北海道弁の紹介

北海道弁は難しいです、何故なら北海道の文化は、開拓時代から日本じゅうの地方から集まった人々が今日までつくってきた文化だからです・・・
言葉も東北、北陸、関西、関東などの方言がごちゃごちゃになっています、また土地も広いので、北海道の中でも地方によって言葉も異なります、いろんな意味で難しいといえます、
残念ながら私は大学まで理科系でしたので国語の文法上の知識とかありませんので、これを読んで大学入試の勉強をしようという方には役に立たないでしょう(笑)、
現実に北海道弁は道内の私立大学の国語の試験問題に毎年必ず出題されています。


(あ行)
あかぬける・・・おしゃれな、モダンな
あずましい・・・落ち着く
あっぱくさい・・・相手にならない
あっぺ・・・あべこべ
あめる・・・腐る
あんばいわるい・・・不具合だ
いいふりこき・・・見栄っ張り
いずい・・・目に異物がある時の感覚
いたましい・・・もったいない
うるかす・・・水に浸す
おがる・・・成長する
おだる・・・高潮する(気分がハイになる)
※札幌では、あまり使わない、旭川以北の地方で使われているようです
おっかない・・・怖い
おばんです・・・こんばんは
※「おばんでした」は、ちょっと丁寧になる、目上の人には何故か過去形にしてしまうのが北海道流、おはようございますは、「おはようございました」、お疲れ様ですも「お疲れさまでした」になる
おんじ・・・弟、可愛く「おんちゃん」ともいう

あんちゃん
これは「お兄ちゃん」という意味ですが、近所の人が使っていました、私の家では、「にいちゃん」でしたから、不思議な呼び方でした、いつの頃からか、こう言われている男の子の愛称になってしまいました、多分この家は北陸あたりの出身だと思われます、言葉もちょっと違っていたような気がします、新潟、群馬、鳥取、宮崎あたりで「あんちゃん」が使われているようです、北海道でも使っている家庭があるようです、もしかすると「おんちゃん」も「あんちゃん」と関係があるんでしょうか・・・


(か行)
がおる・・・疲れる
かちゃっぺない・・・みっともない
がっちゃき・・・痔
かつける・・・なすりつける
がめる・・・にらむ、眼をつける
きかない・・・気が強い
けっぱる・・・がんばる
ごしょいも・・・じゃがいも
ごっぺかえす・・・失敗する
こわい・・・疲れた
ごんぼほる・・・だだをこねる


観風会と炊事遠足 
子供の頃から当たり前に使ってきた言葉ですが、最近になって、これが北海道弁だと気がつきました、
観風会って、秋に紅葉の頃に温泉に1泊でもしてのんびり秋の景色を楽しみながら、酒宴を行なうんですね〜、春のお花見の秋編みたいなものです、私が勤めていたデパートでは、忘年会の季節はお歳暮シーズンの繁忙期ですので、11月雪の降る前に忘年会を兼ねて、登別温泉や洞爺湖温泉なんかでこの観風会を行ないました、

炊事遠足は、小中学生の頃、南区の十五島公園、藻南公園なんかで鍋釜ぶら下げて、川原で釜戸つくってジンギスカン、カレーラースなんかを楽しみました、班編成や事前の買物が楽しみでした。


(さ行)
したっけ・・・じゃ〜ね(女学生が主に使う)
しばれる・・・寒い
しゃっこい・・・冷たい
じょっぴんかう・・・戸締りする
しょっぱい海・・・津軽海峡
※青函連絡船のあった時代の話ですが、本州に行くことを「しょっぱい海を渡る」といったが、もう昔の話ですね
すっかい・・・すっぱい
※食品がいたむ時に使う、「すく」、「すいてる」ともいう、「あめる」「あめてる」の同意語
すっぱね・・・泥をはねる(東北地方でも使っているようです)

