-97.9.4 雲一つない快晴
「は〜るばる来たぜ!は〜こだって〜〜〜♪」
八幡坂
「チャーミーグリーン」や「ポッキー」のCMでおなじみの八幡坂
ついに憧れの「北海道」に上陸しました!
初めて本州を離れたのです。
こんな希望に満ち満ちたライダーを北海道は
「快晴」という最高の条件で迎えいれてくれました。

さて、フェリー乗り場を降りた私は、どこ走ろうか躊躇した。
予定では室蘭上陸予定だったので、函館の知識がなにもないのです。
昨日の夜「函館に来たら、必ず寄りなさい」という
函館在住のいとこ「大ちゃん」の言葉を思い出し、
рナアポを取り、今夜おちあう約束をしたので、
今日一日はのんびりここを観光できる。
だからとりあえず「函館駅」を目指す事にした。
目的は北海道の新鮮な海の幸を味わえる「朝市」だ!

「は〜るばる来たぜ!は〜こだって〜〜〜〜♪」
おぉっ!駅前の横断歩道のチャイムまでもが
北さん一色だ♪

金森倉庫街
エキゾチックな雰囲気が漂う「金森倉庫街」にて
そんなことはさておき、目的の朝市に到着だぁ〜♪
今まで、「素インスタントラーメン」や「レトルト」
ばっかり貧相な食事を摂りつづけた胃が騒ぐ!

「にいちゃん!ウチはうまいぞう!」

威勢のいい呼び込みに連れてかれ、入った店で
清水の舞台から飛び降りる想いで「いくら丼 ¥1260」を注文。
この金額でガソリン入れりゃ250kmは旅できるなぁ。
なんて思いも、どんぶりいっぱいに敷き詰められた
「いくらちゃん」の雄姿を見て吹き飛んだ(笑)

「ぬはは〜♪めちゃウマっ♪」

ものの数分でたいらげてしまった。


その数分後、今まで粗食を虐げられてきた私の胃は
驚いてしまったらしく、たまらず腹痛を起こし、
トイレに駆け込む私の姿があった・・・。(爆)
(この時、トイレの中で鳴り響いていたELTの
 「出逢った頃のように」を聞くと、今でもその事を
 思い出してしまい、つい笑ってしまうのです・・・。)

恵山入り口駐車場にて
「恵山入り口 駐車場」にて
昨日まで走っていた本州まで見える
快晴ぶりに思わず笑顔がこぼれる。
函館の街を出ると、海岸線に沿って国道は続く。
ここいら辺は「昆布漁」がさかんな地域で、
海より手前の陸という陸、全てにおいて昆布が
天日干しにさらされている。

その姿は圧巻で、海岸線を走っているのだが、
昆布線とでも申しましょうか?
とにかく昆布に沿って走ってるのではないか?
とまで錯覚するほどなのだ。
恵山
「恵山」にて
噴煙を吹き上げる火口そばまで下りる事ができる。
自然そのままの姿とふれあえるのだ。
久々の晴れ模様は、バイクも喜んでいる様子
エンジンの廻り方もすこぶる良い。
海の彼方に目線をやれば、
昨日まで雨で散々悩まされ続けた下北半島まで
くっきりと望める事がとても嬉しい。
走るだけの事がたまらなく楽しい。
ただただ走る、それだけなのにね・・・。

「北海道って言うと雪深いって印象を
 内地(本州)の人はもつけど、
 ここは気候が温暖で、滅多に雪が積もらないの」

恵山の駐車場で衣類を干す休憩をとってると
近くの定食やのおばちゃんが話してきた言葉。
へぇ〜、北海道=雪 という固定観念を持っていたなぁ。
今日みたいな天気に恵まれると、
そんな言葉も素直に信じられる気がした。
雨続きだった今までの事を考えると
全ての事において幸せに感じられるのだ。


恵山 噴火口
もうもうと蒸気を放つ恵山の噴火口
こういうのを見ると地球のエナジーを感じさせる気がする。
「北海道」というとドラマ「北の国から」の影響が強いせいか、
ずっと広がる大地を想像していた私だったので、
今ひとつ北海道を走ってる実感がしないわけでもない。
そんな事を考えながら「大沼国定公園」に着く。
ここは大分の耶馬渓、静岡の三保の松原
とともに「新日本三景」に数えられる。

風景は群を抜いて美しいのだが・・・。
観光バスがひっきりなしにやってきては
中から大量の観光客を吐き出す、
その様に辟易してしまう。

大沼がよく見える芝生の上で昼寝を貪った時
「空」の広さに初めて気付いた。
うまく言えないのだが、北海道と言うと、
広い大地がクローズアップされがちだが、
それはこの「空」があって大地が引立つのだ。
突き抜ける程大きく、広い空。
ここを訪れる人はきっと、この空の違いに
気付く事と思う。
その空は吸い込まれそうなほど、
大きく、そして、深い。


函館の夜景
「函館山 山頂展望台」にて
夜になれば周遊道路にて、車で乗り入れ可になる。

「いや〜よく来たねぇ!」
函館で高校教師を務める大ちゃんは、
突然の訪問にもかかわらず、大歓迎してくれた。
「函館に来たら、まずはイカっしょ!」
と、なじみのすし屋さんに連れていってくれた。
ボンビー生活を虐げられてきた私が
歓喜の声を上げたのは言うまでもない。

そのすし屋さんには、カウンター向こうに
いけすがあって、「いかそうめん」を注文すると
そのいけすから生きてるイカを取り出す。
「キューキューキューーー!!!」
と鳴くイカを手早くさばいて出されるその身は
七色に輝いていて、コリコリと、とても食感があった。
そのくせ硬くないという不思議な感覚で、
口の中に甘味だけが広がるのだ。

「こっちのイカ食ったら、まず関東のイカは食えないね!」

と豪語する大ちゃんの言葉に思わず納得で
ある。

      9.4 函館 大ちゃん家 泊