超!洗剤革命?!!?!

以前電車に乗っていたとき、思わず噴き出してしまう広告があった。「超毛髪革命」とかいう名前で毛生え薬か何かの広告だったのだが、名前からして、ベストセラーの「脳内革命」と「超整理法」のタイトル2つを引っ掛けている上に、開発者だと思うのだが、毛生え薬なのにハゲのおっさんが笑っている写真が付いている。加えて、中国の何々省のお墨付きなどという、一般的日本人が現代科学では解明できない数々の秘術を持っていると思われている国、中国というキーワードで見ている人を惹きつけてようとしている。静かな車内で笑いをこらえるのに精一杯だった。(まじめな話、気功はわからないよね)

どうでもいい話なのだが、これから述べることは、「超毛髪革命」と同じ感想を読者が持つかもしれない。しかし、これはすべて筆者の裏付けがない話ではないことをあらかじめ断っておく。
筆者はよく行く本屋でたまたま「洗剤が消える日」というタイトルの本を手にした。青のグラデーションのかかったバックにイルカが2匹泳いでいるシンプルな表紙だ。その中を読んでみると「ある水」が洗剤代わりになるという。おまけにその水は飲料可能で体にもいいらしい。筆者は最初その本を手にしたときはその本を購入しなかったが、家に帰ってその本のことが忘れられず、結局その本を買ってしまった。ちなみにその本は他のでかい本屋ではいっさい見ることができなかったし、最近その本を買った本屋でもその本はもう姿を消していた。
その本で書かれていることは、衝撃的内容だった。まずこの驚異の水「創生水」を開発した経緯として、数々の分析がなされているのだが、毛染めをした頭にシャンプーしたり、クリーニング屋で衣服をクリーニングしただけでダイオキシンが発生しているというのだ。この本によれば、他にもありとあらゆるところで簡単にダイオキシンが生成されていると述べている。要するにダイオキシンというのはベンゼン環数個に塩素がくっついたものなので、ベンゼンは洗剤の中にベンゼンの化合物としてたくさん含まれているし、有機溶剤を使っているドライクリーニングは筆者はよく知らないがたぶんベンゼンから派生した化学物質を使っているのは当然だろう。そして、普通の水道水には殺菌のために塩素が付加されている。ダイオキシンを作る材料はそろっているというわけだ。それが常温で合成されるというのが筆者には驚きだった。
この水の開発者は、最初に非常に薄めた洗剤でも洗浄能力のあるものを開発していたが、ある教授から「毒は毒なんだからいくら薄めてもだめだ」といわれて挫折したそうだ。本によると億単位の開発費がパーになったという。そこでまったくこれまでの洗剤を使用しない洗浄水を開発しようと決心したそうだ。

この水、創生水は水でありながら油を溶かす性質があり、数年前に起こった日本海での重油流出事故でも活躍したという。岩などにべっとりついた重油を洗い流してしまったというのだ。これは毎日新聞でも取り上げられたそうだが、「洗剤が消える日」で言うに政治家はまったくこの件に関して関心を示さなかったという。要するに大企業の洗剤メーカーとの癒着があるからということなのだろう。
この油を溶かす性質の本質は創生水がもつ組成にある。化学式 H3O2- というヒドロキシルイオン(トルマリンと言う不思議な石から生成される)と呼ばれる組成が油を溶かす元だ。このイオンは最近までありえないと言われていたという。このイオンは創生水の特徴からして簡単に水の分子であるH2Oに変化してしまうようだ。というのは電磁波の発生するところでは創生水の味が変わってしまうからだ。ヒドロキシルイオンは各原子同士がどういう結合をしているかわからないが、石油系の溶剤と同じく極性がない分子なのだろう。水分子は電気的陰性度の高い酸素原子があるため、水分子全体を見ると酸素原子のほうにマイナスの極性を持つ部分が偏在しているため、水分子は他の水分子の比較的マイナスでない水素原子と酸素原子が電気的に吸い寄せられクラスター状態になってしまう(葡萄の房をイメージしてほしい)。しかし、創生水の分子は極性がないので油とは混ざるし(つまり洗浄作用があるということ)、各分子が極性を持っていないから、クラスター状態にはならずばらけているため、味覚的に言っても、きわめておいしく感じるのだろう。よくアルコールと水が分子レベルで完全に混ざっていれば、酒はうまくなるということで、安い酒に超音波を当てるとうまくなるといわれているが、創生水は極性がないから簡単に混ざってしまうので、うまい酒が作れるだろう。
(この原子や分子に極性があるという話は高校の化学の教科書に載っている参照してください。)
しかし、重油も溶かしてしまうというのはいくらなんでも強力すぎると思っている。
ということで、筆者は早速その創生水を手に入れてみた。

創生水の開発者は水に値段をつけないというポリシーから(自然の恵みだということから)、ビン代と配送費用だけを払えばいくらでもこの水を手に入れることができる。前述のヒドロキシルイオンの特徴により、ペットボトルだと創生水が染み出てしまうということなので、一升瓶に創生水が入れられて来た。
飲んでみると、普通の水で無味無臭だ。そして油に溶けるかということで、色のついたごま油でやってみた。ビンの中にごま油と創生水を入れてシェイクすると確かに混ざっている。すぐに分離しない。正確には、ある程度上にごま油が出てしまっているが、水が透き通らずににごったままというのは完全に混ざっている証拠だ。この状態は数日間続いた。創生水といっしょに送られてきたチラシには1ヶ月も混ざったままという写真があったが、たぶん筆者の場合、シェイクしたビンにキャップがないから、創生水か外気と反応してもとの水に変わったのだろう。これでこの水に洗浄作用があるのは間違いない。
しかし、油でこびりついた軍手を洗ってみたが、さすがにこれは効果なかった。しかしガスレンジにべっとりついた油は簡単に落とせた。最初創生水を飲んでみて気づかなかったが、この水は濃厚な感じがするこれまで味わったことのない水だ。床や水を抜いた湯船に創生水をたらしてみると、ちょっとドロっとした感じがある。ここが極性のない油に似たような特徴なのだろう。

ということで驚きの水なのだが、きわめて疑わしいと思う人が大半だろう。筆者の母にもこの話をしたがろくに自分で検証もしていないにもかかわらず「そんなのだめだ」とか言う始末である。さらにひどいのはPh.Dとか言っている学者連中で、「創生水」をサーチエンジンであるgoogleで調べてみると、某国最高学府の人が極めて疑念を抱いているページがあり、怒りさえ覚える。というのは開発者が同じ大学の教授にこの水を見てもらって驚異的な発見をしているにもかかわらず、その教授に直接聞けばいいのに勝手にだめだと決め付けているのである。これは学問を追及している人間としてあるまじき態度である。
おまけに最初に述べた「中国でもお墨付きだから」というような、「〜大学に確認してもらった」という言い回しがクサいという意味の事まで述べている。それは、あんたらと同じ大学の教授だろうが!!!臆病がらずに聞け!!怠け者が!

まったくこの国の学者連中は、光ファイバーを発表当時もまず最初に「そんなことできる訳ないだろう」と言うような連中なのである。しかし渓流釣りの名人はこの光ファイバーの本質はすでにわかっていたのだ。

とにかくこの水だけを使ったコインランドリーがあり、某国のPh.Dが揶揄するであろうカナダの行政当局も注目している水なのであるし、実際に安価に手に入れることができるものだから自分の力で検証してもらいたい。
そして、またもや新たなるダイオキシン問題がクローズアップされるであろう。

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