水タバコのすすめ ナハラ社潜入
ホーム 特徴 ナハラ カフェで
水タバコ
自宅で
水タバコ
カフェ
情報
掲示板 リンク English
水タバコのすすめ

更新履歴



ご意見、情報を下さい。
メールはkalb「アットマーク」yahoo.co.jpまでお気軽にどうぞ。




*水タバコは「タバコ」です。皆様のご健康を考えて吸ってください。




*拙文ですが著作権は放棄していません。このページの内容・画像の全てまたは一部の無断転載はご遠慮下さい。



2004年5月26日、とうとう念願の水タバコの葉を作っている工場を見学することができました。エジプトを代表するモアッサル製造業者、ナハラ社のShebin El-Kom工場でEng. Sherif Ahmed El Ibiar, Managing Director for Production Sectorにお話を聞くことができました。

以下はその内容をまとめたものです。(写真はすべて村上大介さんの提供) 


もくじ

1.ナハラとモアッサルの歴史  2.モアッサル製造工程  3.水タバコにまつわる疑問をナハラ社に聞く



1. ナハラ社(El Nakhla Tobacco)とモアッサルの歴史

デルタの田舎から世界へ

1913年、カイロから北へ約80km離れたデルタ地帯、モノフェイヤ県にあるShebin El-Komという小さな町で初代はタバコの製造を開始。

当時のタバコ製造業者はそれぞれの町の中で製造、販売を行う零細企業が多かったらしいのですが、これを2代目がモアッサル「Zaghloul」の開発によりエジプト全域へのマーケットを拡大したそうです。そして80年代後半からフレーバー付きのモアッサルの開発を始めてアラブ世界、そして全世界へマーケットを展開しているのが現在の3代目。

紙巻タバコは国の専売なので販売は行っていませんが、エジプト国内での水タバコ用タバコのシェアは国営企業Eastern Tobacco Co.に次ぐ2位(約30%)だそうです。でも、輸出用は実に90%を占めているそうで、ナハラ社の本当の強さがわかります。同社の生産量のうちの40%がフレーバー付きモアッサルで、そのうち80%が輸出用であるとか。
    

モアッサルはエジプト発祥、フレーバー付きは新しい現象

エジプトに水タバコが伝わったのはオスマントルコ時代。トルコから伝わったそうです。トルコではトンバークが吸われていたそうで、モアッサルというものはなかったらしいです。このトンバークに糖蜜を加えてモアッサルが生まれたのはエジプトらしいです。たまたま朝食に食べていた糖蜜がタバコに落ちて始まったとか。。

しかし意外だったのが、リンゴ味などフレーバー付きモアッサルが出来たのは、かなり新しく89年に同社が最初に始めた商品だということです。アレキサンドリアのとあるカフェでトンバークのくずとりんごジャムを混ぜたものを吸わせているらしいという情報をヒントに1986年からフレーバー付きモアッサルの開発を進め、89年に売り出し始めたそうです。それからわずか10数年でいろいろなフレーバーを出し、最近ではこじゃれたカフェでフレーバー付き水タバコを吸う女性も多くなり、新しいカフェ文化を作り上げています。

さらにエジプトだけにとどまらず、ナハラ社はこのフレーバー付きモアッサルで世界にまで進出中。本家トルコでは水タバコが吸える場所が衰退していたのが、最近また復活しているそうですが、これもフレーバー付きモアッサルのおかげと言えるでしょう。感動的なお話です。

フレーバー元祖のナハラ商品にあやかって、海賊品がかなり出回っているという話も聞きました。ナハラのマークだけどまずいというのは海賊品であることもあるようです。パレスチナで発見された海賊品を見せてもらいましたが、私ならきっと騙されて買ってしまいそうなものでした。最近では見分けをつけるため、パッケージの開封部分の切り取りフィルムにナハラ社独自マークをつけることにしたそうです。7月にもマーケットに出されるらしいです。




2. モアッサル製造工程

いよいよ工場潜入です。
モアッサルの製造は以下の工程で作られているそうです。


1)世界各国から輸入したタバコに湿度を与える。
この日はマラウイ産のタバコを目撃しました。湿度を与えるのは糖蜜やフレーバーを吸収させるためだそうです。

2)各種タバコをブレンドさせる。
フレーバー付きタバコの場合、フレーバーを吸収しやすいようにより軽めのタバコが使われるとのこと。色もフレーバーなしのタバコよりも軽く、黄色い色をしていました。

3)カッティング作業
でかい葉っぱを小さく切る作業。機械は写真撮影禁止と言われてしまいました。。

4)タバコを乾燥させる
湿ったタバコをもう一度乾燥させます。

5)糖蜜、フレーバーを加える
この工程はやはり企業秘密のようで、中身は詳しく教えてもらえませんでした。

フレーバー付きのモアッサルには本物の果実は含まれていないそうです。天然の果物からのエキスと化学香料を混ぜているらしく、その割合はフレーバーによって異なるそうです。オレンジやマンダリン、チェリーは天然エキスが比較的多く、ミントやジャスミンは100%が天然エキスだそうです。

6)発酵させ、フレーバーを吸収させる
2日から2週間、じっくり寝かせてフレーバーをしみ込ませます。



加湿作業

タバコを乾燥させる

糖蜜を混ぜる

パッキング1

パッキング2

かわいい輸送車


今回訪れたShebin El-Komの工場は創業当時から続いており、従業員は約2000人。町の雇用創出に大きな役割を果たしているようです。こんな小さな町から世界中へフレーバータバコが輸出されているのだと思うと、不思議な気持ちです。




3. 水タバコにまつわる疑問

水タバコについての疑問はいろいろありますが、やはりエジプトには水タバコに関する文献というのもないらしく、大体人づてに聞いたもので確かな根拠がないものです。という訳で、この際いろんな疑問を水タバコのスペシャリストであるナハラ社にぶつけてみました。

- 気になるタール、ニコチン量は?-

今回聞いた話では、ニコチンはモアッサル10g(ハガル約2個分)で紙巻タバコの5〜6本分に含まれるニコチン量に相当するそうです。タールの分析については、成分を測る機械が紙巻タバコ用であるため、容易に測定することは難しいそうです。現在ドイツに分析を依頼中とのことですが、とりあえず水に溶けることは確からしい。

- 同じタバコの葉でも味が違うのは何故?-

やはりパイプの手入れで味が変わってくるらしいです。肝心なのはアルブの部分をこまめに手入れすること。パイプ部分はいろいろなフレーバーを吸っているうちに味が混ざってくるので取り替える必要があるそうです。頻繁に使用する喫茶店では2-3ヶ月に1回取り替えなくてはならないとか。

- アルミホイルを被せるのはどうして?-

直火でなく、アルミホイルを被せて炭を乗せると、熱だけがタバコに伝わります。これが長時間、味を保つ秘訣らしいです。

- 正しい吸い方は?-

水タバコは肺に入れずにふかすものだと聞きます。この意味するところは、タバコのように肺に入れようとしなくても、自然に肺に入るらしいからです。確かに水をゴボゴボ鳴らせて吸うには深く呼吸することが必要ですからね。

- バハレーニ-って何?-

美味しいモアッサルの種類を聞くと「バハレーニー」と言う人がいますが、このバハレーニーって一体何なんでしょう?ナハラ社の話では、これはバハレーン産(バハレーニーの文字通りの意味)ではなくサウジアラビアで生まれたものらしいです。しかし、サウジアラビアにはタバコ製造業は存在しないので、ナハラ社の製品に現地産のVemtuというベリー系のシロップを加えた違法商品だとか。 

いかがでしたでしょうか?

ホームへ戻る