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2002/09/29
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マレーシア
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セパボラ世界の旅 - マレーシア(6)


■イントロダクション


AFCロゴ。左は昔、右は今のやつ
よくネットなんかで「AFCチャンピオンズリーグに期待」とか書いてあるのを見かけますが、そのAFCとはアジアサッカー連盟の略であります。


設立は1954年と、こう見えても
UEFA(欧州サッカー連盟)と同い年です。この頃は12カ国で設立され、最近話題のアフガニスタンは創立メンバーの一員でした。当初、本拠地は香港にあったそうですが、1965年からマレーシアに移転しております。


AFCは北は
モンゴルから南はインドネシア、西のレバノンから東のグアムまでという、大英帝国モンゴル帝国ですら出来なかった地域を管轄しております。


そんな、古くは
イスラエル、新しいトコではカザフスタンが出て行ったり、東ティモールが入ってきたりで大忙しなアジアサッカーの聖地、AFC本部に行ってきました。



▽場所を探す

さて、わかっているのはAFCのサイトにあった住所と電話番号のみ。

とりあえずインターネットカフェで住所をプリントアウトして、ツーリスト・インフォメーションに行ってみます。相手をしてくれたのは、マレー系のおばちゃん。


俺「こんにちわ。私はココに行きたいのです。」とプリントアウトした紙をみせます。

女「どれどれ・・
アジアサッカー連盟・・?あなたは関係者?」

俺「全然違います」 そこに居る人全員が笑います

俺「知りたいのは2点あります。
 
 1点目は、AFCは、アジアのサッカーに関する展示物、または博物館を持っている
 と聞きました。しかし、それが本当かどうか私は知りません。だから、確認して欲しい。

 2点目は、もしAFCが展示物を持っているのであれば、AFCの場所とココからの行き方
 を聞いて欲しい。私は英語もマレー語も得意ではない。」

女「ちょっと待ってね。」ピポパポ(電話をかける音)

・・・

女「わかったわよ。まず、博物館ほど規模は大きくないけど、展示物はあるそうよ。」
  「あと、場所だけど、ココからは電車に乗って、
ブキ・ジャリ駅で降りて。そこから・・」

うーむ、駅からが複雑だ。よくワカラン上に、どうやら歩くとかなりの時間がかかるらしい。

俺「駅からタクシーを使うので、タクシーの運転手にメモを渡します。行き方を書いて下さい。」

OK、とサラサラと書いてくれました。

これで完璧。のはず。



▽行ってみる

うむむ・・メモを見ても、サッパリわからん。。
ちゅーわけで、タクシーの運ちゃんに見せてみました。

「AFC?知らんな・・。でも、ゴルフクラブはわかるから、そこに行ってみるべ」

乗ること15分ほど。まわりはつい最近切り開きました!って感じです。
新興住宅地っぽいちゅーか、
千葉の幕張のあたりちゅーか。

こんなトコにあんのか?

と思っていた矢先、道路にAFCロゴが!
しばらくいくと、AFCのビルに到着。

じゃぁあん!なんか、すんげーリゾートホテルみてーだな。思ったより小さいが。

われらが聖地は、インテリジェントなビル。

さっそく中に入ってみると、誰もおらず、ガラーンとしています。

ちょうどそのとき、エレベーターから一人の男性が降りてきました。

俺「こんにちわ」

男「ああ、もしかして電話で問い合わせたのは君?」

俺「多分そうです。ギャラリーを見たいのですが・・」

男「おお、そうかそうか。でも、ここにある分(エントランスホール)で全部だね。まだ途中なんだよ。」

俺「そうですか。」

とはいうモノの、AFC加盟国のユニ(全部じゃないけど)、パネルでの歴史紹介と
ナカナカ見ごたえがあります。男性は色々説明してくれます。


俺「すごくキレイなギャラリーですね。なにかTシャツとか、キャップとかそういうのは売ってないですか?」

男「申し訳ないんだけど、今計画中なんだよね。」
上:パネルには、アジアのサッカーの歴史とか色々。
下:インドネシア本にマレーシア本!!

