ATX電源による復活


 X68000は、生産が中止されて久しく、10年以上経過している機種もあり、電源が壊れて動かなくなる物も出始めています。
    ★ 電源がダメになった時の主な症状
      ・裏面のメインスイッチを入れてもまったく起動しない。
       ランプすらつかない。
      ・POWERの赤ランプはつくが、前面のスイッチを入れても
       起動しない。
       赤ランプが青に変わらず、ファンも回らない。
       (もちろん、他が原因の場合もあります)
 ここでは、最新のDOS/V機用のATX電源を使って、電源が壊れたX68000を復活させようというものです。
 ATX電源による復活は、すでに
      ・SaTaさんの 「 X68電源補完計画
に公開されており、そのキットを満開製作所にて購入することもできます。
 私は、このATX電源をACE本体に内蔵して復活させます。

 ATX電源は、市販されているタワーケース用の電源だと、250Wクラスの大型(?)電源でツインタワーのX68000には、とても内蔵できません。
 ATX電源をツインタワーの上に乗っけた状態で復活するわけです。
 しかし、最新のFMVやNXでは、小さい縦置きしたパソコン本体がテレビのコマーシャルに登場します。
 これは、NLX規格というもので、ATXのケースとしても市販されているものがあります。
 X68000の電源は100W程度と言われていますが、このNLXの電源は150W位ありますからOKですし、大きさも小型です。
 しかし、それでも大きくてこれを内蔵すると、ハードディスクが内蔵出来なくなります。
 すなわち、内蔵ハードディスクを犠牲にして、X68000の電源とハードディスクのスペースに、NLXのATX電源を内蔵するのです。


 上の写真では、ほぼ同じ大きさの電源ですが、取り付けの位置が違うためACEの電源スペースに収まらず、HDDのスペースも犠牲にするはめになる訳です。
 実際に使用した、写真のATX電源は、ASUS社の「Elan Vital AEGIS B−5N 」(12800円也)の電源を使用しました。

ACE電源ケースへの加工取り付け

   ATX電源のファン部分を、サンダーで切断して、ACEの電源ケースにこの電源を取り付けます。
 少し荒っぽいですが、ACEのファンを使いますから、不要な部分は切り詰めるのです。
 さらにACE電源ケースもATX電源がはまるようにカットします。
 そして、下写真のようにドリルで穴開けして、2本のネジで固定します。


電源制御回路の取り付け

 電源制御回路はSaTaさんの「X68電源補完計画」から作成します。
 ユニバーサル基盤を使い、IC 74LS04と抵抗 4.7KΩ (1/4W)で構成する簡単な回路を半田付けして作り、DOS/VパーツのATX電源延長コードを使って作ります。
 ATX電源は線の色が決まっていて
    線色   電圧等  コネクタ位置
   ・yellow   +12V    10
   ・blue    -12V    12
   ・red    +5V     4,19,20
   ・white   -5V     18
   ・purple   +5Vsb    9
   ・black   COM    3,5,7,13,15,16,17
   ・green   PS-ON   14
   ・gray    PW-OK   8
 しかし、延長コードの線色は全く違っていますので、細心の注意が必要です。
 また、ACE側の配線は
  コントロール電源
   ・blue    +12V
   ・gray    -12V
   ・red 2    +5V VCC2
   ・yellow   PC [制御]
   ・black    GND
  メイン電源(2回路)
   ・red    +5V
   ・black    GND
 となっていますから、これらをつなぐATX電源延長コードの中間に電源制御回路を入れて結線します。
 ATX電源延長コードによる配線は下図のようになります。(配線は色分けしていますが、延長コードの色ではありませんので注意して下さい。)



 私の実際の配線は下写真のようになりました。


 使わない電源延長コードは、ひっこ抜いてなくしてしまいました。
 また、ACEの配線は電源の付け根で切断し、これらの線と上記の電源延長コードは、適当なコネクタを使ってつなげることができるようにしてスッキリさせました。

ACE本体への取り付け

 スピーカを覆っている防磁板をはずして、ACEの電源を取り付けるのと同じ要領で、ネジ4本で固定します。
 そして、作った延長コードをつないで、このコードを電源ケースの空いた部分に入れれば、きれいに収まります。



 上の写真が、ATX電源及び配線を取り付けたものです。
 どうです、配線が少し乱雑ですがきっちりACE本体内に、収まっているでしょう。
 なお、私のACEはファンが動きませんでしたので、6センチ角のATX用ケースファンに取り替えました。

 最後に、本体カバーをつけて完成です。
 これで、外観が、まったく変わることなくACEが復活しました。  




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