関西チビゴミ研究グループ

Kansai Trechine Research Group


チビゴミニュース電脳版 99年度版



チビゴミ採集ランキング結果発表!

(1999/12/12)

 1999年度KTRG杯チビゴミ採集ランキングが、12月11日の忘年会会場にて発表された。優勝は2位以下を大きく引き離して北山健司氏が逃げ切り。表彰状と副賞のTrechiama plutoをゲットした。

 2位は斎藤琢巳氏。実は前日までは伊藤主計氏が2位だったのだが、忘年会当日の午前中に宝塚市でStygiotrechusをゲットした斎藤氏が、ゴール直前で半馬身差の大逆転。残念ながら3位に転落した伊藤氏であるが、1件あたりの平均ポイントでは3.14とトップ。さすがは意外性の男。以下、Kusumia2新産地発見の剛腕オクダ氏、中国地方を得意とする山下氏と続いた。

 なお、本企画は来年度もKTRGミレニアム杯として続けられることになった。
 

5P 4P 3P 2P 1P 合計 平均
北山健司 31 2.82
斎藤琢巳 24 2.40
伊藤主計 22 3.14
奥田好秀 18 3.00
山下俊一 16 2.00


忘年会報告 (1999/12/12)

 1999年12月11日に恒例の忘年会が開催された。西宮の芦田宅には6時半頃から次々にメンバーが集まり、すぐに10人を超えた。まずはビールで乾杯。銘柄はもちろんアサヒスーパードライ(奥田さんがアサヒビール系の会社にお勤めなのだ)。寿司と王将のギョウザをつまみながら、ビールやワインを次々と空ける。上述のとおり斎藤さんは昼間に採集に行っており、上機嫌。一方、採集に行っていたはずの北山K・田中コンビは多くを語らない。このところ北山Kさんはあまりツイてないようだ。

 

 奥田さんが持ってきたドイツの蒸留酒は、凍らしてあったらしくボトルの周りに厚い氷が付いている。専用ノズルからグラスに注ぐと何だかトロッとした感じで、まるでDNAを沈殿させる、いわゆるエタ沈(エタノール沈殿)用の冷やした99%エタノールのようである。これが結構口当たりがよく、斎藤さんがグビグビと飲んでいる

 最終的に集まった虫屋は18名。関西甲虫談話会との共催であるが、KTRGからは11名の参加があった。最も遠くは埼玉から初参加の亀澤さん。鎌田さんは例によってドタキャン。珍しいところではStygiotrechus ohtaniiの大谷さんがひょこっと現れ、ohtanii談義で盛り上がる。宴たけなわとなった頃、毎度おなじみのオークションが始まった。プロ顔負けのディーラーY氏、K氏、O氏、T氏(いずれも談話会メンバー)が個人オークションで次々と標本を売りさばいていくが、不景気のためかあまり高値が付かない。ほとんど投げ売り状態だ。数が多くキリがないので、途中で参加費の足しにするチャリティーオークションをさせてもらう。チビゴミムシが出てくると、それまでおとなしかったKTRG関係者が突然元気になる。最高値は田中さん提供のKusumia tanakaiで、斎藤さんが3800円で競り落とした。

 10時をまわり、帰宅組はぼちぼち帰りだす頃だ。お泊まり組は約10名。少し小腹が空いたので、王将でギョウザを買ったらおまけでくれたラーメン(何と10食分もくれたのだ)を作ろうということになった。奥田さんがポットのお湯だけでそのラーメンを作ろうとトライする。しかし麺は生麺、上手くできるはずがない。作ろうとする奥田さんの熱意(?)は評価できるが、それを最初に他人に食わすのはどうかと思う。見るに見かねた私は、上の階のキッチンでラーメンを次々と作る羽目に。何杯目かのラーメンを出前した時、斎藤さんがダウンしているのを発見。これはエタノール沈殿ならぬエタノール沈没だー。

