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■ふくろう党蜂起の舞台を訪ねてその1の3■
10低地メーヌの民族衣装と遊び 

実は今回この地を訪ねたのは、ジャン・シュアン博物館のリニューアル・オープンに招待されていたからなのです。この博物館と私の関わりについては、また項を改めて書く予定です。今回はリニューアル・オープンのはずが、工事が間に合わず、展示品の陳列が終わっていない状態でした。この辺りいかにもフランスらしいです。
はじめの予定とはだいぶ違ったようですが、庭でイベントらしきものが行われ、村人たちによる十八世紀当時のマイエンヌの農民のコスプレなどもありました。
写真は小さな女の子の服装です。ジャンの妹のペリーヌやルネが小さい頃はこんな感じだったのかなあ、と想像してしまいました。
メーヌ独特のものかわかりませんが、前にある台は昔の遊びで、丸くて平たい鉄のかたまりを箱の上の穴に投げ入れて点数を競う、というものです。これではよく見えないと思いますが、蛙の口に入ると最高得点なのです。
セレモニーが始まる前に大分時間があったので、この女の子と一緒に、本気になって遊んでしまいました。ちゃんと蛙の口にも入りましたよ。

11聖ヨハネ祭の篝火 

夏至の日には聖ヨハネの篝火というのが焚かれ、回りで踊ったり、といった風習はほぼ全ヨーロッパで見られるのではないでしょうか。フランスでは、篝火はほとんど見られなくなりましたが、夏至の日には野外コンサートなどのイベントが行われるのがその伝統を受け継いでいるのでしょう。
今回は十八世紀の当時に思いを馳せ、博物館の裏庭で聖ヨハネの篝火が燃やされました。今日は聖ヨハネ、フランス語だとサン・ジャンのお祭りでもあり、ジャン・シュアンの名の日でもあるわけですね。この日も異様に冷え込んでいたので、火の側に寄ると本当に嬉しかったです。関係者と村人たちとで、回りで踊ろうということになったのですが、音楽もなく、さらに誰もこのような場合の踊りを知っている人がいなかったので、みんなで手を繋いでひたすら火の回りをぐるぐる回りました。一生のうちあまりないような気がする異様な体験でした。(笑)

12パン焼き窯 

クロズリー農園に昔からあった、パン焼き窯です。篝火の他のイベントとして、この窯に火を入れて、パテやパンを焼いて食べるという催しもありました。
写真を見るとわかるとおりちょっと焦げていますが、パンもパテもおいしかったです。
テントの下でジャンと同郷の村人たちと飲み食いして、本当によくしてもらいました。

13オリヴェの池 

この日の日中は、近隣の農家の女性にいろいろ案内をしてもらいました。
農家といっても彼女は勤め人で、両親が農園を持っているのだそうですが、両親がヴァカンスで留守の間、農園の様子を見て回っているのだそうです。
ここはサン・トゥアン・デ・トワ村に近いオリヴェ村の池です。ジャンは九十二年に蜂起を起こす前まで、このオリヴェ村にいる母方の親戚のところで、管理人をしていました。
案内してくれたLという女性も、代々オリヴェ村の出身だそうで、私は彼女の先祖の中にはジャンと一緒に武器を取ったシュアンが一人はいるに違いない、と勝手に決めつけていました。

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