TOMOkucingの暮らし 31


北極圏への旅(ノルウェー・スウェーデン)

ストックホルムから電車にのって北極圏にはいる。アビスコでまず2泊して、ノルウェーに入りハルシュタットという港町に1泊。レンタカーで南下しロフォーテン諸島に3泊。その後アンデネスという港に2泊し再びハルシュタットに戻り1泊する。前後の車中泊も入れると全部で11泊12日の「自炊の旅」になった。私は食料班班長でもあるが、実際に仕切るのはオットだ。「皿洗っとくからコレしまっといて」「あい」「コレ捨ててくるから冷蔵庫にしまうものしまっといて」「あい」私が今回仕切ったものといえば、蚊対策委員長として蚊とり線香、ムヒ、を持ち歩いたことくらいか・・。あんまり役に立ってないか。まぁいい、私の事を、シェフとお呼び。

自炊の旅も楽しい。こんな景色を独り占めして熱々の魚をぱくり!うみゃぁ!

自炊事情

長旅の基本は食事だ。今回用意したもの。

主食:スパゲティ(220gづつ小分けにしておく。他におかずがないので、麺は多めに用意することが肝要)クナッカブレッド(おなじみスウェーデンの硬パンだ。そのままでも、チーズをのせても、ジャムでもと守備力の広さがポイント)インスタントラーメン(ここはひとつ、贅沢に出前一丁でなく日本製のものをチョイス。乾燥ワカメがあるとレベルアップ)アンクルベンの米(途中で買った。水2カップを沸かし、米3カップをいれてフタして5分後にはゴハンになっている)

スープとソース:カップスープは言うまでもなく、粉末のパスタソースが以外と重要。牛乳やゆで卵を加えることでインスタント臭さが無くなる・・気がする。日本からのワカメスープや味噌汁も軽いので少し持ってゆく。カレールー(小箱)。粉末のドレッシング(水と油を加えるとドレッシングになる)

お菓子:ビスケットとチョコレートは必需品。他にオットには小さめの「羊羹」。

お茶セット:1リットルの保温ポットとともにいつも持ち歩くセット。日本茶や紅茶、インスタントコーヒー、ココアなどを小分けにして箱に入れておく。

食器:紙皿と紙コップ、フォークとスプーンなど。スウェーデンのユースホステルでは揃っていることが多いが、ノルウェーでは基本的に食器持参とのことだ。移動中に外や車の中で食事になることも考えて、紙ナプキンも一緒に。パスタを茹でたあと、ザルが無いことがあるので菜箸を1膳持っていく。

調味料:塩 胡椒 しょうゆ レモン汁 サラダ油

野菜:途中で買い足していく。今回はキャベツ、マッシュルーム、玉葱、茄子、ジャガイモ、パプリカなどを買った。スーパーなどのない僻地へゆくことを考えて、缶詰など保存のきくものを選ぶ。ドライブ中、移動の時はジャムや紙パックワインなどをよく冷やして保冷剤とし、新聞紙でくるんで持ち運ぶ。

ともくちんの食べ日記

1日目:夜8時半、電車がストックホルムの中央駅を出発。夕食に、おにぎりを食べる。白米としばしの別れ。

2日目:朝食にパンをかじり、昼ごろにサンドイッチを食べる。具は家から用意してきたツナやゆで卵、生野菜。昼に乗り替えた電車でアビスコに到着したら、小雨まじりの肌寒い天気だった。ユースではドイツ人とスウェーデン人のおじさんと4人の相部屋になった。このスウェーデン人のおじさんは、チベットにも登ったことがあるという。アビスコは庭のようなものなんだろう。夕食にはトマトソースのパスタ。粉末のソースだが、ゆで卵をトッピングし、生野菜の残りをドレッシングで和えてサラダにする。ドレッシングはレモン汁に塩胡椒、オリーブオイル。