 12時前にはテーブルを片づけ、皆さん寝袋へ。亀澤さんと伊藤さんと私はその後もジンをちびちびと飲みながら語り続け、気がついたら午前2時であった。

参加者:北山K、田中昭、斎藤、奥田、大平、山下俊、伊藤、亀澤、中村、相馬、芦田(以上、KTRG)、桑原、大谷、山下晶、岡田、田中正、春沢、中川(以上、関西甲虫談話会)


KTRGからのアウトプット (1999/11/23)

 このところKTRGメンバーの報文が昆虫誌各誌をにぎわせております。年末恒例の「月刊むし」短報特集号にも以下の報文が掲載されました。

○奥田好秀・芦田 久,1999. ヨウロウメクラチビゴミムシの分布について 月刊むし(346): 3.

 ヨウロウ T.yoro は私(芦田)が1998年に京都府舞鶴市養老山から記載した種類であるが、今回、タイプ産地から7km南西に位置する岸谷と、15km南に位置する和知町仏主(ほどす)から採集された。


和歌山県和歌山市/大阪府岬町からTrechiamaの新種

(1999/11/15)

 昨年秋にKTRGの森正人氏により和歌山市から発見されたTrechiamaの新種が芦田により記載された。本種は四国北東部から淡路島にかけて分布するTrechiama onisatoui系に属するが、♂交尾器形態や体の外形により既知種と容易に区別される。学名はTrechiama morii、和名はカダメクラチビゴミムシ。記載論文は11月13日発行の日本鞘翅学会の英文誌「ELYTRA」に掲載された。


日本鞘翅学会第12回大会参加報告(1999/11/15)

 行ってまいりました、日本鞘翅学会第12回大会。会場の豊橋市自然史博物館はとても広々とした動植物公園内にあり、どこが公園の入り口かわからないほど。少々迷って、会場に到着しました。ポスター発表者は11時30分までに掲示することになっていたのですが、とある洞窟へ寄り道していたので、少し遅刻してしまいました(^^;)。

 ポスター会場は博物館入り口左手のホールなのですが、そこへ行くと、何とメクラチビゴミムシのポスターが! そんな発表はなかったはず・・と近寄って見たら、とんでもないアシナガメクラチビゴミのオンパレード!! 中国の洞窟のメクラチビゴミムシの数々でした。のっけからド肝を抜かれてしまいましたが、そのポスターの主は東京農大のハネカクシ屋の岸本年郎氏でした。タイトルは「中国大陸に真洞窟性ハネカクシはいるか?」だったはずですが、「おまけ」のメクラチビゴミの方が断然インパクトが強かった。ちなみに我々の発表は「大阪府およびその周辺地域のメクラチビゴミムシ相」です。

 ポスターを貼って、総会会場へ。総会終了後は昼休みです。事前申し込みのお弁当はボリウムありすぎで、お腹いっぱい。そして午後は口頭発表です。チビゴミムシとは関係ありませんが、森本桂先生の発表の中で、グァム島の洞窟で採集された盲目のゾウムシの話があり、とても驚きました。世の中にはいろんな虫がいるもんですね。口頭発表終了後は場所を豊橋市内のホテル日航へ場所を移し、懇親会。我々は学会の斡旋でそのホテルの部屋を取っていたのですが、とても立派なホテルで、客室も懇親会場も虫屋には不似合いなほどでした。

 二日目の午前中はシンポジウム。上野先生の「ゴミムシ類の衰退と絶滅」ではメクラチビゴミムシ類の絶滅の事例などが報告されました。午後は、ポスター解説と同定会、大平仁夫さんの特別講演と続きます。我々のポスターの前では、上野先生や西川先生をはじめとして、いろいろな方とディスカッションできとても有意義でした。最後に分科会で学会は終了です。我々はもちろんゴミムシ分科会に参加しました。

 なお、来年の大会は北海道で開催されるそうです。行きたいなー。


忘年会のお知らせ!(1999/11/4)

