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Study of Fry's

追記

(Mar,13,'98)
1998年3月13日にFry's Sunnyvale店が移転しました。
アドレスは、1077 E Arques Ave, Sunnyvale, CA です。 だいぶ大きくなりました。
(Arg,24,'98)
Palo Alto店が拡張されました。私がよく行く H/Dとメモリ、CPUのコーナーが拡張されたほうに移っており 最初探すのに時間をかけてしまいました。
それと、昔のSunnyvale店の隣に有りました T-Zone がとうとう閉店となってしまいました。 Fry'sの引越しで客足が遠のいたためなのかどうかは不明です。
(May,3,'99)
「買い方」の項の記述を追加しました。
(Sep,5,'00)
リンクを追加しました。

はじめに

アメリカの Fry's という電気電子用品販売チェーン店をご存知でしょうか?その規模では日本のコンピュータショップに 並ぶものが無く。主にシリコンバレーに店が有りスーパーマーケットスタイルが特徴です。 クリスマスシーズンには夜中の10時まで営業しているという盛況ぶりが見受けられます。
この Fry's を紹介してみようと思います。 この文章は、実際に行ってみて感じたこと、新聞の広告(毎日のように入っています)、新聞の記事から 構成されています。

規模

シリコンバレーに、5店舗
ロス・アンジェルスに、5店舗
あと新しく サンディエゴ、サクラメント、オレゴン州ポートランド、アリゾナ州フェニックス、テキサス州ダラスとアーリントン にできたとのこと。
店に入ると大きな倉庫の中を歩いているような雰囲気になります。 これは、Fry'sの経営方針で極力倉庫おかずに、商品は売り場内にストックされるからです。 したがって、売場面積は巨大であり商品はできる限り展示し、いくつかは顧客が実際に触ってみれるようになっています。
サプライ品の付近には店員はほとんどこないためプリンタのインクなどは自分で探さなければなりません。 何を売っているかというと、パソコン全般とそのサプライ用品、オシロスコープから半田ゴテといったツール群、各種IC、ソフトウエア、 コンピュータや電子電気の専門書、雑誌全般、家電では、テレビ、ステレオ、ラジカセ、電話、FAX、ビデオデッキ、 ビデオカメラ、目覚まし時計、髭剃り、血圧計、DVD、などなど。洗濯機、乾燥機も少しなら扱っているようです。 そして、何故か、コーラ、スナック菓子、Tシャツ。
それでは、何を売っていないかというと、店員に高度のスキルを要求するものは置いてありません。 例えば、楽器のたぐい、キーボードは少しは有りますが比較的安価なもののみ。 超高級オーディオ製品、プロ用ビデオカメラ、スイッチャ等の映像機器。

創立

1985年に開業、一日目は$3000の売り上げが有ったそうです。名前のとおり、Fry家の人々が経営に携わっています。 開業後は、その後のシリコンバレーの隆盛に乗って繁盛し現在に至っているわけです。 現在の総帥は Jone Fry氏 1956年生まれ。Palo Altoに在住。

戦略

それは、薄利多売(High-volume,Low-margin)であり、店員のスキルを必要としない商品を陳列し、 顧客に実物を選択させるというところでしょう。 はっきり言って店員の質はあまり良くありません。私がデジタルカメラのリチュウム電池を買いに行った時の話ですが、 「これが壊れてしまったので、これと同じ物がほしいだけれど」とカメラコーナーの店員に言うと、 「ちょっと待ってて」といって消えてから数分後に帰ってきて、「これ、充電できるやつだから試してみた?」 という答えが返ってきて「壊れたから買いたいんだ」ともう一回説明するとまた少しまたされて、 「ここには置いていないよSanJoseのFry'sにあるからいってみて」と言う始末。 つまり、その店員はさっぱりわからず、奥に控えたわかる人にいちいち聞きに行ったというわけです。 (その点、Wolf カメラの店員は、電池を見せた瞬間に「xxx用の電池だろ、うちには置いていないよ」で5秒で、 用がすんでしまいました。)でも、SanJoseのFry'sにちゃんと置いてあったところがFry'sのすごいところでしょう。

商品陳列の方法と万引き防止

ここは新聞記事からの受け売りですが、「人間の目線の位置にある棚に売れ筋商品を置く」ということを行っているそうです。 棚の最上部は既に書きましたようにストック品を置くところになっています。また、棚の下段の足元に近いところは、 マイナー品が置いてあるようです。まあ、このマイナ品が結構面白くて、おおまだこんなのを売っているのかと感動すること が多いですね。
万引き防止策として店内にカメラを設置して監視しているということが書かれていました。実際行ってみると、 レジの向こう側にモニタが並んでいて見えていても、それを常に見ている人はいなかったように見受けられました。 (たまたまかもしれませんが) あと、レジを通って店の外にでる前に、レシートと現品のチェックをする関所が有って、レシートをチェックしてもらって 外に出れます。小物をポケットにいれてもわからないようですが、もちろん試してみたことはありません。 メモリ、CPU、HDなど比較的小物であるにも関わらず高価な品物は、店員にいって出してもらわなければ行けません。 特にメモリなどは、その場では購入品のリストの帳票をもらい、それをレジで渡すと、奥から現品が出てきます。 増設メモリはFry'sの目玉商品でどこよりも安く出してきますので、万引き防止+混乱を避けるためにそうしているのだと思います。

