TopOutlook Express の傾向と対策Top

使わないのが一番かもしれない

-

 Outlook Express は、腐った初期設定を直して、レジストリをいじって、リソースを書き換えて、やっと一応使えるという代物かもしれない :-) とにかく、

決して腐った初期設定のままで他人にメールを送ってはならない

 Microsoft がどういうつもりなのかは知りませんが、初期設定は間違っています。というわけで、どうしても(!) Outlook Express を使いたいのなら、このページを一通り眺め、きちんと設定した上で使って欲しい所です。このページの内容が理解出来ないようなら、とっとと Outlook Express は捨てて、他のソフトを使う方が世間の為でしょう。メール/ニュースクライアントは他にいくらでもあります。

 なお、これも常識的なことだとは思いますが、設定を済ませたら 他人に送信する前に自分自身に送信して、設定を確認してみる くらいのことはしましょう。メッセージのソースを表示させ、おかしな所が無いかどうかを確認するのは、当然の作業だと思います。『このページを読んで参考になりました』ってメールがたまには来るものの、HTML だったり Shift-JIS だったりのとんでもない物ばかり で、かえって不愉快な思いをしています :-) ニュースなら、外部に転送されないローカルなテスト用のニュースグループ(local.test みたいな)で試してみるとかね。

なお、この書式で書かれている文章は、完全に著者の私見です。参考にする必要はありません :-)


-

● ちょっと前説

 Outlook Express は、メールクライアントとニュースクライアントの統合ソフトである事はいまさら説明するまでも無い事ですが、現在どのフォルダを選択しているかによってメニュー等の操作が変化します。以下で述べている操作で、そんなのメニューに無いぞって場合は、選択しているフォルダが違っています。該当するフォルダ(メールかニュースか)を選択した後、あるいは該当するウィンドウを表示させた後、メニューを操作します。

 Outlook Express メインウィンドウ

 ウィンドウの表示レイアウトの設定はかなり自由度が高いですが、僕はこんな風なシンプルなレイアウトで使っています。

[↑]


● まずはここを設定しよう

○ メッセージ形式

 ◎ ツール → オプション → 送信 → メール送信の形式 → テキスト形式(選択) → 設定
 ◎ ツール → オプション → 送信 → ニュースの送信形式 → テキスト形式(選択) → 設定

 オプション/送信

 テキスト形式の設定

 メール・ニュースとも、テキスト形式を選択し、MIME を選択し、エンコード方法は「なし」に、「8 ビットの文字をヘッダーに使用する」のチェックマークは外しておきます。

 ここで「送信時に自動的に文字列を折り返す」を「132 文字目で」と最大値にしていますが、これは中途半端な値に設定すると、返信で引用した時に変なところで折りたたまれてしまうのを防ぐためです。その代わりに、自分で(2 バイト文字で 30 〜 35 文字目あたりに)適宜改行を入れる必要があります。

[↑]


○ 日本語文字コード

 ◎ メッセージの作成 → 書式 → 言語 → 日本語(JIS)

  メール … 色々あるが、日本語ではこれ以外を選択してはいけない
 メール/JIS

  ニュース … 日本語は JIS しか選択肢が無いので OK
 ニュース/JIS

 文字コードの設定は、メッセージの作成ウィンドウを出さないと設定出来ないようです。とりあえずこうしておけば、うっかり 1 バイトのカタカナ (ISO-2022-JP には 1 バイトのカタカナは規定されていないので、これを含むメールを送信すると大迷惑) を使ってしまっても、2 バイトのカタカナに自動的に変換してくれるので安心です。なお、ニュースの方では日本語は JIS しか選択できないようになっていますが、一応確認はしておきましょう。

[↑]


○ Message-ID は?