 今年も忘年会の季節になりました(まだ気が早いって?)。とりあえず恒例の日本甲虫学会大会の前日の12月11日(土)夕方に、昨年同様、芦田の実家(兵庫県西宮市)でやりたいと思います。関西甲虫談話会(通称、関西カミキリサロン)忘年会との共同開催です。会費は2000円程度、毎度おなじみ、会費の足しにするため文献・標本オークションを行います。参加者は何かいい虫or文献を1つお持ちください。場所等ご存知でない方は芦田まで直接お問い合わせください。遠来の方は翌日の甲虫学会大会とかけて、お泊まりで参加いただければと思います。

 なお、99年度チビゴミ採集ランキングの締めは忘年会当日までとし、忘年会にてランキング発表、表彰式をとりおこなう予定です。

 翌日(12月12日)は日本甲虫学会大会(大阪市立自然史博物館)があります。


第12回日本鞘翅学会大会のご案内(1999/10/26)

 標記の大会が来月に迫りました(11月13日〜14日)。今年は愛知県豊橋市の豊橋市自然史博物館で開催されます。我が関西チビゴミ研究グループからは、芦田と北山K氏とでポスター発表をする予定です。


憎きマツタケ(1999/10/25)

 秋はチビゴミ。

 彼らは、初夏に新成虫となり、そのまま夏を過ごし、冬を迎え越冬する。したがって、夏場はどうしてもペナペナのテネラルが多い。そいつらを採集しても、乾かして標本にすると見るも無惨な姿に変わり果ててしまう。そういう訳で、秋は、成熟した(マチュアーな)個体が多く出そろい、採集にはベストなのである。暑い夏も終わり、気候がいいのも好都合だ。

 そんな中、唯一問題がある。マツタケである。この時期、低山地の山に入ろうとすると、「マツタケ山につき入山禁止」の立て看板が多い。さすがにそれを無視して入るのは勇気がいる。何もマツタケを盗むつもりはなくとも、疑われるだけでも気分のいいものではない。

 昨日(10月24日)、チビゴミの記録の全くない滋賀県信楽方面へ下見に行った。この辺もマツタケ注意報かなー、と考えながら、5万キロを超えた愛車のミラージュサイボーグをピュンピュン走らせる。悪い予感は当たった。このあたり、かなりのマツタケの産地のようで、11月15日まで入山禁止という看板が多く見受けられた。結局、1μオクダも掘ることなく、信楽を後にした。どうもこのところ、さえない日々が続く。


奥田氏、「月刊むし」の「今月のむし」に登場!!

(1999/10/19)

 当研究グループの奥田好秀さんのコラムが月刊むしの巻頭「今月のむし」コーナーで紹介された。これで奥田さんも嬉し恥ずかし月刊虫屋の殿堂入り。コラムの内容はオキナワクビジロカミキリだが、文末の締めくくりは「そして現在は、地中性の茶色の甲虫を追いかけている。さて皆さん、何の虫か判りますか。」

 最後には、所属「関西チビゴミ研究グループ」とあり、何ともベタなまとめ方ではあるが、楽しいコラムで奥田さんらしい。朝日新聞に続いて、大活躍の奥田さんでした。

 なお、本号の月刊むしには、私、芦田の短報が掲載されております。

○芦田 久,1999. テンガンメクラチビゴミムシの採集例 月刊むし (345): 40-41.


KTRGメンバーの報文速報(1999/10/9)

 KTRGメンバーの報文が出ていますのでアップしておきます。

○北山健司,1999. 長野県におけるタカオチビゴミムシの採集記録 ねじればね(84): 13.

○芦田久・北山健司,1999. ホラアナヒラタゴミムシを地下浅層から採集 月刊むし (344): 40-41.

