AthlonXPとDuron(Morgan)のthermal diode

初出 2002.03.18


前々回にPalominoのthermal diodeでAthlonMPの特性測定をしたのが去年の8月でしたね。月日の経つのは早いものです。
でも、AthlonMPを測定しただけではPalominoコアの測定を終了させたとは言えません。ご存知のようにPalominoコアのCPUというのは、AthlonMPだけではありません。AthlonXPもPalominoコアのCPUです。もちろんAthlonXPにもthermal diodeは搭載されています。
さらに、最新のMorganコアのDuronもPalominoと同じ製造プロセスで作られているもので、基本的にはPalominoコアと同一といっていいものです。そして、もちろんthermal diodeが搭載されています。
そこで今回は、AthlonXPとMorganコアのDuronのthermal diodeの特性測定を実施しました。

今回測定のために手に入れたCPUは次のようになっています。

AthlonXP 1600+ AGKGA 0140SPJW Y6979450440 以下XP No.1と言います。
AthlonXP 1600+ AG0GA 0149MPM 41F24190703 以下XP No.2と言います。
AthlonXP 2000+ AG0GA 0151TPEW Y7418920170 以下XP No.3と言います。
Duron 1.1GHz AHHAA 0135MPMW 96791950468 以下Duronと言います。
例によってジャンク集めをしました。XP No2以外はジャンクです。
ジャンクといっても費用はかなりかかりました。YahooオークションでジャンクAthlon XPにとてつもない高値をつけている人がいたんです。それも出品されているほとんどすべてのジャンクXPに。新品の1/4〜1/3の値段がつくんですよ。一体なぜあんなに高値をつけて買っていくんでしょうか?不思議でした。

測定方法はいつものとおりthermal diodeの個体差 その3と全く同じです。

さて、測定結果です。面倒なので今回の測定は1回だけにしました。
比較のためにCeleron566のデータを青字で記載してあります。このCeleron566はCoppermineコアCPUのthermal diodeの平均に近い特性を持ったCPUとして選んだものです。

 動作電流    CPU   20℃    30℃    40℃    50℃    60℃    70℃ 
  10μA  XP No1   653   633   614   595   576   584
 XP No2   652   632   613   594   575   556
 XP No3   647   628   608   589   569   550
 Duron   655   635   616   597   577   557
 Cele566    631   610   590   570   548   529
  25μA  XP No1   676   658   640   621   602   584
 XP No2   675   657   639   620   601   582
 XP No3   670   651   634   616   597   578
 Duron   678   659   641   622   603   584
 Cele566    654   634   615   596   575   556
  50μA  XP No1   694   676   659   641   623   604
 XP No2   693   675   658   639   621   604
 XP No3   689   671   654   637   617   599
 Duron   696   678   660   642   623   604
 Cele566    672   652   634   615   595   577
 100μA  XP No1   712   694   678   661   643   626
 XP No2   711   694   677   659   642   624
 XP No3   707   690   673   658   640   620
 Duron   713   696   678   661   643   626
 Cele566    690   671   653   635   616   598
 200μA  XP No1   729   713   697   680   663   647
 XP No2   728   712   696   679   661   645
 XP No3   727   609   693   680   663   644
 Duron   732   714   698   681   664   647
 Cele566    708   690   672   655   636   619
わはっ!!でっかい表になってしまった。
ざっと見た感じXP No3のデータが他のものと少し離れていますね。測定誤差なんでしょうか、個体差なんでしょうか。CPUがジャンクなのでthermal diode自体がおかしくなっていることも考えられます。

グラフにしてみたのがこれです。

Athlon XP/Duron内蔵theermal diodeの特性

うわっと!!見難いですね。
青のグラフがXP No1、赤がXP No2、ピンクがXP No3、緑がDuronなんですが、青のグラフが他のグラフの下敷きになって見えなくなってしまいました。作り直すのも面倒なのでこれでご勘弁を。

例によって、Pentium系との比較のために上のグラフにCeleron566のデータを加えたのが下のグラフです。ついでに前々回測定したAthlonMPのデータも加えてみました。全データをグラフにするとますます見難いので、100μAのデータです。

Coppermineとの比較

赤のグラフはAthlonMP2個分、緑はAthlonXPとDuron、青はCoppermineです。
Coppermineと比べてみるとPalomino/Morganの特性はほぼ同じといっていいのではないでしょうか。この程度なら誤差の範囲ですよね。許してくれますよね。もう一度測れなんて言いませんよね。

これで、今まで測定してきたCPUはDeschutes(PentiumII)、Katmai(PentiumIII)、Mnedochino(Celeron)、Coppermine(PentiumIIIとCeleron)、Samuel2(VIA C3)、Palomino(AthlonMPとAthlonXP)、Morgan(Duron)になりました。
あと残るのは、Tualatin(PentiumIIIとCeleron)、Willamette(Pentium4)、NorthWood(Pentium4)、Ezra(VIA C3)になります。どんどん増えるばかりです。とても全てを測定しきれないのでもうあきらめています。資金的問題もありますが、最近時間が取れなくて。

でも・・・、なぜこんなところにWillametteが転がっとるんじゃぁ!?
つづく?

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