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Subject: Re:なぜローマに?
Date: Mon 31 07 2000 03:40:35
From: midora <midoroma@geocities.co.jp>
To: Zoe <---@------>
ゾーエ、メールをありがとう。
あなたが質問するのは、単なる社交辞令ではなくて、心から知りたい、理解したい、と思ってる事はよくわかってるので、この機会に自分を振り返る意味でも、私と外国(イタリア)の関係を探ってみたいと思う。
なぜ、イタリアに住むようになったか、と言う質問に一言で答えるなら「運命」(じゃじゃじゃじゃーーーん!)というしかない。
でも、これでは説明にならない。どう言う状況で、心理で運命を受け入れたのか話そうね。
イタリア初体験は22年前の観光だった。友達と二人、気ままに旅をしていた。トウキョウからパリへ入り、南下してツールーズ、国境を越えてスペインへ。サンセバスチャン、ボルゴス、マドリッド、グラナダ、モンテフリオ、バルセローナ。バルセローナから船で運命のイタリアへ。ローマの知り合い宅に荷物をおいて、ナポリ、アッシジ、ペルージャ、フィレンツェ、シエナ、ピサ、ミラノ、ベネツィア。スイスとギリシャにも行った。それぞれの土地に思い出があるけど、ここでは省略。
フランス、スペイン、イタリア、スイス、ギリシャと5カ国をまわって、なんでイタリアなんだろう?それもローマ。
フランス、スペインでは緊張を強いられていた。ローマに入ると世間の空気がリラックスして気分が楽だった。長旅で覚えた片言のスペイン語とイタリア語とひどい英語でナンパしてくる男の子達とおしゃべりした。スペイン階段では実に多くの若い人、若くない人が手作りのアクセサリーを売ったり、似顔を描いたりしていた。ローマ清掃局の車に女性が乗っていた。毎朝通ったバールのおじさんは、私達が入って行くと、にっこりして、カプチーノに生クリームをのせてくれた。マルグッタ通りのペンションの老夫婦はいつもニコニコして、掃除のおばちゃんはやたらセクシーだった。
なにが、というのはわからない。ローマにあるすべてが、私に何かを教えていた。
一番重要なのは、ニッポンに充満している見えない規則に気が着ついた事だった。見えない規則がある事に気がついてなかった、と言う事に気がついた事だった。今まで当たり前で疑問にも思わなかったことが、社会の(ニッポンと言う狭い社会の)習慣であり、それが当たり前でない世界もある、というのは新鮮な発見だった。
もう少し具体的な話はこの次のメールで。
チャオ!