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ChildBirth in the U.S.A

はじめに

私の次女はアメリカで生まれました。最初はわからない事だらけでしたが、いろいろと日本では経験 出来ない事をしましたのでこれを書いてみます。 うまく書けていないでしょうが、少しづつ改良するつもりです。

Jan.5.1999 初稿
Apr.26.1999 不適当な表現を直す。 「保険会社についての補足」を追加
July.21.2002 若干の追加訂正 「保育園と幼稚園」を追加

はじめに 2

(2002年7月追加)
この文章を書いてから時間が経ってしまいました。記述しました事柄は少し古いかもしれませんが、 分かる範囲で訂正してあります。
私の下の娘は1998年9月に カリフォルニア州サンタクララ郡内(いわゆるシリコンバレー)で産まれました。

産婦人科医と小児科医そして病院

産婦人科に掛かるということも含めて、医者に掛かるということは、日本と米国では少し異なっています。 その根底には、保険の制度が日本と大きく異なるという事が横たわっていると思います。 日本のような国民健康保険といった公共の保険機関がないので、日本で生命保険に加入するように 健康保険会社と契約する事になります。ほとんどの場合は勤めている会社で団体契約することになるわけです。 細かい問題点は別(本稿の末尾の補足を参照)に書く事にしまして、一番大きな問題点は、その健康保険会社が持っている医者の リストに自分の掛かりたい医者が載っていない場合、手続きが面倒になり、且つ割高になるということです。 私の家族の場合は、「掛かりたい医者=日本語の話せる医者」になるので、選択の余地がほとんどありません。 その上、産婦人科医と小児科医は別々にいて、完全に分業となっているので、生まれるまでは女房は産婦人科医に 通って、子供が産まれた瞬間から、その新生児は小児科医の担当になります。赤ん坊の1ヶ月検診は当然小児科医の オフィスに連れて行く事になります。
現実はもっと複雑な話になってしまいました。予定日の1ヶ月前に、私の勤めている会社が契約する保険会社のちょうど切り替え の時期だったのです。
前の保険会社のリストには、掛かっている産婦人科医の名前は載っているのですが、 掛かりたい小児科医の名前が載っていませんでした。 そして、切り替わった新しい保険会社のリストには、小児科医の名前はあるのですが産婦人科医の名前がありませんでした。 これが反対であったなら大問題な訳ですが、そうでなかったので、この最後の1ヶ月さえ乗り切れればなんとかなりそうだ と考えました。
また、忘れてならないのが病院ですね、分娩の設備がととのっているところです。 新しい保険会社のリストには、家から一番近い病院はリストに載っていたので、やれやれ。
産婦人科医がこの病院の分娩室まで来てくれて新生児を取り上げてくれました。
そして、生まれたばかりの新生児を見に小児科医が病室まで出張してきてくれました。
(2002年7月追加) 「産婦人科医がこの病院の分娩室まで来てくれて新生児を取り上げてくれました。」と書きましたし、当たり前と思っていました。 しかし、後から、そうでないと分かってきました。
下にも書いてあるのですが、医者がグループで集まって開業しているところだと、産科医も何人かいるわけで、特に 夜中の出産場合、その中のたまたまその日の夜間担当の産科医が来る事が多いよう様です。 今までずっと一人の医者に掛ってきたのに、一番大事な出産という時になって別な医者が来る事になるのは不安になります。 医者の立場で考えれば分かる気もするのですが、何か問題が発生した場合にうまく対応してもらえるかと考えてしまいます。
従って、昼間のうちに、陣痛促進剤で人工的に陣痛を起こして生んでしまうという方法が取られるようです。

保険がきくのはどこまでか?

