ATOK TIPS - ATOK活用のヒント

Last modified: Mon Jul 16 15:52:46 2001


目次


便利な使い方

 ATOKもバージョンが上がる度にいろいろな機能が追加されています。 ヘルプをみていない人や、ATOKオリジナル以外のキーバインド(MS-IME準拠等)で使っている人は、見落としている便利な機能があるのではないでしょうか?

 以下、キーの説明はオリジナルのATOKキーバインド(いわゆるDOS/Vマシン用)に準拠しています。

コントロールキーの活用

 ファンクションキーやカーソルキーを使わなくても、コントロール+英字キーでATOKの基本操作ができます(下の表を参照)。 特に、タッチタイプができる人におすすめです。

Ctrl+N 部分確定(キーに相当)
Ctrl+U,I,O,P,@ 順に、ひらがな変換・カタカナ変換
半角変換・無変換・半角無変換(F6F10に相当)
Ctrl+K,L カーソル左右移動、文節切り直し

確定Undo機能(Ctrl+BS)

 Ctrl+BSキーを押せば、確定前の状態に戻ります。 確定した後に入力ミスや誤変換に気づいた場合に便利な機能です。

変換候補を一度に表示(Ctrl+SPACE)

 Ctrl+SPACEを押すと、全ての候補を一度に表示します。 候補が多いときに便利です。

一文字確定(PageUp,PageDown)

 たとえば「漢」等の漢字1文字を入力したい場合、「漢字」を変換・確定した後に「字」を削除するといった操作をしていませんか? PageUp, PageDownを押せば、表示候補の先頭または末尾1文字だけを確定してくれるので便利です。 上の例だと、「漢字」が候補表示されている状態でPageDownを押せば「漢」だけが確定されます。

 ところで、いわゆるDOS/Vマシンの場合、ATOK9とATOK10以降ではなぜかPageUp, PageDownの働きが逆になっています。 ATOK9のキー割付の方が直感的なので(PageUpで先頭文字を確定、PageDownで末尾文字を確定)、ATOKプロパティのキー設定のところで「ATOK11(DOS/V ATOK9互換)」スタイルを選択しておくことをおすすめします。

半角スペースの入力(Shift+SPACE)

 ATOKがONになっている場合でも、Shift+SPACEを押せば半角のスペースを直接入力できます。

記号の入力

 「〜」や「※」等、よく使う記号は辞書に登録されています。

から
ほし、こめ
←、→、↑、↓やじるし
ゆうびん
○、△、□まる、さんかく、しかく
@、A、B...(注)いち、に、さん...
※注:機種依存文字(丸数字)なので正しく表示されない場合があります

 ほかにもいろいろあります。詳しくはATOKヘルプの「付録」に書いてあります。

括弧の入力(ATOK11)

 “(” や “「”を入力して変換すると、いろいろな種類の括弧が候補に表示されます。 開き括弧と閉じ括弧の対応も自動的に行われるので便利です。

単漢字変換(F2)

 SPACEではなくF2を押して変換すると、単漢字変換になります。 通常の変換ではでてこない漢字も入っています。 ただし、ATOK10以降なら文字パレットの漢字検索を使った方が便利かもしれません。

ATOKメニュー

 ATOKパレットを右クリックするか、Shift+F10キーを押すとメニューが表示され、変換モードや辞書の設定を一時的に変更することができます。 口語体優先モードや使用する辞書を煩雑に切り替える場合、このメニューを使うと便利です。

操作メニュー

 入力中の読みや、変換候補、次候補ウインドウの表示上にマウスカーソルを移動し、右ボタンをクリックすると、その時点で使用可能な機能のメニューが表示されます。 メニュー中にはキーの割付も表示されるので、簡易ヘルプ代わりに使えてなかなか便利です。


変換率の向上

口語体優先モード(ATOK10〜)

 「話しちゃおう」「分かんないけど」等の話し言葉に対応した変換ができるようになります。標準では口語体優先「しない」に設定されていますが、仕事で使う人以外は口語体優先を常時「する」にしておいてかまわないと思います。

 一時的に口語体を入力するときは、ATOKメニューで口語体優先モードにセットするといいでしょう。

不要な学習をしない確定方法(一文字確定の利用)

 たとえば、「1」の読みで「@」を単語登録したとします(機種依存文字なので見えない人がいるかもしれません。丸数字の1です)。 一見便利そうに思えますが、一度「@」を確定した後は学習が効きすぎてしまいます。たとえば、「1文字」を変換したときも「@文字」になってしまうのでストレスがたまります。

