人してガルボ映画社を設立し、
本作と「燃えよデブゴン3」を撮ったがあっという間に潰れている。そりゃそうだわな。



林世榮
The Magnificent Butcher
燃えよデブゴン7

監督 袁和平(ユアン・ウー・ピン)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
關徳興(クワン・ダッ・ヒン)
李海生(リー・ハイ・サン)
元彪(ユン・ピョウ)
韋白(ウェイ・パイ)
樊梅生(フォン・メイ・サン)
元武
曾楚霖
馮安克(フォン・ハック・オン)
鐘發(チュン・ファット)
林正英(ラム・チェン・イン)
馮敬文
何柏光
陳會毅(チェン・フォンイー)
蒋金(ジャン・ジン)
唐晶
武術指導 洪家班
袁家班
脚本 ケ鏡新
王晶(バリー・ウォン)
製作 鄒文懷(レイモンド・チョウ)
制作年度 1979

まず黄飛鴻にはその下にまた有名な弟子達がいて、
その弟子がモデルになっている作品も結構ある。
本作は弟子の1人で肉屋でデブの「林世榮」のお話である。
他にもいろいろ弟子がいたが、
どんな奴だったか忘れたので、詳しく知りたい方は李連杰の
「黄飛鴻シリーズ」第一弾を観て下さい。
お話自体は単なる仇討ちものである。
それよりも長年黄飛鴻を演じてきた關徳興
(日本で言えば雁之助の山下清みたいな)の、アクションが凄い(いや、ダブルですよ)。
クンフー自体はユアングループとサモハングループの
技術の推移を結集したと言える出来の良さで、それだけは本当に見物である。
やっとこさ林正英もちゃんとした役を貰っている。元彪に倒されるけど。
この林正英vsユン・ピョウと、サモハンv:s鐘發の戦いはクンフー映画史上に残した。
俺が。
一つ疑問に思ったのが、象形拳と言われるものは動物の動きや仕草を見て、
拳法にしたものだと思うのだが、
ここでは腕をくねらせる動き「柔橋」というのがまずあって、
それが蛇の形に似ているから「蛇拳」となっている。どちらが先なのだろうか?



身不由己
The Victim
斗え!!デブゴン
燃えよデブゴン!地獄の危機一髪

監督 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
梁家仁(リャン・カー・リャン)
張翼(チャン・イー)
唐偉成
陳會毅(チェン・フォンイー)
鐘發(チュン・ファット)
黄蝦
元武
陳龍
董[女尼]
錢良
麥嘉(カール・マック)
張景坡
魚頭雲
張照
杜少明
元寶
沈威
江道海
胡大為
黎劍雄
武術指導 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
元彪(ユン・ピョウ)
陳會毅(チェン・フォンイー)
林正英(ラム・チェン・イン)
脚本 劉天賜
製作 麥嘉(カール・マック)
制作年度 1980


サモハン功夫映画の中でも1,2を争う功夫バトルを炸裂させているのがこの映画。
最初から最後まで続く功夫バトルは本当に激しく力強く素早くて圧倒的、 名勝負も次々出てくるバトルは迫力満点である。

んだけども
お話展開は新規的なことにチャレンジしようとしているのはわかる。
わかるけどあまりにも雑でメチャクチャでシャレで済まないパターン。
このアクションの素晴らしさとお話の悪さとの落差が余りにも激しい作品として自分の中では印象深い。

また面白いことに、前半はお話も面白く、功夫もそこそこ良さげ。
後半は話がわかわかんなくなるけど、功夫はメチャ凄いという展開なのだ。

前半

冒頭にサモハンと謎の人物との謎の会話が挿入 改めてサモハンは腕自慢の若者。
今日も自分を倒すような強者に師匠になってもらって、より強くなろうと町を闊歩。

子供をいじめていたチンピラの鐘發をとっちめる。
いつも怖い悪役のイメージが強い鐘發だが、今回は調子の良いチンピラ兄ちゃんなのが面白い。
結構、合ってるのにこの後こういうの無かったなぁ。

鐘發がサモハンを案内したのは自分の通う道場。
鐘發 「俺の師匠はメチャメチャ強いで〜」
ということで、ワクワクしたサモハン。
vs師匠の黄蝦が始まったが、 サモハンにとって敵ではなかった。
黄蝦 「俺の師匠こそメチャメチャ強いで〜」
ほんまかいな?
ということで、出てきたのはさらにその師匠の麥嘉 ・・・いやいや、麥嘉て。
もうあかんやろ、予想つくわ。
やっぱサモハンの一撃で沈む麥嘉師匠。そりゃそうだわな。
サモハン 「なかなか強い奴っていないなぁ〜・・・」
と、がっかりしながら旅を続けるサモハンであった。

そんな時、村人のピンチを巧みに救う梁家仁の姿を発見。
サモハン 「これは強そうだ」
と、梁家仁に挑戦するサモハン。
適当に受け流してるだけの梁家仁に何も出来ないサモハン。

サモハン 「あなたこそ俺の師匠になるべき人だー!!」
やっと自分より強い奴を見つけたということで早速弟子入り志願。
梁家仁 「だめだめ」
ということで、サモハン弟子入り大作戦が始まった・・・