 Internet Mail and News の時、さんざん問題にされたニュースの Message-ID ですが、Outlook Express ではニュースで変な Message-ID を出力する事は無くなりました(ニュースサーバの方で Message-ID を付けてくれます)。変わりにメールで変な Message-ID を出力するようになりました(なんだそりゃ)。

 メールの Message-ID を出力しないようにする方法は、今のところわかりません。ニュースの場合ほど神経質になる必要は無さそうですが、それでも気持ち悪いからなんとかしたい人(僕だ)は、以下の代替手段を試してみて下さい。

  (Windows 95)
 TCP/IPのプロパティ/DNS 設定

  1. 再起動が必要となるので、全てのプログラムを終了しておく
  2. ネットワークのプロパティを開き、「TCP/IP -> ダイヤルアップアダプタ」あるいは単に「TCP/IP」のプロパティを選択、DNS 設定のタブを選択
  3. 「DNS を使う」をチェックし、適切なホスト名及びドメイン名を入力
  4. ホスト名、ドメイン名に何を書けば良いのか判らない人は、自分のメールアドレスの @ の左側を「ホスト」に、右側を「ドメイン」に入力(代替手段の代替手段)

  (Windows NT 4.0 WS)
  ネットワークのプロパティ → プロトコル → TCP/IP プロトコルのプロパティ → DNS

 Microsoft TCP/IPのプロパティ/DNS

 Windows 95 の場合と同様につき、省略。

[↑]


● ワンポイントテクニック

○ メッセージフォルダのコンパクト

 ◎ ファイル → フォルダ → すべてのフォルダをコンパクトにする

 フォルダ/コンパクト

 フォルダのコンパクトとは、何かを圧縮するような操作ではありません。いわばゴミ掃除です。

 メッセージフォルダ間でメッセージの移動を行った場合やメッセージの削除を行った場合、メッセージフォルダのファイルには元のメッセージの残骸が残っており、ファイル自体は小さくなりません。 (トラブル対策(サルベージ?)の為、あえて自動的には消さないのかもしれません) よって、受信トレイなどはメッセージが 1 件も無いのにファイルが巨大化して、ディスクの残り容量が減りまくっていたりします。コンパクトを行うことによって、初めてゴミ掃除が行われます。時々コンパクトを行って、無駄になっているディスク領域を回収しましょう。

[↑]


○ 署名の設定はどこ?

 ◎ ツール → ひな形 → メール → 署名
 ◎ ツール → ひな形 → ニュース → 署名

 署名

 で設定します。結構わかりにくい所にあるので、探すのに手間取りました :-(

 署名は簡潔に。名前、メールアドレス、ホームページアドレス等々、必要な情報だけ書くようにしましょう。僕の嫌いなパターンは…

  1. メールアドレスがいくつもいくつも並べてある … どれに送って欲しいのでしょう?せいぜい私用と社用の 2 つもあれば充分
  2. ここぞとばかりに自己紹介とか自分のホームページの宣伝をする … うっとおしい :-(
  3. ジョークとか格言とか … 同上
  4. とにかく長い … 本文より長い場合すらある(笑)

親しい人とのやりとりなら、この限りではありませんが。

[↑]


○ 返信で引用するメッセージのヘッダを英語化

 ◎ ツール → オプション → 読み取り → 文字設定の割り当て

 文字設定の割り当て

 「メッセージの返信に英語のヘッダーを使用する」にチェックをすると、返信で引用するメッセージのヘッダ部分が英語の物になります。それ以外の部分には影響は与えません。日本語のヘッダが格好悪いと感じる人は、試してみると良いでしょう。

[↑]


○ Internet Mail や Outlook Express のメッセージフォルダを取り込む

 なぜかインポートのメニューには Internet Mail や Outlook Express がありません。Internet Mail and News や Outlook Express の旧版がインストールされている環境で Outlook Express をインストールすると自動的にメッセージフォルダが取り込まれますが、後からでもバックアップしておいたメールのファイル等を、手作業によりインポート可能です。

