31 mars. 2001



4月1日:ポワッソン・ダヴリル
Poisson d'avril



エイプリル・フールに当たる4月1日、フランスでは「4月の魚:ポワッソン・ダヴリル」と呼びます
他国ではちょっとしたウソを付いてよい日でもありますが、
当地で親しまれているのは、人の背中にこっそり紙切れ(時として魚の形に切った紙)をくっつけ、本人が気づかない事を笑い物にするという習慣

当日街を歩いてみると、自ら進んで又は仲間達とぐるり輪になって、それぞれの上着の背や裾に魚型に切り抜いた紙きれをパチン・パチンとホチキスで留めている姿も見かけます
よくよく見てみると「背中を蹴って下さい」「キスして!」等々思いつく限りの様々なメッセージが走り書きされ、こうした魚型の紙をヒラヒラさせた人たちは時には道行く人へ冗談を振りかけながら、またはその逆で冷やかしに合いながらご機嫌に街を練り歩きます

近年ではちょっとしたギャグや笑い話を綴ったカードを送る習慣も生まれ、「ウソを付いて良い日」というよりも「人を笑わせる日・冗談を楽しむ日」というのがフランス版の4月1日の楽しみ方です

その紀元については様々説を立てる人がいるものの、いずれも確証が無く、謎に包まれています
現在のスタイルでの楽しみ方は割と新しいもののようですが、同じ様な習慣がアイルランドにもあるそうです
「Taily Day」と呼ばれるアイルランドのこの日はもう少し複雑で、やはりフランスと同じように「Kick me!!」などと書かれた紙を人に貼り付けて楽しむのですが、それが許されるのは4月1日の正午まで
うっかり時間を守らずにイタズラをしかけると、今度は仕掛けた主がターゲットになるのだとか

後からかこつけたような説には、ポワッソン=魚、これは釣りの解禁日が丁度この頃だからではないかというものもあるのですが・・・

18世紀半ばのイギリスの詩の中に、同じ頃に似たような習慣があった様子が語られているそうです

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