−−−ね?
前半は思い切りカンタンなコメディ功夫で明るく楽しく面白い。
展開もこれからどうなっていくのか、楽しみ満載なのだ。

後半

しつこく弟子入り志願するサモハン。
しかし梁家仁はそれどころではなかったのだ。

梁家仁&董〔女尼〕の結婚式夜。
同じくその董〔女尼〕に惚れていた義兄である張翼は何とも面白くなかった。
捨て子であった義弟の梁家仁がごっつ可愛い嫁さん手に入れて、正しく長男である俺は彼女1人いないじゃん!
元から悪童だった張翼は遂に董〔女尼〕に襲いかかった!
これを見つけた梁家仁。 遂に董〔女尼〕を求めての大バトルが始まる!
「今のうちに逃げろ!」
梁家仁の友人が自らを犠牲にして張翼から梁家仁&董〔女尼〕を脱出させる。

その後、 張翼の追っ手を逃れて梁家仁&董〔女尼〕は何とか生活していたものの、
そこには再び張翼の魔の手が忍び寄っていた・・・

確かに弟子入り云々どころでないわ

何とか追っ手を倒していた梁家仁一行だったが、そこに義父危篤の知らせが。
仕方無しに義父、義兄のいる実家へ向かったものの、そこで義父は死んでしまう。

張翼 「このまま帰れるとでも思ったか!」
またも張翼が大量の部下を使って梁家仁殺害、董〔女尼〕強奪に襲いかかる!
ずっと後ろをくっついてきていたサモハンも巻き添えを食らって戦闘参加。
だが、多勢に無勢で梁家仁らは追い込まれていく。

董〔女尼〕 「あなたのその煮え切らない態度がごっつ嫌いなの!!」

危機を察した董〔女尼〕は梁家仁との幸せを諦め、張翼と一緒になると発言。
おかげで、梁家仁とサモハンは殺されずに開放される。

張翼 「ふははは!ついに董〔女尼〕が我が手に!」
と思ったのも束の間、梁家仁らが逃げおおせたのを見届けた董〔女尼〕は 張翼のスキを見て自害。
後からサモハンが董〔女尼〕の亡骸を張翼の部下から奪い取って梁家仁に渡すのであった。

愛する妻は死に、生き甲斐も無くなった梁家仁。
することもないのでサモハンの弟子入りでも認めることにする。(仇討ちとか考えないですか)

梁家仁 「きさまーっ!?!?」
そんな梁家仁を突然ナイフで襲ったのはサモハンその人であった。
サモハンにまで裏切られた梁家仁は無念のうちに非業の死を遂げる・・・

張翼の屋敷に梁家仁の死体を運ぶサモハン。
サモハン 「おふくろを返してくれ!」
母を張翼に人質にされていたサモハンは最初から梁家仁殺害を命じられていたのだ。
冒頭の会話はそういうことだったのだ。

むっくっ

とその時、突然死んだはずの梁家仁が立ち上がった!
既にそのことを梁家仁に話していたサモハンと2人で一芝居うっていたのだ!

張翼 「きさまっ!」

しかし悪知恵ではサモハンも張翼に勝てなかった。
既に刺客が待機しており、サモハンの命は狙われていたのだ。
刺されるサモハン!
結局、母を助けることも叶わず、師匠の梁家仁に看取られながら事切れるサモハン・・・
遂に梁家仁の怒りが爆発した!!

張翼が用意した凄腕の用心棒・唐偉成も今の梁家仁にとって敵ではなかった。
大勢の部下が一斉にかかったがこれも梁家仁の怒りの鉄拳で叩き散らす!!
遂に義兄弟の最後の対決が始まった!!
同じ技を会得している者同士の一進一退の攻防は熾烈を極めた!
互いにグロッキーになってきた時、梁家仁はふと思う。

梁家仁 「殺していいものだろうか・・・」
・・・今さら迷ってんじゃねぇ!!

気の迷いを見せた梁家仁に張翼が襲いかかる!

-----------------------その後、 董〔女尼〕&サモハンの墓を建て弔う梁家仁。
そこを太った老人が通りかかる。
老人 「気を落としなさるなよ・・・」
梁家仁がふと老人の顔を見上げて唖然とする。
その老人こそサモハンその人だったのだ!

終劇



つーか、暇だったので敢えて滅茶苦茶な脚本のあらましを書いてみた。
分けると分かり易いんだけど、まず前半と後半で主役がサモハンから梁家仁に変わってるし、
テイストはコメディ功夫からかなりシリアスな復讐劇になってしまってます。
さらに裏切りなどで死んだり生きたりのキャストでわけわからんというかワケは分かっても、
「なぜこんな展開なのか?」
のワケは全くわかりません。
前半の軽やかなノリで進んでいればなぁと、その辺は残念。

ただし、その通り功夫バトルが素晴らしく、
サモハンvs梁家仁もたっぷりありますし、団体戦もたっぷり、
さらには梁家仁vs唐偉成、vs張翼は素晴らしいバトルであります。
サモハン筆頭に元彪や林正英、陳會毅らの洪家班絶好調の殺陣ですね。

