自然科学のコーナー

ここでは、あまやんが仕入れた面白い自然と科学に関する話のたねを紹介します。

「本屋で便意を催す理由」(2001.01.06)

 あまやんは本屋に行くと必ずといっていいほど便意を催し、トイレに駆け込むのです。でも、靴屋や八百屋ではこういうことはまずありません。必ず本屋、図書館、たまにCD屋などです。こういう人は他にも時々いるみたいです。便秘になることはないので便利な反面、なぜかずっと疑問に思っていたのです。正確な解答はわからないのですが、その理由について論点のいくつかを紹介したいと思います。

1.インクの匂い説
 インクの中のある成分が腸の蠕動運動を活発にさせるという説。しかし、あるTV番組で、印刷に使うインクを実際にスタジオに持ってきて被験者に嗅がせたが、そういう現象は起きなかったとのこと。従ってこれは間違いではないか。

2.連想説
 本ー紙ートイレットぺーパーートイレー便意という連想がはたらき、便意に結びつくという説。あるいは紙の匂いもトイレットペーパーの匂いを連想させるのかもしれない。

3.精神的圧迫説
 本屋に行くと表紙や背表紙に色々な文字が書かれており、それを見ることにより頭に自然に入ってくる過大な文字情報が精神的な不安感、圧迫感が便意を催させる。

4.精神的リラックス説
 静かな空間で自分だけの世界に入れるため、緊張が解けてリラックスできる。これはトイレに入ったのと同じ精神状態。また、紙の素となるパルプも、木の香りがあり、アロマリラクゼーションによる心の安堵間をもたらす。

5.時間説
 本は重く邪魔になるため、本屋に行く時は会社の帰りなど前回トイレにいってから時間が立っている場合が多いから。

6.腹筋のバランス&姿勢説
 立ち読みをする時は、バランスをとるため、腹筋に力を入れることが便意へと結びつく。また、荷物を持っていることが多いが、よけい腹筋に力が入る。

7.副交感神経説
 交感神経が働いている、すなわち緊張している時(本屋に歩いてくるまで)は、腸が運動せず、便意を催さない。しかし、本屋に来て本を見下ろし、あるいは立ち読みすると半分目を閉じた半眼状態になる。すると交感神経のスイッチが切れ、副交感神経の活動が盛んになり、腸がのびのびと運動をはじめ、便意を催す。

8.縦の線説
 本屋は無数の縦の線で構成されている。本の背表紙の文字など、上から下へ、上から下へ、という目の動き、体の動きを何度も繰り返す内、便意を催すようになる。
 

さて、どれが本当でしょうか??多分、これらのいくつかの要因が複合してるんでしょうね。あまやんは、本屋でかきたてられる知的好奇心と関係があるんじゃないかと思います。というのは、大きい本屋ほど、便意指数が高いような気がするからです。小さい本屋では催す事も少ないです。あまやんのお勧め本屋は堂島のジュンク堂。日本最大の本屋、であるからというだけでなく、店の中央部にトイレが何台もあるところが本屋便意マンあまやんにはポイント高しです。


「自然に戻る腸」


お医者さんが、外科手術の際に、大腸や小腸を引っぱりだすとしますね。で、手術が終わってそれを戻す時にはどうするのか。完全にもとのあった位置に戻すのはかなり難しそう。でも、何と適当にお腹につめこむだけで、数日後には元あった、おさまりのいい位置に自動的に復元していくとか。。。。腸は元あった場所を自分で覚えているんですね。不思議です。


「種の同一性」

例えばバッタとイナゴは姿がとても姿が似ていますよね。ヒョウとチーターもそう。アマガエルとモリアオガエルもそう。でも、「種」が違うので雑種はできないのです。仮にできたとしても、その子孫は染色体数の問題から、さらに子孫をつくる能力はありません。
 しかし、姿形は全く違っていても、種が同一ならば子孫を残すことはできます。イヌは、セントバーナードとチワワ、ブルドッグ、ダックスフンドなど、「品種」は違っても、種としてはすべて同一なのです。いわゆる「雑種」というのは「品種の雑種」であり、種の雑種ではないのです。人間についても、黒人も白人も黄色人種もみな種としては ホモ・サピエンスという一種類だけなんですね。だから異人種間同士でも子供ができるし、その子孫も繁栄できるのです。


「チワワとセントバーナードの子供」

 チワワとセントバーナードに子供はできるのでしょうか。ブルドッグとシェパードでは?生物学的には解答は当然イエスですね。染色体の数も同じですから。もちろん困難が予想される交尾がうまくいけばの話だけど、人口受精もありだとして。
しかし、実際上は、チワワの♂とセントバーナードの♀なら、何の問題もなく2世が誕生するにしても、その逆、セントバーナードの♂とチワワの♀なら、大変な問題かもしれません。お腹の中で胎児が大きくなりすぎて、破裂の可能性があるのです。イヌは多胎妊娠が普通ですが、受精の時点ではどのような遺伝情報をもっているかわからずに妊娠するからです。でも、本当にうまくいかないかはやってみないとわかりません。自然の摂理がうまく働いて何の問題もないのかもしれません。でもきわめて危険なことであるし、愛犬家なら考えもつかないようなことでしょうから、この先こうした交配が行われることもないでしょう。
 人間でも同様に、体の大きい人が父に、小さい人が母になった場合はどうなのでしょうか?一般には難産が多いみたいですが。あまやん嫁もそのうちのひとり。


