目次


鎌倉幕府の衰亡

  1. 元寇
  2. 両統迭立
  3. 正中の変
  4. 元弘の変
  5. 六波羅探題最期
  6. 鎌倉攻め
  7. 北条時行の戦い
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<主な参考文献>

参考文献を示しておく(小学生のときに読んだ学研の学習漫画や吉川英治・山岡荘八の太平記は、読むには読んだが参考にならなかったので省略)。
古本で、入手困難と思われるものもあり。
その一方で歴史小説も挙げておいたので、ヘビーユーザー以外にも手に取れる本があるはずだ。
先達の研究あればこそ、小生もHPを作れました。感謝です。


史料

『八幡大菩薩愚童訓』筑紫本(福岡県文化会館)
写本によって『八幡愚童記』『八幡愚童訓』ともいう。記事に異同が大きい。筑紫本は室町中期の成立で、現存する伝本の中では最古である。後世の写本(文明本・正応本)になると、蒙古軍がより強く描かれている。
『平家物語』延慶本(勉誠社)
全六巻。現存する伝本の中では最古である。鎌倉末期の写本である(一部は室町時代の写本)。
一般に目にするのは、口述に適した覚一本系・百二十句本系の写本である。延慶本はこれらとは別流の写本である。
引用に際しては、筆者が適宜に用字・仮名遣いを現代風に訂正した(原文のままだと読みにくいので)。
新訂増補 国史大系34巻・後鑑(吉川弘文館)
儒学者・成島良譲が、幕府の命によって足利氏歴代将軍について史料を編纂し、編年体にて記述したもの。
『太平記』(岩波書店)
これは流布本である。参考程度に使用した。合戦の描写には、天正本・『梅松論』・『増鏡』を重んじたため、読者は違和感を感じるかもしれない。
『太平記』天正本(小学館)
天正本。流布本とは一部記述が異なる。 伝本の分類としては、古態本の改訂版にあたる。
『京大本 梅松論』(京都大学国文学会)
表紙に値段の記述が無い。非売品か。
京大本は、より古態本に近いといわれる。流布本より記述が詳細で、歴史的記述も異なる。流布本は書写しやすい形態に直されてしまうのかもしれない。
主に、北朝側の記録として使用している。
この本以外に所収されている『梅松論』は、全て流布本である。また、歴史関係の書籍において引用されているのも、大体の場合が流布本である。
流布本には、『太平記』からの転用部分があり誤脱省略が多く、引用の際には注意する必要がある。
『神皇正統記・梅松論・桜雲記』(勉誠社)
『桜雲記』は南朝側の記録として使用。あまり信用はおけないが仕方ない。和歌がたくさん載っているが、借用も多い。記述されている年代は、後醍醐天皇の即位から後南朝の皇統が滅ぶまで。
『神皇正統記 梅松論 桜雲記 吉野拾遺 十訓抄 大和物語 唐物語 和泉式部日記 十六夜物語』(博文館)
『鎌倉年代記・武家年代記・鎌倉大日記』(臨川書店)
信用のおける資料といわれる。『鎌倉年代記』の記述は1182〜1332年まで。『武家年代記』は1180〜1499年まで。『鎌倉大日記』は1180年〜1539年まで。
『北肥戦誌(九州治乱記)』
祖父によると、この本に登場する志岐氏が小生のご先祖様なのだそうだ。志岐氏は菊池氏の一族に連なる。
『北条九代記』(教育社)
江戸時代の成立。史料的価値は必ずしも高くない。だが、他の文献にない記述もある。目を通す価値はある。
『増鏡・神皇正統記』(岩波書店)
両書とも、朝廷側の記録として使用。
『校正 日本外史』
出版社による発行ではなく、個人が発行したもの。著者は広島県士族、頼 久太郎氏。通史として使用。
『後太平記』(早稲田大学出版部)
北朝側の記録として利用。『太平記』のあとを継ぎ、義満の将軍宣下から筆を起こす。
室町時代の通史としては唯一のもの。信用度は高くない。
「新田義宗の四国落ち」「足利義満の九州下向・菊池攻め」…どうも信じられない。
「新田義宗最後の戦い・沼田合戦」「楠木氏の本拠地、千早城の落城」…合戦の経過を書いているのはこの本だけしか見つからなかった。創作だろうけど。
『宇治拾遺物語 池の藻屑 松蔭日記』(博文館)
『池の藻屑』は荒木田武遇の養女である麗女の著で、江戸時代の作である。体裁は大鏡に倣う。後醍醐天皇から後陽成院までを扱う。女性の手による歴史物、ということで。
『神皇正統記 梅松論 読史余論』(日本文学叢書刊行会)
『読史余論』は新井白石の著である。