 Internet Mail and News や Outlook Express のメッセージフォルダは、〜.idx と 〜.mbx の2つのファイルのペアで構成されていますが、そのペアを現在使用している Outlook Express のメールが保存されているディレクトリ(ex. C:\WINDOWS\Application Data\Outlook Express\Mail)にコピーします。既に存在するファイルとファイル名が衝突する場合は、コピーすべきペアを揃えて rename しておけば大丈夫。
 しかる後、folders.nch というファイルを削除または別の名前に rename し、 Outlook Express を起動します。〜.idx、 〜.mbx の 〜 の部分の名前の新しいメッセージフォルダが現れます。

 folders.nch は、メッセージフォルダのツリー情報を記憶している物なので、ツリー構造は失われますが、これの古い物が残ったまま 〜.idx、〜.mbx をコピーしただけでは、Outlook Express は新しいメッセージフォルダを認識してくれません。

 Outlook Express で新規フォルダを作成すると、フォルダnn.idx、フォルダnn.mbx というファイル名でメッセージフォルダが作られますが、このメッセージフォルダの取り込みを応用すれば、メッセージフォルダ名とファイル名を一致させる事も出来ます :-)

[↑]


○ ダイジェスト(メーリングリスト)を読む

 活発なメーリングリストだと、ダイジェストという配信方法があります。複数のメールをマルチパート形式でまとめて受け取る事が出来るわけですが、Outlook Express だと本文無しで全て添付ファイルという風に表示され、読みにくいです。

 僕の場合は、「名前を付けて保存」でファイルとして出力し、ページブラウザで読むようにしています。本文だけでなくヘッダまで表示されてしまいますが、一気にだーっとスクロールさせながら読めるので、個別にメールを開く必要が無く、気に入っています。日本語文字コードを自動的に変換して表示してくれるので、拡張子 .eml と .nws のファイルは標準ではページブラウザで開くように関連付けをして使っています。ダイジェスト(マルチパート)メールを読む、もっと便利なツール/方法を知ってるよって方は、ご一報ください。

 ページブラウザページブラウザのホームページ窓の杜 の「ファイル閲覧」のコーナーからダウンロード出来ます。

[↑]


○ メッセージの修正

 たまに Subject を書き忘れたメールを受け取る事があります。また、ヘッダ部分の途中に空行がある為、それ以降が本文として表示されてしまうメールもあります。読み捨てても良いようなメールだったらまだしも、保存しておき、後で検索・参照する事のある類のメールだと困りものです。メッセージを編集して再び取り込む方法を思い付いたので、ここに書いておきます。

  1. 問題のあるメールを選択し、ファイル → 名前を付けて保存 で単独ファイルとして保存します。この時のファイル名は何だってかまいません(拡張子は変えない方がいいけど)。
  2. JIS コード対応のテキストエディタで Subject を付け直す等、問題箇所の修正をし、保存します。保存する時は JIS でも Shift-JIS でも好きな方で。って、やっぱり JIS の方がいいか。
  3. 修正したファイルを普通に(Outlook Express で)開きます。メールとして正常に開き、表示されているのを確認します。
  4. ファイル → フォルダへコピー で、保存したいメッセージフォルダを指定すれば、修正したメッセージを取り込む事が出来ます。

[↑]


○ メッセージ表示フォントを無理矢理変更!

 整形されているはずのメッセージがでこぼこに表示されるので困っていました。等ピッチのフォントに設定しても、きちんと等ピッチに表示されるのは特定のフォントサイズのみだったりします。メール及びニュースのメッセージ表示フォントを、なんとかして普段僕がテキストエディタ等に使用している Terminal に変更したいと思っていました。やっとやり方がわかりましたので、ここに書きます。ただし、この方法はレジストリエディタを操作します。Outlook Express や Windows そのものの動作に支障をきたす事態が発生しようとも、当方は一切関知しません。

