OpenFOAM 入門

2011年5月1日
春日 悠

はじめに

OpenFOAM (Open source Field Operation And Manipulation) とは、英国 OpenCFD 社が開発・公開するオープンソースの数値流体力学 (CFD) ツールボックスです。Linux 向けに C++ で開発されており、いくつかの標準ソルバーと各種ツールおよびクラスライブラリから構成されています。

OpenFOAM は CFD を活用するための強力なツールになりうるとして注目されていますが、CFD を必要とするエンジニアにとって 1. Linux の導入のハードルが高い、2. OpenFOAM 自体の導入のハードルも高い、3. 設定がテキストベースであるため利用のハードルも高い、などといったことがネックになっています。本入門では、上記のハードル 1, 2 をクリアすべく、Windows 上に Linux 環境を構築できるオープンソースの仮想化ソフト Oracle VM VirtualBox、OpenFOAM 用 GUI 環境を含む Linux システム DEXCS-OpenFOAM (DEXCS2010-OpenFOAM) を利用します。そして上記ハードル 3 の心理的な部分を乗り越えるべく、基本的な知識を与えることを目的とします。

目次

  1. DEXCS2010-OpenFOAM のセットアップ
  2. OpenFOAM 入門
  3. 自分の問題への適用

付録

  1. Linux 入門
  2. Blender 入門
  3. Netgen 入門
  4. ParaView 入門