CPUの交換手順

CPUを交換する時の注意(ソケットタイプの場合)

このページは参考写真を多く使っていますから、表示に時間が掛かる場合があります。 m(_ _)m

参考写真等インテル系になっていますが、AMD系等のCPUも同様の手順でOKです。

【CPU交換時の最初に確認する重要事項】

最低限以下の事は事前にチェックしてからの購入をお薦めします。

●マザーボードが交換したいCPUをサポートしているかどうか?
メーカー製なら、通常はその機種を買った時にシリーズとしてある最高機種までしか対応して居ないのが普通です。 わかりやすく言うと、P3−500〜P3−700までの機種が同じ名前で発売されていた物でP3−500を買って後にP3−1Gに交換しようしとした場合、認識しないと言う事を前提にして考える事。対応してるクロック数は700MHzまではOKと判断してもいいと思います。
●BIOSは対応してるか?
自作系の場合も同様にマザーボードメーカーのサイトへ出向いて、自分の使用してるマザーボードのデーターシートを見て、対応クロックを調べる事。しかし、自作系の場合には、メーカー保証外になるが、大抵の場合は、BIOSアップにて対応出来る場合がある。この場合もCPUのタイプをよく考えて、それに対してのメーカーの説明を見つけて熟読の事。
●CPU形状は同じか?
スロット系のマザーにソケット系のCPUは使えません。その場合には通常「ゲタ」と呼ばれる形状の変換ボードを使用しますが、この時に自分の使用してるマザーが交換したいCPUの必要電圧を出す事が出来るか? と言うのをよく調べてください。必要電圧が出せないマザーで使う場合には、ゲタにレギュレーターの乗った物が必要になります。

 このゲタの動作については、誰も保証はしません。自己責任と言う形での決行となりますから、出来るなら正式に対応マザーの購入を進めます。

 この場合の電圧を調べるには雑誌、または Intelのサイトへ出向いて、データーシートを探してよく確認してください。例えば1.8Vまでしか発生させる事が出来ないマザーボードでは、1.5Vで使用するCPUは使用出来ないとなります。 交換してしまえば動く可能性はありますが、電圧が0.3Vも高い状態で使用すると壊してしまう、または即、焼いてしまう恐れもあります。


 「用意するもの」
交換するCPU
  リテール(箱入り)なら、ヒートシンクと、ファンは同封されています。バルク(CPU単体)での購入ならば、ヒートシンクとファンを別途購入して来るのを忘れないように。 今まで付いてた物を再度使うであれば、購入したクロックに対応しているかどうかと言うのを確認して置くこと。

CPUのコアを保護する俗称、「スペーサー」
銅/アルミ/シリコン等がありますから、お好きなのを。 熱伝導がいいと思う物を。

[ 雑誌等に写真付きで掲載されてる記事などがありますから本屋さんなどで一度目を通しておいてください。ここでは少し細かい注意点等も含めて説明します。 おおまかな手順は雑誌とか、自作本等を参考にしてくださいね。]

今まで使っていたCPUを取り外します。

  1. 本体の電源を必ず切る事。コンセントを抜くのも忘れないように。
  2. 本体のケースを取り外します。ケースのタイプにより方法は異なります。下の参考写真はサイドパネルを外す形式です。
  3. CPU回りをすっきりさせます。 ハードディスクのケーブルとか、フロッピーのケーブル等が邪魔してる時には外しておきます。
                



    左図はCUPが外れた状態ですが、このようにケーブル類がソケットの上に被さるようになっている場合は外してすっきりとさせておきます。




  4. CPUはヒートシンク止め金具により固定されていますから、ヒートシンク+ファンを最初に外します。

    この時、CPUクーラー(ヒートシンク+ファン)を止めている金具の形式により取り外し方法が違いますからしっかりと見て、間違いのないようにして取り外します。マイナスのドライバー等が必要な時には、滑ってマザーボードを傷つけないように十二分に注意してくださいね。



    左図は指先で取りつけ金具を押さえ込んで外そうとしている所です。

  5. CPUクーラーを外す事が出来たら、ソケット横のレバーを少し押し込むようにして外側にこじて、そのまま上に引きます。


  6. CPUが外れたら裏側の沢山あるピンを曲げないようにして、何処かに保存します。

 新しいCPUを取りつけます。
[ ヒートシンク+ファンは別途購入の場合にはそれぞれの製品に取りつけ方を書いてありますから、それを参考にしてください。ここではリテール版の場合を説明します。]

  1. リテール(箱入りの状態)での購入はCPUとCPUクーラー(ヒートシンク+ファン)が別々に入っていますから、一度マザーボードに取りつける前に仮組みしてみます。ヒートシンク止めの金具は最近の高クロックの物は固いですから、止め方をこの状態でしっかりと見て置きましょう。一度仮組みしてみたらここでファンと下のヒートシンクを分離させて置きます。そうするとマザーに取りつける時に簡単に出来ます。

         

    左写真の両方の「ここ」と言う位置を少し強めにつまむと、上のファンがヒートシンクから外れます。マザーボードに取りつける場合はこの動作の逆をやります。しっかりと形を見て無理な力を加えないようにして、外してくださいね。 右写真の左がヒートシンクで右側がファンです。
  2. ヒートシンク裏に張りついている白い粘着テープ状の物は、熱伝導シートですが、このシートは性能がよろしくありませんから、出来るなら別途シリコングリスを購入してそっちを使うことをお薦めします。

    はがし方は、カッターナイフのような物で、隅っこの方を軽く起こします。その状態で少しづつ指先で転がすよう巻き取っていきます。
  3. ソケット横のレバーを上に上げたまま、ピンの位置を間違いのないように確認してからソケットの上に置きます。 しっかりと見ると、ピンの配置に少し違いがある(角にピンが配置されてない)のがわかるはずですから、その違いを確認してすんなり入る向きに置きます。


