バックアップをとる

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for Netscape 7 /7.1
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(0)バックアップをとる前に

ここでは、個人的な設定データ(プロファイル)として作成されるファイルが、それぞれ実際にどの設定情報を保持しているかを調べました。

Netscape はプログラム本体のある場所と、プロファイルのある場所を完全に分離しています。アンインストーラでNetscape を削除したとしてもプロファイルは削除されないため、プロファイル側に問題があった場合、何度Netscape を再インストールしても、問題が解決しない場合があります。逆に、新しい環境へ移行する場合には、プロファイルさえ持っていけば、今まで使っていた設定を引き継ぐことが出来ます。

最も基本的な、プロファイルの実際のデータが、Windows のどこに保管されているかを次に挙げておきます。示したとおり、プロファイルのあるフォルダの位置は、OS や設定により変動します。わからない、見つからないと言った場合はスタートメニューの検索『スタート−検索(F)−ファイルやフォルダ(F)...』等から"Application Data" などを検索してみてください。

ファイルの場所
プログラムC:\Program Files\Netscape\Netscape\
プロファイルWin9x保護無 C:\Windows\Application Data\Mozilla\Profiles\<プロファイル名>\<*.slt>\
保護有 C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>\Application Data\Mozilla\Profiles\<プロファイル名>\<*.slt>\
Windows NT 4.0C:\Winnt\Profiles\<ユーザ名>\Application Data\Mozilla\Profiles\<プロファイル名>\<*.slt>\
Windows 2000, XPC:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Mozilla\Profiles\<プロファイル名>\<*.slt>\

"*.slt "というフォルダは、セキュリティのためにこれを挟みます。これはウイルスなどでファイルを盗まれないように、マシン毎にファイルの在処を変えるためのものです。このキーは、たとえ同じプロファイル名を再生成しても、毎回違う値になります。このため、NC 4.x の時よりもバックアップが難しくなっています。

以下で解説するのはプロファイルの方です。なお、かなりの重複になるため、以下の解説文中ではこの"*.slt "フォルダまでのパスは省略します。例えば、ブックマークのファイルは『\bookmarks.html』と記述しますが、これは先の例のWindows XP で例えると『C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Mozilla\Profiles\<プロファイル名>\<*.slt>\bookmarks.html』のことです。あらかじめご了承下さい。

プロファイル名は標準で"default" という名前です。プロファイル名を自分で設定した覚えのない方は、おそらくこのプロファイルです。

ver.6.01 以前のNetscape 6 で作成したプロファイルは、『\Profiles』フォルダではなく『\User50』フォルダ以下にあります。

(1)Navigator

(1.1)ブックマーク

よく見るページをしおり感覚で保存します。ファイルは"bookmarks.html"のみですので、これをバックアップしておけばすぐに使うことが出来ます。一つ注意する点は、NC 4.x のブックマークとのかねあいです。NC 4.x のブックマークとNetscape 6/7 のブックマークは、ファイルの名前は同じですが内部の文字コードが異なるため、Netscape 6/7 のブックマークをそのままNC 4.x で使用することは出来ません。

ブックマークを編集する#ブックマークのインポート・エクスポート

(1.2)履歴

今まで見たページを記録し、画面上でリンクの色を変えたりするのにも参照します。Ctrl+H やSidebar の履歴タブでも呼び出すことが出来ます。これも単体ですので、バックアップしておけばすぐに使用できます。

(1.2.1)ダウンロード履歴

ダウンロード マネージャに表示される、ダウンロード履歴を保存するために使います。履歴があまりに溜まると、ファイルのダウンロードに手間取るようになるため、そうなった場合は削除することをお勧めします。

(1.3)Cache

キャッシュデータを保存しています。保存されたキャッシュを見たい場合は、Netscape のアドレス欄に"about:cache" と入力してEnter キーを押してください。

(2)メールとニュースグループ

(2.1)メールとニュースグループのデータ

メールのデータ本体の取り扱いを解説します。Netscape では「標準UNIX From (MBOX)」と呼ばれる、非常に汎用的な形式でメールを保存しています。この形式では、メールは一つのメールフォルダ(つまり、複数のメール)を一つのファイルにベタテキストで保存するようになっています。そして一つのメールフォルダ毎に、この標準UNIX From 形式でメール本体を保存している、拡張子のつかない『メールフォルダ名』というファイルと、メッセージ一覧ペインの表示を高速化するための要約ファイルであるMSF形式の『メールフォルダ名.msf』というような、一組二つのファイルが作成されます。例えば、受信トレイは"Inbox" と"Inbox.msf" の一組です。ですから、メール本体のデータをバックアップするには、"Inbox" というような、メールフォルダ名のみのファイルをバックアップすれば結構です。