TV「燃えよデブゴン!地獄の危機一髪」のタイトルで放映された時は、
冒頭の謎の会話シーンなどカットされていたと思います。 後の深夜放映の際には入ってました。



用牙老虎
Two Toothless Tiger
燃えよデブゴン!お助け拳

監督 劉観偉(リッキー・リュウ)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
袁信義(ユアン・シュン・イー)
王龍威
鐘發(チュン・ファット)
李海生(リー・ハイ・サン)
林建明(リン・チェン・ミン)
張景坡
馮敬文
杜少明
太保(タイ・ポー)
武術指導 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
林正英(ラム・チェンイン)
元彪(ユン・ピョウ)
陳會毅(チェン・フォンイー)
製作 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
制作年度 1980


とりあえず本作とジャッキー「ナイスガイ」を持ってたら、オープニングを見比べてほしい。
・・・・・・同じでしょ。

先に言っちゃえば、本作の一番の見所は凄まじいクンフー・シーンにあり、
サモハン作品の中でも屈指の出来上がりだと思う。
王龍威vs鐘發、王龍威vsサモハン・袁信義、これは非常にベストバウトだ。
ラストに王龍威が繰り出しまくる連続飛び回し蹴りなんか、観た当時凄いインパクト!
「なんだこの人〜!?」
って思ったものである。鐘發の身軽さにも驚いた。
だからクンフー・シーンは本当にお薦め。

ただ、これもオーソドックスなクンフー映画の流れ(仇討ち、復讐)から脱却して
新しい流れのあるクンフー映画を作ろうってなことで、
そういった作品の中の失敗作であると感じた。

秘宝を示す地図の存在、富豪の主に扮する信義、地図を巡っての争奪戦、
面白くする要素はたくさんあったように思えたのだが。

うーん・・・・信義の顔が問題か?



鬼打鬼
Close Encounters of the Spooky Kind Spooky Encounters
燃えよデブゴン8
妖術秘伝/鬼打鬼

監督 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
鐘發(チュン・ファット)
林正英(ラム・チェン・イン)
太保(タイ・ポー)
陳龍
黄蝦
元武
何柏光
杜少明
午馬(ウー・マ)
馮敬文
張景坡
陳會毅(チェン・フォンイー)
武術指導 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
林正英(ラム・チェン・イン)
元彪(ユン・ピョウ)
陳會毅(チェン・フォンイー)
脚本 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
黄鷹
製作 鄒文懷(レイモンド・チョウ)
制作年度 1980
◆いわゆるキョンシー映画の元祖。これが始まり。
キョンシーの飛び方云々はサモハンが考案したもの。なかなか偉いな。
本作もお話自体は心底陰惨なので、話自体は気にしないように。なんじゃそりゃ。
キョンシーも出てくるが、ここではまだキョンシーの動きが確立していない。
いっつもいっつも悪役しかしてない鐘發が初めていい役を演じている。
結構、いい感じなのになぁ。この後も悪役ばっかり。
最後の猿の霊と棒使いの霊(?)が取り付いた代理戦争なるものが壮絶。
いや、クンフーですよ。
香港では当時、興行収入2位を獲得した。1位はジャッキーの「師弟出馬」。



醒目仔古惑招/肥龍功夫精
The Incredible Kung-Fu Master The Kung Fu Master
プロジェクトD(デブゴン)
燃えよデブゴン9

監督・脚本・製作

張同祖(ジョセフ・チェン・ツン・ジョ)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
董[王韋](トン・ワイ)
李海生(リー・ハイ・サン)
孟海(マン・ホイ)
高飛(コー・フェイ)
黄蝦
火星(マース)
宋錦成
鐘發(チュン・ファット)
大細眼
何柏光
馮敬文 
林正英
陳龍
曾楚霖
惠天賜
泰山
林正英(ラム・チェン・イン)
陳會穀(チェン・フォンイー)
武術指導 林正英(ラム・チェン・イン)
元彪(ユン・ピョウ)
梁家仁(リャン・カー・リャン)
制作年度 1981


何となく、
サモハンが義理で参加(←推測) んだけど功夫シーンは義理だろうが何だろうが妥協はしないぞ。
という印象を受ける映画。
今となって広い心で見返せば余りに典型的なお話ながら功夫もよくほんわかと楽しい一作です。

実際の主演はサモハンではなく董〔王韋〕。
知らない方に説明すると「燃えよドラゴン」で李小龍に拳法を教えてもらうあの少年だ。
李小龍 「どんしんく!!ふぃ〜〜〜〜〜ゆ」
といった李小龍先生独特の教え方が功を奏して(笑)、立派な功夫青年となって主役を張ってみました。
後に武術指導家としてジャッキー「ツインドラゴン」「アクシデンタルスパイ」にも参加してるけど同一人物でいいのかな?

