首の折れたLX


HEWLETT PACKARD の DOS版のLX (HP-95LX, HP-100LX, HP-200LX)は 頑丈だ。
携帯電脳は手帳や財布の様に肌身離さず持っているからこそ普通のパソコンでは ありえないようなアクシデントに遭遇する。 かがんだ拍子に胸ポケットから落下する、電車のホームで取り出すあるいはしまおうとして取り落とす、 机の上に置いていてうっかり飲み物をこぼす。などなど。 私も、数々のシーンでLXにはいろいろと酷いことをしてしまったが、大抵の場合、飛んでいった フラッシュを、電池ブタや電池を戻してあげると、あるいは洗浄してちゃんと乾かしてあげると 何事もなかったように立ち上がってくれる。筐体にはあるいは小さな傷が残るけれども、これはいわば 勲章である。

そんな頑丈なLXなのではあるのだが、一つだけ良く知られた構造上のトラブルがある。 それが首折れ問題である。
これとても、LXが比類の稼働率を誇るために表面化していると言える。 おそらく通常のPCであれば、問題が表面化する前にスクラップとして倉庫 にでも仕舞い込まれていることだろう。
本日1999年の5月29日の朝、現在私のメインの200LXである4MBモデルの右首が完全分離した。 このページでは使用を開始して、ひび割れの発見から、完全分離に至るまでの一例を紹介してみようと思う。 首折れのメカニズムについても、100LX,初期の200LXと後期の200LXでの違いなども含めて考えてみたい。 第一弾として、首折れの経過を一覧してみる。
100LXと200LXでは右首の形状が異なっている。
100LXではっきりした首の弱さを200LXで補強した形になっている。
この違いを新旧3台のLXで見てみる。(3台のLX) 上から初期200LX,100LX,後期の200LXである。
100LXの場合には右首と左首の形状がほぼ同じであった。(右首)
この形状の変更に合わせて首のキャップも変更されている。(キャップ形状)
右が100LX, 左が200LXである。太くなった首に合わせて200LXの方が開口部が鋭角でカットされているのが判ると思う。
プラリペアで補修した初期型200LXである。(補修済みの首)
プラリペアによる補修は固まれば相当な強度を持つが、首が硬いと相当な力が掛るので、この補修の前に右首を完全に分解し、 クラッチを押さえるスプリングをカットして、首の硬さを押さえている。そのため補修後は再び折れる事無く実用に堪えている。

修理依頼の状況
今回修理を依頼した200LXは手にしてから1年余りであるが、それ以前に購入店で2回交換してもらっているので、保証期間の1年は優に過ぎている。 ただし、購入時のまま1度も分解せずに使用してきた。
既に多くのユーザが首折れを修理依頼し作業してもらった事を報告している。

日本ヒューレット・パッカード株式会社
リペアセンタ TEL 047-355-6660 FAX 047-352-1848

に連絡を取り手順に付いて確認をする。現物を確認の上見積もりを行うという事であったので、修理依頼表をFAXで送付してもらう。
※製品番号、※シリアル番号、製品購入日、故障内容、返却先、修理費用請求先、付属品のチェックリストに記入(※は記入必須)
保証対象外の場合の見積もりを修理前にFAXで発行として記入し、200LXと共に7/8日に宅急便で送る。
その後特に連絡が無いので、到着確認の連絡を入れようかと考えているうちリペアセンタから荷物が届く。

作業報告書によると7月9日受付、7月13日出荷。Display Bottom Case と Top Case の交換および各種検査を行ったとある。
今回のケースでは無償修理であった。改造の有無、使用の状況等により異なる事とは思うが、首折れもしくはクラックの入ったLXを持っているなら 一度リペアセンタと連絡してみる事をお勧めする。

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