すっぱね
春先に雪解け水で汚い道路を歩いていて、よく車に泥を洋服にかけられるが、この時、北海道人はよく車にすっぱねあげられたといいます、 この「すっぱね」という言葉は何の気なしに使っていましたが、最近方言ということがわかりました、ネットで調べたり、人に聞いたりしてるうちに、どうも東北地方でも使ってる方言だということがわかりました、青森、宮城などでも方言として使われているようです、「しばれる」という代表的な言葉も北海道だけではなく、青森でも方言になってるようです、 こうやって調べてみると北海道弁のルーツは東北地方に隠されているような気がしてきました。


そったらべっこ・・・ほんの少し
(た行)
たくらんけ・・・バカ者
※「はんかくさい」の同義語、地方によって、「たくらんけ」派と「はんかくさい」派に分かれるようです
だはんこく・・・だだをこねる
ちょす・・・さわる
ちょされる・・・気持ちをもてあそばれる
ちょべっと・・・少し
つっぺかる・・・栓をする
手袋をはく・・・手袋をする
てっくい・・・ヒラメの刺身
でれっき・・・ストーブの火をかきまわす棒
とうきび・・・とうもろこし
どすなら・・・ライラック
どんぱ・・・同い年


さべしょ会話
私が勝手につけました(笑)、いわゆる北海道弁特有の語尾です、「〜さ」「〜べ」「〜しょ」「〜かい」「〜わ」、会話の中でよく使われます、
こんな感じです・・・「あのさ〜、昨日のナイター見たかい、清原がさ〜、ホームラン打ったしょ、でっかいアタリだったな、アメリカまで飛んでったと思ったわ、あの渡辺って、はんかくさいオーナーも、びっくりしたべ。」


(な行) 
ないち・・・北海道を除く本州以南の日本の各地
なげる・・・捨てる
なまら・・・すっっごい

なまら 
代表的な北海道弁、男性が使うことには問題ないですが、女性は使わないほうがいいでしょう、水泳の女子選手がオリンピックで「めっちゃ悔しい」といって関西の「めっちゃ」がクローズアップされましたが、これと同義語、でも北海道のスキーの女子選手が、「なまら悔しい」とはいわないでしょう
以前、ジャンプの秋元選手が、テレビのインタビューでさかんに「なまら」を連発していましたが、最近の北海道出身の選手はマイクを向けられると、みんな一応に共通語を話します、連盟よりお達しでもあるんでしょうか・・・葛西選手も「なまら」を連発してほしいね。


ねっぱる・・・粘りつく
ねまる・・・横になる
(は行)
はかいく・・・順調に進む
ばくる・・・交換する
はんかくさい・・・頭がおかしい
ふっつける・・・くっつける
ほろう・・・はらう
へなまずるい・・・ずるい
ぼっこ手袋・・・ミトンの手袋
(ま行)
まかす・・・こぼす
まかなう・・・身支度する(服を着る)
みったくない・・・容姿が悪い
めんこい・・・可愛い
もさっと・・・ぼぉっと
もちょこい・・・くすぐったい
(や行)
ゆるくない・・・楽でない
よっこする・・寄せる
(ら行)
らんきになる・・・夢中になる
※これは北海道弁なんでしょうか?「乱気になる」、いわゆる気持ちが乱れて乱心している様子のことです、漢字にすると意味がわかりますね、調査する必要がありそうです
るいべ・・・凍らせた魚の刺身
(わ行)
わや・・・めちゃくちゃ
〜わ・・・「〜ね」と同意語、
※そうだわ、いいんだわ、って感じで使う、「だ」の後に使う場合が多い、「だわ」自体が北海道弁ともいえる


最近テレビやラジオで田中義剛が出演してるとよく北海道弁らしき言葉を使っていますが、実は彼は青森県出身で大学が江別の酪農学園大学に入学して以来、北海道に住み着いています、ですから彼の言葉は完全な北海道弁ではないんですね、青森と北海道がごちゃ混ぜになっていて、北海道人の私にも聞きづらいところがあります、むしろ、松山千春の言葉のほうが、ずっとピンときますね、アクセントとかイントネーションとかが全然違います、義剛の言葉は、少しおおげさに無理して使ってるって感じですが、千春の場合は自然に言葉がでてくるって感じです、聞いてても自然に耳に入ってきます。