まずは、妊娠したかどうかの検査からですが、これは保険がきかないと保険屋の資料に書いてありましたが、実際行ってみると、 妊娠の検査は無料でして、おお!それで保険がきかないのか!と納得しました。 われわれが行った日本語の話せる産婦人科医は、医者のグループとして集まって開業しているところで、患者の 登録や診察料の支払などを一括管理しておりました。まず、その医者のオフィスの窓口に行ってそこのナースに 掛かりたいのだけれどもというと、「登録は済ませましたか?まだ済んでいないのなら、別の棟にある窓口で登録してきて ください。それから、妊娠の検査はここではやりません、これも別の棟でやっていますので、そちらに行ってください。」 女房と、「ここはお役所か?」と言い合いながら、何とか登録をすませて、妊娠検査場に駒をすすめると、確かにそこは、 妊娠検査のみを行っているところでした。女房が検査から戻ってきて、「明日にならないと結果が分からないといわれた」 とのことで、次の日になってやっと産婦人科に行けるところまでたどり着いたわけですが、アポをとろうとした電話で 「貴方はまだ、早すぎるので、2週間後にきてくださいね、予約を入れておきます。」 と、なかなか医者に会うまでに時間がかかる事になりました。 これからさき定期的に女房は診察にいくことになるのですが、その診察料はほとんど保険がカバーします。私の保険会社の 場合は毎回$10支払うだけでした。そして、分娩および、病院使用料(というのがふさわしいと思う)すべて保険が カバーしてくれます。(ここが出産は病気でないから保険は適応しないという日本と異なるところですね)
新しい保険会社に切り替わってしまった瞬間に、試行錯誤的に事を進める羽目になりました。最終的には、一ヶ月間は新しい 保険会社が前の保険会社のルールを引き継ぐということで決着して、それからはレジに行って$10支払うことをせずにすませて、 最後にどかんと請求書を送ってもらう事になりました。これを新しい保険会社に送って清算してもらいました。(従って実際には お金の動きはありませんでした。)
私たちの場合は、産婦人科医と病院からの請求書を合計すると 約$5000 ほどになりました。もちろん上に書きましたとおり、 保険がききますので実際に支払ったのは$400ぐらいです。

マタニティーツアー

産婦人科医から病院が企画しているマタニティーツアーに参加したほうがよいですよとアドバイスがあったので、 女房が参加登録していっしょに行きました。これは病院の産科病棟のなかを見学できるツアーで、 実際に分娩室のなかだとか、新生児室の場所、分娩後の病室等を見せてもらえます。「夜中に産気づいたときには、ここから 入ってください。」という夜間緊急時の入り口の説明等があって、なかなか参考になりました。(実際われわれの場合は、 この夜間入り口を使う事になりました)
女房と私が参加した日は、ほかに8組程度おられましたが、アジア系がわれわれを含めて3組ぐらい、あとインド人と思われる 方々が2組ぐらいでいわゆる白人のほうが少なく、シリコンバレーの人種構成はこうなっているのかと思いました。 病院側も、分娩のしかたについては、各民族で異なると見えて、「いろいろな方法が用意してあります。」とスライドで、しゃんがんで 生む方法や、鉄棒にぶら下がった様にして生む方法など、いろんな方法が選べる事を説明してくれました。 その時に一つ気になった事がありました。全てのスライドに必ず配偶者である男の方も登場しているということで、だんなも分娩室に 入って出産を手伝う(立ち会うではなく手伝う)のが当然の常識となっているようでした。
日本にいた時から、米国では出産してすぐに退院しなければ行けないという知識はあったのですが、実際に経験してみると、 最初に入院するところでも、なるべくぎりぎりに病院に来させるようにしていることがわかりました。
実際に女房から「おなかが痛くなってきたから帰ってきて」と電話を受けて会社から戻って、長女(4才)をデイケアに預けて、病院に入ったのが 夜中の11時すぎでした。分娩室に一応入って、ナースに見てもらいましたが、 「貴方はまだ来るのが早すぎます。もっと痛くなっていらっしゃい」といわれてしまって、夜中の3時ごろに家に戻る羽目になりました。
女房は経産婦なので早めに行ったのですがそれでも追い返されてしまいました。しかし、その時に産婦人科医の登録だとか、いろいろの ペーパーワーク的なところをすます事ができ(本番のときにそれらをする必要がなかったので)行ってよかったと思って います。(もちろん病院にはあらかじめ登録が必要ですので、実際に行った時の事務処理は少ないのですが、 こちらも精神的に興奮しているので早めに一度行っておくという手は悪くないですね)