 上は今年(1999年)の5月の長野県扉鉱泉における採集記録。長野県初記録。下は、昨年7月の徳島県雲早山における採集記録で、洞窟以外からの採集例としては2例目の記録。採集した日はこっちの方が早かったんですけどね。ホラアナヒラタはチビゴミではありませんが、洞窟/地中性ゴミムシなので、我々の守備範囲です。


チビゴミ採集ランキング 1999年度 中間集計(9月26日)

9月26日までの集計途中経過(★は10点,☆は1点)

 チビゴミのベストシーズンを迎え、元気なK山,S藤,O田の3名。このままK山氏の独走が続くのか、それとも逆転はあるのか?? 私はすっかり取り残されてしまいました。ハー。


関西チビゴミ研究グループのロゴマーク完成

 すでにお気づきとは思いますが、関西チビゴミ研究グループのロゴを作成いたしました。まん中のチビゴミのイラストは、今年5月に記載されたミセンメクラチビゴミムシ Kusumia amicorum S.UENO の記載原図を模写したものです。本種は芦田、北山氏、斎藤氏など当会メンバーにより発見された種類で、ロゴデザインにふさわしいとして採用されました。


関西チビゴミ研究グループ結成1周年記念セミナー?

 1999年8月28日〜29日に、兵庫県山崎町の芦田宅で、関西チビゴミ研究グループ結成一周年記念セミナー(洗脳あり)が開かれた。すでに十分に洗脳されているメンバーから、今回初参加の新人まで、12人ものチビゴミ研究者が集まり、大盛況の裡に終了した。

 28日。北山号(+斎藤、田中)は山崎町の北部でTrechiamaの新産地を当てたあと、大河内町のトノミネを追加して、4時頃には芦田宅に到着した。奥田号(+大平、山下)は瑠璃寺でTrechiama fujitaiを見事にゲットし、さらに若杉峠でTrechiama yukikoaeも採集して、同じく4時頃芦田宅前に集合した。ところが、主の芦田は2時頃に一旦到着したあと、下見と称して相生市方面までドライブをしていたため、到着は6時前となってしまった。待ちくたびれた6人は、お隣のT銀行の駐車場で座り込んで、早くも宴会を始めてしまっていた。(ご近所の目もあるんだから、ほどほどにしてくださいね。)

 さて、広間に上がって、まずはビール。ホスト役の芦田は焼き肉の準備をする。程なく住岡氏と中村氏が到着。中村氏は岡山方面へナガゴミを採りに行っていた由。ついでに未記載のTrechiama(ナガチビではない盲目種)を採集していた。高速バスで駆けつけた伊藤氏と姫路から初参加の相馬氏も現れ、宴会のスタートとなった。まずはタン塩から。この時期の山崎はわりと涼しいはずなのだが、ホットプレートの熱気と、チビゴミ熱に冒されたオヤジ達の熱気で暑いこと暑いこと。最後に鎌田氏が現れ、全員集合となった。一応、記念セミナーということなので、代表の芦田が「メクラチビゴミムシの属とは何ぞや?」と題した講演(たったの10分ほど)をする。また、大平氏からは「Kansai Trechine Research Group」と各自のネームの入ったバンダナが記念品として配られた。その後は鎌田氏のスライド上映が続き、宴は深夜まで及んだ。また、土曜日の採集成果にはトップ賞が設けられており、北山氏提供の扉温泉のKurasawatrechus kawaguchiiは、fujitaiを5頭も採った奥田氏に贈られた。この受賞には、すっかり定着した新単位「オクダ」を記念する意味も込められている。

<宴会の様子。相変わらず暴れているヒトがいる・・>

<翌朝、まじめに記念撮影>

 翌29日は、3グループに分かれた。まず、前日にナガゴミ用トラップをかけた中村氏は単身でそれを回収に。奥田、大平、山下、伊藤、相馬の5名は、前日に北山氏らが発見した山崎町北部のTrechiama狙い。残り(北山、斎藤、田中、鎌田、住岡、芦田)は芦田の強引な提案により、上月町のTrechiamaを探しに。ここは当研究グループメンバーの森氏が未記載種を採集されている所である。奥田氏らは各自数頭ずつゲットしたようであるが、芦田を含むチームは苦戦を強いられ、のべ20オクダ以上掘ったにもかかわらず、たったの3頭のみであった。幸運にも採集できたのは、北山氏(2頭)と芦田(1頭)のふたりだけであった。

