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『反革命の大天使』について

この小説は、私が今はなき『季刊 歴史ピープル』(講談社)の1995年12月増刊号に発表したものです。当初、編集者からお話を頂いたときには、アンリ・ド・ラ・ロシュジャクランという人物についての歴史エッセイ、という注文でした。
三十枚ほど書き上げて、見てもらったところ、内容が面白いのでエッセイではなく百枚ほどの小説に、という要望。慌ててノベライズしたものが、この『反革命の大天使』でした。そしてこれが、はからずも私の小説デビュー第一作となったのです。
これが、掲載されるまでには、また思ってもみなかった偶然が重なったりして、人知れぬ心労もあったのですが、今となっては懐かしい思い出です……。(かな?)
掲載時には、宇野亜喜良先生のイラストもつき、初めての小説が掲載されたとあって感無量だったのは確かです。今見ると、何のひねりもなく、稚拙なものかもしれませんが、思い入れのある人物について語っただけに、私にとってはとても大切な作品です。
その後、アンリはすっかり有名になってしまいましたが、彼の生涯を通して描いたのは日本で初めてだったという自負心はあります。
その後、この作品は『1793』という同人誌に掲載しましたが、在庫がなくなってしまいました。再版の予定も、再録の予定もないのですけれど、いまだに内容に興味を持って下さる方もいて、リクエストもありますので、HPで公開することにいたしました。

多少内容的な解説を加えますと、この作品は小説といっても、アンリ・ド・ラ・ロシュジャクランという人物の生涯をほぼ忠実に辿ったつもりです。もちろん小説的な演出をほどこしてあり、細かい描写は想像で補った部分がかなりあります。けれども主な内容自体は『ラ・ロシュジャクラン夫人回想録』、をはじめアンリの評伝、多数の原資料や研究書を参照し、自分なりの解釈で再構築したものだといえるでしょう。

以下、本文を掲載します。

『反革命の大天使』

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