  4. 無理に押し込まなくても、位置を合わせて置くだけで、ストンと落ちてソケットに刺さった状態になります。


  5. CPU固定レバーを元に戻します。レバーは一番下まで下げると小さなフックに掛かるようになっています。














  6. 次が、少し慣れがいるのですが、シリコングリスをCPUのまん中の飛び出た部分に少し多めに乗せます。 そして、葉書の端などで軽くこするようにして余分なグリスを取ります。何回かやると、取り過ぎたり、取り足らなかったりしながらも、要領がわかって来ます。

     {写真の黄色い丸印の部分が CPUコアです。傷つけないようにしてくださいね。コア欠けなんてゆうのはこの部分の隅っこが欠けてしまう事です}

    多すぎてもダメですが、取り過ぎて無くなってしまってもダメです。薄く軽くうっすらとグリスがCPUの飛び出した部分(コア)にのるように付けます。

     均等にと言うのに注意を払ってくださいね。 しかし、最終的には、この上にヒートシンクを乗せて軽く擦り合わせるようにして、余分なグリスを排除しますからそう神経質にはならないでください。
  7. スペーサーの両面にも軽く塗っておきます。塗らなくてもええのですがヒートシンクを付けてる時にずれてしまうのを防ぐ為にくっつけておく役目に使います。
  8. ヒートシンクの裏側にもグリスをCPUに塗ったのと同様に薄く均一に塗ります。
  9. CPUが確実に取りついているのを確認したら、スペーサーを乗せます。少し左右にずらせて馴染ませます。その状態でまっすぐに上からヒートシンクを乗せます。この時に7番で書いたようにファンをヒートシンクから外しておくと、止め金具をフックに引っかける時に楽です。
  10. 乗せたヒートシンクを軽く左右にひねってCPUのコアと馴染ませます。あんましきつく押しつけるようにはやらない事。そして、止め金具をCPUのソケットの縁のフックに引っかけます。 バネが効くような形になって向きがありますから、金具がCPUのコアのまん中を押さえるような向きに使います。この場合に最近の物は物凄くバネが効いて力が入ります。指先では力が足らない場合に、マイナスのドライバーを使いますが、絶対に滑らせないように注意してください。


    ひとつの方法として、上で書いたようにファンとヒートシンクを分離させた状態で、先にヒートシンクを付けると言うのがありますが、私はこの方法でやっています。 ドライバー等で押す場合は、ドライバーの先が止め金具の四角い穴にうまく収まるような大きさの物を使ってください。 大きさが合わないのを無理して使うと、滑ってマザーボードを傷つけてしまう恐れがあります。そうなると最悪、マザーボードの配線がカットされてしまって、壊れてしまいます。

    {この写真では金具を止め終わった所です。}

  11. 金具でヒートシンクを止めたなら、次ぎはファンを取りつけて終わりです。ファンの取りつけは、7番で外した逆の動作をします。
  12. ファンから出ているケーブルの先をマザーのシルク印刷のCPU−FANと言う所に刺します。向きがありますから、刺さるようにしか刺さりません。無理に刺し込まないようにしてください。












  13. 外して置いたHDDケーブル等を元どおりに接続します。
  14. ここで再度、全ての工程を振り返って抜けた物が無いか、忘れた工具類は無いか等をよく確認します。小さなビス1つマザーの上に忘れてしまうと、それでショートして壊れます。 (^.^)
  15. コンセントを差します。電源を入れます。起動時にBIOS設定に入ります。BIOSの設定の中のCPUのクロックと言う項目を見つけて、正しいクロックになっているかどうかを確認します。 その他、CPU回りの設定を正しく合わせます。

    AWARD BIOSを例にして説明します。 項目名が少し違う場合もありますが、似たような所を探してセットしてください。
    「CHIPSET FEATURES SETUP 項目に入ります。 そこの
    「CPU Speed Setting」        CPUのクロック数を合わせます。(600MHz とか 850MHzですね)
    「CPU Clock Frequency」      CPUの外部クロックを合わせます。(100MHz または 66MHz)

    または、別タイプの AWARD BIOSの場合メインメニュー項目が 
    Main  Advanced  Power  Boot   Exit     と、一番上に表示されているバージョンの時には
    【Advanced】
    CPU Internal Frequency [  ]    この部分をマニュアル設定でセットすれば、変更可能になります。

    倍率は合わせる必要はありません。今のCPUは内部で固定になっていますから、自動でセットされます。
  16. 次に、ファンの回転数と、CPU温度を確認します。 項目を探してそこに移動します。マニュアルをよく見て探してください。 夏真っ盛りの場合なら、CPU温度はこの時点で40度を上下する程度に上がっています。冬場なら、28〜29度あたりを行き来してます。 目安にしてください。ファンの回転数もちゃんと表示が出てる事を確認します。温度が極端に高い場合はコアとヒートシンクがうまく馴染んでいません。 最初からもう一度やり直してください。

    BIOSセットは、 「Power」項目に入ります。 一番下の方に
    Hardware Monitor と言う項目があります。 それにカーソルを合わせてリターンキー(Enter)を押します。
  17. BIOSを抜けます。Save して再起動します。うまく起動して来たら、OKです。これで交換作業は終わりです。


リテール(箱入り)の場合の保証書は、箱自体が保証書になっていますから、できる限りその箱を捨てないようにして保存して置く事をお薦めします。数日で異常が出るなんて事もよくある事ですから。その時に箱が無いと保証も受けられません。

最後に恒例の 「参考にして頂いた場合も、最終的には自己責任と言う事でお願いします。」

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