参加者:北山、斎藤、田中、奥田、山下、大平、住岡、中村、伊藤、相馬、鎌田、芦田


関西チビゴミ研究グループ 標準化委員会からのお知らせ

 関西チビゴミ研究グループではチビゴミムシの研究に便利な、新しい体積の単位を制定した。新単位は、okuda(オクダ)で、1オクダは当研究グループの奥田さんが1時間に掘る土砂の量と定義される。これまで、「あそこの○○チビゴミムシは結構多いので、1時間で5頭は採れる」とか、「昨日は7時間掘ってたったの2頭」といった表現が使われていたが、各個人の仕事量には著しいばらつきがあり客観的な評価ができなかった。新単位オクダの導入により、「どこそこの××チビゴミは2頭/オクダ」といった様に生息密度を定量的に表現できるようになる。なお、各個人の仕事量は、いちど奥田さんと採集に行ってキャリブレーションすることにより、係数を求める必要がある。芦田の1時間の仕事量は0.7オクダ、北山さんは0.8オクダ、斎藤さんは1オクダといった具合である。

 また、当標準化委員会では、okudaを国際標準単位として申請することも検討中である。


関西チビゴミ研究グループ結成1周年記念イベント近し!

 昨年8月に結成した当会ですが、はやくも1年が経ちました。これを記念して、昨年と同様、芦田の別宅(兵庫県山崎町)で宴会&採集会を開きたいと思います。日時は1999年8月28日〜29日。28日(土)は各自自由に採集していただき、夕方芦田宅へ集合してください。29日(日)は岡山県〜兵庫県西部で未記載のTrechiamaなどを狙いましょう。会員以外の方で、この機会に参加されたい方は、芦田までご一報ください。なお、芦田は8月24日から27日まで出張のため、直前のお問い合わせには対応できかねますので、ご注意ください。


日本鞘翅学会・日本甲虫学会合同採集会in和佐又山

(1999年7月10〜11日)

 去年に続き、奈良県の和佐又山で採集会が開催された。昨年は飲みすぎでひどくダメージを受けた人もいたという噂であったが、今年も相変わらずの酒好きのメンバーが集まった模様。さっそく宴会の様子であるが、我らがチビゴミ研究グループのK山氏とS藤氏が飛ばしている! うちの家内とI田R太郎氏もいるではないか!!!

  私は至って冷静である。クールに写真を撮り続ける。

 これはひどい!! K山氏はすっかり出来上がっている。部長のO田氏も爆沈寸前だ!。ハネカクシのI藤T夫氏はドクターストップがかかって酒を控えたせいか、かなりまともだー。大御所、T中氏はあんまり酔った様子もない。さすがはベテラン!。

 この後のことは、とてもここでは・・・。まあ、みさなん、元気でした。私はam1:30までつきあいましたけど。

 翌朝、みんなで記念撮影。今年も40名近くが集まった模様。寝過ごして写っていない人もいます。ねっ、ドノヴァンさん。

 翌日の採集後の記念撮影。何とかKusumiaもゲットしました。 左から、S田、A田、K田、O田、K山、T中、S藤氏。あやしい仕事人の面々。


チビゴミ採集ランキング 1999年度

 1999年のチビゴミ採集成果のインパクト・ファクター(*)を会員ごとに算出してみようという企画。さてさて、だれが年間MVPに輝くか。MVPにはスポンサーから豪華賞品が・・・(そんなもんあるわけない!)。