カスタマサービス

店に入ってすぐのところにカスタマサービスのカウンタが有ります。ここは、買ったけれども壊れていたために使えなかった といったクレームを受け付け、修理(fix)、同等品に交換(exchange)、お金の払い戻し(refund) の対応を行っています。 ここが結構繁盛していて、いつも現品を持った人が並んで待っています。 アメリカの商習慣では、一定期間内であれば無条件の払い戻しが可能で故障しているしていないは関係ありません。 少し脱線しますが、例えばズボンを買ったとして、それを数日着た後に洗濯したらちじんでしまって着れなくなった場合、 refundが可能とのことです。(私自身そこまでやったことが無いので本当に受け付けてもらえるか分かりませんが) 当然、増設メモリを買ったけれど動かないとか、HDを買ったけれど動かないとか、結構複雑なクレームもあるでしょうが、 数人でさばいていました。

店構え

店構えは奇抜です。各店嗜好を凝らしたディスプレイを行っています。入り口のところももちろんですが、店内も それぞれに個性があって面白いですね。 例えば、
Palo Alto Back to the Future/Wild West : ウエスタンスタイル
Sunnyvale Inside PC : パソコンの中 (壁にICやコンデンサが生えています) だったのですが、移転して自己顕示は少なくなりました。
ウエーブ模様です。
Cambell Egiptian : ピラミッド
Anaheim Space Shuttle
といった具合です。

買い方

Fry'sに行く前に購入品のリストを作り、まず最短の時間でこれらを確保するのがうまい買い方です。 それでもつい余分な物を買ってしまうか、買わなくても時間を浪費してしまいます。
まあ、どこに買い物に行く時も同じなのでしょうけれども、特にFry'sの場合は自分の記憶力に 頼り過ぎないことです。 あと、これは「カスタマサービス」のところで書きましたが、買った商品を返品できるということは、 財布の紐を緩ませる方策の一つではあるのでしょうが、結果、陳列棚には一度買われたにもかかわらず 返品されたものが並んでいるという事になります。
返品されたものかどうかは、商品にシールが貼ってあるのでわかります。「この商品は返品されたものですが、 Fry'sがチェック済みです」いった内容が書かれたシールです。外見はきれいになっているので、 何気なく買って家で開けてみようとしたらこのシールが付いているのを発見して、愕然とした覚えがあります。 (当然マニュアルのはいっているビニール袋等は破られています。)
それ以降は、高価なものであればあるほど、このシールが付いていないかどうかをチェックしてから 買うようにしています。
どうしてここまで神経質になるかというと、「Fry'sのチェック」というのが まったく当てにならない場合が多いからで、 マニュアルが無かったとか、ケーブルが無かったという話は 日常茶飯事で、全く別のものが入っていたという事もありました。 これは、一旦買ってから中身を「それらしいが安いもの」に交換して返してしまうという悪事を働く人がいる事と、 Fry'sがそれをチェックできないということになると思います。 注意:この返品というシステムはFry'sだけではありませんが、特にFry'sで買ったもののトラブルを良く聞きます。 例えば、PC用のグラフィックアクセラレータボードを買った時などは、陳列棚にある商品のほとんどが返品されたもの という経験がありまして、そのときは棚の一番上にある在庫品を半分棚によじ登って取って手に入れました。

出典、リンクなど

引用資料 "San Jose Maccury News" 1997年8月24日版

Experiences at Fry's Electronics Fry'sでの苦労話が書いてあります。

Breakfast at Fry's 写真もあって面白いです。

Fry's Electronics Employment Application Fry'sへの就職の為のページ、でも・・・
見てのお楽しみです。

Fry's Electronics Home PageFry's のオフィシャルサイト
なぜ、この行がリンクの最初にないのでしょうか?
確かにこのページは、Fry's の出しているページのようです。

以下の2つのページは、本ページを見られた方より教えていただきました。(Katsuさんありがとう)
Fry's Electronics Current Newspaper Ad Online ロスあたりにすんでおられる人が個人的に出しているページです。
アメリカの大衆電化製品及びパソコン関連の価格動向を見るには面白いページだと思います。
特にメモリとハードディスクの値段は見るべきものがあります。
(注)このチラシは、ロスのもので、ベイアリアのものと少し価格が異なるようです。

ShoppingList.com こちらはFry'sのみでなくて大規模チェーン店の価格を検索する事ができます。
日本で売っているものがアメリカでどのくらいするのか見てみると面白いでしょう。

終わりに

以上で Study of Fry's を終わります。日本からこちらにこられた時には、話のネタに一度よってみると良いでしょう。