長女をつれて

数日後、遂に、女房が「痛くて我慢できなくなってきたから病院に行こう」と言ってきたのが、夜中の1時ごろで、当然長女はぐっすり寝ていました。 「もう、預かってくれるところがないなあ、仕方が無いから病院にいっしょに連れて行こう。時間があれば、スマイルサービスに電話が できるだろう。」ということで、長女をつれて病院に行く事になってしまいました。
スマイルサービスというのは、日本人がやっていて、出産時のとかに身の回りの世話をしてくれたり、われわれの場合のように、 子供がいる場合に病院まで来てみていてくれるというものです。日本から駐在員として派遣されている場合、男のほうが、 仕事で出張ばかりという方も多いので、そういう方には便利だと思います。
病院について陣痛の間隔など測ってもらっていると、ナースから「おめでとう、もう帰らなくていいよ、あと4時間ぐらいでうまれる でしょう。」おお、それは良かったね。と言っているうちに、産婦人科医が登場、(夜中でも起きてこなければいけないのでたいへんです) 「長女をつれてきちゃったのですが・・・」と簡易ベッドを広げてそこにいなさいと言い含めてある長女をみてもらうと、 「おとなしくしているから大丈夫ですよ」ということで、とうとう分娩室に一家集合してしまう事になりました。
マタニティーツアーでもらった資料には、子供をつれてくる場合には配偶者のほかに大人がもう一人必要ですと書いてあったのですが、 大目にみてもらえたようです。
事前に保険会社に聞いてもらって、出産後入院していられる時間は48時間とのことでしたが、私たちの場合は、朝の5時ごろに 生まれて(ナースの予言は的中)、退院したのは約55時間後、三日目の昼頃になりました。保険屋もそれほど厳密ではないとの事でした。 とはいっても、日本では一週間も入院していてその後は実家に直行、1ヶ月は実家で過ごすというのとは訳が違います。 逆に「あまり長い間病院にいないほうがよい(変な病気をうつされるから)」という話も聞いた事がありましたが、われわれの行った病院 は、ビル一つが独立して存在していましたし、非常にきれいで「これなら一週間ぐらいいたいね」と言うところが正直なところです。 朝、メニューが配られてその日食べたいものに印をして返します。女房はいろいろトライしていたようです。 コーヒー、ジュースの類はのみ放題で、私もがぶがぶ飲んでおりました。

出生証明書と出生届け

アメリカで生まれた子供は、自動的にアメリカの国籍を取得します。また、日本人から生まれた子供は日本の国籍を取得できます。 ということで、次女は重国籍となります。
病院に出生の登録をしてくれる人が常駐していて、病室に用紙を配ってきてくれました。それに記入すると、タイプしてきてくれて これで良いかと確認します。その書類が郡のお役所にいって保管される事になります。実際に、その子がアメリカ人である事を 証明するために郡は出生証明書(バースサーティフィケーション)を発行しています。 (ソーシャルセキュリティーナンバーも同時に取得申請ができて、後日カードが送られてきました。)
また、その子が日本の国籍も取得するためには、日本国の領事館に届けなければ行けませんが その時にこの出生証明書が必要になります。申請用紙もその人からもらえるので、何枚欲しいか記入して、 枚数に応じた金額(1枚$16 May.2002 カリフォルニア、サンタクララ郡)の小切手を切ってお役所に郵送します。私たちの場合は3週間ぐらいで送られてきました。 さて、その人は日本人は4枚いるよといっていたので4枚買いましたが本当は何枚必要なのか、はまだ私もわかっておりません。 領事館に出す出生届けには、2枚の出生証明書が必要とありましたが、電話で聞いてみとオリジナルは1枚でもう一枚はコピーでも よいとのこと。(最近(2002年)は本物を見せるだけで後はコピーですませた人がいました)
日本国領事館に出す書類は私が処理した時点では、
(1) 出生届け 2通
(2) 出生証明書の和訳 1通
(3) 出生証明書2通(1通はオリジナル、1通はコピー)
(4) 両親(私と女房)の戸籍抄本1通
(1)と(2)は所定の用紙に記入します。郵送で取り寄せる事も可能との事でしたが、電話で聞いた時には、「そんなに複雑でないから もし窓口まで来るのであればその場で記入できます」とのことで私はそうしました。 パスポートと違ってこの届出にはお金が必要でありません。全て郵送でも処理できるようにききましたが、心配なので窓口まで行きました。 サンフランシスコ領事館はサンフランシスコの一等地にあります。何といっても駐車場の料金が高い(15分で$2.5!) 私の場合は出生届の件でのみ行って$10(つまり1時間)で用が済みました。
生まれて3ヶ月以内に届け出でをしないと日本国籍を放棄したとみなされてしまいます。実家に連絡して抄本を早めに取り寄せて もらっておきました。(案内には戸籍謄本と書いてありましたが電話では抄本で良いとのことでした) これからされる方は一度電話して確認される事をお勧めします。

