・・・フォーラム日記・・・

このページは、GISに関係するフォーラムやセミナーに参加した模様を、報告&感想として残したいと思います。


第  1  話

第1回 都市計画情報フォーラム
1999.02.19 10:00〜16:00
東京都 千代田区 全国都市会館

1,事例発表
 ・東京都 都市計画局 総合計画部 都市整備室 「東京都都市計画地図情報システムの利用事例」
 ・横浜市 都市計画局 都市計画部 都市計画課 「横浜市都市計画情報システムの利用事例」
 ・大和市 都市部 都市政策課 「大和市都市マスタープランのインターネット利用事例」
 ・仙台市 都市整備局 計画部 都市計画課 「仙台市都市情報システムについて」

 コメント:
  ・やはり、どの自治体のGISもまず「内向け(内部業務支援と庁内での情報共有)」の効率化を目指し、次の目標として「外向け(住民への情報提供)」を目指している。
  ・横浜市と仙台市では、住民サービス用として都市計画情報を専用端末(横浜市では「マッピー」の愛称を付けている)にて提供しており、かなり利用されている。(横浜市:約50,000件/年:H8)なお、このサービスは法令図書ではなく、参考資料として位置付けているとのこと。
  ・全庁型GISについては、東京、横浜、仙台とも今後の課題だそうである。
  ・大和市の事例はGISではなく、都市計画マスタープランを構築する手段として、インターネットの双方向性を利用し、住民との協働(コラボレーション)を図ったとのこと。

2,都市計画GIS標準カタログについて
 ・財団法人国土計画協会より、「平成11年度版 都市計画GISカタログ」の紹介

 コメント:
  ・とりあえず、じっくり読んでみます。

3,参考資料
 ・「高度情報化社会における都市計画」 東京大学大学院工学系研究都市工学専攻 岡部篤行教授
 ・「神奈川県都市情報システム」 神奈川県
 ・「都市計画基礎調査 調査項目一覧」 神奈川県都市部より

 コメント:
  ・神奈川県都市部の資料は、色々な用途図面・調書名が掲載されているので、今後の資料として活かしたいと思う。

4,シンポジウム 「都市計画行政と情報システム」
   座長 東京大学教授 岡部篤行
   北海道大学教授 越澤明
   東京大学教授 清水英範
   東京大学講師 室町泰徳
   建築研究所主任研究員 寺木彰浩
   (株)アルメック代表取締役 堀田紘之
   建設省都市計画課課長補佐 本田 武

 コメント:
  ・いやぁ〜有意義でした。やはり、このような生の声は非常に勉強になりますね。
  ・以下、先生方の発言をベースに(未整理状態ですが)私の聴取感想メモを・・・。
   (先生方の承諾もなく記載しております。申し訳ありません。しかし、「GISの普及のために!」っと考えてのことですのでご容赦願えませんでしょうか?不適切な表現等があれば削除いたします。byサイト管理者

>行政の透明性、アカウンタビリティ、サービスの向上、相互行政、高度化等のためのツールとしてGISは有用。
>都市計画の情報をキチンと整理したい。っと考えたらGISに行きついた。
>土地の変化が激しいため、これらを視覚化したい。
>GIS整備にあたっては、あまりにも手を広げすぎ詳細過ぎると頓挫する可能性もある。注意すべし。
>「GISを使って何をしたいか?」、「何の為に整備するのか?」などの目的(ビジョン、コンセプト)を明確にすべし。
>政策判断についてGISを使って住民に対して示していく。このような地道な活動が普及に拡がるのではないか。
>地域の現状把握 −> 問題点の認識 −> 計画・改善案策定 −> 分析 −> 評価 このプロセスを効率化できる。又は、させるためのツール。また、透明性に努めるべき。
>今までは声の大きい人の問題・要望等をピックアップしていたが、GISでは客観的に判断することが可能となるため、解消できる。
>例えば、従来は10個程度で精一杯の提案でも、20、30個程の計画案を容易に作成することが可能であるため、信用性が増すのではないか。
>今まで施策立案をするとき、あらかじめ決定する案を決めておき、2〜3案の代替施策をダミーとして作るアンフェアなことがありませんでしたか?このようなことを無くして、共通のプロセスで比較検討や、客観的に評価できるのがGISだと思う。
>GIS普及のためには、「都市計画決定情報の住民公開サービス」、「都市計画管理の支援」、「都市計画決定の支援(まだ、先進自治体でも運用されていないのでは?)」が考えられる。
>計画策定の透明化が必要。
>GIS普及の一つとしては、ニーズがある環境問題に関する住民へのアピールツールとして利用してはどうか。
>GISの阻害要因として、自治体でGISの費用対効果を明確にしていないからではないか。
>自治体の中では、GISを過小評価している職員がいる。(「プレゼンだけだろ?」みたいな。)
>ダイレクトな評価ができないか?業務時間の前後比較などをコストに置き換えて。
>自治体内部で、GISをより高度なモノにしようとする認識を全体で盛り上げていくことが重要では。
>先進自治体のGIS整備に関する情報公開が必要!もっとメリットをアピールしていただき、他の自治体がトップへ提案できるよう、または庁内コンセンサスが期待できるよう支援いただきたい。
>昔は都市の計画や道路整備など目標が明確であった。今は、都市形成の問題点を解消する動きが多いのでは。そのための武器としてGISを利用すべき。
>データ同士を高度にリンクしたり、より精度をハイレベルのするのは、後々を考えると怖い。「何の為に使うのか」、「長期間使えるのか」などを検討すべきである。
>GISは住民への説明力不足を解決するツール。
>GISの費用対効果や評価は数値化しにくい。
>GISを台帳の様なモノと考え、使わずとも行政は用意又は準備しておくべきでは。
>国はサンプルを示すべき。
>地方分権の流れの中で、国が自治体のGISをがんじがらめにはしたくないし、個々の自治体を考えると、できないと思う。国としてはプロセスやサンプルを示すことにより支援したい。
>先進地にコストの問題や、費用対効果をどんどん聞いてみてはいかがか。
>GIS学会の中に自治体分科会があり、現在メーリングリスト等により、活発な議論をしている。GISを推進したい方々の参加を求めています。詳しくはGIS学会のホームページを。


