
閑谷学校(岡山県)
Since 2000/12/17
Last Updated on 2001/11/27
閑谷(しずたに)学校は、寛文10年(1670)に、備前藩主池田光政が庶民教育を目的に開いた学校です。備前焼の瓦が美しい国宝の講堂をはじめ、敷地内の建築物のほとんどが重要文化財です。 創立以来、儒教精神に基づく教育がなされ、他藩からの入学者や、学者、文人の来遊も相次ぎました。明治維新後は、旧制中学、新制高校と移り変わり、現在は岡山県青少年教育センターが置かれています。筆者の父(当年84歳)の世代には、当地(兵庫県相生市)からも入学する人があったようです。 JR山陽本線吉永駅の南東約2km(直線距離)の、静かな山あいにあります。相生から車で行く場合は、国道2号を西へ30〜40km走って備前市へ入り、「木谷」の信号を右折して県道261号を北上するルートが分かりやすいと思います。なお、写真は2000年12月4日に撮影したものです。後日追加した写真には個別に撮影日付を表記します。
鶴鳴門 (重要文化財)正面にある校門です。元禄14年(1701)に作られたもので、扉を開閉するときの音が鶴の鳴き声に似ていることから、「鶴鳴門」と呼ばれています。 |
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石塀 (重要文化財) 学校の周囲を囲んでいる唐様の石積塀です。内部には洗浄した割栗石が詰められ、雑草木が生えないように工夫されています。敷地を1周し、渓流に沿い山腹をめぐって全長756メートルあります。完成は元禄14年(1701)で、300年後の今日も端然とした姿をとどめています。 |
講堂 (国宝) これも元禄14年(1701)の完成です。屋根瓦はすべて備前焼で、近くに窯を築き、伊部から陶工を呼んで特別に作らせたものだそうです。床板などはよく手入れされて、現在でも鏡のように光っています。下の写真で講堂の右側手前に写っているのは、楷の木です。 |
| 楷(かい)の木 中国原産のウルシ科の落葉喬木で、ランシンボクとも呼ばれます。雌雄異株で、花は4〜5月に咲きます。 孔子を祀る「聖廟」の前に2本あります。中国曲阜の孔子林の実をとって育てられ、この地に移植されたと伝えられています。黄葉の美しさは格別で、例年11月中旬が見頃だそうです。 下の写真の左端は校門から覗いた楷の木、後方に写っている建物は聖廟です。 |
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