中国出張食べ物いろいろ

その3 新彊・吐魯番(トルファン)編

  トルファンはウルムチから高速道路で東へ3時間、タクラマカン砂漠の中のオアシスの街です。移住してきた漢民族が主体のウルムチとは異なり、ウイグル族や回族など、少数民族が住民のほとんどを占めており、いかにもシルクロード、という雰囲気がぷんぷんとした美しい街です。交河故城、砂漠の地下灌漑施設カレーズ、西遊記で有名な火焔山などの観光地があります。ただ、遺跡や観光といった観点からみたらトルコのカッパドキアの方がずっとすばらしいような気が個人的にはします。特産は砂漠で栽培される干しぶどう。

干しぶどうの故郷

干しぶどう売りのおっさん。種類別にわけて売られている。 砂漠の地下を灌漑される天山山脈の水とタクラマカンの乾いた気候がおいしいぶどうを育てます。 干しぶどうをつくるためのむろ。2週間程入れておくだけでカビもはえずに干しぶどうになる。

干しぶどう大図鑑 上の写真のおっさんが売っていた8種類の干しぶどうです

 1.黒小粒種無し  2.茶大粒種あり  3.茶中粒種無し
4.茶小粒種無し 5.緑中粒種無し 6.緑小粒種無し
7.緑大粒種あり 8.金小粒種無し あまやんは「ダァーッツ!」と一声叫んで混ぜてしまった。

干しぶどうの味の評価 食べてみた感想(5段階評価)です。どれがおいしくて、どれがおいしくない、とは言えない程、どれも個性的なおいしさがあります。一口目はおいしくても、続けて食べるとちょっとつらいのや、シンプルながら食べ続けて飽きないものなどいろいろ。なぜか現地ではミックスでは売っていないです。

種類 値段(キロ/元) 香り 酸味 甘味 コク 渋み コメント
1.黒小粒種無し 55 3 3 2 3 5 しっかりとした渋みがある深い味わい、大人の味
2.茶大粒種あり 45 2 1 4 4 2 干し柿を思わせる濃厚なねっとりした甘さ
3.茶中粒種無し 30 2 3 2 3 3 バランスの取れた誰にでも好まれる味わい
4.茶小粒種無し 20 2 2 4 2 1 くせも酸味も強くないあっさりした味わい
5.緑中粒種無し 35 3 4 3 3 2 ガムのような歯ごたえがあり、さわやかな味
6.緑小粒種無し 10 2 3 2 2 1 コストパフォーマンスに優れた食べ飽きない味
7.緑大粒種あり 60 5 2 5 4 1 強い甘さと香りの個性派。デザートに。
8.金小粒種無し 40 4 5 1 2 5 独特の香りと強烈な酸味の辛口、シャープな味わい。

トルファン料理のいろいろ

ミックスベジタブルといんげんのサラダ。似たようなものが日本のファミレスにもあったような。 このレストランがある「緑洲賓館」。イスラム風の建物。 前菜のビーフ薫製。
チーズのフライ とり肉のピリ辛炒め 牛タンの薫製
フライ春雨 鶏ささみとぜんまい、大根のサラダ テリーヌのようなもの。詳細不明だがまずい。
鶏のチリソース煮 薬膳スープ やきめしと羊肉ぎょうざ
ごま揚げ春巻 カッテージチーズのフライ BEST! 焼きうどん。
インゲンの油炒め がんもどきのチリソース和え シナモンロール

酸辣湯。そんなに辛くはない。 2008年オリンピックを北京に!本体はゼリー状の葛切り(寒天?)でできている。 ウェイトレスのお姉さん
朝食の前菜 細切大根のラー油和え ラーメン。醤油味。
豚まん生地だが中身は何も入っていない 大豆で作った固い豆腐のようなものだが詳細不明。 キュウリのラー油和え
ピーマンを湯がいたもののようです。 チャパティーを売るウイグル族の少年 ウイグルの民族舞踊

トルファンの料理は、見た目を重視するきれいな料理が多いです。オリンピックの聖火をかたどった寒天料理には目を丸く指せられました。でも、きれいだからといっておいしいかは別問題。味付けはラー油が主体で脂っこくて辛いです。また、見た目はちがっても同じような味の料理が出てくることも多かったです。やっぱり、ウイグル料理はうどんが一番!

ピーマンとトマトの和え物 葛きりのラー油和え。 何と砂糖をかけたトマト登場!
ウナギのフライ これも葛きり。味は上の料理と同じ。 冬瓜でつくられた美しいぶどうの料理。
ミンチの煮込み。複雑な味わい チャーハン。具は人参だけ。 もう説明不要のウイグルうどん。手打ちではなく手延べ。

野菜の白湯スープ。うどんを入れて食べる。 給仕をしてくれたのはお姉さんは回族だとか。エキゾチックな美人で中国人とは違います。 いろいろな肉や野菜をいためたもの。これもうどんにかけて食べる。