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第  2  話

三重県マルチメディア研究会 トーク&セッションフォーラム
(インターネットは地域を豊かにできるか!?)
1999.03.16 14:30〜16:30
三重県 津市 三重産業振興センター(メッセウィングみえ)
三重県産業振興センター・三重県マルチメディア研究会

1,「地域の情報化は地域を活性化するか?」
  ゲストスピーカー 倉田勇雄(地域情報化アドバイザー、「電脳山田村塾」講師代表)

私のフォーラムメモに入る前に山田村の紹介を・・・っと言っても、電脳山田村塾のページをご覧ください。
では、フォーラム中に取った私のメモを、、、
 ・山田村では小学生がホームページを作り、中学生はプログラムを作っている。>先生もついていけない、とのこと。
 ・山田村では毎年8月1日からの10日間、全国から多くの大学生が集まり情報化に対する勉強をしているとのこと。>年々増加の傾向。
 ・一般レベルでは、村外の有志の方々が「山田村を勝手に応援する会」を設立し、地域情報化を支援してくれている。
 ・様々な方が村内の多くの方々にアンケートを取って、情報化などの研究にしているが、私はアンケートを取ることがキライだ。
 ・なぜならば、数字が一人歩きしてしまい本質を見失ってしまうことが、おうおうにしてあるからだ。
 ・地域の情報化にはルールがあると私は思う。それは、「命令しない」、「引っぱらない」、「後ろから押さない」、「スケジュールを作らない」、「駅(目的地?)を作らない」
 ・ほとんどの方は、PCを使って、インターネットを利用して、HPを作って、っで、とりあえず落ち着く。・しかし、「こんなことやって何になるのと?」っと、感じてしまう。
 ・私はインターネットは「台所のメモ用紙」であると考えている。家に帰ってきて、家族から「お帰り」などのメモがあったら・・・の延長線上じゃないかと。
 ・あらゆることに当てはまると思うが、企業や研究者は先を走っているランナーと同じである。私たち、一般人は家族や仲間と共に歩いているのに、どんどん差が離れていってしまう。
 ・今まではこの距離を近づける中間に立つ者ががいなかった。例えば、研究者が投げたボール(専門用語など)を、中間者が受け取り(翻訳など)ビギナーの方に渡す役目である。(アドバイザーの必要性)
 ・PCを使える人が情報化の主人公ではない!
 ・PCなどの操作を教えあうことによって、今までにない村民同士のコミュニケーションが拡がっている。今まではなかったこと。
 ・わかりやすい地域づくりが必要である。
 ・マルチメディアを使いこなせる体力が必要。
 ・今の取り組みとしては、(高齢者のPC操作を容易にしたいため)バーコード利用したPCへの情報入力方法を考えている。
 ・また、村民全員の歯をデジタル撮影し、3次元化する予定。これにより、歯の治療はもちろん、発音方法などの語学勉強にも役立てたい。
 ・PCなどの修理は子供達にさせている。勉強にもなる。セキュリティ対策などは大人がやっている。
 ・先般アメリカに視察に行って来たが、アメリカでは子供達の学習に「遺伝子学習」、「OS」、「地質学」などを取り組んでいた。それと比較すると山田村の取り組みは特別ではないし、情報化の先頭を行っているわけでもない。
 ・一人の山田村からの高校生の影響で、学校全体で情報化(インターネット機器の導入)が進んだこともある。
 ・隣の自治体の農協でも山田村に影響された組員のおかげで、情報機器の導入がなされた。
 ・色々と情報化が進んでくると、私が責められる場合(嬉しい逆恨み?)がある。例えば、小学生がインターネットを使いレポートを沢山書いて先生に見せたところ、先生曰く「こんなに沢山書かれたら(時間がかかりすぎて)読めない!」との(嬉しい?)悲鳴があったりなど、、、
 ・ツールを持つ→慣れる→情報を収集する→利用する。っといったステップがある。
 ・勉強せざるを得ない状況を作り、そこから育てることもある。
 ・観光関係の方から聞いたが、今の観光は見るだけじゃなく、五感に訴えるモノがないとダメ。食べる、触る、勉強になると行ったことが必要視されている。
 ・私はただ単にリテラシーやスキルを上げるために、池の中に石を投げる役目をしているだけ。(池の中=村民、石=情報、ツール、技術など)
 ・これからは頭脳資産をどう利用するか!していくか!が問題である。
 ・情報化でも何でも、プロセスが大事である。ディスカッションすることによって出たプロセスやステップアップを公開していくことが重要である。

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