BX6 Rev2でダイ温度を測定する

初出 1999.10.12    

 1 はじめに
BX6 Rev2は、マザーボードモニタチップにW83782Dを使用しています。このチップには温度測定端子が3個用意されているのですが、BX6 Rev2では、このうち1個をマザー上の温度、もう1個をサーミスタによるCPU温度の測定に使用しています。
では、もう1個は?

実は、もう1個の温度測定端子は、ダイ温度測定に使用できるのです。BX6 Rev2では、ダイ温度測定のためのプリントパターンが最初から用意されています。BX6 Rev2の最も初期に販売されたものは、事実ダイ温度が測定できていたのです。

しかし、その後に販売されたBX6 Rev2はダイ温度が測定できなくなっていました。測定に必要な抵抗とコンデンサが取り付けられていないのです。なぜABITがこのようなことをしたのかは謎です。
BX6 Rev2の改造写真  2 改造方法
このような状態ですから、BX6 Rev2の改造は、抵抗とコンデンサを取り付けるだけの非常に簡単なものです。

この写真は、BX6 Rev2のW83782D周辺です。W83782Dの取り付けパターンのところに、「LM79」の文字が見えます。よく見ると、W83782Dのまわりに、LM79用と思われるパターンまであります。最初LM79で設計してその後W83782Dに変更になったのでしょうか。どちらでも使えるように設計したのでしょうか。
この写真は、抵抗とコンデンサを取り付けた後のものです。田舎なもので、チップ抵抗とか、チップコンデンサが手に入らず、カーボン抵抗とセラミックコンデンサで代用しています。お恥ずかしい。「こんな取り付けでも十分ですよ」という見本として見て下さい。

この写真のすぐ右側にPCIスロットの4番と5番があります。
下の方にあるRT2の端子がサーミスタ取り付け端子です。

抵抗は、R266の位置に30kΩ誤差1%のものを、コンデンサはC241の位置に3300PFのものを取り付けてください。

たったこれだけで改造は終了です。
改造の名にも値しない簡単さです。
抵抗とコンデンサぐらい最初から取り付けておけよ>ABIT
でも最初から付いていたら改造の楽しみが無くなってしまいます。苦労して手に入れてこそ価値があるというものです。

後はいつものとおりパソコンを組み立ててください。

残念ながら、BIOS上の温度表示は2個しか無く、ダイ温度は表示されません。しかし、WINDOWS上で動作するモニタソフトを使えば、温度表示が可能になります。

ダイ温度はW83782Dの温度センサ2番になっています。
測定ソフトの動作モードをthermal diodeモードにすることをお忘れなく。
 3 もう一つの方法
実は、BX6 Rev2にはMAX1617を取り付けるパターンもあります。改造方法はBH6と全く同じです。
この方法でもダイ温度測定は可能になりますが、抵抗とコンデンサだけを取り付ける方が、0.64mmピッチの16ピンICを取り付けるよりもはるかに楽です。結果は同じになりますので、楽な方をおすすめします。

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