ショアライントロリーミュージアム

Shore Line Trolley Museum


コネチカット州イーストヘイブンにあるショアライントロリーミュージアムは、1983年に米国の史跡にも認定された歴史ある博物館です。その開設は1947年に遡ります。日本と同様、米国でも自動車が普及する前は路面電車が各都市を走っていました。コネチカット州ニューヘイブンもかつては市内及び近郊を路面電車の路線が網の目の様に敷かれていました。しかしながら自動車の急激な普及により1947年には殆どの路線が廃止されてしまいました。ショアライン(直訳で海岸線)もこのときに廃線となりましたが、その際に地元の有志の間で路面電車の功績を記念して博物館を設立することが決まったということです。全米最古の路面電車博物館と言われています。私が訪問した日は2台の路面電車が元気に走っていました。

始発のスプラーグ駅を発車した629号。元はマンハッタン内の3番街を走っていました。見えにくいですがポール集電になっています。上の写真をクリックすると内部の写真になります。

スプラーグ駅で展示中の775号。元々ニューヘイブン近郊で使われていた路面電車のようです。この写真ではポールがよくわかると思います。上の写真をクリックすると内部の写真が表示されます。

スプラーグ駅に到着した4573号。元はニューヨークのブルックリンを走っていました。上の写真をクリックすると内部の写真になります。この電車に乗って往復3マイルの短い旅に出かけました。路面電車と行っても、走るのは郊外の線路ですので結構なスピードになります。この旅では、折り返し地点では運転手さんによるユーモラスな解説のほか、車両工場での見学ツアーも含まれています。

車両工場にて展示中の357号。元はペンシルバニア州ジョンズタウンという町で使われていたそうです。車両工場にはこの他にも多数の路面電車が展示されています。路面電車以外でもニューヨーク地下鉄の古い車両を復元したりしていました。

路面電車に関しては最近、環境にやさしいという理由で見直されつつあります。私の故郷岡山でも今でも元気に走っています。しかしながら、一度失ったものはなかなか元には戻らないものです。日本では法律が変わり、鉄道の廃止が鉄道側の届け出だけで出来るようになったと聞きました。これから日本のローカル線はどうなっていくのでしょうか。アメリカのように有志の力で鉄道を存続させようという動きが少しでも湧き上がってくることを期待します。


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