■流れ

詠春拳の達人である黄蝦師匠と、五形拳の達人である陳龍師匠は兄弟で仲良し。
今日も村で悪さを働いていた李海生を二人してとっちめた。
李海生 「アンタの方が強かったぜ」
と2人に言って去っていく李海生(いや捕まえろよ)。
この挑発をきっかけに仲良し兄弟は大喧嘩。
以来、2人はお互いに道場を構えてライバル意識剥き出しにするのであった。

復讐を考えていた李海生の弟・高飛は手下の鐘發、宋錦成兄弟(兄弟は無茶な設定だろ)に、
この2つの道場の拳法を習わせ盗ませようと画策し送り込む。

功夫が大好きで両道場にたまたま遊びに来ていた米屋の董〔王韋〕が、
さらにたまたま鐘發、宋錦成を殴ったことからいさかいが始まった。
ボコボコとやられる董〔王韋〕。さらに米屋もクビ。くやし〜

またまたたまたま知り合ったサモハンが拳法の達人だったので弟子入り開始。
そっからサモハンのきびし〜い特訓が始まる。

今度は自信満々で鐘發、宋錦成に挑む董〔王韋〕。
2人をボコボコにし、晴れて借りを返したりと呑気な感じだったが
裏では着々と高飛がそして雲隠れした李海生が復讐の機会を狙う・・・
そして黄蝦、陳龍師匠たちの和解はあるのか?
(ってやっぱりあんまり董〔王韋〕と直で関係ないのだが)

終劇


■楽しい対決いっぱい

まず功夫が楽しいです。
李海生vs黄蝦、陳龍が大袈裟にオープニングを盛り上げ(BGMが)、
董〔王韋〕vs鐘發、宋錦成 高飛vs黄蝦、陳龍や董〔王韋〕や 李海生vsサモハン、董〔王韋〕
それに董〔王韋〕vs李海生軍団(火星くん参加)も楽しませてくれます。
厳しいこと言えば元彪なみに体の柔らかい董〔王韋〕も良いし、クオリティは別に何とも劣っていないのですが、
この映画独特の何かってのがまぁ強いて言えば李海生が披露する"うずまき入道(日本版)"ぐらいなのは、
も1つ物足りないところ。

■キャストもお馴染みたっぷり

董〔王韋〕くんは他にもたくさん出演してらっしゃいますが、イマイチブレイクしなかったですね。
感じは良いんだけど華がなかったのかな。

いつも怖い鐘發さんですが、今回はちょっとしたバカチンピラということで 悪役側ではありますが面白いし、
宋錦成兄貴との変なコンビネーションも笑えます。

他には町でいつもの馮敬文、曾楚霖といった常連おっさんが顔を出したり、
林正英もチラッ、陳會穀は蛇拳の使い手(?)として登場。
鐘發に戦いを挑むも、脱皮した蛇のようにひからびる笑演技を披露してます。

そしておい!
クライマックスにて登場するギャートルズな衣装を身につけた李海生軍団、
その中に嬉々として名も無い役で頑張ってる火星くん発見。
火星くんも下積みは色々となぁ・・・じゃねーだろ!

「蛇猫鶴混形拳」('80)という単独主演作はどうした!?
そして本作の製作年度は('81)となっとるど!
本作がとりあえず「蛇拳」「酔拳」以降、つまり'78年以降に作られたものであることは間違いない。
それでいて、「ヤングマスター」的殺陣が垣間見られるので、やっぱり本作は'80年以降のものだと思う。

さすが「プロジェクトA」で有名になった後であろうとなかろうと
端役・スタントを演じ続けた彼はある意味もどの意味も凄いぞ。

■ ・・・って、

まぁそれ以外は何も無くひたすらに娯楽映画に徹してます。
それなりに悪くないけど、やっぱりこの映画独特の何かってのが感じられないのがイタイかな。



提防小手
Carry on Pickpocket
ピックポケット
燃えよデブゴン4 ピックポケット!

監督 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
陳勲奇(フランキー・チェン)
劉克宣(リュウ・ハク・シュン)
彭秀霞(ディディ・パン)
狄威(ディック・ウェイ)
呉耀漢(リチャード・ウン)
王坤(ウォン・クワン)
陳龍
曹達華(チョウ・ダッワー)
泰山
田俊(ジェームス・ティエン)
武術指導 洪家班
脚本 黄炳耀(バリー・ウォン)
音楽 陳勲奇(フランキー・チェン)
製作 陳勲奇(フランキー・チェン)
黎鷹就(ガイ・ライ)
制作年度 1982

個人的にはサモハンが監督した現代アクションコメディで屈指の出来だと思っているのが本作。
ちょうど「燃えよデブゴン7」「燃えよデブゴン/正義への招待拳」「ユン・ピョウ in ドラ息子カンフー」等の功夫片と、
「五福星」「スパルタンX」「大福星」等の有名なジャッキー共演作との間に製作されたこの作品は見逃されがち。
でも本作はとても面白いし、サモハン現代アクション片の起点でもあったと思う。
だったら考察してみようということで1つ。

■ちょうさんちょうさん♪

さて、いきなり最初から元彪夫人・彭秀霞の巨乳が炸裂する画作りだけで男性陣は興味津々か。
オープニングから派手な功夫アクションが展開するわけでもないのに、
テンポよくグイグイ引き込めるピックポケット(スリ)な演出と
許冠傑ばりの広東語テンポが心地良い主題歌が秀逸。

功夫であれだけの動作が出来る彼らにしてみれば、スリシーンはお茶の子さいさい、
幾らでもバリエーション増やして観客を楽しませられるといった演出の自信がうかがえる。
さらにオープニングを一目見れば