(*)Impact factorとは本来、科学雑誌のレベルを評価するひとつの目安のことである。その雑誌に掲載された論文が、他の論文に平均何回引用されているかで評価される。研究者にとっては、I・Fの高いジャーナルに自分の論文が掲載されることがええことらしい(と他人事のように書いているが、そういう私もI・Fの高いジャーナルに論文を載せてみたい)。I・Fの高いジャーナルは、例えばNatureやScienceなど。

 その種類の珍品度や、採集地の遠近で、ポイントはプラスマイナスしますが、おおむねこんな感じでどうでしょう。あくまでもパイオニア精神を評価したいというのが企画者の意図ですから、既知種を既知産地で採集するだけではポイントは上がりません。みなさん、新種・新産地を求めて採集に出かけましょう!

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 1999年6月末までの集計途中経過(★は10点,☆は1点)

 トップのK山氏は、4月頃までは出遅れておりましたが、5月に入りスパート。詳しいことはとてもここには書けませんが、新種候補をいくつも採集されております。これだけ採集に行って、家庭が崩壊しないのが不思議。

 2位のY下氏は、意外性の男。あまり数は採らないが、いい所でいいものをゲットしている。仕事中に採集できるというメリットあり!?(これはオフレコ?) 

 3位のO田氏は、別名人間ユンボ(またはリーサルウェポン)。この人の仕事量はすごい。いったい一日何立米掘れば気がすむのか。

 4位のI藤氏もあなどれない。○○だと思っていた採集品がバリバリのニューだった、なーんてことも。

 5位のA田は何を隠そう私です(すぐわかるって?)。今年は多忙を理由に、近場の採集のみ。小ネタで稼ぎますが、そろそろ大物がほしい。


Kusumia整理される

(1999年5月)

 日本産メクラチビゴミムシで,最後に残された大グループ、Kusumia属が国立科学博物館の上野俊一博士により整理された。Kusumiaは紀伊半島に分布する比較的大型の洞窟性/地下浅層性の種群で、1950年代に3種1亜種が記載されて以来、かなりの未記載種が採集されていたにもかかわらず、全く記載されずに残されていた。今回、日本鞘翅学会の英文誌"ELYTRA"に発表された論文では、新たに8種1亜種が記載された。私が発見し、当グループの北山・斎藤両氏が多産地を見つけた大峯山系の弥山産の新種は、Kusumia amicorumという名前で記載された。メデタシメデタシ。

 地図上の既知種のプロットにはまだ大きな空白地帯が残されていることから、今後、紀伊半島のKusumiaの調査にはさらに拍車がかかることが予想される。

Kusumia amicorum S.UENO


Stygioに終わりStygioに始まる

(1998年12月30-31日・1999年1月4日)

 年末休暇を利用して、家族サービス(ウソやろ!は家内の声)で四国の洞窟めぐりに行きました。30日は高知市周辺の洞窟めぐりです。始めて入る穴もあったのですが、乾燥がきつく虫が全くいません。仕方がないので、大晦日は高松までもどり、石清尾山でStygiotrechus採集を試みました。同じく乾燥気味だったのですが、沢を掘って、オオタキメクラチビゴミsatoui を3頭ほど採りました。しかし、家に帰ってみると全てメス。ちょっとツキに見放されたようです。でも、ボウズよりはマシか。

 そして年が明けました。3日間飲み続けでグロッキー気味だったのですが、北山(健)氏の悪魔の誘い。4日に箕面に行くことになりました。山下(俊)氏もいっしょです。狙いは、といったら、これしかないでしょう。Stygiotrechusです。箕面公園の奥のあたりの道沿いの小さな涸れ沢を掘ること数10分、新年初採集のモリモトメクラチビゴミS. morimotoi をゲットしました。しかし、その後はポツポツといった感じで、結局、北山先生に数では負けてしまいました。私は4頭。北山氏は7頭、山下氏は1頭。

 採集の後に山下さんのお宅にお邪魔し、ぼたん鍋をごちそうになりました。オイシカッタ


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