俺「あー、そうですか・・」


ガッカリした僕を見たからでしょうか、男性は「こっちに来なさい」とエレベーターに乗せて資料室に連れていってくれました。


おおおお!!小さいけど、スンゲー宝の山じゃネーか。

男「まだ全部をココに持ってきてないから狭いけど、キミなら楽しめると思うよ。」


うーむ。。
フィリピンサッカー協会のテクニカルレポートとか、こりゃ普通じゃみられんモンばかりだ。

リガ・インドネシア本にMリーグ本、それに日本のJSL本まで結構な数があります。
VTRも数があり、
アジアクラブ選手権のとかもあります。



面白かったのは、1970年代の
アジアユースのパンフレット。


香港チームのメンバー写真は、みんなアイドル風に撮ってあります。

日本
のメンバーはみんな学ラン。ヘンテコな国だな、日本。

インドのメンバーは写真がないのが多いです(笑)。


一通りみて、ぼけーとしていると、男性が甘い菊花茶を持ってきてくれました

「ここにきた一般のサッカーファンは、
世界でキミが始めてだよ。
この建物は最近出来たから、地図にも載ってなかったりするしね」

世界ではじめてが俺、というのはAFCにとって相当な汚点だと思うのだが。



▽色々話してみる

男性がここで名刺をくれました。ワデベロさんという方で、AFCの情報管理センターの職員とのこと。

マレーシアリーグを観た、という話をすると、

ワ「うーん、最近のマレーシアサッカーはあんまり良くないね。
 
タイベトナムなんかじゃ、子供達の夢の職業にもなっているというのに。。
 
マレーシアじゃ、サッカー選手は儲からないってイメージがあるんだ。」

俺「最近は、
ミャンマーラオスの若手が活躍してますよね。」

ワ「そうそう。あのあたりは、FIFAのゴールプロジェクトが成功しているんだよ。
 
カンボジアなんかもね。そういう国にもマレーシアは追いつかれてきたんだ。」


ワ「最近までは・・そう、
イングランドともいい戦いをしてたんだよ。
 わすれもしない199X年X月X日、XX選手と・・」


うーむ、怒っている。。
マレーシア代表、最近は不甲斐ないっぽいなぁ。


ワ「日本は良い選手がいるね。
名波だっけ?彼はよかった。
 日本のJリーグはMリーグよりいいよ。
中田もいいね。」

俺「でも、やっぱり観客が少ないチームもあるし、1つチームは消滅したし、
 そんなにイイことばかりじゃないんですよ。」

ワ「そうだったのか・・」
とても紳士でイイ人なワデベロさん。

やけに落胆するなぁ。いい人なんだなぁ、この人(笑)


ワ「ところでキミ、ホッケーは観ないのか?」

俺「いや、日本じゃホッケーはあまり目にしないんですよ」

ワ「なんてことだ!あんなに
日本はいいホッケーしてたのに!」(当時は、ホッケーのワールドカップがマレーシアでやっていたのです)

ワ「
韓国日本のホッケーは、スタイルが違うけど僕は好きだなぁ。日本はインドといい試合してたんだよ。韓国日本の違いは・・」



内容は忘れてしまったのですが、とにかく2カ国の違いを丁寧に教えてくれました。審判の件といい、サッカーとホッケーが近い国だな。

ワ「
韓国といえば、昔はマレーシア韓国でアジアを争っていたんだなぁ・・。
 
韓国は今でも強いけど・・・。」


彼の話や新聞なんかを読むと、確かに
マレーシアスポーツに関しては、日本よりも韓国の扱いの方が大きかったです。


マレーシア滞在時、
日本代表(ポーランド戦かウクライナ戦)と韓国代表が、それぞれ親善試合を行っていたんですが、韓国の試合はチェ・ヨンスのヘディングシーンの写真入りで、ちゃんと記事になっていたのに対し、日本代表はスコアだけ、という悲しい扱いでした。