劉克宣 →ボス。スリ総指揮
彭秀霞 →揺動係(主にお色気で)
洪金寶 →実行犯
陳勳奇 →実行犯

という役割分担も一目瞭然。
あっという間にここでキャラクター設定を説明しているってわけだ。

さて、彼らがどんな物語に巻き込まれていくのだろうか?
とすんなり物語に入り込んでいける。

■ちぇんゆーさん♪

劉克宣さんの元気なお芝居を見た後は、ディスコシーンに移る。
この辺、いかにも'80年代だな。
極端に美人すぎない彭秀霞は子供っぽい演技が可愛らしい上に、
あのバディということでそりゃー別に元彪じゃなくても誰だってそりゃー ディスコにいればなぁ・・・
このディスコで一際目立つ脇役はボーイの銭月笙。
今までサモハンとつるんで悪役、或いはサモハンを苦しめる悪役、
しかも3番手ぐらいをいっつも演じてた銭月笙が今回は
ノリノリダンスで料理をまともに運べないボーイを演じていて何だか好感。
そんな脇で味出すキャラクターを添えた上で、
得意の功夫アクションとサタデー・ナイトフィーバーと黄金狂時代を一気にやってしまう感覚が凄い

■りちゃーどん

大筋としては
偽婦人警官の葉徳嫻に色気で騙されて密輸団のダイヤをスッてしまったサモハンだったが、
葉徳嫻は偽ダイヤにすり替えて本物持ってトンズラ、サモハン一行は偽のダイヤ抱えて密輸団相手に戦う、
といったものである。
これだけでは時間が持たないということで用意されてるのが
・身分証明書200枚をスレ!
呉耀漢と王坤の凸凹警官コンビ(田俊もあるよ)
で、中盤ではずーっと呉耀漢の「スリを捕まえたいぞぉ」で七転八倒する姿が面白すぎ。
隣で飄々とした演技の王坤もイカす(この人あんまり売れなかったねぇ)。

さらに飄々とし過ぎている本作の陳勳奇は最高だねぇ・・・

秀逸なシーンとしては陳勳奇が捕まったアジトから逃げ出そうとして
そこの部下ともみ合うフリして実は全部財布スッてるところ。
見直すとわかりやすいけど、ちゃんと財布スッていってるんだよね。

■ちきーん!

ダイヤをこっそり隠したボスの劉克宣にダイヤの在処を白状させるための一芝居。
TV放映版では"チキン"と呼ばれる巨大外人が登場するシーン。
とっても面白いシーンなのだが動きまくる劉克宣見てると心配になってくるのよね。
どうしてもその後、「プロジェクトA」撮影中に他界されたことを知ってるから。

スリ団(といっても爺ちゃんが抜けて実質3人)vs密輸団との戦いは後に、
サモハン現代アクションのクライマックスの基本であり、その後の発展に多い役立っているシーンである。

ちなみに彭秀霞の巨乳作戦には
「おっぱい見えバージョン」「おっぱい見えないバージョン」と2つあるようだ。
最近発売されているものは「おっぱい見えないバージョン」であることが多いらしい(詳細は知りません)。

ラストの因果応報のオチがまた好き。
ここまでドジ踏みまくった甲斐があった呉耀漢!って感じで。



意外と知られてない忘れられていると思われるこの作品、
機会があれば是非一度観てほしい。

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※以下はfake様より頂いた書き込みです。

ピックポケットといえば・・・
fake 投稿日:2003年9月25日<木>03時37分  
『ピックポケット』の劉克宣を白状させる場面、
アレってロバート・レッドフォードの『ホット・ロック』 (72)という泥棒映画からのまんまパクリなんすよ。
でもうまく流用しましたね。あの場面、あるのと無いの とでは大違いだと思うし。



人嚇人
The Dead and the Deadly
霊幻師弟/人嚇人

監督 牛馬(ウー・マ)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
鍾楚紅(チェリー・チェン)
鐘發(チュン・ファット)
牛馬(ウー・マ)
許良美
銭月笙(チェン・ユーサン)
権永文
杜少明
黄錦〔炎木〕(メルヴィン・ウォン)
張景玻
陳龍
元武
武術指導 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
元彪(ユン・ピョウ)
林正英(ラム・チェン・イン)
陳會毅(チェン・フォンイー)
脚本 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
黄炳耀(バリー・ウォン)
音楽 黎小田(マイケル・ライ)
企画 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
製作 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
制作年度 1983

ホラー・アクションの第二弾。悪いけど駄作。
カメラマンを担当していた劉観偉がサモハンに抜擢されて、
次の「霊幻道士」を監督することになった。
見所は午馬鐘發率いる暗殺団との戦いで、
時間こそ短いのだが、スピーディでなかなか手に汗握る展開の素晴らしさ。
何気に貴重なのが鍾楚紅の古装なチャイナ服と若々しさで、
他の周潤發共演作とかでどうしてもアダルティーな魅力が目立つ彼女だが、
ここではいかにも
クンフー映画のヒロインって感じでとても可愛らしい。
白塗りになったサモハンの本作のポートレイトが有名。