3日目:朝はクナッカにチーズとパプリカをのせ、コーヒーを飲んでおしまい。この日は山登りを控えているので食べ過ぎずに。山でのお弁当にサンドイッチ(レタス・パプリカ・チーズ・ハム)を持っていく。アビスコツーリストステーションの売店では、タマゴやハム、トマトなどの野菜も売っているのだ。山から下りて、サウナにはいりリフレッシュ。夕食はパスタのカルボナーラ。これに昼間のハムの残りを入れて、果物(モモ)をデザートに。昨日、帰ると言っていたスウェーデン人のおじさんがまだいた。「電車に乗り遅れちゃって〜」と言ってたけど・・・?夜、リフトで他の山に登る。ここでは真夜中の太陽がよく見えるので、リフトで上がってくる観光客がとても多い。でもすごく寒くて、登るなりカフェで休憩。そこにまたスウェーデンおじさん登場。「いつでもどこでも僕らは会えるね」・・て、おいおい?仕事はいいの?

4日目:飽きもせず、クナッカとチーズで朝ゴハン。電車でノルウェーのナルビクに向かう。ナルビクに着いたらちょうどお昼だった。レンタカーを調達して、まずはレストランに!この旅初めての外食である。ノルウェーに来たらやっぱり魚!マスのグリル、クリームソースを食べる。美味しかった・・温野菜の茹で加減が完璧。駐車場では、ドイツ人に話しかけられたオットがなぜかドイツ語で答えている。「ダンケッ!」(ちがうっつーの)その後車で移動し、ハルシュタットという街に到着。私はこの港町に来るのがじつは3回目だ。ユースホステルに泊まって夜ゴハンはカレーライスだっ!ジャガイモと玉葱、マッシュルーム(缶)と牛肉を入れて作った。アスパラガスの缶詰を買ってレタス、トマトとサラダにする。う〜ん、なんだか今日の食事は完璧だよ、わっはっはっ〜。そして飲み物はノルウェーのマックビール!(トロムソの地ビールである。トロムソのマックビールは世界最北のビール工場なのだ)一日、筋肉痛でヨロヨロする。

ナルビクのKRO(クロ)で食べたマスのグリル・サラダ・パン・ライトビールで一人2千円也

5日目:昨日スーパーで食料品を買い込んだので、荷物が重い。朝はヨーグルトとバナナ、クナッカにママレードを塗ってコーヒーと一緒に食べる。コーヒーもインスタントじゃなくて、レギュラーをちゃんといれているのだ。チェックアウトして歴史センター(博物館)にゆく。その後、第二次大戦中にナチスドイツによって作られたアドルフ砲という巨大な大砲の施設を見学にゆく。ノルウェーの軍の施設なので、ガイドさんと一緒に入る。入ってビックリしたのは、ノロノロと車で進む途中、目の前にメスのヘラジカが現れたことだ。動物園のヘラジカよりスマートだった。昼ゴハンはまたしてもサンドイッチだ。ハムとチーズ、でも今回のチーズはクリームチーズ。変化は必要である。うむ。午後から頑張って(オットが)移動し、ロフォーテン諸島に入る。ここではロルブという施設に泊まる。ロルブとは、昔の漁師小屋を改良したもので、部屋にキッチンがついているのだ。トイレとシャワーは共同。キッチン、冷蔵庫、二段ベッドにダイニングセットがあって1泊400ノルウェークローナだ。(約6千円)景色も素晴らしくよく、気に入ったので3泊もしてしまった。この日の夜はトマトとツナ缶をつかってパスタ。あとアスパラ缶とトマトのサラダ。

6日目:クナッカにママレード、コーヒーという定番の朝ゴハン。オットは一人で明日のアクティビティーの下見に出かける。私は部屋に残ってのんびり昼寝をしたりしてすごした。昼近く、オットが魚を買って帰ってきた。この近くになるスボルベアの港でオオカミ魚と海老を買ってきたのだ。昼は簡易バーベキューグリルを使って、シーフードと野菜のバーベキューになった。ツナとキャベツの塩味パスタもたべて、満腹・・・。といいながら、夜にはガーリック炒飯の目玉焼きのせ、海老、野菜炒めを食べる。自前の冷蔵庫があると、野菜の保存ができるのでバクバク食べられる。うっしっし。