『愚管抄全注解』(有精堂)

『律令』(岩波書店)

『三河物語 葉隠』(岩波書店)

『将門記』(平凡社)

『群書類従』『続群書類従』『史籍集覧』『史料大成』『国史体系』より

  • 将軍執権次第
  • 日本紀略
  • 扶桑略記
  • 愚管抄
  • 竹崎五郎絵詞
  • 伯耆巻
  • 異本伯耆巻
  • 舟上記
  • 信濃宮伝
  • 神明鏡
  • 南方紀伝
  • 菊池伝記
  • 南山巡狩録
  • 底倉之記
  • 十津河之記
  • 花営三代記
  • 吉続記
  • 建治三年記
  • 七巻冊子
  • 上月記
『定本竹内文献』(八幡書店)
古史古伝その一。それなりに楽しめた。
『富士古文献考証』(八幡書店)
古史古伝そのニ。中世以降に書かれた軍記物の影響が見られる。
『元史』

『高麗史』

『高麗史提綱』(朝鮮研究会・青柳綱太郎)
大正五年に書かれたもの。『高麗史』をまとめ、日本語で書き下している。
戦後、この種の本は出ていないようだ。非常に弱っている。

学術書、あるいは学術的なもの

『日本の歴史8』(中央公論社)
基本中の基本。
『鎌倉執権政治』(教育社)
『元寇物語』(青雲書房)
『更訂 国史の研究各説』上巻(岩波書店)
昭和7年刊行。通史として使用。
『異説日本史人物篇』3巻、4巻、9巻上下(雄山閣)
昭和6年刊行。戦前の刊行物である。
その内容は異彩を放つ。尊氏を弁護し、楠公意志薄弱論や北朝正統論まで掲載している。無論、南朝正統論も載っている。
戦前=皇国史観という、短絡的な等式を信ずることは、小生には出来ない。皇国史観という言葉の定義自体、よく分からない。 先達の歴史研究を、ひとくくりにして済ませてしまうことなど、及びもよらない。
9巻上下は女性篇であり、天照大神から和宮までを扱う。曰く、
「歴史の背後に女性あり」「男子同様参政権を付与せられる所まで進むであろう」
『定本・吉野朝の悲歌』(第一書房)
昭和14年刊行。宗良親王の消息に詳しい。他には、長慶天皇の和歌や楠木光正の和歌など。
徳富蘇峰、水原秋桜子、中村直勝、新村出各氏の書評あり。
『足利尊氏』(春秋社)
『征西将軍 懐良親王の生涯』(葦書房)
『南北朝軍記とその周辺』(笠間書院)
『太平記』はもちろん、『底倉記』『信濃宮伝』など全く無名な作品までも解説している。
古書店に予約してようやく手に入れた。
…ここまではよかったが、送られてきた本に『著者謹呈』の印が。
何故こんな本が売りに出ているのか。安井久善氏もご存じ無いだろう。謎だ。
『元寇危言』(積文館書店)
『八幡大菩薩愚童訓・筑紫本』より引用文多し。
「元寇の勝因は神風か」について、従来の説と対比しつつ論証。ホームページを立ち上げたあとで入手した本であるが、読者にも参考になる本だと思うので紹介しておく。
『本土防衛戦史 元寇』(陸上自衛隊福岡修親会)
日元両軍の武器等の比較、合戦の経過に関する軍事的考察。
『武士の成立武士像の創出』(東大出版会・高橋昌明)

『平将門の乱』(岩波書店・福田豊彦)

宗良親王の研究(笠間書院・安井久善)

古典を読む・太平記(岩波書店・永積安明)

豊後日田氏の興亡(芸文堂・木薮正道)

蒙古襲来(網野善彦・小学館ライブラリー)

鎌倉・室町人名事典(新人物往来社)

南北朝争乱と足利一族(新人物往来社・奥富敬之)

新田諸族と戦国争乱(新人物往来社・奥富敬之)

鎌倉 北条一族(新人物往来社・奥富敬之)

太平記物語(成美堂出版・徳永真一郎)

太平記・全4巻(河出書房新社・山崎正和現代語訳)

足利尊氏(思索社)

闇の歴史、後南朝(角川選書・森茂暁)

北条高時のすべて(新人物往来社・佐藤和彦)

北九州の歴史(葦書房)

菊池一族(新人物往来社・阿蘇品保夫)

南北朝太平記(三一書房・小山龍太郎)

楠木氏三代(創元社・井之元春義)