富貴列車
Millionaire's Express
冒険活劇/上海エクスプレス

監督 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
元彪(ユン・ピョウ)
關之琳(ロザムンド・クワン)
鄭文雅(オリビア・チェン)
朱寶意(エミリー・チュウ)
鍾鎭濤(ケニー・ビー)
倉田保昭
黄正利(ホアン・チョン・リー)
大島由加里
王羽(ジミー・ウォング)
石堅(シー・キェン)
狄威(ディック・ウェイ)
王龍威
羅芙洛(シンシア・ロスロック)
劉家榮(リュー・チャー・ヨン)
田俊(ジェームス・ティエン)
李文泰(リー・マン・チン)
張沖(ポール・チャン)
高飛(コー・フェイ)
リチャード・ノートン
鐘發(チュン・ファット)
孟海(マン・ホイ)
林正英(ラム・チェン・イン)
曾志偉(エリック・ツァン)
呉耀漢(リチャード・ウン)
午馬(ウー・マ)
沈殿霞(リディア・サン)
元奎(ユン・ケイ)
元華(ユン・ワー)
王玉環
區海倫
關山(クワン・サン)
小候
楊斯(ヤン・スエ)
林建明(リン・チェンミン)
樓南光(ビリー・ロウ)
樊梅生(フォン・メイサン)
高飛(コー・フェイ)
胡楓(ウー・ファン)
陳龍
錢嘉樂(チン・ガーロッ)
元コ
程守一
蕭コ虎
元武
周金江
彭潤祥
張永祥
劉秋生
武術指導 洪家班
脚本 黄炳燿(バリー・ウォン)
張堅庭(アルフレッド・チャン)
黄忠基
音楽 成錦榮
策劃 陳友(アンソニー・チェン)
午馬(ウー・マ)
張堅庭(アルフレッド・チャン)
製作 何冠昌(レナード・ホー)
製作総指揮 鄒文懐(レイモンド・チョウ)
制作年度 1985

◆「福星シリーズ」で極めたオールスター喜劇の頂点時に撮られた超大作。
本当にオールスターでジャッキーとユンファ以外は出ていると言ってもいい。
舞台も中国、カナダでロケしているのでなかなか大きい。
のっけからウェスタンな音楽に併せて馬で盗賊団が登場するあたりが、
凄く期待させる演出だったのだが、まぁ凡庸な作品だなぁ。
ユン・ピョウ關之琳の長い長いキスシーンもある。
關之琳さん好きだったなぁ、そういえば。
何故かサモハンがそれなりに役柄上モテているのが納得行かないが。
タイトル通り、列車でのアクションが一杯あるのかと期待したが、そんなに無い。
ただ、列車に手錠を繋がれたまま駅まで走って来た林正英
めっちゃしんどそうで笑った。
倉田保昭も出演しているが、アクション部分のいいとこは全部
大島由加里たんに持って行かれた。無念。
由加里たんここでのバトルはいいよな〜(いろいろな意味で)
倉田さんが
「なみあむだぶつ〜」と唱えていたが、そりゃあんた「なむあみだぶつ」だろ。



東方禿鷹
Eastern Condors
イースタン・コンドル

監督 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
元彪(ユン・ピョウ)
袁和平(ユアン・ウー・ピン)
秦祥林(チャールス・チン)
元奎(ユン・ケイ)
高麗虹(ジョイス・コウ)
林正英(ラム・チェン・イン)
ハイン・S・ニョール
夏志珍
高飛(コー・フェイ)
招文菌
黄錦榮
苗僑偉(ミウ・キウ・ワイ)
莫少聰(マックス・モク)
鐘發(チュン・ファット)
湯鎮業
元華(ユン・ワー)
陳龍
倉田保昭
狄威(ディック・ウェイ)
周比利(ビリー・チョウ)
田俊(ジェームス・ティエン)
何家剄
李建生
張國強(チャン・コッキョン)
錢嘉樂(チン・ガーロッ)
林國斌
牛馬(ウー・マ)
武術指導 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
元彪(ユン・ピョウ)
元奎(ユン・ケイ)
林正英(ラム・チェン・イン)
元華(ユン・ワー)
脚本 黄炳耀(バリー・ウォン)
音楽 周錦祥
製作 何冠昌(レナード・ホー)
制作年度 1987

サモハン渾身の力作。 そして最初で最後の(?)戦争アクションである。

まさにサモハン映画でお馴染みの面々をジャッキー除いて全て起用、さらに倉田保昭、
袁和平を招いてオールスター戦争ものに仕上げている。
大がかりなロケや戦車、重火器、
爆破シーンもふんだんに登場し その気合いの入れようは並々ならぬものを感じさせてくれる。

で、 いったいこの映画はどこが悪かったのだろう?