 このようなよけいな学習をさせない方法があればいいと思っていましたが、実はありました(ただし、単語の文字数が一文字の場合に限ります)。 それは一文字確定機能です。上の例でいうと、「1」で「@」を選択し、PageUpを押して確定すれば学習は行われません。 続けて「1もじ」を変換しても、ちゃんと「1文字」になります。
 もう一歩進めて、先頭一文字確定機能をCtrl+EnterShift+Enterにも割り付けておけば、操作がもっと楽になると思います。


辞書関連

ATOKの辞書形式 - 辞書セット (ATOK10以降)

 辞書セットとは複数の辞書ファイルを、見かけ上1つの辞書ファイルのように扱える仕組みです。 実際にはシステム辞書1つ、ユーザ辞書1つ、補助辞書4つまでを1つの辞書セットの中に指定することができます(システム辞書とユーザー辞書は必ず指定しないといけません)。

 辞書セットは複数(最大10種類)用意することができます。最初は、「標準辞書」「単漢字辞書」「郵便番号辞書」の3つの辞書セットが用意されています。

システム辞書・ユーザ辞書・補助辞書

 辞書の種類は大きく2つにわけられます。リードオンリーのシステム辞書/補助辞書と、学習情報などを書き込むユーザー辞書です。

システム辞書/補助辞書
 システム辞書と補助辞書は、どちらもリードオンリーの辞書です。 内容的な違いはありませんが、システム辞書は変換の中心となる辞書で、必ず存在する必要があります。 また、システム辞書に登録されている単語の方が補助辞書に登録されている単語よりも高い優先順位で表示されます。

ユーザ辞書
 主に学習情報や登録単語を格納しておく辞書です。辞書セットに対して単語登録を行った場合、実際にはユーザ辞書に直接登録することと同じになります。
 辞書セットごとに別々のユーザ辞書が必ず必要になるようで、標準では辞書セットの順番に対応してATOK11U1.DIC(標準辞書セット用), ATOK11U2.DIC(単漢字辞書セット用) ..., ATOK11U5.DICというふうに辞書セット5の分まで用意されています。 辞書セット6〜0用のユーザー辞書は用意されていないので、自分で作成する必要があります。

 システム辞書/補助辞書とユーザ辞書は別フォーマットになっているらしく、システム辞書や補助辞書をユーザ辞書として使用することはできません。

辞書セット活用TIPS

 辞書の活用の仕方として、いくつかの辞書セットを用意して状況に応じて切り替えて使う方法と、辞書セットに補助辞書を追加して変換できる単語数を増やす方法の2つがあります。 標準で用意されている辞書を使うだけでも、以下のような活用方法が考えられます。  なお、辞書セットの設定はATOK11プロパティの「辞書・学習」で行います。

5桁、7桁両用の郵便番号辞書

 7桁郵便番号辞書は細かい地名まで変換が可能ですが、いままでの3桁/5桁の郵便番号を変換したいこともあります。

 「郵便番号辞書セット」に5桁、7桁の両方の辞書を設定すれば新旧両方の郵便番号を変換できます。  具体的には従来の5桁の郵便番号辞書"yubin11.dic"をシステム辞書に、7桁郵便番号辞書"yubin711.dic"を補助辞書に指定してください。

何でも辞書(標準辞書+単漢字+郵便番号+顔文字)

 スペースキーだけでどんな変換もできるようにしたいという面倒くさがりな人は、標準辞書セットに全ての辞書を割り付けてしまうという手もあります。 標準辞書セットの補助辞書に、単漢字辞書"atok11tk.dic"、郵便番号辞書"yubin11.dic","yubin711.dic"、そして顔文字辞書"facemi11.dic"を指定してください。

 ただし、実際には変換候補が多くなりすぎるので、この方法はあまりお勧めはできません。 単漢字変換はF2で、郵便番号変換はF3で、顔文字変換はF4でと、個別に行うのがいいと思います。

初期状態の変換を試すための辞書セット

 辞書セットでは学習の設定も個別に行うことができます。これを利用して、初期状態の辞書セットを用意しておきます。 この、初期状態の辞書の変換結果を基準とすれば、何か妙な変換が起きるときにそれが学習の弊害等か、それとも最初からそうなのかを調べることができます。

 5番目の辞書セット(辞書5)の名前を「標準辞書(初期状態)」にリネームし、システム辞書に"atok11.dic"を、ユーザー辞書に"atok11u5.dic"を指定し、最後に学習を「しない」に設定します。 初期状態での変換を調べたい場合、スペースの代わりにF5キーを押して変換するか(ただし、この場合単文節変換)、この初期状態の辞書セットを基本辞書セットにして変換を行います。

基本辞書セットの設定

 基本辞書セットとはスペースを押したときに変換に使われる辞書セットのことです。 通常は1番目の辞書セット「標準辞書」に割り当てられていますが、プロパティの「辞書・学習」で別の辞書セットを指定することができます。


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