2通のパスポート

重国籍の人は当然それぞれの国からパスポートを発行してもらえます。
日本のパスポートは領事館で発行してもらえます。ここがお役所的なところですが、パスポートの申請には2回領事館に行かなければなりません。 そこで、出生届けを出す時にパスポートの一回目(つまり申請書の提出)を同時にできないかとたずねたところ。 「それはできません、なぜなら、パスポートの申請にはその子の戸籍謄本(または抄本)が必要です。しかしながら、この出生届けを行ったあと 1ヶ月半ぐらいしないと戸籍に載らないので、パスポートの申請ができるのはその後という事になります。」とのこと。 緊急に日本に帰りたい時はどうすればよいのですか?ときいたら。「『帰国のための渡航書』というのを発行しています。 そして、日本に帰ってから、日本でパスポートを申請する事もできますよ」との事でした。
さて、日米重国籍の人がそれぞれの国に出入りするときにどのようにすればよいかというと。例えばアメリカから日本に帰る場合、 アメリカを出国する時には、アメリカのパスポートを出して出国します。そして、日本に着いたら日本のパスポートを出して入国します。 逆も同じで、日本を出国する場合は日本のパスポートを出して出国のはんこを押してもらいますが、 アメリカに着いた時にはアメリカのパスポートで入国します。これを間違えて日本のパスポートでアメリカの入国審査を通ってしまうと。 その人はビザ無しで居られる3ヶ月間しかアメリカに居る事ができなくなってしまいます。日本の場合も同じです。
もっとも、私たちの場合のように、一時帰国で正月に女房と子供だけ2週間ぐらい日本に帰るといった場合は、その子だけアメリカ人として日本に 入る事ができます。で、領事館にてこのように外国人として入国しても良いですか?ときいたら、「公式には日本人なのだから日本人として 日本に入国することをおすすめします。」という回答でした。(聞くまでもなかったですね)

アメリカのパスポート

アメリカのパスポートは郵便局で申請できます。このパスポートの申請に出生証明書が必要になります。 (したがって、この時点で2枚消費した事になります。のこりの2枚は自分用かも)
(私は忘れててしまっているのですが、パスポートといっしょに出生証明書が返されるようです。但し折り目がついてきます。(2002年)) 郵便局には専用の窓口があってここで申請書に書き込んで渡すと、郵送されて、最終的に郵便でパスポートが送られてきます。 (自宅から直近の郵便局にはこの窓口がなくて、別の郵便局に行きました。) 日本と違ってえらく合理的です。
通常は2から3週間ぐらい掛かるらしいのですが、われわれの場合、急いでいたので特急サービスを使って(かつ、行きかえりの 郵送もオーバーナイトを指定するという一番お金の掛かる方法を使って) 約一週間で手に入れる事が出来ました。 初めてアメリカのパスポートを見ましたが、形は日本のものとほとんど同じです。

アメリカのパスポートについてのHomePageは以下を参照してください。
http://travel.state.gov/passport_services.html
見られればわかりますが、申請用紙がPDFフォーマットで入っていて、誰でもプリントアウトできます。 これは、すごい事だとおもいますね。いくら掛かるか等もここで参照することができます。