結局、本人が期待するほどの大ヒットは飛ばせす、日本では劇場公開を見送られビデオ発売に終始、TV放映さえもない。
不思議。
個性溢れるキャラクターが登場し、アクションも素晴らしく、 テンポも悪くないというのにどうしたことだ。
というわけで考察。



序盤好きなシーンはやっぱりこれから決死隊として死地に赴く囚人共の紹介シーン。
陳龍のすっかり悪役ヅラした顔がリアルで怖い。
林正英隊長が選んだ囚人は、
洪金寶、元奎、袁和平、秦祥林、陳龍、張國強&樓南光(兄弟関係)、劉秋生、小候の面々(あ、合ってるよね?心配)

早速出発!到着!決死のジャンプ!
んなあほな、という感じもするがテンポ良く戦地に赴く決死隊。

■劉秋生

死ぬの早すぎ!戦地に到着と同時に死亡。

■陳龍

顔も年季が入ってきて、思い切り悪役面になってしまった陳龍さん。
序盤に早くもベトコンに撃たれて脱落。



高麗虹、元彪らが合流

■田俊、午馬、高飛

敵役でも様々なお馴染み役者さん達が顔を揃えます。
ただ殴られる為に出てきた田俊さんが一番可哀想でしたが、
午馬演じるこなれた上官も出番はちょっとだけですが味があります。

一番はジャングルでの高飛一行らとのバトル。
今までの功夫映画よりも更に"生死を賭けた緊張感"があって、迫力満点
その後は、捕虜収容所からの脱出。
やはりこの時にガキがやっているロシアンルーレットは衝撃ですね。

■張國強

ここまでうるさいだけで使えない兄貴・樓南光とケンカばかりしてた弟役の彼。
敵が子供のと油断して刺されて脱落。
兄弟別れのシーンが結構感涙で、樓南光の演技が光ります。



でもって、よくわからないのですが、あの知的障害のフリをしていたおっちゃんは誰?
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以下はリバーズさんより頂いた書き込みです。
情報提供ありがとうございました!

イースタンコンドルの
リバーズ 投稿日:2003年11月9日<日>01時33分
なるこうさんが「誰やねん」って言ってた人は
ハイン・S・ニョールってカンボジア難民上がり(らしい)俳優さんで
「キリングフィールド」って映画(これも戦争モノのはず)で
アカデミー助演男優賞を取っている何気に凄い人です(笑。
それでサモハンがこの役に目をつけたのかもしれませんね。
あと、この映画はラム・チェンインが冒頭からかっこよすぎです。
ラストでは高麗虹に殺されるんでしたっけ?
そういえば、昨日8日はラム・チェンインの命日でした。
この日にこれを書き直しってある意味すごい奇遇ですね(笑
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いよいよ元華軍団登場。
側近には倉田保昭、狄威、周比利と蒼々たる豪華メンバー

■元奎

本作の彼!
格好良いんですよねぇ渋くて寡黙で。
役割でいけば「プレデター」のカール・ウェザースをなだめてたスキンヘッドの黒人さん。
友人のサモハンにもいまわのきわに、
お前はクールな男だ。悲しむ顔を見せたりして俺を失望させないでくれ。
と余りにもシビレル台詞!

■袁和平

日本では彼の出演映画でソフト化されてるのは大変少ないのでその辺は貴重。
作品の殺陣の雰囲気から見ても口出しせずに役者に徹してるんだなという気がします。
これが逆だったら絶対サモハン色が強くなってるでしょう。

■ いよいよ、元華軍団と対決!

・・・って、いつものスタジオじゃないすかぁ!?

個人的にはここは残念なんですよ、僕は。
せっかく大がかりなロケ敢行してるのに、最後がお馴染みスタジオ決闘だったのは他と違って、
さらに緊迫感ある戦いを続けていた本作では拍子抜けでしたねぇ。
お馴染みスタジオを使うことでね、緊張感が一気に薄れちゃうんですよ。

■高麗虹

最初から最後までゲリラ兵ということで顔が泥にまみれていたのが残念す。
ヒロインと言うことでもう少しこの辺考慮して欲しかったけど、そうはいかんか。
ラストはサモハンに腕ぶった斬られても戦い続ける姿が凄まじかったです。

■秦祥林

女スキながらも、最後は捨て身でマシンガンをぶっ放せ!
声を吹き替えてる声優さんが当時のジャッキーの声と一緒なのも注目。

■小候

・・・ショーブラ作品で主役張ってた頃を考えれば、見せ場ねー
倉田さんにサクサク撃たれて死んでます。

■功夫バトル!

元彪vs倉田!
よく考えたら夢のカードじゃないすか!
しかも倉田さんはしっかりこのゴールデントリオとバトルしてるわけですね!
(「七福星」でvsジャッキー、vsサモハンがあります)
倉田さんの対戦相手歴はすげーよなー古くは
vs王羽、梁小龍、陳星、ショーブラの面々(ティ・ロンなど) バトルは無いが一応、李小龍とも共演。
vs孟飛、五毒メンバー、劉三兄弟
vs大島由加里、志穂美悦子、鹿村
最近では
vsジェット・リー vsヴィッキー・チャオ、カレン・モク
おまけに vs宮沢りえまで!(「ぼくらの七日間戦争」)
つーか、ほぼ全部じゃん と言いつつ、
今回のバトルではそんなに見せ場はなく早い段階で元彪に鎖で吊されて死んでたりなんかする。