マレーシアからすれば、アジアのライバルといえば韓国、であり、日本は「そういえば最近強くなってきたしなぁ。。」てな、日本=まだ小僧の印象を持っている気がしました。

まぁ東南アジアじゃ、
韓国はよく試合をやったそうですから、そのへんの歴史の差みたいなのがあるんでしょうな。


そんでAFCのロゴの話になったわけです。

俺「前のAFCのロゴの方が良かったと思うんだけど・・」
ワ「そうそう、そう思う?今のロゴは、アジアらしさが
少し足りない気がするんだよ(ちょっと怒り)」

そのあと彼は、AFCに届いた色々な手紙も少し見せてくれました。

中国、イラン、インドなど、色々なアジアの国のガキからの、お礼の手紙でした(多分、大会とかサッカー・クリニックとかのだと思いますが)。

アジア中のガキから感謝の手紙がきたら、そりゃ、アジアを意識せざるをえないだろうなぁ・・ロゴも含めて(ちょっと涙)。



しばらくその後も色々な話をしたあと、オフィス内も見学させてくれました。

アジア各国のスタッフがインターナショナルに仕事をしているかと思いきや、職員の殆んどがマレーシア人だそうです。

なんだかスゲー偉い人も紹介されたのですが、

「キミは
ジャーナリストか?」(違います)
日本人は喜多郎を聴いているのではないのか」(これには爆笑した)

などと、短パン・Tシャツ・無精ヒゲの俺に話し掛けてきたのは、ちょっとビビりが入ってしまいましたが。

(※注:本来は無礼な格好で行っては行けません。僕はマナー違反です。)


館内を一回りしたあと、彼は真っ白な壁に僕を連れてきました。


「ここには、ナニも置かないって決めているんだ。
ベラパンさんのアイディアだけどね。」

ベラパンさんとは、AFCの事務局長です。

「何故ですか?」

「ワールドカップがキミの国であるだろ?」

「はい」

「壁にプロジェクターで試合を映すんだ。」

サウジ、中国、韓国、日本の試合を、スタッフみんなで観て、応援するんだよ。
 アジアのチームが出るときはね。」


・・・うぅ・・泣けるぜ!AFCよぉ!ベラパンさんよぉ!
日本人の中でもアジアなんて・・とか言う人も少なくないのに・・
(世界ウルルンなら、このへんで感動的な音楽が流れる感じ)


ちゅーわけで、アジアのアニキッぷりを見てくれたマレーシア、そしてAFC。

セパボラ世界の旅 - マレーシア編もこれで終わりです。

読みにくい箇所や試合内容など、わかりにくい点も多かったと思いますが、すこしでもマレーシアの雰囲気が味わえたら幸いです。

てなわけで、テリマカシ。






▽AFC本部へのアクセス

最寄駅は、
Bukit Jalil駅です。国立競技場のある場所なので、
駅自体はわかりやすいと思います。

しかし、駅から歩くと40分という、とんでもない場所にあるので、
駅を降りたらタクシーに乗ったほうが無難です。


タクシーの運ちゃんは、AFC本部なんざ知らない場合が多いと思いますが、
Bukit Jalil Golf & Country Resort」ならわかります。それを言いましょう。

そこへ行く場合、大通りからT字路を曲がるのですが、その曲がり角に
”AFC”のロゴが小さくあります。


T字路に入ると、右手にBukit Jalil Golf & Country Resortが、
左手に高層アパートが出てきますが、「まだまっすぐ行ってくれ!」
と言いましょう。

ちょっと先に進むと、左手にAFCの建物があるハズです。


帰りは僕は歩いたのですが、とても女性や子供が歩けるような
道路ではありません(車道のすぐ横のドブの上を歩く)。
暑いし危ないしで、歩きは全くお勧めできません。


行きのタクシーの中で電話番号を聞いて、帰り際にAFCの人に
電話してもらう、という手があると思いますが、相手に迷惑になる
かもしれないので、その辺は適当に考えてみてください。

(何時にココに来い、と行きのタクシーに頼むとか、ゴルフ&リゾート
 まで歩いてそこで頼むとか・・呼んでくれるかわかりませんが。)

僕が行く前の日はAFC総会があったとかで、一般人が入れない日が
あるかもしれません。

一応、電話などで見学できるかどうか、確認した方がいいと思います。


また、公的な施設ですので、服装やマナーには気をつけてください。


地図を一応貼り付けておきます。■ココ

あと、ムスタファさんから教えてもらった、使えるKLのスタジアム地図