「白人と黒人の子供」

 白い猫と黒い猫の間に子供ができると、まだらの猫が生まれることはごくふつうです。でも、白人と黒人の子供はまだらでにはならないですよね。なぜでしょう?これは染色体への遺伝情報の書かれ方が根本的に違うためです。白人と黒人の皮膚の色は単純に皮膚細胞の「メラニン色素」の量の違いだけで、染色体の中では一つのフォルダーにしか入りません。一方、猫の毛の場合は、「白の毛(色素なし)」「黒の毛」は別々のフォルダーに入っているので、その出現は同時に可能になるからです。


「三毛猫に♂はいない」

 三毛猫はふつうメスばかりでオスはいないといわれます。なぜなら、毛の色についての遺伝情報はY染色体の方に付帯し、そこのフォルダーには一つしか色情報を入れることができません。Y染色体を一つしかもたない♂は、白のほかは茶色か黒のいずれかしかいらられないので、白+2色というのは不可能なのです。一方、♀の場合はY染色体が2つあるので白+2色を入れることができるので、三毛猫はすべて雌なのです。なお、毛の長さや、トラ猫の模様発現遺伝情報などは、別のフォルダーに入っているのですが、ちょっと複雑なんでここでは省略。
しかし、実際には三毛猫のオスがたまにみつかります。これは、どういうことかというと、XYYという染色体をもっている遺伝子異常の猫なのです。Xが含まれているのでみかけはオスですが、生殖能力はありません。また、耳が聞こえないことも多いといわれています。


「毛のように細い?」

 人間の体には、頭の毛以外にも、まゆ毛、わき毛、まつげ、ひげ、陰毛などいろんな毛が生えています。最も細いのはうぶ毛。では一番太さの太い毛は?それは鼻毛です!ほとんどシャープペンシルの芯と同じ太さ、0.5ミリくらいのがみつかってびっくりすることがありますね。鼻毛と言えば、こないだあまやんは白髪の鼻毛を発見してしまいました。ガラスや魚の骨のような透明な美しい?ものでしたが、あまやんも年をとったものだとそれを見て大変ショックを受けたものでした。
さて地球上で最も太い「毛の王様」は?ある種のクジラのヒゲは、なんと5ミリくらいの太さがあります。こうなるともうほとんど毛とは思われませんね。これが古くはかんざしや三味線、傘や人形の部品としても使われたそうです。


「目くそが鼻くそを笑うな」

 目くそが鼻くそを笑う、ということわざがありますね。でも、これに耳くそも加え、いちばん汚いのは、本当の所どれなのでしょうか?それぞれの成り立ちを考えてみましょう。目くそは、目に入った雑菌に、涙やリンパ球、白血球などが混じって死んだものです。鼻くそは、鼻の粘膜の細胞に、鼻水がついて乾燥したもの、耳くそは耳の中の皮膚の細胞が剥がれ落ちたもの、と考えると、雑菌の多さから考えると、目くそがダントツの汚さ、次いで鼻くそ、そして以外と清廉な耳くそ、という順になります。ことわざとは反対で、鼻くそは目くそを汚いと笑うことができるんですね。


「おっさんの耳の中にはえる毛」 

 空気が悪いと、鼻毛が伸びる、都心にいる上野動物園のゴリラも、鼻毛が伸びている、という冗談を聞いたことあります。あまやんは、当初は空気の中の有害物質を栄養にして鼻毛が伸びると思っていたのですが、実際は、l空気が悪い環境では、鼻の粘膜を守るため、フィルターとして鼻毛が発達するというところなんでしょうか。
 鼻毛の話はさておき、おじいさん、おじさんには、耳の中に剛毛が生えているひとがよくいますよね。でも、なぜか若い人で生えている人はみません。あれは、どういうメカニズムで生えるのでしょうか。教科書的に、「髪の毛以外の毛は男性ホルモンで生える」とすると、年をとると男性ホルモンの分泌が減るであろうし、説明がつきませんね。また、外の音や、ゴミが入らないようにするためという説も、説得力がありません。どなたか御存じないでしょうか?また、「あの毛が大変役に立っている」という方がおられたら、ぜひお聞かせ下さい!
 (後日談:有力な回答)
 ある人から聞いた話ですが、体毛というのは、単純に男性ホルモン「テストステロン」の働きだけで生えるものではなく、多くのホルモンの相互効果、制御作用によって生えるものだそうです。年を取ると、確かにテストステロンの分泌は減るが、全体的なホルモンのバランスが崩れ、これまで発毛を押さえていた因子のコントロールが効かなくなることにより、耳の中や、その他の部位に毛が生えてくるのだそうです。中年ってや〜ね!