Suzuki SW-1のコーナー

(購入に至るまで)

あまやんがこのバイクの存在を知ったのは1991年ごろでした。あまやんはこれを見て、他の国産バイクにはない独特の姿とたたずまいに、とってもいいな、ぜひ欲しいと思っていたのでした。当時の新車価格は約60万円と250CCバイクとしては非常に高価で、しかもスペック的には大したものでもないので、このバイクは全く市場では受けいれられず、2,3年で生産中止となった不幸なバイクだったのです。今日でも、SW-1と言っても、よほどバイクに詳しい人でも、どんなバイクか想像もつかないような珍車なのです。 
 あまやんは知らなかったのですが、瀬戸朝香の出るトレンディードラマで、このバイクが使われたことがあったらしいのです。それで人気が沸騰した時にはこのバイクは生産中止になっていたそうなのでした。
 あまやんは家から駅までの通勤にはずっとバイクを利用しています。駅までは約15分。これまではホンダの「スーパーカブ」を利用していたのですが、いまひとつパワーが不足気味のことや、長距離を乗るとしんどいことから、買い換えを決意し、何か良いのはないかといろいろと天王寺のバイク屋街を物色して歩いていた時にこのバイクを発見したのでした。
 中古バイクとしても大変珍しい機種だとのことですが、ドラマがあったのは昔、今では別に人気機種でもないとのことなので、かなり安くなっており、これまた思いきって買ってしまったのでした。5年程前の話です。



前から見た所。



後ろからみたところ。




シーソー式ペダル。ギアは5速。ロータリーではないのでトップからニュートラルには入らない。また一般のバイクは1-N-2-3-4-5というチェンジだがこのバイクはN-1-2-3-4-5というチェンジなので戸惑うかもしれない。シフトアップの時は前、シフトダウンの時は後ろを踏む。スーツで革靴を履いても靴を傷つけないようになっている、というのがその理由。



網のような部品はオイルクーラー。このバイクは空冷式なのだが、冷却効率がよくないようでオイルを冷やすためにこういう部品がついている。それでも夏場はオーバーヒート気味になる。



メーター。タコメーターはない。スピードメーターは140キロまで。スピードを出すためのバイクではないということです。メーターの回りは薄い蛍光の緑色をしているが、ここはもともとは銀のメッキがされていた。それがはげてこの色になったのだ。中古で買った人は初めからこの色だと思っている人も多いとか。


(乗ってみてどうですか)

このバイクは形のかわいらしさと、実用性がすべてです。普通の250CC単気筒の実用車で、走りを語るようなものではありません。冷却がよくないため、まず夏場はオーバーヒート気味で、炎天下に混雑した市街地でのストップ&ゴーをくり返すと熱ダレをほぼ確実に起こします。タイヤが小さいので直進安定性も今一つです。また幅が広いのですり抜けなどは最も苦手とすることのひとつ。あまやんは雨の日に2回転倒して骨折しました。
 で、よいところというと、乗っていると目立つこと。知らない人から「それなんて言うバイク?何CC?外車?などと話しかけられることも多いです。駅前の駐輪場のおっさんにも一発で覚えられていて、しばらく来ないと病気かとか心配されたこともありました。また、街を走っていて同じバイクとすれ違ったらそれこそ感動ものです。それはアルファ以上です。乗っていた人が降りてきて話し込んだことも1度や2度じゃありません。やっぱり、数あるバイクの中からこんなマイナーな機種を選んで喜んで乗っているということで、すごい親近感を覚えるのですね。オーナーは30代、20代くらいが多く、男女は半々くらいです。