私とValen許茹芸との出会い

私とValenとの出会い、それは1999年年始、香港でした。1月2日から2泊3日で一人で気まま
に香港へ行ったのですが、現地に到着後にフェイ・ウォンのコンサートがあるのを知り、ホテル
に着いてからチケットを買って見に行くなど、短い日程ながらも充実した旅でした。
その前の年の夏にはじめて台湾に行って、ホテルでテレビの音楽チャンネルを見て以来、
中国語のポップスに興味を持ち始めていたのですが、現地滞在中は、チムサアチョイのHMV
には何度も足を運び、日本のCS放送で知った、私の好きなKiroroの「長い間」の中国語の
カバーを歌っている劉若英という台湾の歌手や、アメリカンチャイニーズのR&Bシンガー順子の
CDを買ったりしていました。

帰国日、飛行機まで少し時間があったので、またHMVに行って、いろいろとCDを見ていたのです
が、その時目に付いたのが許茹芸の「[イ尓]是最愛/The Best Love」でした。このCDは広東語
が公用語の香港にあって台湾発行の北京語のCD(店先に國語という表記がありました)ながら
目立つようにたくさん置いてあって、初めて見た彼女のルックスも、決して美人でないけれど
少なくとも見掛け倒しのアイドル歌手でもなさそうだったし、白のワンピースにうつむき加減な表情
に何故か引かれるものがあり、彼女の音楽は全然知らなかったけど、「これはきっといいだろう
な」と直感的に感じ、手にしてしまいました。

早速、香港を飛び立った飛行機の中で聴きましたが、最近の日本の流行音楽には失いつつある
情感のこもった、バックの演奏に負けない、存在感のある、透明な歌声にすっかり陶酔して
しまいました。帰国後、大阪で彼女のCDを探しまわったのは言うまでもないですが、幸いな事に
ほどなくほとんど手に入れ、聴く事が出来たのはラッキーだったと思います。何よりも、この大好き
になってしまった歌手(日本語でも英語の歌でもないけど)のCDが地元にあったという事実につい
嬉しくなってしまいました。




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