ABIT BF6/BE6-II

初出 2000.04.17

BF6のW83782D

ASUS P3B-F、SOYO SY-6BA+IIIとダイ温度測定に標準で対応している2種類のマザーを紹介しました。ASUSとSOYOを紹介した以上、どうしてもABITを紹介しておかなければ、ABITフリークとしては気が済みません。そこでBF6を手に入れてきました。(馬鹿)

ABIT BF6/BE-6IIは標準でダイ温度測定に対応しているマザーの一つです。
ご存知でしょうが、この2つのマザーの違いは、UATA66の対応の有無です。BE6-IIがUATA66に対応しています。BF6ではこのUATA66関係のパーツが取り付けられていないだけで、BF6とBE-6IIは全く同じ基盤を使用しています。逆にBE6-IIではPCIスロットが1つ少なくなっています。

BF6/BE6-IIもモニタチップにW83782Dを使用しています。右の写真を見てください。W83782Dです。BIOS ROMの左側に鎮座しています。

しかし、ABITはダイ温度測定に対応していることを宣伝していません。ABITのページの製品紹介でもthermal diodeに触れた部分はありませんし、マニュアルにもthermal diodeによる温度測定をしていることは書かれていません。もっと宣伝すればいいのに。

BF6には後付けのサーミスタも付属していました。AGPスロットのすぐ左側にあるTSYS2という端子に取り付けるようになっています。取り付けるときは、ビデオボードをはずしておかないと非常にやりにくいというか、不可能です。下手をするとビデオボードと干渉する可能性もあります。もう少し位置を考えておけばいいのに。

早速MBM4で確認をしてみました。どうやらセンサ1が後付サーミスタ、センサー2がダイ温度、センサー3がマザー温度になっているようです。

BF6でのMBM4の画像

標準でダイ温度と後付けのサーミスタの両方の温度が測定できるマザーはこれが初めてです。
P3B-Fは後付けサーミスタが付属していませんでしたし、SY-6BA+IIIはサーミスタ用の回路が殺されていました。

お約束ですので、またマザーの回路バーンを追ってみました。
こんなふうになっていました。

BF6の温度測定部分の回路

BF6/BE6-IIは、FSBがBIOS上で83MHzから200MHZまで1MHZ単位で変えられるということで有名なマザーです。
もちろん、コア電圧もBIOS上で変えることができますし、I/O電圧までBIOS上で変えることができます。

まさにOver Clocker御用達マザーと言いたいところなのですが、このマザーはとんでもない欠点を抱えています。他にどんないい点があろうとも私にとっては致命的な欠点です。
SLOT1とDIMMスロットの間隔が非常に狭いのです。たったの63mm(中心-中心)しかありません。

私のいつも使っているPPGA変換ゲタ+ブリザードS7を取り付けると、3本あるDIMMのうち2本までがつぶれてしまいます。
そりゃあP3B-FもSY-6BA+IIIもDIMMが1本はつぶれましたけどね。でも今まで使っているBX6 Rev2はSLOT1とDIMMの間が大きくあいていてDIMM4本全部が使用できたのです。BX6 Rev2がおかしいんだといえばそれまでですが。

とにかく、現状ではDIMM1本が使えますので何とかなりますが、ペルチェを使おうとしたら一発でおしまいです。

それにしてもどのマザーも命短しじゃなくて帯に短し襷に長しというか、それぞれにいい所はあるものの、必ず一つは欠点を抱えています。困ったもんだ。

さて、今まで通りBX6 Rev2を使い続けようか、それともBF6に乗り換えようか。ふぅ〜。

前のページへ