  1. Outlook Express を現在起動しているのなら、終了する。
  2. レジストリエディタを起動し、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Outlook Express\Trident\International\932 (ここが日本語の表示に関する所)を開く。安全の為、ここをファイルに書き出しておくのも良いだろう。
  3. IEPropFontName を Terminal に変更。
  4. レジストリエディタを終了し、Outlook Express を起動する。
  5. 何かメッセージを表示してみる。フォントサイズが今のままで良ければ、ここで終了。
  6. 他のフォントサイズを試し、決まったら Outlook Express の ツール→オプション→読み取り→フォントの設定 で新たなフォントサイズを設定し、Outlook Express を終了する。
  7. 今の設定でフォント名の設定が一旦無効になるので、再びレジストリエディタでフォント名を設定し直す。

 プロポーショナルフォントの設定を変更しているのを奇妙に思うかもしれませんが(僕も奇妙だった)、plain text のメールやニュースメッセージの表示には、プロポーショナルフォントとして指定したフォントが使われるようです。

[↑]


○ RE: じゃなくて Re: にする

 返信の際、Subject 先頭に RE: という文字列が付けられますが、一般的には Re: のようです。(reply? response?) なんとか変更したいなーと思っていましたが、どうにか解決しました。例によって、Outlook Express や Windows そのものの動作に支障をきたす事態が発生しようとも、当方は一切関知しません。

 msimnui.dll をバイナリエディタ等で開き、UNICODE で RE: を検索すると1個所だけ見つかるので、そこを UNICODE の Re: に書き換える(だけ)。

 オフセットを書いてもバージョンによって違うかもしれないから、自分で検索してみて下さい。なお、前記の文章の意味が分からない人は、いじらない方が良いでしょう。

[↑]


○ ダイヤルアップの問い合わせがわずらわしい

 僕の場合、ダイヤルアップは Internet Explorer や Outlook Express とは連動せず、手動によりダイヤルアップで ISP に接続しています。一定時間毎にメールサーバにアクセスする設定だと、ISP に接続していない時に Outlook Express を起動すると、ダイアルアップを行うかどうかの問い合わせがあります。いちいちキャンセルするのも面倒臭いです。ISP に接続していない時は、勝手にアクセス失敗にしてくれりゃいいんです。

  1. モデムあるいは TA の電源を切る、ケーブルを外す等により、ダイヤルアップが必ず失敗する状態にする
  2. Outlook Express を起動し、ダイアルアップの問い合わせを出す
  3. ダイヤルアップを行わせ、失敗させる
  4. 今後、この所在地からのダイヤルアップを行うかどうかの問い合わせが出るので、行わないにする

[↑]


○ メッセージ表示ウィンドウの大きさを一定にする

 メッセージ表示ウィンドウは横幅は覚えてくれるようですが、高さがウィンドウを表示するたびに短くなっていきます。ウィンドウが重ならないようにとの配慮なのかもしれませんが、余計なお世話です :-( 常駐ソフトの力を借りて、メッセージ表示ウィンドウを(無理矢理)固定位置、固定サイズで表示させる事が出来ます。

 Position-Spice というフリーソフトで、メッセージウィンドウを固定位置、固定サイズで表示させる事が出来ます。キャプションは空白で、クラスのみでウィンドウを指定するように設定して、期待した通りの動作をしてくれました。Outlook Express に限らず、ウィンドウの出現位置・サイズを指定出来る、便利なソフトです。興味のある人は試してみると良いでしょう。

  プライマリサイトへ  ミラーサイトへ

[↑]


● 未解決事項

a) Subject に日本語が使われていると、Subject 全体を MIME エンコードしてしまうので、Subject に通し番号の入っているメーリングリストで何も考えずに返信で投稿してしまうと、見苦しい事になってしまう。
Subject: [pnp-ml 369] RE: [pnp-ml 358] 小猫の手なずけ方は?
てな感じに。これは手作業で Subject を編集するしかないのかなあ。

 他にもいくつかあったのですが、ほとんどは解決してしまいました。

[↑]


● その他

 何かトラブルや疑問があった場合、あちこちに質問しまくる前に、まずは サポート技術情報 くらいは確認しましょう。

[↑]


Top

-

最終更新日 1998年7月18日
Web 製作者 Kenji Shintani