伝 統 建 築 物 群






  



渡名喜島伝統的建造物群保存地区


  渡名喜島の集落の特徴として、集落内は白砂の細い道路に沿って、ほぼ長方形の敷地が 並び、道路より低く掘り下げられている。各敷地は境界を石垣で囲み、敷地内の内石垣(うちいしがき)との間に福木(ふくぎ)の屋敷林を設けて、台風や火災に備えている。
 主屋は在来の木造建築赤瓦葺きで、沖縄古来の貫き家の形式が残っている。敷地内には、主屋の西側に、古くから生活用水として使用してきた井戸(現在は海水淡水化施設がある)と物置としての附属舎があり、北西側にはフール(豚小屋)がある。主屋の殆どは南に面しており、室内は東から1番座、2番座、台所、一番座の裏にはサンジャク(三尺)という細長い部屋、2番座の裏には裏座があるのが基本的な室内配置である。1番座には床の間が、2番座には仏壇が置かれているが、神道や村ガーなど神聖な空間の東側に位置する屋敷などはこの配置が逆転したりする。1番座は東南に面し、雨端があり快適で、かつては年寄り夫婦と小さい子供の寝室として主に使われ、2番座は居間にあたり大きい子供の寝室として、裏座は若夫婦の寝室にあてられたあてられたようだ。 
 沖縄古来の風水思想が反映している、このような集落が残っている地域は大変に貴重である。





      INDEX


        集落・敷地の特徴
        災害前の状況
        平成13年9月の台風16号災害
        解体状況
        軸組み
        在来瓦
        建て替え後
        その他




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