NC 4.x も、同じ標準UNIX From 形式でメールを保存しているため、ファイルを移動させるだけという非常に簡単な方法で、相互にメールを使うことが出来ます。(ただし、要約ファイルは異なります。NC4:(*.snm), N6/7:(*.msf))

また、サブフォルダは"Inbox.sbd" というような名前のフォルダの下に、先と同じようにそれぞれ一組のファイルで保存されています。下に一般的なアカウントと対応するファイル構造の一例を画像で示します。

ScreenShot211 メールデータ一例

なお例の通り、特殊フォルダは、決まったファイル名を持っています。

(2.1.0)メールフォルダ一覧のペイン

メールフォルダ一覧のペインに表示される情報(フォルダ構成・未読&全体メール数)は、このファイルに記述されています。新しいプロファイル環境に旧来のメールを移行する場合などには、注意が必要です。一つや二つのメールフォルダをペーストして新たに作成するくらいなら問題ないようですが、多量のメールフォルダを作成する場合には、先に空メールフォルダを作成して"panacea.dat" にフォルダを認識させておき、それに実際インポートするファイルを上書きした方が、問題が起こる可能性はかなり低くなります。

このファイル自体をバックアップした場合は、新たな環境に移行するときに、ファイル内の"*.slt "を含む全てのファイルパスを書き換えてください。

(2.1.1)メールのデータ(POP アカウント・ローカル フォルダ)

メールのデータは、"Mail" フォルダ以下のPOP アカウント毎のフォルダに保存されています。バックアップする際は、メールフォルダ名のファイルだけで結構です。また各アカウント毎にpopstate.dat というファイルが作成されますが、何をしているのかはよくわかりません。

(2.1.2)メールのデータ(IMAP アカウント)

IMAP アカウントは、その仕様上メールのデータ本体はローカルには保存されずに、サーバ上に保存されています。ですから、ローカルに保存されているのは"*.msf" ファイルのみです。ローカルには実質何も保存されていないため、バックアップする必要のあるものはありません。

(2.1.3)ニュースグループのデータ

ニュースグループも、データ本体はローカルには保存されません。そして、各サーバ毎に"hostinfo.dat" というファイルが作成されます。これは、そのサーバで購読可能なニュースグループ一覧を保存しています。

また<ニュースサーバ名>.rc というファイルには現在そのサーバから購読しているニュースグループ名の一覧が保存されています。

(2.2)アドレス帳

標準のアドレス帳は"abook.mab" というファイル名です。また集積アドレス帳は"history.mab" というファイル名です。どちらも単体でバックアップしておけばそのまま使えます。これら標準の二つのアドレス帳以外に、ユーザがアドレス帳を作成した場合、アドレス帳の実際のファイル名は作成順に"abook-1.mab", "abook-2.mab" という連番の名前になります。ですから、複数あるアドレス帳をバックアップするときは、どのファイルがどのアドレス帳なのか、対応関係に注意して下さい。

NC 4.x やOutlook、Outlook Express、Eudora、テキスト形式のアドレス帳をインポートする場合は、インポート ユーティリティを使用してください。インポートしたアドレス帳は"impab.mab"というファイル名になります。

また、アドレス帳をエクスポートする場合は、アドレス帳の『ツール(T)−エクスポート(E)...』から、LDIF形式, CSV形式, TXT形式のうちどの形式でエクスポートするかを選択して下さい。(ファイル名に、正しく拡張子を設定する必要があります。拡張子を明示しない場合、たとえプルダウンメニューで選択していても、LDIF形式でのエクスポートになります)

(2.3)振り分け設定

メッセージの振り分け設定は、アカウント毎に設定します。設定は各サーバ毎のフォルダの直下にある"msgFilterRules.dat" ファイル単体です。バックアップしておけば、そのまま使えます。

振り分け設定のファイルは以前は"rules.dat" でしたが、名称が変更されました。(内容は同じ)

また、振り分けのログを取る設定にした場合は"filterlog.html" ファイルが作成されます。

(2.4)ジャンクメール コントロール

Netscape 7.1 より搭載されたジャンクメールコントロールを使用すると、学習結果はtraining.dat というファイルに格納されます。また、ログを取る設定の場合には各アカウントごとに"junklog.html" ファイルが作成されます。