楠木正成のすべて(新人物往来社)

南北朝史100話(立風書房)

太平記の群像(角川選書・森茂暁)

菊池一族の興亡(熊本出版文化会館・荒木栄司)

南北朝動乱と王権(東京堂出版・伊藤喜良)

菊池氏三代(吉川弘文館・杉本尚雄)

太平記要覧(おうふう・安井久善)

太平記人名索引(北海道大学図書刊行会)

菊池武光(人物往来社・川添昭二)

歴史群像シリーズ10 戦乱南北朝(学研)

ピクトリアル足利尊氏 鎌倉幕府の滅亡(学研)

図説太平記の時代(河出書房新社)

南朝興亡史(近代文芸社・早瀬晴夫)

楠木正成(新人物往来社・森田康之助)

南北朝の動乱(新人物往来社・安藤英男)

皇子たちの南北朝(中公新書・森茂暁)

征夷大将軍(中公新書・高橋富雄)

足利尊氏(PHP文庫・百瀬明治)

人物「太平記」の世界(知的生きかた文庫・三笠書房)

蒙古史・上下巻(岩波書店)

楠木正成(中公文庫・植村清二)

足利尊氏(岩波書店・山路愛山)

日本時代史5〜7巻(早稲田大学出版部・5巻=三浦周行、6巻=久米邦武、7巻=渡邊世祐)

上州 新田一族(新人物往来社・奥富敬之)

今川了俊(吉川弘文館・川添昭二)

中世内乱期の群像(河出文庫・佐藤和彦)

歴史読本'99年5月号『闘将 楠木正成』(新人物往来社)

弓矢と刀剣(吉川弘文館)

南北朝編年史(吉川弘文館)

三河における長慶天皇伝説考(南朝史学会)

福岡県史

大阪市史

中世日本の内と外(筑摩書房・村井章介)

謎解き日本合戦史(講談社・鈴木眞哉)

元寇資料館に貼ってあった絵図を、自ら書写した絵


時代小説、時代小説的なもの

足利高氏(角川書店・桜田晋也)

元寇(講談社文庫・伴野朗)

北畠親房(成美堂出版・童門冬二)

楠木正成(同上)

南朝名将 結城宗広(新人物往来社・横山高治)

花将軍 北畠顕家(新人物往来社・横山高治)

楠木一族・上下巻(新人物往来社・永峯清成)

獅子の弓 名和長年(叢文社・富長源十郎)

激録 日本大戦争9〜10巻(東京スポーツ新聞社・原康史)

足利尊氏(新人物往来社・松崎洋二)

新田義貞(新人物往来社・永峯清成)

楠木一族残党記(同上)

南朝盛衰記(評伝社・田中俊資)

楠木正行(同上)

新田義貞(新潮社・新田次郎)

楠木正成(河出書房新社・大谷晃一)

楠木正儀(河出書房新社・大谷晃一)

足利尊氏(学陽書房・林青梧)

後醍醐天皇(徳間文庫・徳永真一郎)

武王の門・上下巻(新潮社・北方謙三)

破軍の星(新潮社・北方謙三)

悪党の裔・上下巻(新潮社・北方謙三)


Ghost関連(文中に出典を記さないもの)

『黒髪の文化史』(大原梨恵子・築地書院)

『日本の髪形と髪飾りの歴史』(橋本澄子・源流社)

『江戸結髪史』(金沢康隆・青蛙房)

『女中訓』・婦人之友社・羽仁もと子・大正元年

『女の文化』・岩波書店・青木保ほか・平成十一年

『羽仁もと子著作集』・婦人之友社・羽仁もと子・昭和二年

『女中使い方の巻』(嫁入文庫所収)・実業之日本社・加藤常子・大正六年

『女官』・実業之日本社・山川三千子・昭和三十五年

『宮中女官生活史』風間書房・昭和三十八年

『沖縄の歴史と医療史』九州大学出版会

『琉球の種痘』金城清松

『出島の科学』日蘭交流400周年記念展覧会「出島の科学」実行委員会

秋月の郷土資料館の展示

『函館市史』

『治痘口訣/戴曼公先生口授』吉田正直

『医心方』丹波康頼・筑摩書房

『仮名草紙集』(日本古典文学全集)・小学館

『土佐楠木氏の研究』

『闘戦経釈義』(一刀流極意刊行会)・笹森順造

『一番大吉』大修館書店

神籤の実物


最後に

古典を読むようになって、楽しみが増えた。歴史小説や専門書を読んでいるときに、著者がどの文献のどの部分を孫引きしているかが分かるようになったことである。