保育園と幼稚園

アメリカの家庭も夫婦共稼ぎが多いのですが、母親は会社を辞めずに育児休暇を取ることが多いようです。
従って、いろいろな形態の保育園が発達しているようです。
私の長女、次女とも同じプリスクール(preschool 保育園)に行きましたが、 そこは教会が経営しているところで、おむつが取れていることが条件となっています。 (おむつが取れていなくても預ける事のできるプリスクールが有りますが、割高です。)
2才のおわりから3才にかけてがプリスクールに行き始めるのが一般的ではないでしょうか?
5才になるとキンダー(kindergarten 幼稚園)が一年有ります。ここから義務教育が始まります。
6才がファーストグレード(first grade 小学一年生)となります。
プリスクールは日本の幼稚園と違って必ずしも毎日行く必要が有りません。いろいろな契約形態が用意されています。 我々の場合は、週に2日か3日、朝の9時ごろから3時ごろまでといった形で預けておりました。

最後に

この文章(初稿)を書いている時は、次女はまだ3ヶ月ですので、まだまだいろんなことがあると思います。 そのたびに、書き加えていこうと思っています。
(2002年7月)
上の娘が大きくなったので、教育的理由で女房と子供たちを日本に返して、私は単身出稼ぎ状態になっています。
下の娘はプリスクール(保育園)に行っていたので、日本語より英語が強くなってきていたためちょうど良かった と思っています。

補足(健康保健会社について)

健康保険会社については私はすべてを知っているわけではありませんので、以下に述べる事は100%正確ではないでしょうし、 聞きかじりのところもありますが、書いておきます。
健康保健会社と加入者の契約形態は大きく分けて2種類あります。
(1) HMO と呼ばれている形態
加入者は、プライマリケアドクターを指定します。このドクターがいわゆる主治医という事になります。
病気になった場合、まずこのドクターのところに行きます。このドクターが面倒見れる場合は、 診察料は一回$5とか$10で一律になります。(薬はまた別です。医薬分業ですので)
保険会社はHMO用のドクターリストを持っていて、この中から主治医を選ばなければなりません。
(私と家内はあるドクターを主治医に指定して、子供たちは別のドクターを指定するという事も可能です)
ただし、何らかの理由で、主治医以外のドクターに掛かりたい場合は、このドクタから紹介状のようなもの を書いてもらわなければいけません。勝手に他の医者に掛かれないわけです。
(2) PPO と呼ばれている形態(保健会社によって呼び方が変るようです)
加入者は、主治医を指定しません。 病気になった場合は、保険会社はPPO用のドクターリストを持っていて、このリストにあるドクター なら、診察料は一回$10ぐらいになります。このリストに載っていない場合は、まずこちらが全額 ドクターに支払って、後日保健会社に請求すると、保健でカバーされる分が戻ってきます。
私の場合、HMOのドクターリストに比べて、PPOのドクターリストは薄っぺらで、不安になりました。
あなたならどちらを選びますか? 出費はHMOのほうが少なそうですね。お金を払った後に保険屋に請求したら、 「それは保健の範囲外ですから払い戻しは出来ません」なんていわれなくても済みそうです。
家族がみんな元気でたまに風邪を引いて医者に掛かる程度ならHMOでも良いでしょう。しかしながら、医者も利益追求を 行っているわけですから、こちら側に知識がなくて医者に要求できない場合HMOは不利になります。
どういうことかというと、HMOを選択した場合、毎月保険会社に支払う保険料のうちのいくらかが自動的にプライマリケアドクター のところに支払われます。このシステムは日本では考えられませんね、つまり、医者側は患者が一人も来なくても 入金があるという事です。人から聞いた話では、この為にどうしても医者は患者を診ないようにしてしまうということです。
患者側に十分な知識が必要となり、「これこれの検査を受けたい。この検査は保健の範囲内に入っているから受けれるはずだ」 と積極的に医者に働きかける必要がでてくる事になります。
もう一つ、医者同士で集まってドクターグループを形成しているのですが、自分では専門外で手におえない患者はこの ドクターグループの中で融通しあう事になります。定期検診を受けたくなった場合、主治医の紹介でそのドクターグループの 中で専門にそれを行っているところに行かなければならず、予約が1ヶ月以上前から必要ということもあるようです。
(もちろん、主治医のところで検診を受けることができる場合もありますし、ケースバイケースです。)
結論としては、HMOもPPOも保健がどこまでカバーしてくれるか自分で判断していかなければ行けないという事です。