実はこの日、釣り船に乗ってかのトロルフィヨルドに魚釣りにでかけたのだ。釣れた魚はセイというもので、鱈の仲間らしいけど見た目も味もスズキによく似ている。フィヨルドの水(海水)で茹でてもらって食べた。ふわっとした白身でした。

焼き上がったオオカミ魚と、ちょいと焼きすぎな野菜

夜ゴハンのガーリック炒飯、キャベツの炒めモノと、ゆでた海老

7日目:今回の旅行で一番タイトな一日になった。早朝、起こされて車でロフォーテン最南端のオーという街に向かう。途中ヨーグルトで朝御飯。オーから船にのる。中で自前のサンドイッチを食べる。更に船にのってもう無人島になっているレストという島にバードウォッチングにゆく。帰りに島でカップラーメンを食べる。船までの時間、漁師小屋で休ませてもらっていたら、そこのおばさんが夜ゴハンの魚を味見させてくれた。セイという白身の魚で、味付けしてバターで焼いただけのものだが、とっても美味しかった。地元の人の好物らしい。この漁師小屋にいたおじさんは、数年前に日本に行った事があるらしい。寿司も食べたってさ。

8日目:この日、クナッカママレードの朝食のあとアンデネスという町を目指して北上する予定が、途中の町でひっかかって昼御飯に魚のスープを食べる。クリーミーだけど、しつこくなくてとってもおいしかった。2度目の外食だ。夜(といっても明るい)にアンデネスに到着。2度目のカレーをつくる。いつもの瓶詰めピクルスがとても美味しく感じる。ノルウェー海を見ながら、部屋のテラスで食べるカレーは格別。

9日目:ホエールウォッチングに行く。クジラ観察=船酔い。のイメージがあるので朝はバナナ1本にする。船は10時に出発、クジラを見て帰りの船で野菜スープとパンをもらう。船酔いもなく、順調に帰宅、ただ寒いのでカップラーメンを食べる。夜は残った野菜を使ってパスタ(トマト、茄子、アスパラ、ツナ、玉葱、トマト)とサラダにする。

10日目:アスパラのリゾットとサラダ(昨日の残り)オレンジジュース、コーヒーで朝食をすませて南下する。ハルシュタットをめざす。昼は湾岸急行線の博物館に行き、自前のサンドイッチ(チーズとパプリカ)とカップスープ。夜ハルシュタットについて、レストランにゆく。3度目の外食だ。しかもホテルのレストランだ。前菜とメインがある。まずはビールをもらい、前菜に干し鱈のビールマリネ、野菜添えを頂く・・。ベビーコーンやグリーンアスパラ、などの彩りも鮮やかな一品だった。干し鱈は、ノルウェーの地元の人は食べないらしい。味は・・乾いた鱈だった。メインはオオカミ魚とベーコンで巻いてグリルしたものに、パプリカのソース。タンパクなオオカミ魚にベーコンのこくがグゥでした。デザートにはノルウェーのおばあちゃんのお菓子、と名付けられたプリン。濃厚な味わいに、ラムレーズンとフレッシュなブルーベリーがたっぷりついていて、大満足でした。今度トライしてみようかな。と真剣に思ったりして。

11日目:昨日は、旅行最終日ということもありホテルに泊まった。バスタブに浸かって熟睡、朝はホテルのビュッフェだった。鮭とサバの薫製、チーズ、ハム、パン、ゆで卵にピクルス、海老サラダ、オレンジジュースにコーヒー。さすがに満腹でお昼はナルビクでパンを1個。夜は電車の食堂車でピザを食べました。


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2002.07.24.更新ニャ