サモハンvs周比利
これは何回か他にもありますが、今回の 周比利がサモハンの蹴り足を先に蹴って防ぐ、
李小龍戦法的であったのに対して、
わざと彼に自分の膝付近を蹴らせて下半身に意識を反らした一瞬のスキに右ストレート喰らわすシーンが凄いですね。
一瞬でわかりにくいのですが、興味深いシーンです。

vs元華
なんだこいつの拳法は〜??
李小龍の「怒りの鉄拳」のアレか?それとも「北斗の拳」のレイか?
とりあえず強い上に変な動作で惑わせようとする彼の動きは必見です。
でもちょい緊迫感が薄れるのですが・・・



バトルの結果、大方死にましたが生き残ったのはサモハン、元彪、樓南光・・・ 樓南光!?
ほんとだ、こいつ何もしてねー使えねーしかも生きてやがる!
「メタルギアソリッド」でスネークが
俺の知ってる英雄はみんな死んだか、刑務所にいる
と言っていたがまさにその通り。
サクッとヘリが助けに来て

終劇




・・・で、結局何が言いたいのよ。

これがウケなかった原因の一つだとも思うし、個人的にはそこが頂けない。
本作は確かに娯楽アクション映画ではあるが、コメディの無い戦争映画なのだ。
今までの「五福星」シリーズや「ピックポケット」等はまず"笑えて楽しんでナンボ"があって、
それが高ければ高いほどそれでOKであるが、本作はギャグ映画ではない、
でなければギャグに変わりうる何かが無いと
生死を賭けた戦いが続きました続きました続きました終劇・・・ だけじゃ余りに厳しいだろう。

登場するキャラクター群像はそこそこ良い感じに立ってたし、
もうちょっとその辺の脚本を煮詰めれば、作品の評価もグッと上がったと思うのに。



七小福
Painted Faces
七小福/夢に生きた子供達

監督 羅啓鋭(アレックス・ロー)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
林正英(ラム・チェン・イン)
鄭佩佩(チェン・ペイペイ)
岑建勲(ジョン・シャム)
劉小慧(ウィニー・ラウ)
顧輝
鍾錦任
張文龍
楊任賢
蕭明魁
牛馬(ウー・マ)
武術指導 洪家班
音楽 盧冠廷(ローウェル・ロー)
脚本 張婉〔女亭〕(メイベル・チャン)
羅啓鋭(アレックス・ロー)
制作年度 1989

◆皮肉にもサモハン名演技のベスト作だと思う。
何が皮肉かと言うと、タイトルの「七小福」はサモハンやジャッキーがい
た京劇団の優秀なメンバーのチーム名で、本作はサモハン、ジャッキー、
ユン・ピョウらの少年時代を描いた作品だからである。
結局、自伝がベストになるのもなんだかなぁ。「まんが道」みたい。
サモハンは厳しい先生役を演じ、
これまでのコメディ演技から脱却した貫禄ある威風を漂わせている。
少年サモハンは当時から「七小福」のリーダーでジャッキー、ユン・ピョウはみんな弟分。
少年の頃からなかなか偉ぶっている。このやろ。
ジャッキーは家庭が貧乏な為、劇団に預けられた。苦労してるなぁ。
ユン・ピョウは知らん。
そもそも俺は「スタンド・バイ・ミー」みたいな子供ものの映画は嫌いなんだが、
香港独特のテンポの良さも含め、非常に好きな作品である。
注目はサモハン、ジャッキーの少年時を演じている子役。めちゃめちゃそっくり。
どっから見つけてきたんや。
 


群龍戯鳳
Pedicab Driver
ペディキャブ・ドライバー
帰って来たデブゴン・昇龍拳

監督 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
出演 洪金寶(サモ・ハン・キンポー)
利智(ニナ・リー)
孫越(スン・ユエ)
孟海(マン・ホイ)
莫少聰(マックス・モク)
袁潔瑩(フェニー・ユン)
盧冠廷(ローウェル・ロー)
元奎(ユン・ケイ)
曾志偉(エリック・ツァン)
劉家良(リュー・チャー・リャン)
岑建勲(ジョン・シャム)
周比利(ビリー・チョウ)
林正英(ラム・チェンイン)
狄威(ディック・ウェイ)
鐘發(チュン・ファット)
瑪莉亞(マリア・コルデロ)
樓南光(ビリー・ロウ)
文雋(マンフレッド・ウォン)
張堅庭
陳龍
米奇
武術指導 袁振洋
孟海(マン・ホイ)
洪家班
音楽 盧冠廷(ローウェル・ロー)
脚本 黄炳燿(レイモンド・ウォン)
阮繼志
製作 元奎(ユン・ケイ)
制作年度 1989

◆他の批評等では「サモハン映画の集大成」として絶賛されているものが多いのだが、
個人的には相変わらずのその場撮りで、話も後半は陰惨で面白くなかった。
確かにラストの周比利との戦いは凄いと思うが、
それ以外対してアクションも続かないし、笑えるシーンがたくさんあるわけでもない。
ラスト以外ではやはり劉家良との対決は面白いのだが。
利智のおっぱいがいいけど。
「五福星」のモジャ役岑建勲が、すっごく憎たらしい悪役を演じている。やな感じ。
利智じゃなくてもう1人のヒロイン(袁潔瑩)も可愛かったけど、
途中で惨殺されてもの凄く後味が悪かった。
女子供が殺されたり撃たれたりするシーンが香港映画には他にも多々ある。
やっぱり観たくないもの。