(3)Instant Messenger

(3.1)AOL Instant Messenger

<スクリーン ネーム>.bag はフィードバック用のファイル?、<スクリーン ネーム>.dm.rdf は不在用のメッセージファイル、<スクリーン ネーム>.invite.rdf は招待用ファイル?です。default-connections.rdf は標準の接続設定のファイル、default-invite.rdf は標準の招待用ファイル?、default-messages.rdf は標準の不在メッセージファイルです。

(3.2)ICQ

基本的には、上のAIM 用のファイルと変わりません。

(3.3)アイコンファイル

設定メニューを制する(2)#友だちアイコンで指定したアイコンファイルを保存します。

(4)全般

(4.1)Cookie

Cookie のデータ本体は"cookies.txt" ファイル単体です。このファイルには、Cookie のデータが格納されています。

また、Cookie の有効無効についての情報は"cookperm.txt" ファイルに記述されています。

両方とも、バックアップすればすぐに使えます。

(4.2)MIME Types

設定の『サポート アプリケーション』での設定を保存しています。ファイル単体ですので、バックアップすればすぐに使えます。

設定メニューを制する(1)#サポート アプリケーション

(4.3)Sidebar

Sidebar パネルのタブおよびタブの並び順の情報を保存しています。バックアップすればすぐに使えます。

(4.4)詳細な設定情報(prefs.js)

『編集(E)−設定(E)...』で編集可能な設定情報や、その画面では編集できないような、詳細な設定を保存しています。このファイルをバックアップした場合は、ファイル内の"*.slt "を含む全てのファイルパスを書き換えてください。保存された設定データを見たい場合は、Netscape のアドレス欄に"about:config" と入力してEnter キーを押してください。

また、自分で"user.js" ファイルを作成した人は、それもバックアップを取っておきましょう。

prefs.js ファイルに問題が起こった場合、バックアップとしてprefs.bak ファイルが作成される場合があります。

(4.5)パスワード

パスワード マネージャで保存した、パスワードが格納されています。ファイル名はランダムに生成されます。バックアップすれば使えますが、prefs.js でファイル名を指定するか、指定されたファイル名に名前を変更する必要があります。

user_pref("signon.SignonFileName", "*.s");

(4.6)フォーム データ

フォーム マネージャで保存した、フォーム データが格納されています。ファイル名はランダムに生成されます。バックアップすれば使えますが、prefs.js でファイル名を指定するか、指定されたファイル名に名前を変更する必要があります。

user_pref("wallet.SchemaValueFileName", "*.w");

URL.tbl はどこのURL のフォーム データなのかを保存します。

(4.7)検索カテゴリ

検索を駆使する#カテゴリの追加・編集で設定したカテゴリの情報を保存します。

(5)その他

(5.1)chrome (クロム)

(5.1.1)userChrome

Netscape の画面が見づらい場合に微調整するためのファイルのサンプルです。実際にメニューのフォントが見づらいなどの場合には、userChrome.css というファイルを作成し、そこでCSS の規則に則った形式で調整します。自分でuserChrome.css を作成した場合は、バックアップを取っておきましょう。

(5.1.2)userContent

ウェブページに対する、いわゆるユーザスタイルシートのファイルのサンプルです。これも、userContent.css を作成した場合はバックアップを取っておくといいでしょう。

(5.1.3)chrome

クロムファイルです。これはNetscape の言語や地域、テーマ、インストールされているコンポーネントなど、全般に関する情報を保存しているファイルです。

(5.2)画面情報

ウインドウの位置や情報、場所ツールバーの履歴などの情報を保存します。ウインドウサイズなどがおかしくなった時は、このファイルを消せば問題が解消することがあります。

(5.3)データベース

"cert7.db" はクライアント認証データベース。"key3.db" はキー データベース。"secmod.db" はセキュリティ モジュール データベースです。あまりバックアップとは縁のないファイルでしょう。

(5.4)XUL 等

XUL 早読み機能(Fast Load) の為のファイル(つまりキャッシュ)です。あまりバックアップとは縁のないファイルでしょう。Netscape の画面がおかしいときなど、このファイルを削除すれば改善される場合もあります。

"XUL.mfl" 以外のファイルが生成される場合もあります。

(6)一括

Netscape のプロファイルを一括でバックアップする場合は、MozBackupというツールを使えば便利です。日本語版の情報はMozBackup Japanese Translationsから入手できます。

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